モンスター/エンシェント・レーシェン

Last-modified: 2024-03-03 (日) 09:30:15
種族
遺存種
別名
なし*1
英語表記
Ancient Leshen
登場作品
MHWorld, MHW:I
狩猟地
古代樹の森

目次

概要

  • 2019年2月15日より配信されたイベントクエスト「依頼:森の精霊」に登場するレーシェンの特殊な個体。
    極ベヒーモスと違い、専用アイコンもある別のモンスターとして扱われている。
    ソロ専用だった通常のレーシェンに対し、マルチプレイを強く推奨する仕様が多数存在する
    • ハンターノートにおける討伐数も通常個体とは別で表記・カウントされており、
      扱いとしては激昂したラージャンや怒り喰らうイビルジョー、
      傷ついたイャンガルルガなどの特殊個体に近いといえる。
  • 何処からか知ったのか、古代樹の森の生態系に目を付けて異世界から現れたという。
    その為、総司令により重大な脅威と見做され、討伐依頼を出されるに至った。
  • サイズはレーシェンよりも老齢な個体でより成長している事を表しているのか、
    あちらが549.70なのに対してエンシェント・レーシェンは633.81となっている。
  • MHWorldにおいては歴戦王や極ベヒーモスといった特別な強化個体、
    クエストクリアが撃退になるマム・タロトを除くと
    唯一イベントクエストでしか討伐できないモンスターとなっている。
    • アイスボーンで追加されたマスターランクのマム・タロトは討伐が可能となっており、
      唯一というわけではなくなった。
      また、MRマム・タロトの後に追加された氷刃佩くベリオロスも
      イベントクエストでしか狩猟できないモンスターであり、こちらに近い扱いになっている。

