武器/エーデルバイス

Last-modified: 2023-12-20 (水) 06:10:39

MHP3で登場した弓。
名前からは想像できないが、氷牙竜ベリオロスの素材を用いた弓である。

目次

概要

  • ベリオ武器の例に漏れず、攻撃力、属性値、会心率全てが高水準でまとまっている優秀な弓。
  • 外見の特徴として、矢をつがえる部分にベリオロスの牙が用いられている。
    このため、放たれた矢がベリオの口から吐き出されるように見える。
  • 名前の元は同名の花、エーデルヴァイスと思われる。
    この名はドイツ語で「高貴な白」を意味する。
    日本ではエーデルワイスという歌のほうが有名か。

MHP3

アイスクレストI→アイスクレストII→エーデルバイス

  • 典型的な連射弓であり、最終強化で溜め3が連射4になる。
    特にコレと言って目立った性能はないが、全ての性能が総じて高く安定した立ち回りが可能。
    ただし、曲射が放散なので、パーティープレイでは味方を巻き込まないよう注意を要する。
    装填できるビンの種類は少なめ。睡眠ビンが装填できるのでうまく活用したい。
  • ライバルはアルクドスブラン
    向こうはスロット数で若干上回っており、属性値は誤差レベルでブランの勝ちだが、
    会心率を含めて攻撃力はこちらが上。弓なのだから射撃で差別化できるか…と思いきやあちらは貫通3。
    系統が違うし、向こうは麻痺ビン強化があるので完全に劣化ではないが、
    MHP3における属性特化型の氷弓は、最終的にこのエーデルバイス1択になるだろう。
    • 氷貫通弓には物理特化の崩弓アイカムルバスも存在する。
      あちらの氷属性はおまけみたいなもので競合することはあまりないものの、
      氷弱点のうち、貫通と相性の良いドボルベルクやハプルボッカ、ジエン・モーランに対しては
      あちらに出番を譲ることになるだろう。
      その一方で、後述するクルペッコやドスフロギィは貫通と相性が悪く、こちらを使ったほうが良い。
      要は使い分けである。
  • しかし、亜種武器であるファーレンフリードと比べるとパッとしない。
    両者とも連射弓な関係上、弱点に当てるのは比較的容易で物理値が通りやすいこと、
    クリ距離や強撃ビンの1.5倍が物理値にしか掛からないこと、
    シルソルで付けやすい連射強化+痛撃は物理値にのみ効果があること、
    火事場力、ネコの火事場力、ネコの暴れ撃ちがあること、etc
    上記が噛み合って物理値はどんどん膨れ上がっていくので、
    仮に氷弱点のモンスターであっても、溜め3のバイスとファーレンの与ダメージ期待値は同程度になる。
    そして、更にファーレンは溜め4が解放されているため、氷弱点の場合でもバイスが負ける場合がある。
    • ただし、これはあくまでもクリティカル距離で弱点に全弾命中させられるのが前提である。
      クリティカル距離を維持しきれなかったり、弱点に当て続けられなかったりするのならば、
      バイス(に限らず属性弓全般)はファーレンのような無属性弓に大きく勝るため、決して劣化というわけではない。
    • 氷弱点のモンスターのうちクルペッコやドスフロギィに関しては、非常に属性の通りがよろしい。
      特に、ドスフロギィは物理肉質が割と硬めで氷属性が40も通ることもあり、
      バイスの溜め3の与ダメがファーレンの溜め4のそれを上回ることすらある。
      この辺りのモンスターは、TAレベルでもバイスが最適解となり得る。

MH3G

アイスクレスト→エーデルバイス→琥牙弓アルヴァランガ

  • 強化ルートはシンプル化。やはりアイスクレストからサーブルアジャイルに強化可能。
  • G級の琥牙弓アルヴァランガでも安定した性能は健在。
    やや控えめな攻撃力を会心率で補っており、属性値も及第点の数値をマークしている。
    そして、溜め3が連射5に強化されたことで相手の急所を狙撃しやすくなった。
    使えるビンはMHP3と全く同じだが、本作では強撃ビンをセットできない弓が多いため、
    強撃ビンに対応しているというのはそれだけで大きなアドバンテージとなる。
    これだけの性能を誇りながら、G1の時点で最終強化できるうえに
    レア素材は一切必要ない(大竜玉すら使わない)のだから、破格の性能と言えるだろう。
  • ライバルのアルクドスブランもG級のアルクトレスブランに強化可能になった。
    スロット数が3つに増え、属性値が大幅に強化されるなど差別化できる要素が増えたのだが、
    G級なのに貫通3という微妙すぎる射撃レベルと強撃ビン使用不可がネックになる。
  • 覚醒込みならハンターボウ最終強化のブレイブハンターボウも氷属性持ちである。
    しかし、基本攻撃力が会心率込みの琥牙弓アルヴァランガとほぼ変わらないにもかかわらず、属性値が低い。
    射撃も連射4でほぼ完全な劣化になってしまう。
    一応防御上昇効果と作成難易度の低さはあるので使い道がないわけではないが…。
    どうせ覚醒させるなら例のパチンコの方が強いというのも大きい。
  • というわけでやはりMH3Gでも氷弓はほぼこの系統のみになってしまうだろう。

