生物の棲家、または棲家として利用される構造物。
単純な生活上の拠点として利用される物から、繁殖・捕食の為に作られる物など様々な形態がある。
目次
概要
- 大型モンスターが根城とするエリアのこと。
多くの場合フィールドの中央部もしくは最奥部にあり、どこからでもすぐに帰ってくることが可能で、
同時にどのエリアにもすぐに移動できる位置にある。
最近の作品だとフィールドの最奥、ベースキャンプから最も遠い位置にあることも多い。
弱るとこのエリアに移動して休眠に入る。
- モンスターはクエスト開始時には巣にいる場合が多い。
しかし、すぐに別のエリアに移動してしまうため、
余程近い場所からクエストが始まらない限り、
到着した頃にはもぬけの空である可能性が高い。
- 大型モンスターのおこぼれを狙う小型モンスターが棲みついていることもある。
旧密林の飛竜の巣にはランポスかイーオスが常駐しており、MHP2Gの森丘ではキングチャチャブーが出没したりする。
そのほかにも厄介な小型モンスターが居座る場合が少なくないが、
いずれにしても流石に全員まとめて相手にするのは骨が折れるので、
出来れば小型モンスターは早めに殲滅したい。
- 生活感のある巣から、ただの休眠場所としてしか活用してない巣(?)など、巣にも様々。
前者はアイテムとしても採取可能な獲物の骨に排泄した糞、次世代の卵、
後で食べるつもりだったのであろう保存してあった獲物の残骸などが設置してある。
後者は文字通りダメージを負って休眠を取る時だけ活用するもので、
上に挙げたようなオブジェクトは見られない殺風景な様子である。
本当に巣と呼ぶべきか疑わしい、どちらかと言えばモンスターのベースキャンプもとい拠点と言うべきか。
- 初期のシリーズだと、大型モンスターの巣と呼べるものは1フィールドにつき1エリアだけだったり、
もしくはそもそも存在しないフィールドも多かったが、
近年のシリーズでは種の多様化の影響なのか、1フィールドにつき最低1個は存在していたり、
フィールドによっては2個以上別種のものが存在している事もあるなど、巣が多く設置される風潮になりつつある。- 巣が複数用意されているフィールドは、孤島、凍土、遺跡平原、原生林など。
近年のシリーズに偏っているのが見て取れる。
今まで以上に巣が多くなっている。
例えば古代樹の森では、エリア2にドスジャグラス、エリア6にプケプケ、エリア7にクルルヤック及びドスジャグラス、
エリア13にアンジャナフ、エリア14にトビカガチ、エリア15にリオレウス亜種、
エリア16にリオス科の巣がそれぞれある。
同作ではモンスターの生態表現に力が入れられていることもあり、
主の領地とも言える巣にはモンスターが有利になるギミックが見られ、巣に帰られると厄介なことが多い。 - 巣が複数用意されているフィールドは、孤島、凍土、遺跡平原、原生林など。
- 凍土には、一部のモンスターの攻撃でのみ入り口が開かれる特殊な巣が存在している。
準秘境とも呼べる領域で、これらのモンスターに頼る以外に入る手段はない。
MHWorldで登場したテスカトの巣と同じく、好きに出入りできない巣の一つである。
- 地底洞窟はその多くが影蜘蛛ネルスキュラの根城という特異なフィールドであり、
複数のエリアに渡ってネルスキュラのテリトリーであることを示す糸が張り巡らされている。
保存食としてゲリョスの死骸が吊り下げられているエリア5が巣となっており、
瀕死に陥ったネルスキュラは繭に包まれた犠牲者を尻目に悠々と休眠を行う。
- 公式ガイドブックに依ると、旧沼地の秘境から脱出した時の出口が、
フルフルがエリア移動する時に出入りする場所と共通している事から、
編者にここがフルフルの巣ではないかとの予想が立てられている。- ただし、残念ながら前述した巣の内の後者にあたる生活感のない殺風景なものであり、
ここが本当にフルフルの巣だと決定づけるようなオブジェクトはない。
無論、ここで休眠を取るような事はない。そんな事したら非難間違いなしである。