戦闘面

戦闘能力

  • 通常のレーシェンの戦闘面についてはこちらを参照されたし。
  • 纏っているニクイドリによる削りダメージが非常に大きくなっている。
    歴戦王ヴァルハザクの瘴気もかくやという程のダメージで、さらに頻度も高いのであっという間にHPが削られる。
    そこに強化されたジャグラス達が追い打ちをかけ、対策無しでは瞬く間に乙ってしまうだろう。
    広域化Lv5を発動させた回復役がいると頼もしいが、広域持ちに回復を任せないで
    自分でHPを管理して攻め時、引き時を見極めるだけでもクエストクリアが非常に楽になる。
  • イグニの印に耐性を持っている。1発では怯まず、3~4発当てることでようやく炎上する。
    炎上するまでニクイドリも飛散してくれないので、燃やすならパーティメンバー全員で燃やさなければならない。
    炎上させ怯ませると魔法が解けジャグラスが操れなくなり、ニクイドリがいなくなる。
    特にニクイドリは時間を掛け再度集めるまでは、近接への体力削りが減少し、後述の大技も放てなくなる。
    炎上自体はイグニの印力が発動していないハンターのルーン石や
    ジェスチャーの「The Witcher3 炎を操る魔法」*2でも可能である。
  • 攻撃力が高くなっており、また、既存の攻撃が強化されている。
    • 1つ目は樹木による攻撃。
      自分の周囲に放つタイプは3段階まで広がるようになっており、攻撃範囲が非常に広い。
      3回とも判定が別々で、普通に食らったなら吹っ飛んでいる間に全部出てしまうので1回の被弾で終わるが、
      不動の装衣を着ていた場合は複数回ヒットすると即死級のダメージを喰らう可能性がある。
      予備動作は通常個体レーシェンと同じで、二段目三段目は前の段が出現したところに入り込めば当たらない。
      違いは長く大きく吠えることだが、対処方法は同じなので区別する必要は薄い。
      また、前方地表に伸ばす攻撃も3方向に飛ばすようになっており、狙われたハンター以外も巻き込まれやすい。
      こちらは向かって正面・左がすぐに、一拍置いて右側と出されるので、
      近ければ本体より少し離れた真横から後ろ側、遠ければ分岐する間に入り込もう。
      これはニクイドリを多数纏っている時に行うようで、ニクイドリがいない、もしくは少ない時は1段階のみになる。
    • 2つ目はニクイドリを飛ばす攻撃。小規模なものは三方向へ連続で2回行うようになっており、接近しにくくなった。
      狙ったハンターに向かい正面に飛ばし、直後に斜め左右へ同時に飛ばす。
      群れの間、もしくは横から後ろの位置に移動すればよいが、
      狙われたハンターの近くにいる場合は射線が分かりづらい。
      ちなみに、大規模な群れを飛ばす攻撃は強化されていない。
  • 拘束攻撃が追加されている。
    下から正面を通しゆっくりと上げた右手を地面に突っ込んだ後、
    ハンターの足元から木の根が伸び、ハンターをがんじがらめにしてしまう。
    そして、そこにニクイドリの追撃を浴びせる
    何とかニクイドリの猛攻を耐えきっても、トドメの一撃を喰らわせて確実に仕留めようとする。
    しかもこの拘束攻撃は他のモンスターのものと違い、
    スリンガーの発射を含め、捕らえられているハンターは一切抵抗できない
    ソロだと1乙がほぼ確定し、防御力500程で体力200ならようやくギリギリ耐え切れる程の恐るべき削りである。
    マルチでも、他のハンターを狙ったものに巻き込まれないようにも注意が必要。
    • これは仲間がレーシェン本体を怯ませたり、木の根をイグニの印で燃やすことで救助できる
      本体を怯ませる方法としては閃光弾や爆発弾、はじけクルミ(複数発必要)などがある。
      イグニの印は救助するにはジャグラスに囲まれたハンターに近づく必要があり、
      本体に当てる使い道に使用するほうが良いため閃光弾などを使う方が得策。
      ちなみに、ガード強化が発動していればガード可能である。
      また、転身の装衣でも回避可能。
    • 後述する、特定のハンターに敵視を向けている最中はレーシェンがこの行動を頻発する。
      また、特定のハンターに一回だけの場合、ハンターそれぞれ全員を狙う場合、
      敵視中は一回攻撃の場合と三回攻撃の場合がある。
      ジャグラスの掃討に夢中になっているといつの間にか味方が拘束され、場合によっては
