MH4から登場したスキル。
複合スキルの一種であり、SP10で属物強化が発動する。
概要
- 「属性攻撃強化」と「アイテム使用強化」の効果を併せ持つ複合スキル。
つまり増幅されるのは「属性攻撃力」と「アイテムの効果時間」である。
両者の直接的なシナジーは薄いが、
属性武器を担ぎ強走薬なり怪力の種なりを飲めば、
どちらのスキルも活かしきることはできる。- とはいえメインシリーズの複合スキルの常として、内包スキルをそれぞれつけたほうがいい場合も多い。
特にアイテム使用強化は5スロスキル。属性攻撃強化を持つ防具に装飾品をつけることも考えよう。 - また、同期のスキル「奥義」とは違い状態異常攻撃強化はつかない。
そのため状態異常属性武器とは組み合わせられない。
- とはいえメインシリーズの複合スキルの常として、内包スキルをそれぞれつけたほうがいい場合も多い。
- 前述の通り、初登場はMH4である。
内容のシナジーは薄いとはいえ仮にも複合スキルであり、少しくらいは注目されてもいいはずだったが、
当時このスキルは存在さえもほとんど知られていなかった。
何故かと言えばこのスキルのSPを持つ防具があまりにも少なすぎたためである。
MH4の段階では発掘装備を除けばたった一つ。
しかもそれは7つの闘技大会でAランク以上の成績を収めた者に渡される「勇者の羽飾り」。
入手するまでの道程が凄まじく厳しい。
しかも勇者の羽飾りが持っているSPは僅か「2」であり、これ一つでは発動できない。
ならば他の防具と組み合わせれば……とは言っても、
先に記したように通常の防具で増幅のSPを持つのは勇者の羽飾りのみであり、
増幅のSPを持つ発掘装備を持っていなければ話にならない。
挙句、発掘装備にしても最大でも「5」までしかSPを持っていないため、
最低でも上述の条件を満たした発掘装備を二部位は所持していなければならないのである。
勿論複合スキルなので装飾品も存在しない。
このような状況から完全に幻のスキルと化していた。
- 当然MH4Gにも続投されているが、環境はほとんど改善されなかった。
新たに追加されたのはまたもや闘技大会で優秀な成績を収めたハンターだけに贈られる、
その名も「増幅の羽飾り」。
そしてG級ダラ・アマデュラ通常種(DL配信限定)の素材で作られた、
剣士用腰装備の「リベリオンXコイル」。以上。
注意していただきたいのはダラ・アマデュラの装備については
あくまで剣士用の腰装備にしかSPが振られていない点である。
つまり一式で装備してもやっぱり発動しない。
ガンナー装備のライオットXシリーズに至ってはそもそもどの部位にも振られていない。
そして増幅の羽飾りにしてもSPは「6」と中途半端。
結局発掘装備頼みになってしまうのである。- 余談だが、似たような境遇だったスキルとして「盾持」が挙げられる。
盾持も発動できればなかなか便利な複合スキルだったが、
MH4ではSP持ちの通常防具が一切存在しないという有様で、ある意味増幅以上に待遇が悪かった。
しかし、MH4GではラヴァXシリーズの各部位にSPが満遍なく振り分けられ、
少なくとも発動させるだけなら前作より圧倒的に簡単になった。
何故増幅については同様の改善策が採られなかったのだろうか?
- 余談だが、似たような境遇だったスキルとして「盾持」が挙げられる。
- MHXでは他の多くの複合スキルと共に姿を消す。初めから半ば消えていたとか言ってはいけない。
その後、満を持してMHXXにて再登場……したが、
これまでの境遇が悪すぎて一部のハンターからは新規スキルのように扱われている節がある。
本作ではついに夜叉や修羅、アスリスタXシリーズの一式装備で発動できるようになった。
ただこれらの装備を入手できるのは終盤も終盤なので、
増幅のSPを目にする機会はなかなか訪れないだろう。
属性攻撃を強化できる上、「刃薬」の効果時間を引き伸ばせるため、片手剣との相性が良い。
余談
- 言うまでもないが「属物強化」というスキル名は
「属性攻撃」と「アイテム(物)の効果」を強化するという意味からである。
しかし、本来「属物」という日本語は存在しないので、
「ぞくぶつきょうか」と打ってそのまま変換しようとしてもまずできない。
場合によっては「俗物強化」などに変換されてしまったりもするので要注意。
恥を知れ、俗物!
- 「属物強化」という名称から「属性攻撃(力)」と「物理攻撃(力)」が強化できると思い、
属性攻撃強化と攻撃力UPの複合スキルだと勘違いしたハンターもいるらしい。