MHXX

  • ベリオロス復活に伴いこの弓も登場。
    アイスクレストの一発生産か、プルームボウからの派生で入手が可能。
    そのほか、G級素材を用いることで上位最終強化のエーデルバイスを一発生産することも可能である。
    これを限界突破して強化すると、琥牙弓アルヴァランガになる。
    その性能は控えめな攻撃力270に高い会心率30%。だが何よりの変化は溜め3が拡散3であるということ。
    それまで連射弓だったこの弓は、ウカム弓しかいなかった*1氷属性拡散弓となったのである。
    新登場の属性強化ビンも両レベル対応し、属性値を前面に押した売込みである。
    ……その割には属性値は20しかないのだが。
  • 本作におけるウカム弓の究極強化形、崩界弓アイカカムノミと比較すると、
    一見攻撃力と溜め3で大きく離されているように見えるのだが、
    拡散3と拡散4のモーション値の差はわずか1であり、
    アイカカムノミのマイナス会心や装填できる強撃ビンの差により、
    実際の火力差は攻撃力の差に比べて非常に小さい。
    アルヴァランガは攻撃力、会心上昇系のスキルや超会心、LV1強撃ビン追加などと相性がよく、
    アイカカムノミは痛恨会心や装填数UPなどと相性がよい。
    手持ちのお守りと相談してどちらを担ぐか決めるといいだろう。

MHW:I

アイシクルブリザード

  • ウォーターシュートIVから強化することで作成できる。最終的にはアイシクルブリザードIIとなる。
    その性能は
    • 攻撃力276
    • 会心率は非常に高い25%
    • 氷属性300
    • スロットはレベル1が一つ
    • 対応ビンは接撃ビン・強撃ビン
    • レア度は10なのでカスタムは最大10枠
    • パーツ強化に対応
  • 比較的早く作成できるので、ストーリーの攻略でも力強い存在。
    高い会心率は弓使いには欠かせない属性会心と好相性で、そこまで低くはない属性値が助けになってくれるだろう。
    • 全体的にそれなりに優秀ながら拡張性にも優れている事から、アップデート前では氷弓の最終候補にもなっていた。
      現在では下記の特殊個体の弓が既存の生産武器の良いところを組み上げたかの様な性能をしているので、
      本編クリア後はそちらに繋げた方が良いだろう。
  • なお、本作には登場しないが既に同名の武器が存在している。