      そのまま倒れてしまうこともあるので、ジャグラスを呼んだら狙われている味方のHPには注目しておきたい。
    • レーシェンのすぐ近くで拘束されてしまった場合、
      追撃してくる個体に加えて本体付近に飛んでいるニクイドリからも体力を削られてしまう。
      こうなってしまってはマスターランクの防具であっても体力増強や精霊の加護などがないと
      まず耐えられないため、位置取りには注意しよう。
  • また、なんとベヒーモスと似た敵視のシステムが搭載されている
    敵視を向けるのは通常個体同様、拘束を伴わない専用の咆哮によりジャグラス達を召喚した後で、
    対象となるハンターを指差すモーションを行う。
    詳しい仕様は不明だが、恐らくその時最もヘイトが高いハンターに対して敵視をアップさせる。
    ベヒーモスとは違って、まるで滴る血のような不気味な赤黒い線が伸びる。やや見づらいので注意。
    この際には受付嬢が警告してくれるが、誰が対象になっているのかまでは教えてくれない。
    • 召喚されるジャグラスの数は通常個体のそれの倍近い5~7体ほど(エリアが進行すると増加)で、
      前述したように体力、攻撃力が非常に強化されており、放っておくと凄まじいスピードで体力が減っていく
      武器種によっては攻撃2、3発程度では怯まず、1体毎の体力がおおよそ350前後と高めなので非常に面倒。
      呼ばれたら最優先で処理すべき。
      イグニの印では即死せず、1人で掃討するのは手間がかかるので2~3人ほどで対処に当たりたい。
      武器種によっては広範囲攻撃による掃討が難しいが、
      爆弾の使用はやはり仲間を巻き込む恐れがあるのでよろしくない。
      基本的には閃光弾で動きを止めて対処していくのがオススメである。
    • 通常のレーシェンの場合とは異なり、ジャグラスがエリア内に残っていても追加で呼び出すことがある。
      そのため、閃光で足止めだけして放置していると、ジャグラスが10匹以上同時に襲い掛かってくる…
      といったことも十分にあり得るため、ジャグラスはなるべく数を減らすよう立ち回るべきである。
    • なお、ベヒーモスとは違い閃光弾で敵視の解除はできないが、
      煙玉や草むらに隠れる、隠れ身の装衣、モドリ玉で解除することは可能。
      拘束攻撃の危険を削減するために使用することはアリだろう。
    • 敵視中はベヒーモス戦同様、対象のハンターに攻撃が集中する。
      これはレーシェン本体の攻撃も含まれ、
      レーシェンからニクイドリ飛ばしの方向、植物根による攻撃範囲は絞られる。
      ジャグラスの数を減らしたり閃光で行動不能にした上でレーシェンを挟み込むよう位置取れば、
      その間、他のメンバーは比較的安全に攻撃に集中できる。
      なお、敵視中のハンターは猛攻を受けるため、堅牢なガードか的確に攻撃を回避するPSが、
      回復の円筒や他メンバーによる広域でのサポート、拘束されたときの救助が必要な点、
      ジャグラスを一度全滅させてしまうと敵視が一旦解除されてしまう点には注意。
    • ちなみに、この敵視は指を指される前に閃光弾などで怯ませると一応阻止することは可能。
      ただし、ジャクラス召喚のタイミングで阻止してもそのうち指差しモーションだけを
      召喚を挟まず単体でしてきて敵視を取ろうとするため、完全に敵視を取らせないのは難しい。
  • 乗りに関して長時間拘束され続けるのを嫌ったのか、
    フィニッシュ受付時間が終われば再び乗り攻防を続行する他のモンスターとは異なり、
    フィニッシュの受付時間が終了すると乗り状態を強制終了させる両腕の引っ掻き攻撃を確定で行ってくる。*3
    うっかりフィニッシュを逃すと振り落とされてしまうので、
    フィニッシュのチャンスが来たらしっかり決めるようにしたい。
    • ただし、フィニッシュの受付時間が他のモンスターよりもとても長く設定されているので、
      よほど受付時間ギリギリまで粘って拘束しようとか思わない限りはフィニッシュを決められないという事はまずない。
      • この受付時間の長さを活かして、片手剣などはフィニッシュを完遂せずに
        ボタン連打をうまく調整すれば13回まで盾殴りが出来る
    • 以前は閃光弾でフィニッシュの受付時間がリセットされ長時間拘束する事が出来たが
      2019年4月9日のアップデートバージョン6.02にて修正された。*4

