MHW:Iにて初登場した環境生物の一種。
レア環境生物である「キンセンザル」についても併せて解説する。
目次
概要
- 渡りの凍て地にのみ生息する環境生物。
キツネザルのような顔つきに、太ったリスのような身体とフサフサの尻尾が特徴的。
全身が白と薄茶色の体毛で覆われているが、顔まわりと手足は薄桃色の皮膚が見えている。
普段は渡りの凍て地の温泉に浸かっており、十分に体を温めるとノソノソと巣に帰る姿を目撃できる。- 入浴中は大きな尻尾を頭の上に乗せている為、まるで手拭いを乗せているかのようにも見える。
丸っこくなって温泉にぷかぷかと浮かんで心地よさそうにしている様子は、とても愛らしい。
温泉には同じぐらいの大きさと色合いの石がよく転がっているため、
入浴中に身を守る擬態も兼ねているのかもしれない。
捕獲クエストで石にネットを打ってしまうととても気まずい。 - 温泉に入る前に足先を少し浸す仕草を見せるが、この時に熱さに驚いたり、
中々温泉に浸からないなど、個体ごとの行動のレパートリーがかなり多い。
ハンターが近場で走るなどして水飛沫を掛けると反応を示すこともある。
- 入浴中は大きな尻尾を頭の上に乗せている為、まるで手拭いを乗せているかのようにも見える。
- 入浴中は警戒心が弱く、刺激しないようそっと近づけばその場から動かないため捕獲は容易。
1匹の捕獲につき入手できる調査ポイントは12pts。
捕獲用ネットを投げ込んだ時点で他のギンセンザルは一斉に巣穴に逃げだそうとするが、
逃走ルートが決まっているためルート上で待ち構えて逃げるギンセンザルをまとめて捕まえることも可能。- 環境生物としては珍しく、ハンターが武器やスリンガー弾で攻撃しても絶命しない*1。
攻撃命中後はネット投擲後の反応と同様に湯の中にいる集団でそそくさと逃げ去る。
流石に開発陣もこんな可愛らしい生き物を殺すのは酷であると判断したのであろうか。
その割にはヨリミチウサギなど既存の環境生物は殺せるままだが - 大型モンスターが同じエリアに現れても湯に浸かるのを中断し巣に逃げ去る。
また、入浴中のギンセンザルを通過するように走り抜けるとその個体だけが逃げ出す。
- 環境生物としては珍しく、ハンターが武器やスリンガー弾で攻撃しても絶命しない*1。
- 捕獲した個体はマイルームにて、室内だけでなく温泉に多数配置できる。
- セリエナの集会所には温泉が存在し、そこに設置された岩場にもギンセンザルの群れがいる。
ここのギンセンザルには特殊な仕様があり、ジェスチャーに対して反応を返してくれる。
ほぼ全てのジェスチャーに対して喜怒哀楽を示してくるので、気が向いたら遊んでみよう。
- 発売当初からイベントクエストで彼らを捕まえる「ギンセンザルつかまえた!」というクエストが時折出現し、
マスターランク突入直後から受注できる。
クリアするとギンセンチケットが貰えEXギンセンザルαという頭防具が作成できる。
肝心のその見た目はそのままギンセンザルを模したぬいぐるみ(?)が
ハンターの頭にしがみついているという大変可愛らしい見た目をしており、
たまにまばたきするので本当にぬいぐるみか少々疑わしいが…
性能はというと体力回復力UPが2レベル発動し、
空きスロットはレベル2と1がそれぞれ一つずつ空いている。
初期防御力は120と、マスターランク序盤で作れる防具としては優秀。
スキルが貧弱なのは否めないものの、上位の古龍防具がカスタム強化済のフル強化でも90前後なのを踏まえると
マスター級入口の衣替え先としては非常に頼もしい。
クエスト自体もクエスト名通りギンセンザルを6匹捕獲すれば終わり、
捕獲に手間取らなければ作製も簡単と、見た目に反して最序盤のオススメ装備。- 発売後しばらく経ってから上記のイベントクエストが珠集めに最適なクエストであることが判明し、
巷ではサルゲッチュとも称された。
クエストには後述のレア環境生物であるキンセンザルが出る可能性もあり、