MHRise

  • カムラノ鉄弓IIIからの派生。
    シリーズでいう上位レベルまでの強化となっており、当初はアイスクレストIII止まりだった。
  • アイスクレストI・II段階では溜め3が拡散Lv2しかなく、この時点で既に苦しい。
    というのも拡散Lv2だと矢が3本なのだが、拡散Lv3で矢が5本といきなり2本も増加するため、
    モーション値にしておよそ1.46倍もの差が生まれてしまう。
  • Ver.1.0時点での最終強化で攻撃力180に会心率25%、氷属性17でスロット1-1、
    接撃ビン、強撃ビン、睡眠ビン、減気ビン対応。
    スペック自体は一見悪くないように見えるが矢のLvで致命傷を負っており、溜めレベル3、4共に拡散3しかない。
    Lv3とLv4の差も大きく、モーション値に約1.28倍の差がある。
    近接武器で喩えると、かつてのアカムト武器のように高い物理期待値を持っておきながら斬れ味がなまくらというもの。
    今作だとかなり痛すぎるLv設定であり、残念ながら趣味武器の範疇になっている。
    矢のモーション値の変更を考慮せずにXXの拡散3をそのままRiseにコピペしてしまったのでは?とも推測されている
  • そして迎えたVer.2.0。
    この弓も強化先が実装されて無事にエーデルバイスの名を冠するようになった。
    攻撃力が200、会心率も30%と期待値なら無属性武器と比較しても遜色ないレベルに。
    百竜強化も攻撃力強化IV(+10)に上昇している。
    僅かながら属性値も上がった。他の性能は据え置き。
    …そう、矢のレベルも据え置きである。*2
    物理期待値が高いからって溜め部分で手ェ抜いた結果がコレだよ!!
    高貴な純白の花を咲かすどころか、
    雑草しか生えないとしか言いようがない残念性能に仕上がってしまった。
  • 百竜弓Vとは攻撃力と属性値がほぼ同値になっている。
    なので溜め3では会心率でこちらが勝り、溜め4では矢レベルの差で水をあけられる関係。
    上述のとおり拡散3と拡散4の差は絶望的で、スキルまで含めた最終火力ではどうやっても百竜弓に及ばない。
    矢レベルがもう少し高ければ高い物理性能で拡散弓界隈に殴り込みに行けただけに非常に残念である。
    仮にも古龍の素材で強化しているのに…どうして…。
    • Ver.3.0で百竜弓が最終強化を迎え、上述の差は更に開いてしまった。
      そもそも、百竜弓を抜きにしても、溜め4が溜め3より弱くない限り、
      強弓の羽根飾りを外すという選択肢は存在しない。つまりスキル自由度で勝るなんてこともない
      • 更に言ってしまえば、魔導弓アルマデールが無属性拡散弓として大躍進を果たしたため、
        物理重視の拡散弓としてはまるで勝ち目がなくなってしまった。
        どうせ矢レベルを改善する気がないならコレみたいに
        属性値が50くらいまで吹っ切れてもバチは当たらないのではなかろうか。

MHR:S

  • サンブレイクでMRの追加に伴い、エーデルモルダンを通して「琥牙弓アルヴァランガ」が復活。
    MRのベリオロスとティガレックスの素材や傀異化素材を使用して完成する。
    MHRiseでは残念性能になってしまったが、サンブレイクでは…。
    • 攻撃力310、会心率30%
      強撃ビンに対応している事を考えると火力は上々
    • 氷属性28、こちらも合格点
    • スロットは上位から据え置き、対応ビンも変わらず
    • 百竜装飾品スロットはLv2。各種特効を搭載可能
  • そして、気になる矢レベルはというと…。
     
    溜め1溜め2溜め3溜め4
    連射Lv3連射Lv3拡散Lv4(拡散Lv5)
     
    そこには、氷属性の拡散弓として完全復活を遂げた姿が。
    矢レベルが3止まりでどう足掻いても使い物にならなかった上位時代からすれば大躍進である。
    百竜装飾品で各種特効を搭載可能なのも評価点。
    百竜弓がMRに非対応になったこともあって、唯一の氷属性拡散弓として独自の立場を築くことに成功した。
  • Ver.14からイヴェルカーナが復活し、氷妖イヴェリアが氷属性拡散弓としてのライバルとなった。
    しかし、あちらはどちらかと言えば物理重視の性能である。
    こちらは会心率の高さから超会心及び会心撃【属性】との相性が良いため、棲み分けは十分可能だろう。
    その一方で、前作の魂の姉妹はMR強化時点では汚名返上こそ成し遂げたものの、
    溜め3の貧弱さから最終装備としてはまたも苦杯を舐めることとなってしまったのだった…。
    • Ver.16現在では完全に属性に振り切れている弓が優秀とされる環境となったため
      物理をかなぐり捨てた属性特化運用が主流となっている。
      さらに、傀異錬成のさらなる強化により素でも属性値が激烈に高まることとなった。
      そのような環境でこの弓とイヴェリアの関係はどうなるかというと…勝っている
      あちらは百竜スロットLv3のため弱点特効【属性】が入れられるが、
      それを加味してなおこちらの火力の方が秀でているのだ。
      もちろん手持ちの錬成防具や護石で事情は多少なりとも動くだろうが、
      搭載できるスキルがほぼ同じであるなら当武器が氷拡散弓の最前線となる。
  • ちなみに、本作では溜め3と溜め4の物理ダメージ補正の差が減少しているが、
    それでも尚物理1.08倍、属性1.09倍という差があるのに加え、
    拡散Lv4と拡散Lv5の間にはモーション値に約1.11倍の差があることを考慮すると、
    この弓は単純に溜め3と4で物理1.19倍属性1.09倍もの開きがある。
    そのため、物理重視にせよ属性重視にせよ弓溜め段階解放は是非とも採用したいスキルである。
    • ただし、これらは最終強化してからの話。
      MR攻略途中では溜め4が拡散Lv4になるものの溜め3は拡散Lv3のままである。
      強弓の羽根飾りを付ければいいのではと思うかもしれないが、この時点だと防御力が大きく落ちてしまう*3
      つまり、同属性の連射弓と事情は同じという訳だ。