全方位ニクイドリ飛ばし(仮称)

  • エンシェント・レーシェンの数ある技の中でも、特に脅威的な行動であり、
    ゆらゆらと体を揺すりながら低く長く吠えたあと、しゃがんで溜め、全方向にニクイドリを飛ばしてくる。
    第3エリアであるエリア4か7から使用してくる*5技で、
    ガード強化があってもガード不能、当たればほぼ即死の威力。
    ベヒーモスのエクリプスメテオを彷彿とさせるが、
    こちらは強制即死ではなくあくまで特大ダメージの攻撃なので、防御力やスキルによっては耐えられる
    大剣のタックル、太刀の見切り斬りによる防御効果、各種装衣の効果、
    緊急回避など回避行動で避ける、モドリ玉で拠点に避難する、閃光弾等の怯みで阻止する等、
    対処法はあちらよりも多い上に、流石にエリアをまたぐほどの広範囲ではない。
    予備動作が始まった瞬間、カメラが少し引き、フィールドが揺れる演出が入るほか、
    受付嬢も初回だけ警告のセリフを言ってくれるのでよく覚えておこう。
    • この攻撃はワープをした直後にやってくることがほとんどのため、
      ワープをしている間に回復など油断をしていると喰らいやすい。
      予備動作から発動まではおよそ4秒程のため全員で妨害対処に当たろう。
      またアイテムの使用は慌てるとミスが起きやすい操作でもあるため、
      閃光弾を撃ったつもりが慌てて届かない場所に撃ってしまい全滅、という事が無いように、落ち着いて対処しよう。
    • 緊急回避を行うタイミングとしては、エンシェント・レーシェンがしゃがんでから身体を起こした辺り。
      無理に合わせなくとも、鳥に当たらぬようダイブすれば問題は無い。
      慣れていないようなら、根性スキルやネコのド根性を発動させておけば最低限耐える事は可能。
    • 強力な攻撃ではあるが、回避さえできればレーシェンの周りのニクイドリが一旦ゼロになるため、
      削りダメージを気にせずに攻撃できるチャンスが生まれる。
    • 上述したイグニでの炎上の他、部位破壊直後は周囲のニクイドリがいなくなる。
      この後しばらくはワープを繰り返し、ニクイドリの数が多くなるまでこの技は繰り出せないと考えられる。
      クエスト失敗する可能性がある場合は、ダメージ目的ではなく予防のためイグニを使っておくことも手ではある。
  • エクリプスメテオよりは対処しやすい攻撃なのだが、対処を間違えると大抵は即死、
    しかもこの一撃だけでパーティ全員がやられてクエスト失敗もありうる大技、
    前述のカメラ演出やNPCの警告演出が入る、という点が似ているからか
    ユーザーからはエクリプスカラスなどと呼ばれている。

戦闘の流れ

  • 開始位置はレーシェンと同じエリア12。
    丁度落石ギミックの真下にいるので、発見される前に落石を当てて先制攻撃をする事が可能。
    発見されると大抵瞬間移動を使われて当たらなくなる。
    ここから2通りのルートでエリア移動していく。分岐条件は不明。
    • 一つはエリア5-4-2or1のルート。エリア6をスルーする以外は特別任務とやや同じようなルート。
      最終エリアの条件は不明だが、広くて起伏が少ないエリア1の方が戦いやすいのは相変わらず。
      • なお、稀にジャグラスの巣の中に移動する場合もあり、そちらに移動されると
        起伏が激しく、暗くて狭いエリア内での戦闘を余儀なくされるため難易度が一気に高くなる。
    • もう一つはエリア8-7-6のルート。最終エリアの6は森の中では見晴らしがいい方だが、
      狭いので離れても樹木の攻撃などに巻き込まれやすい。
      ドクカズラが自生しているが、後述の耐性強化により有効かというと微妙。
      自分たちが毒になるリスクを考え、こちらのルートの時だけ漢方の粉塵、
      もしくは広域スキル持ちが解毒薬等を持ち込めば安心して利用できる。
  • どのルートでも最終エリアでの戦闘が始まる瞬間に、特殊な咆哮モーションを伴い、
    強制的にニクイドリの纏いレベルを最大にしてくるようだ。
    必然的に最終エリアは凄まじいスリップダメージを食らう状態で始まるので、
    転身の装衣を着ていても油断しないこと。
  • 体力が減り、瀕死になると瞬間移動→ニクイドリ飛ばし、を連続で行うようになる。
    面倒くさい行動パターンだが、ここまでくれば後もう一息なので頑張ろう。
    また一部の歴戦王や(極)ベヒーモスとは異なりクエストの制限時間は50分で、
    DPSチェックなどの要素も存在しない。
    パーティメンバーの火力が足りていれば、3乙さえしなければ充分勝ち目はある。
    そのため、必死に攻撃するより乙らない立ち回りを重視しよう。
    • 即死級の全方位ニクイドリ飛ばしは、それまでは技の発動、またはキャンセルで
      周囲のニクイドリがいなくなっていたが、最終エリアに入るとニクイドリを周囲に飛ばしたままになる
      エンシェントレーシェンに張り付きやすいチャンスが無くなるだけでなく、
      次の全方位ニクイドリ飛ばしの兆候が掴みにくくなるので注意。
      • ただし、部位破壊によるニクイドリの飛散は有効。
        ニクイドリを呼び寄せるのはこれまで同様数回に分けて集めるため、
        最大まで集めるまでは懐に入りやすくなり一気に体力を減らせるチャンスとなる。