イベント開放期間中は装飾品狙いを兼ねて周回したい。 - 上記のようにEXギンセンザルαはまばたきをするのだが、なんとギルドカード上でもまばたきをしている。
ハンターやオトモがピクリとも動かないなか、ギンセンザルだけがまばたきする光景は若干ホラー。
- 発売後しばらく経ってから上記のイベントクエストが珠集めに最適なクエストであることが判明し、
- 発売当初、渋谷センター街を"渋谷ハンター街"としてプロモーション展開したが、
その際や東京ゲームショーの出展でもぬいぐるみが使われた。
商品化の予定はまだない模様。
キンセンザル
- ギンセンザルの群れに混じって登場する"珍しい環境生物"の一種。
その名通り黄色の体毛で覆われており、
ギンセンザルでは薄いピンク色だった顔や手足の皮膚が黒褐色になっている。
色味も相まって、金色の体毛を持つことで有名な「キンシコウ」のように見えなくもない。- 説明文によるとギンセンザルの一種と考えられているようだが、体色が異なる理由は不明とのこと。
尻尾の先端が三又に分かれていて、目の色や顔かたちも良く見るとだいぶ異なるため、
単に色違いの生物という訳でもないようだ。 - 凍て地の温泉は湯の色が赤みを帯びていて、周囲の岩石は硫黄を含んだ黄色に染まっているため
入浴中のキンセンザルはやや視認しづらい。
何かの拍子に雪原に出たところを初めて見つけるといったケースも多々見られる。
もしかするとこの体色も、入浴中に外敵から身を守るための保護色なのかもしれない。
- 説明文によるとギンセンザルの一種と考えられているようだが、体色が異なる理由は不明とのこと。
- 捕獲時に獲得できる調査ポイントは120pts。
大型モンスターの接近やハンターの迂闊な接触で逃げ出す点はギンセンザルと変わらないため、
見付けた場合は冷静に近付きつつ、多少距離をとって捕獲を試みよう。 - ギンセンザルの項に既述の通り、イベントクエスト「ギンセンザルつかまえた!」では生物博士が発動すると
エリア2に出没しやすい。
多数捕まえて自慢できるマイルームにしよう。
- 情熱の生物調査員が重要バウンティとして依頼してくるので、バウンティを出現させてから捕獲に臨みたい。
また、初めて捕獲に成功するとPS4版トロフィーおよびゲーム内勲章「金色に目立つ」を獲得できる。
- イベントクエスト「さるは金色、かわいいな」を
やけに凶暴なキンセンザルを倒してクリアすると、
報酬のキンセンチケットでギンセンザルと同様の頭装備を生産できる。
ただしこちらは重ね着装備となっており、性能に左右されることなく使える。
生産にはなぜかラージャンハートを要求されるが、マカ錬金で交換できるため、
天の竜人手形に余裕があれば難度は低め。
心臓を使っているせいかギンセンザル同様こちらもたまにまばたきする
また、同クエストではエリア6の温泉にキンセンザルが確定で出現している模様で、
クエストを周回するだけでたくさんのキンセンザルを捕まえることができる。- キンセンザルが出るためか、本クエストは天候が晴れで固定されているため
夜であればレア環境生物のツキノハゴロモの入手も狙いやすい。
入手確率が上がっているという話もあるが、狙う場合は迷信程度に捉えておこう。
- キンセンザルが出るためか、本クエストは天候が晴れで固定されているため
余談
- MHW:I公式Twitterのリツイート企画で当選した1名に
ギンセンザル等身大ぬいぐるみが贈呈される企画を行なっていたことから
アイスボーンのマスコット、癒しキャラとして設計された環境生物であることがわかる。- MH開発陣によると、猿系マスコットの登場は10年越しの念願だったとのこと。
過去作のMH3開発中に村に猿を配置する予定があり、お馴染みのプーギーはリストラ予定だった。
ところがMH3の制作が追い付かず、マスターアップ1ヶ月前の段階でプーギー続投が決まったらしい。