MHF

  • ベリオロスの導入に伴いMHF-G9で登場。遷悠武器という武器カテゴリとなる。
    MHFではアイスクレストIIの段階がなく、
    HR5のアイスクレスト→G級のGR100以降にエーデルバイス→琥牙弓アルヴァランガと強化する。
  • 他シリーズ同様、溜め3は連射となっている。強撃ビンも勿論装填可能。
    曲射はMHFオリジナルの「切断型」。
  • アイスクレストは攻撃力330、会心率10%、氷属性280、武器スロット2というスペック。
    遷悠武器が持つ、特殊ビンの威力補正強化を考慮した場合、
    作成できるHR5の時点では最高峰の性能を持つ連射弓となる。
    剛種武器の連射弓としては無属性の緋猛弓【鷹目】があるが、
    こちらは会心率25%と勝るものの武器スロット1で攻撃力も324とやや低い。
    属性値はかなり低いが、溜め3の属性倍率補正が大きくかかるので十分実用圏である。
  • 琥牙弓アルヴァランガは攻撃力618会心率30%、氷属性420。
    会心率を含めるとG級進化武器を除き、連射弓でもTOPの火力を有する。
    会心率を一切考慮しない場合でも(G級進化を除く)全連射弓中第3位の物理性能を持つ。
    MHFのG級系統武器は武器自体に会心率がある場合は扱いを工夫する必要があることが多いが、
    弓の場合はメリットになる部分の方が大きいため、純粋に強力な武器であるといってよいだろう。
  • G級以降のライバルとしては、定期開催イベントで作成できるマギ・ジュストが挙げられる。
    攻撃力627、会心率20%、そして雷と氷の複属性である風属性を830と高い値で有する。
    実質的な氷属性値は660であり、会心率についても20%の方が装備によっては扱いやすい。
    マギシリーズは(実質)一ヶ月に最大2本しか作成できないが、
    こちらもGR100にならないと強化ができないため難度的には似たり寄ったり。
    遷悠武器は早食いスキルが自動発動すること、
    スロットをシジルだけでなく装飾品用としても使えるという点で差別化したいところ。
    近年はマギ・ジュストの作成難易度が上がっておりベリオロスさえ対処ができればこちらの方が作りやすい。

MHXR

  • 通常種と亜種の武器が登場。通常種は氷属性、亜種は土属性。
    加えて、特殊種であるベリオロス凍氷種の物も実装されている。属性は氷属性。
  • 凍氷種のフローズンバイス(☆5)は、
    青白いカラーリングに両端は青く、牙の部分は水色に近い青色に変化しているのが特徴。
    冷気のエフェクトも合わさり、美しくも涼しげな外観。
    名前も直訳すると「凍った白」であり、青みがかった白い甲殻を持ち、
    通常種以上の冷気を秘める凍氷種にピッタリの銘であると言える。

エーデルエスタ

MHW:I

  • 性能を見てみると
    • 攻撃力324
    • 会心率は高めの15%
    • 高い氷属性420
    • スロットはなし
    • 対応ビンは接撃ビン・強撃ビン・麻痺ビン・爆破ビン
    • レア度は11なのでカスタムは最大8枠
  • スロット以外は非常に優秀で、物理火力も属性火力も既存の生産武器を大きく上回る。
    ビンも麻痺に対応してるのでサポートもできる。作成時期もクリア直後と非常に優秀。
    • やはり会心撃【属性】が発動する皇金の弓・風漂の存在こそ気になりこそするが、そもそもあちらは入手性に難がある。
      激昂したラージャンや炎活性状態のアルバトリオンといった強大な追加モンスターは氷属性を弱点としている。
      皇金武器がない場合は、彼らに挑む際に手っ取り早く生産出来るこの弓に是非とも頼りたい。

関連項目

モンスター/ベリオロス
モンスター/氷刃佩くベリオロス
武器/ベリオ武器
武器/ファーレンフリード - 亜種の弓


*1 あちらはP3で貫通、3Gで連射/拡散、Xで拡散と、頻繁に溜めタイプが変更されている。
*2 厳密に言えば溜め1、2ともに連射Lv2→3となっているが、溜め2と3自体はもちろん、当然連射もLv3とLv4で威力に大きな差がある。
*3 溜め段階解放の装飾品はMR攻略後でないと必要素材が出ない