対抗策

  • 強化個体としては意外なことに閃光耐性が無い
    歴戦(王)ではなく、あくまでレーシェンとは別種と扱われているためだろう。
    使うほど閃光自体の効果時間は短くなるが無効にはならず、各種モーションを何度でも中断させることができる。
    前述の拘束攻撃やジャグラス対策もあり、閃光弾は調合分含め持ち込みが必須である。
    エリア移動の際も、なるべく面倒くさがらずキャンプに補充しに戻るようにしよう。
  • 攻撃して怯むなどすると、他のモンスターと同様にスリンガーで放てる可燃石や滅龍石、尖鋭石を落とす。
    特に可燃石は比較的ドロップしやすく、3発だけだが50前後のダメージと共に一発で怯んでくれるため、
    攻撃のカットや時間稼ぎとしても使える。
    滅龍石やフィールドに落ちている種火石も装填分で一回以上は怯ませることが出来る。
  • エンシェント・レーシェンの体力は落石ダメージが3375なので実に67500と推定されており、
    極ベヒーモスの51800を15000以上も上回っているタフさである。あんな細い体のどこにそんな体力があるんだ
    単純計算では1分間で1350ダメージを与えなければ討伐できない計算で、
    キャンプからの移動や態勢を立て直す時間も考慮すると、さらに時間は限られてくる。
    4人揃っていても、下手をすれば時間ギリギリの長期戦になることも少なくないだろう。
    • ソロではジャグラスへの対処や瞬間移動によって攻撃チャンスが少ない事から、
      よほど順調に体力を削っていかないと50分でも時間切れは当たり前。
      前述の落石ダメージから、なにげなしにマルチプレイ補正がないと判明しており、
      低追跡レベルのマム・タロトや極ベヒーモス同様、ソロクリアは非常に難易度が高いと言えるだろう。
    • この数値がどれほどのものかというと、なんとMHXXのG級ラオシャンロンの強化イベクエ個体に匹敵する。
      環境が違うので単純な比較はできないが、本当にどこにそんな体力が…
    • その後MHW:Iのマスターランクにて敵の体力に大幅な底上げがなされたが、
      その中でも最大のソロ体力値を誇るのがミラボレアスの66000
      つまり上位モンスターながら、ソロ体力値はマスターランクを含めた全モンスターの中でトップなのである。
      • こちらはマルチ補正が無かったり、下記のように肉質が柔らかかったりしているが、
        あちらは各種兵器やぶっ飛ばしも有効で、落石以外はドクカズラくらいしかギミックが
        移動ルートにないレーシェンよりダメージを与えやすい。
        あくまでソロの場合、総合的な耐久力は大差ないか。
  • 体力は非常に高いものの、肉質がかなり柔らかい
    また、ジャグラス達も強化が入っているとはいえ全身が弱点判定となる点に変わりはない。
    故に、このクエストでは弱点特効が強力に働いてくれる。
    近接武器種はそれに伴い達人芸も非常に有効であり、弱点特効をベースに会心率100%を達成すれば、
    どれだけ殴ろうが大量のジャグラスを巻き込もうが砥ぎ知らずの凄まじい継戦能力を得られる
    自身の技量に合った十分な生存スキルを積むことが前提であるが、
    火力スキルが欲しい時はこの2つをベースとするのも一考の価値がある。
    • ただし弾肉質だけはやたら硬く、頭以外では弱点特効は効果を発揮しない*6ので注意。
      ガンナーで挑む際は射程の長さとスリップダメージを食らいにくい利点を生かし、
      できる限り頭を狙わないとダメージは稼げない。
  • また剣士の場合、常にニクイドリに啄ばまれながら攻撃する事になる都合上、
    逆上を発動させるとほぼ常にスキルが発動している状態になるので
    他のモンスターより火力スキルとして採用する旨みが大きい。
    装飾品が手に入りづらいとか逆上スキルを持つ優秀な防具がないとか言っちゃいけない。
    • 武器に回復カスタムを積めば体力の減少速度を抑えることも可能ではあるのだが、
      エンシェント・レーシェンは上述するようにニクイドリの削りダメージが非常に大きい。
      ニクイドリを多数纏っている状態になると回復カスタムも気休めにしかならない可能性もあるので、
      くれぐれも逆上による攻めにこだわりすぎて回復のタイミングを間違わないように心がけたい。
  • 属性は通常種と変わらず火が効果的。マム・タロト武器など属性値の高めの
    火属性武器があれば戦いを有利に運べるだろう。ついでに炎上させられればいいのに
    • 他のモンスターに比べ、比較的一つのエリアに留まる時間が長い。
      また、ジャグラスや瞬間移動などもあり戦闘中の研ぎはかなりリスクが高いので
      手数の多い武器は斬れ味の長さも考えつつ武器を選びたいところ。
      あるいは前述の通り、達人芸と会心率100%の両立さえしてしまえば、斬れ味の心配は無くなる。
  • 通常レーシェンには非常に効果的だった毒ダメージだが、
    エンシェント・レーシェンは全体的に状態異常耐性が上昇しており、毒漬け戦法も難しい。
    それどころか莫大な体力と繰り返される瞬間移動で、後半になればなるほど息切れが顕著となる。
    毒けむり玉を持参可能な5個持てば、
    ワープされながらでも初回は容易に毒状態にできる。
    毒武器を使う場合には、中盤を過ぎたらキャンプで装備の変更も選択肢に入るだろう。
  • 地味ながらけむり玉も効果的。
    エンシェント・レーシェンはけむり玉で視界を遮られるとそれなりの時間棒立ちで周りを見回す
    モーションを取り、スキだらけになるため攻撃チャンスとして活用できる。
    主にワープの頻度が増える後半戦で攻撃チャンスを作りに行ったり、
    段差際で棒立ちにさせて乗りからの頭部破壊を狙うなど、覚えておいて損はしない。
    敵視を外すことにより、致死の可能性が高い拘束攻撃の頻度を減らせる。
  • 怒り状態が存在しないため、挑戦者は完全に死にスキルとなる。
    アイスボーンではクロー攻撃やぶっ飛ばしによって任意にモンスターの怒り状態を誘発できるため
    挑戦者スキルの有用性が非常に高まったが、エンシェント・レーシェンを
    相手にする際は別の火力スキルを積んでいこう。

