MHXから登場したランス。
モンニャン隊限定素材の毒クモリから作られる。
目次
概要
- 毒クモリ武器の例に漏れず、黒い甲殻と白い蜘蛛の糸に包まれた不気味な見た目をしている。
- 槍はまるで脊椎のような形状で、抜刀時に槍身が伸びるギミックが付いている。
先端部の形状を見るに、モチーフはサソリの尾だろうか。
盾は脚の間に巣を掛けたクモを模したユニークなデザインで、前面に貼られた蜘蛛糸が特徴的。
ランス系の武器にしては珍しく、盾の裏に固定用のベルトが取り付けられている。
- 槍はまるで脊椎のような形状で、抜刀時に槍身が伸びるギミックが付いている。
性能
MHX
- 最終強化(LV4)で「蠍槍アラクランツェ」と銘を改める。
笛と弓が蜘蛛をモデルにしているのに対して、こちらはサソリのようだ。
さて、その性能はと言うと…- 低くはない攻撃力190
- 毒属性20
- 素で斬れ味青、匠で白が出る
- 防御力+15のおまけ
- スロットは無し
- 性能自体は悪くはないのだが、いかんせん毒ランスにはライバルが多く、あと7本もある。
中でも、二つ名武器のレギーナソーンロゼ、隻眼軍のホウテンゲキは
いずれもアラクランツェと同攻撃力ながら属性値が高く、
狩技ゲージ上昇ボーナスまで備えており汎用性が高い。- 製作難易度で差別化しようとしても、毒クモリの入手が寒冷地の秘境限定なので安定しないのが痛い所。
但しそれ以外の素材は比較的集めやすく、
HR解放前に最終形に辿り着けるため、繋ぎとして使うには十分だろう。
- 製作難易度で差別化しようとしても、毒クモリの入手が寒冷地の秘境限定なので安定しないのが痛い所。
MHXX
- MHXXで限界突破し、究極強化することで「大蠍槍ネウランツェ」となる。性能は…
- 平均的な攻撃力310
- 伸び悩んだ毒属性26
- 素の斬れ味白40、匠で紫20
- ついでの防御力+25
- スロットは結局0、会心率も0%
- まあまあの性能だが、同じ攻撃力310に加え会心率15%、ネウランツェのほぼ倍の毒属性46を持つ
蛇槍【ウロボロス】の存在が痛い。
あちらはレア素材は一切使わないが、
こちらはゲネル・セルタスのセミレア素材「特濃重甲エキス」を使うため、
製作難度も若干負けている。
素の白ゲージは勝るが、それなら隻眼方天戟【災】を使えばいいのでこの武器はだいぶ影が薄い。
全く使えないわけではないので、趣味で作るのは悪くないだろう。
MHRise
- MHWorldでリストラされていたが本作で復活。
- 最終強化は『蠍槍アラクランツェ』。
- やけに低い攻撃力170
- なかなか優秀な毒属性29
- 斬れ味青20、緑40。匠+2から白ゲージが出る
- 防御力+10
- スロットはLv3×1
- 百竜強化は防御力強化III、属性強化【毒】I、鉄蟲糸技強化
- とにかく攻撃力が低いのが難点。
大型モンスター素材の武器や鉱石武器以外は攻撃力が低めなのが本作での傾向ではあるが、
星6以上で入手する堅竜骨を使ってこの程度では頼りなく、
それ以降はなおさら実用には堪えない。 - 毒属性そのものも本作では下火。
武器全体として高火力化の傾向があり、毒によって与えられるダメージがいまいちアテにされない。
百竜夜行ではサブ任務の為に状態異常は重宝されるもののライバルに競り勝つには厳しく、
同じ毒でもヒルヴラルギや毒属性の百竜鎗などには及ばない。
見た目は凝っているだけに、それこそ百竜鎗のガワに被せるくらいしか道が無いのが非常に残念である。 - 闘技大会02でランスを選択すると、生産段階のアラクランツェIに下位のフロギィ一式で出撃することになる。
MHR:S
- 本作での最終強化は『大蠍槍ネウランツェ』。その性能は
- 上位の倍で、やけに高い攻撃力340
- 順当に伸びた毒属性37
- 斬れ味は素で白40。匠+4から紫ゲージが出る
- 大きく伸びた防御力+30
- スロットLv3×1
- 百竜スロットLv1
この武器も例外ではなく期待値・斬れ味・毒属性値の全てにおいて中間的性能を有するバランス型毒ランスとなっている。
唯一の明確な欠点として百竜スロットがLv1である事が上げられるものの、
本作では防御ボーナスの価値が上昇していることもあり、実際は他ランスに大きく見劣りしているわけではない。
- ただし、本作の毒ランスは全体的に拡張性に優れており、拡張性込みで考えると物理期待値はそう高くないのが難点。
素の白ゲージ運用では攻撃力360を誇るバジラットヴェノムに追いつけず、
匠で紫を出そうとすると匠+2から紫が出る蛇槍【ウロボロス】や、
同攻撃力で素で紫ゲージが出ている七星槍【天枢】が目の上のたん瘤として付きまとう。
Ver.12からの状態異常武器への追い風も、かえってこの武器の窮屈さを押し上げることとなってしまう。
余談
- 「アラクランツェ」の「アラク」はギリシャ神話に登場する女性“アラクネ”から来ていると思われる。
- この名前はモンハンの武器にも使われた事があり、
ネルスキュラのチャージアックスがその名を冠している。
リンク先に神話の詳しい内容が記述されているので、気になった方はそちらを読んでいただきたい。
- また、“アラクラン”はスペイン語で「蠍」を表すため、「蠍槍」の銘からしてこちらの可能性もある。
- 同じ「ランツェ」の名を持つ武器には、他にもエスピナスのランスがある。
元々はMHFに登場していた武器だが、MHR:Sで素材元ともども復活を果たしたことで本武器とも共演している。
有名な古代トンボメガネウラの由来の1つである。リンク先に詳しい説明があるので興味があれば一読を。 - この名前はモンハンの武器にも使われた事があり、
- アラクランツェはMHXのPV1に登場しており、
狩技シールドアサルトでテツカブラの牙を折るという活躍を見せていた。
蜘蛛の巣が張った盾、ネルスキュラ武器とは異なるデザイン、という点から
MHXに新種の鋏角種が現れるのではないかと予想されていたこともあった。