- ただし、残念ながら前述した巣の内の後者にあたる生活感のない殺風景なものであり、
- 閣螳螂アトラル・カの巣である『アトラル・ネセト』は他に類を見ない代物。
なんと閣螳螂が収集してきた巨大な人工物の集合体そのものが巣=アトラル・ネセトであり、
アトラル・カは戦闘中に糸を用いて瓦礫や廃材を組み上げることで巨大墟城を構築し、
まるで巨大ロボの如く巣そのものを操ることで外敵を迎撃するというとんでもない生態を持つ。
- 上述した通り、根城にしているモンスターが残したものなのか、大概は何かの骨が散乱している。
- 作品によっては、達人のドクロも取れる。
巣に落ちているということは…まさか…。合掌…。
- 作品によっては、達人のドクロも取れる。
- 古龍種に関してはその生態の特異性もあり、生活感のある巣は殆ど見られない。
新大陸においては龍結晶の地の奥地にテスカトとクシャルダオラの巣が発見されており、
どちらも巣の主が帰還すると凄まじい環境変化が巻き起こる形で古龍の領域を表現している。
- 設定資料集にて城塞高地の一角にはとある生物の「巣(とも言える代物)」が存在することが明かされており、
それを実際にプレイヤーの目でそれを見ることができる。
一応そこに近付いても、その近くで何らかのアクションを起こしても、
何かしらのイベントや演出があるわけではないが……。
- MHSTシリーズではモンスターの巣がシステムに大きく関わっており、ダンジョンとして成り立っている。
他のMHシリーズ作品とは大きく異なり特殊な仕様が多数あるため、そちらに関しては別項を参照していただきたい。
余談
- ゲームの仕様上仕方のない事だが、上述したフィールド上の巣はMHWorldの様な作品でもなければ、
巣が多く設置されるようになった近年の作品でも、大きく陸上主体・空中主体・海中主体の生物群で、
巣が共有される事が珍しくない。
……ここで思い返して欲しいのが、巣にはその主たる生物の卵が場合によっては設置されており、
本来ならば他種の生物の侵入など許してはならない領域であるという事である。- 実際の所、大型のモンスターはおろか小型モンスターにも侵入されまくりであり、
MHP3におけるリオレイアの登場ムービーは正に卵が捕食される寸前に彼女が駆けつける…という内容だった。
頂点捕食者である彼等の個体数が増えすぎない事情をうかがう事が出来よう。
というか、営巣場所といい警備体制といい、ちょっと雑すぎやしないか…。
MH3&MH3Gの孤島における海竜種の巣くらいの環境がベスト…だろうか。
- 実際の所、大型のモンスターはおろか小型モンスターにも侵入されまくりであり、
- また多くの生物が侵入してくるという事はそれだけ生活するのに適した環境とも言える。
大連続狩猟クエストの依頼文でモンスターの縄張り争いが示唆されているがこの事情ならば納得というものである。
- 古龍種の巣と明言されたエリア・フィールドに他種族の大型モンスターが侵入した例は未だかつて存在しない。
そもそもフィールドに現れるだけで他の生物が姿を消すほどの力を持っている以上、
その巣に侵入しようという命知らずなど存在するはずもないのだろう。- 唯一の例外として、幽境の谷においてはそのフィールドの主ではない存在の出現が確認されている。
ただしこれは星の規模の縄張り意識を持ち、MH世界の頂点に立つ禁忌の存在たる煌黒龍が
異常とも言えるほどの力を持った古龍の王を敵視し撃滅に現れたという他に類を見ない事案であるため、
長い歴史を通しても特例中の特例ではある。
- 唯一の例外として、幽境の谷においてはそのフィールドの主ではない存在の出現が確認されている。
関連項目
アクション/休眠
アイテム/ハチミツ - ハチの巣から採集出来る。
アイテム/クモの巣 - 以下、色々な巣。
アイテム/長者クモの巣
フィールド/モンスターの巣 - MHSTシリーズでのモンスターの巣についてはこちら。
フィールド/ネコの巣
フィールド/鳥の巣