武具

  • 見事討伐に成功すれば、エンシェント・レーシェンの専用素材レア素材の変異誘発剤を使って、
    ウィッチャーの銀の剣の強化や、シリαシリーズ、ゲラルトとシリの重ね着が作成可能になる。
    しかし専用素材やレア素材があり、それ以外の素材の要求数も割と多いので、
    1戦で上記の装備全ての素材が揃う事は無いと思っていいだろう。
    つまりは4人がかりでも非常に討伐が困難なエンシェント・レーシェンを何体も倒さねばならない。
    一応変異誘発剤はレア素材と言ってもわりと出やすめだが、出なかった時は泣きたくなるであろう。
    重ね着にしか使わないので2個で良いのが救い……なのだろうか。
    • モンスターの素材自体はオトモのぶんどり刀を使って集める、といった方法は通用するのだが、
      武具作成には基本報酬でのみ入手可能な古のレーシェンの討伐の証が必要な為、
      最低でも3体倒す必要がある事には変わりない。
    • 変異誘発剤はどの部位での部位破壊でも出る可能性があり、
      エンシェント・レーシェンが本気を出してきた後で負けてしまっても報酬として出ることがある。
      重ね着の納品依頼は変異誘発剤を入手しただけで発生するため、最悪、重ね着は討伐しなくても作れてしまう。
      ドラケンの重ね着のように着ていたら討伐できたハンターである証明、とはならないようだ。
      • 倒さなくても手に入るといえば聞こえはいいが、むしろ確定報酬ではないのが災いして、
        例のアレの魔の手に苦しめられるハンターが後を絶たない。
        倒せば必ず手に入る、倒さなくても稀に手に入る、どちらが良いのかは結局のところ人それぞれなのであろう。
      • Ver.10.11からはマカ錬金での入手も可能になったため、労せず得ることが出来るようになった。
      • MHW:IのVer.13.50から実装された武器の重ね着によって
        ウィッチャー派生の重ね着をつける際にも要求されるようになった。
        と言っても上述の通り、マカ錬金にて交換できるのでエンシェント・レーシェンに挑む必要は薄い。