"猿"が没になったMH3の発売が2009年8月、MHW:Iが2019年9月で丁度10年ということになる。
- MH開発陣によると、猿系マスコットの登場は10年越しの念願だったとのこと。
- ただし正当なマスコットとして可愛がられてるかというと、少し微妙。
モンハンフェスタ'19-'20において、「イージャン*2」の公式画像配布が発表されたのだが、
何故かギンセンザルも同様の画像の配布が決定してしまった。猿繋がりか…
おっさん臭いポーズを取ったり、公式の使用例でラージャンと仲良くツーショットしたりなど、
可愛い方面から急速にネタ方面の扱いに加速してしまっている。- のちにLINEにて「公式イージャンスタンプ」も発売されたが、
ムッキムキの歴戦王ギンセンザルがラージャンを叩きのめし「つえ~じゃん…」と言わせているスタンプを筆頭に、
「明日でいーじゃん」「もーいーじゃん」などの気の抜けたスタンプなど、
さらにネタキャラ扱いが進行している。
話題性ではいよいよ肩を並べた大団長が上だが
- のちにLINEにて「公式イージャンスタンプ」も発売されたが、
- 現実の野生環境下で温泉に入る習性を持つ生き物としてはニホンザルが挙げられる。
長野県にある地獄谷温泉は猿と一緒に入浴できる温泉地として有名。
ライブカメラが設けられているので猿が入浴している様子だけならWEB上でも閲覧可能。
その他にも、人工環境下で湯を与えてやれば様々な動物が入浴することが知られている。有名なのはカピバラか。- 『雪山の猿』や『温泉に入る猿』は日本人にとってはなじみ深い光景だが、世界的に見るととても珍しい。
霊長類の多くは熱帯地域に棲む生き物で、ニホンザルは世界で最も北の寒冷地域に生息する猿なのだ。
海外では「Snow Monkey」と呼ばれることもあり
特異な生き物と思われているのである。
モンハン世界ではこんな奴らもいるので注目しにくいが。
北米大陸と欧州に土着の猿は現生しない*3ほか、
比較的高緯度な中国の山岳地帯に生息する猿は人間との距離が遠いため、
観光公園として整備された上記の地獄谷温泉は国内外から猿見物の観光客が集う名所となっている。
寒冷地である渡りの凍て地の環境生物としてギンセンザルが登場したのも、
日本人スタッフならではの発想と言えるかもしれない。
- 『雪山の猿』や『温泉に入る猿』は日本人にとってはなじみ深い光景だが、世界的に見るととても珍しい。
- ギンセンザルの項目にある様に、彼らはゲーム中で絶命する事が無い。
これまでのモンハンシリーズにおいても獣人種のモンスターは撃退こそ可能でも
ハンターの見えるところでは死なない場合が多く、
体力が尽きれば撤退するオトモやオトモダチモンスターはもちろん、
逆恨みで自爆突撃してくる爆弾魔の野良猫も悪質な窃盗犯も、
ナタ振り回して襲ってくる殺意満点の通り魔や感づかれただけで敵対する投げナイフ魔、
敵対することもある狩猟種族ですら、
どれほど強烈な攻撃を叩き込んでも息の根を止めることは出来ない。
ギウラス?ミヤモア?そういえばそんな人も居ましたね
猿や亜人を思わせる種族は死なないように配慮しているのかと思いきや、
MHXXの海外版であるMHGUではケルビも討伐不能になっており、
如何なる手段を用いようと気絶という扱いになる。
気絶したまま肝臓やら生肉が剥ぎ取れてしまい、かえってエグいことになっているが。
なお後のMHRiseに関しては、国内版・海外版を問わず同じ仕様がケルビに適用されている。
また、猿モチーフのラージャンやブランゴ系、より類人猿のイメージを盛り込んだゴリラっぽいガランゴルムは普通に狩猟できる。
関連項目
フィールド/渡りの凍て地
システム/環境生物
モンスター/ドドブランゴ - 白い体毛と赤い顔をした寒冷地の大猿型牙獣
モンスター/ブランゴ - とその子分
モンスター/ラージャン - 黄金の毛を持つ目撃情報の少ない大猿型牙獣