余談

  • レーシェンの項にもある通り、
    レーシェン自体は原作の『ウィッチャー3 ワイルドハント』では雑魚モンスターの一種であるが、
    このエンシェント・レーシェンは原作においても、強敵の一種として登場している。
    また、戦闘中・討伐後のBGMもこれまでのコラボ同様専用の物が用意されており、
    開発陣の拘り具合が窺える。
  • 上述したように、非常に高い戦闘能力と体力を持つエンシェント・レーシェンだが、
    それでもやはりというべきか、初日の時点で一人でこのクエストをクリアした者もおり、
    その事を示す動画も動画サイトに複数投稿されている。
    彼らこそ異次元の怪物なのではないだろうか。
  • 2019/02/26のアップデートVer.6.01にて不具合修正とともに弱体化調整がなされた。
    オンライン前提のMHFと違って、家庭用として販売されたゲームではとても珍しい行動調整が施された。
    調整内容は以下の通り。

    「依頼:森の精霊」のエンシェント・レーシェンの最終フェーズにて、ワープの頻度を落とし、
    イグニやスリンガー弾の効果を高める等の調整を行うことで弱体化を狙う手段の有効性を高める調整

    • イグニのアップデートの方は非常に体感しやすいものである。
      アップデート前はエンシェント・レーシェンを炎の魔法で燃やすためには、
      およそ4~5回当てることが必要であったが、3~4回でも怯み、燃えるようになった。
      各々の意識によるが、野良パーティでも複数回怯ませることが現実的になったので、
      スキがあれば積極的に当てておきたい。
    • 一方、ワープ調整の方は行動の頻度、ということもありなかなか体感しにくい所はあるだろう。
      そもそも、遠方でニクイドリを飛ばし、また遠方に逃げる、という行動が減っただけであり、
      ワープ先にハンターが向かうとすぐに移動してしまうのはほとんど変わっていない。
      本種と狭い場所で戦うのは非常に危険ということもあり、最終フェーズでは無理に追いかけ回すのではなく、
      エンシェント・レーシェンがこちらにワープしてくるのを気長に待つか、
      部位破壊によるダウン、及びニクイドリ消失によるワープ封じを狙う方がよいだろう。
  • この弱体化調整によって、最も煽りを受けたのはTA勢達だろう。
    もともとソロ、マルチ共に困難なクエストであったことから、
    討伐することが一種のプレイヤースキル証明の指標となっていたが、
    弱体化調整が入ったことによりその指標は根底から瓦解する事となった。
    弱体化調整前の期間を「幻の11日間」とし、その間に討伐出来たプレイヤーと、
    弱体化調整後に討伐したプレイヤーのTA記録を差別すべきか否かの話題も挙がっている。
    一般プレイヤーからすれば、討伐しただけでも多大なる功績だが、
    そのような妥協は許されないタイムアタックの世界とは、なんとも奥が深いものである…
  • 2019年5月31日から再配信された「依頼:森の精霊」では、
    救難信号を出してもクエストボードの救難に表示されない、
    エンシェント・レーシェンをターゲットとした集会所が見つからない不具合が生じていた。
    その他の集会所で人を集めて出発する分には問題なく出発できるのだが、
    今作の野良マルチは救難信号を出すのが主流となっており、
    マルチ前提の本クエストにおいてはかなり重大な不具合と言えるだろう。
    • そして6月4日になり、ようやく公式より修正完了と謝罪の発表がなされた。
      ただ、31日から多くのプレイヤーがHPからの問い合わせやツイッターでの報告をしており、
      それまでの間、カプコンは全く声明を出していなかった。
      合わせて、7日までのイベント配信が14日までに延長された。
  • MHWorldにて最後に狩猟が解禁されたモンスターは歴戦王ネルギガンテであったが、
    「モンスターリスト」の括りで言えば、歴戦王ネルギガンテの狩猟数は、
    ネルギガンテの箇所にカウントされるため、本種が最後に狩猟解禁と相成ったモンスターで有ると言える。
  • MHW:Iの発売後、マスターランク武具で挑むことで
    上位の時よりはある程度楽に狩ることができるようになった。
    同じ立ち位置の極ベヒーモスと比較すると、マスターランク防具でも一撃必殺のエクリプスメテオのような技はなく、
    しっかりと防具を強化していれば拘束攻撃、エクリプスカラスといった技を被弾しても耐えることができる。
    そのため、未だにシステムを知らないと大変なことになる極ベヒーモスよりは楽になったという声も多い。
    • とはいえ、マスターランクモンスターにも劣らない攻撃力やジャグラスによるハメには要注意。
      前述した体力67500はマスターランクのモンスターと比較しても非常に高く、
      ソロに至ってはミラボレアスをもわずかに上回る体力を一人で削り切らなければならない為、
      相変わらずソロ狩りは困難を極めるだろう。
      幸い制限時間はたっぷり50分あるので、基本に立ち返って動きを見ながら戦えば十分勝機はある。
  • MHW:IのVer.15.00までに登場した全ての大型モンスターを図鑑に登録すると、
    最後のページは本種だけが載る形になる。溢れているとも言う

素材

レーシェンの樹爪
エンシェント・レーシェンの上位素材。
異世界では土着の神として崇められたとされるレーシェンの爪。
古のレーシェン討伐の証
エンシェント・レーシェンの上位素材。
強大な魔力を帯びた頭部。その奥に潜む闇は計り知れない。
怪物の古呪骨
エンシェント・レーシェンの上位素材。
魔力を帯びた樹枝が幾重にも絡みついた骨。
レーシェンの古呪角
エンシェント・レーシェンの上位素材。
他の怪物を畏怖させるほど巨大かつ厳かな角。
変異誘発剤
ウィッチャーの戦闘能力を更に引き出す効果を持つ誘発剤。
調査資源管理所に持っていくと…?
  • 原作では霊薬に相当する「変異抽出液」というバフアイテムを作るのに使用する。
    なお、変異誘発剤はエンシェント・レーシェン固有のものというわけではなく、
    他の怪物、あるいは普通のレーシェンにも存在する素材である。
    ちなみに原作のエンシェント・レーシェンの変異抽出液は、
    本作で言うとスタミナ急速回復に近い効果を得られる。
  • Ver.10.11からはマカ錬金での入手も可能になっている。

関連項目

シリーズ/モンスターハンター:ワールド
モンスター/レーシェン - 本種の下位種にして、MHWorldに登場した二番目のゲストモンスター。
モンスター/ジャグラス - 強化した上でしもべとして従えている。
モンスター/ベヒーモス - MHWorldに登場した一番目のゲストモンスター。
アイテム/イグニの印
武器/ウィッチャーの銀の剣
武器/ジルエアエル
システム/環境生物/ニクイドリ - しもべとして従えている。
クエスト/依頼:森の精霊 - エンシェント・レーシェンが登場するクエスト。
ゲーム用語/コラボレーション


*1 中国語名は『古代鹿首精』。
*2 ショートカットに登録していれば抜刀状態でも使える
*3 もちろん、エンシェント・レーシェンの正面にいると攻撃を食らってしまうので、片手剣でフィニッシュを完遂せずに殴っている時は正面に立たないこと。
*4 具体的には、フィニッシュ受け付け状態のときにひるむとハンターが落とされてしまう。
*5 編纂者が「レーシェンの能力が強化された!?」とアナウンスした後のエリア移動後から
*6 傷をつけると腕と脚も対象部位になる。