氷狼竜の冷気を宿す軽弩。この
武器を持つ者は、人が変わった
ような冷徹さを見せるという。
(冷たき月の狼弩)
わずかな月明かりの下でも正確
な射撃が出来る軽弩。狙われた
獲物に二度と春は訪れない。
(氷輪弩ルーナジュナ)
目次
概要
- 氷のたてがみを靡かせる狼の頭部を模したかのようなシャープな意匠のライトボウガン。
背負っている間は封印のように鎖に巻かれているが、ひとたび銃を抜けば鎖は解かれ、銃身内部がメカニカルに輝き出す。- サイレンサーを装着すると、牙を揃えた口のような銃口が取り付けられる。
ロングバレル装着時には銃口、つまり鼻先にあたる部分が伸びてより狼っぽさが増す。
- サイレンサーを装着すると、牙を揃えた口のような銃口が取り付けられる。
- ライトボウガンの中でもかなり大きめで、この武器だけ斜め掛けで背負う。
性能
MHR:S
- 氷を操るルナガロンのライトボウガンだけあり、もちろん氷属性の弾を装填することが出来る。
素直な性能の逸品がなかなか生まれないことで有名な氷属性ライトの新顔。さて、その性能とは。- 最終強化の攻撃力は330と標準的。会心率は0%。
- ブレ「右/小」、反動「大」、リロード「やや遅い」。イマイチではあるが補正はさほど苦労しない範疇。
- 装飾品スロットはLv2が1つ。
- 百竜装飾品スロットLv3。属性ライトで属痛竜珠【3】がつけられるのは嬉しい。
- 通常弾7/6/5、貫通弾0/0/4、散弾0/0/0、放散弾5/5/5。
通常弾全種と放散弾はLV2までが歩き撃ち対応。 - 睡眠弾も入るが、3/1とやや物足りず、歩き撃ちにも対応していない。
- 減気弾は4/2で歩き撃ち対応。こっちは使い勝手は悪くないが……
- 徹甲榴弾、拡散弾は装填不可。回復弾も装填できず。鬼人弾と硬化弾はそれぞれ2発。
- 氷結弾は装填不可。
- 貫通氷結弾が速射対応で最大強化時には3発。歩き撃ち対応。歩行リロード未対応。
- なお、最大強化前は2発しか入らない。
やはり氷ライトとはこういうものなのか正直なところ、どうしても物足りなさを感じてしまう性能である。
特に、頼みの氷属性弾が貫通氷結弾3発だけというのはかなり心許ないと言わざるを得ない。 - しかし、あまり嘆くことはない。氷ライトとしてはこれでもかなり優秀なほうである。
ここからは、もう一丁の貫通氷結弾速射ボウガンであるブリザードタビュラと性能を比較していくことにする。- ブリザードタビュラの貫通氷結弾は最大強化でも2発装填のうえ、移動撃ちに未対応。
DPS的にも、取り扱い的にも、貫通氷結弾の扱いは氷輪弩ルーナジュナが断然上。 - 一方、あちらは普通の氷結弾も装填でき、単純に弾持ちは良く
双方を使い分けられるならDPSではルーナジュナに引けを取らない。 - サブ弾については、ブリザードヘイルは貫通弾を、
ルーナジュナは放散弾を使うことになるだろう。
大型の敵を相手にするのであれば、貫通弾をサブに据えられるのは意外と馬鹿に出来ない長所となり得る。- というより、ルーナジュナはサブをあてにせず、
貫通氷結弾の火力を出来るだけ積んで、調合分まで持って行くのが理想的な使い方になるだろう。
- というより、ルーナジュナはサブをあてにせず、
- MRの緊急クエストで相手になるライゼクスやエスピナスには
強化過程の冷たき月の狼弩を持っていくことになるが、この時にブリザードスワルとどちらを選ぶべきか悩ましい。
なにしろ、冷たき月の狼弩の貫通氷結弾の装填数は2でありブリザードスワルと同じであまり差がつかない。
移動撃ち対応が強みとなるので、貫通氷結弾オンリーで挑むのであれば冷たき月の狼弩に軍配が上がる。
逆に、普通の氷結弾と使い分けて戦うのであればブリザードスワルを選ぶことになる。- セレクトクエストでディアブロスと戦う時などは、
冷たき月の狼弩を持っていれば貫通氷結弾が大活躍してくれる。
- セレクトクエストでディアブロスと戦う時などは、
- ブリザードタビュラの貫通氷結弾は最大強化でも2発装填のうえ、移動撃ちに未対応。
- そして、もはや定番の氷ライトの宿命というか、最終盤に行くと厳しい強敵が立ちはだかる。
それがクシャルダオラ討伐と共に解禁されるザンブル=ダオラの存在である。
あちらは氷結弾が速射対応。氷結弾と氷結貫通弾が共に装填数が3発で移動撃ちに対応。
元来、速射の恩恵を受けやすいのは貫通でない属性弾のほうであるため、速射の恩恵を強く受けている編成となっている。
そのうえ、あちらは便利な麻痺弾まで装填可。
これら要素により、氷属性ライトとしての扱いやすさにかなりの差をつけられてしまう。- 幸い、会心率では劣るが攻撃力には差がない。
また、ここまで来ても貫通氷結弾が速射に対応しているのはルーナジュナとブリザードタビュラのみであるため、
最後まで貫通氷結弾一本で戦い続けるのであれば、ルーナジュナはまだ遅れをとらない。- 貫通氷結弾一本での戦術が生きるのは、TAやソロでの周回。
その際には、相手のモーションを十分に頭に入れ、拘束、または鈍化の手段などなど
とにかく相手との距離をクリティカルに保ち続ける戦術を頭に入れた上で
絶え間なくこちらのペースを保ち続けることが重要になる。
マルチの場合はモンスターの体力が多く、動きも不規則になりがち。
その際に、出来ることが決まっている当武器はアドリブが効きづらく、相手にペースを握られかねない。
拘束力に長ける仲間と狩猟に出かけたり、事前に戦術を打ち合わせて、
その点はカバーできるようにしておきたい。
間違えても、モンスターどころか仲間の意向まで無視してまで、
自分だけのペースを作り続けようとしたりはしないこと。
- 貫通氷結弾一本での戦術が生きるのは、TAやソロでの周回。
- 幸い、会心率では劣るが攻撃力には差がない。
- あまり注目されていないが、減気弾を実用レベルで装填できるというのは意外と無視できない長所である。
スタン効果は勿論の事、疲労によって相手の動きを鈍らせるという戦術は、
何かとアグレッシブな種が多い氷弱点モンスターに有効であることが多い。
本銃の得意技である氷結貫通弾の適正距離を保つためにも役立つので、積極的に使っていきたいところ。
時には麻痺以上のシナジーを生み出すこともある。- ラージャンの狩猟において、一時的にでも相手の機動力を低下させるというのはかなり有効。
特に激昂したラージャンの新技、回転きりもみタックルは、機動力低下時には危険度が段違いに低下する。
- ラージャンの狩猟において、一時的にでも相手の機動力を低下させるというのはかなり有効。
- 傀異調査クエストでは氷弱点の大型モンスターと再戦する機会が増えた。
特に、ディアブロスやライゼクスなどと戦うにはこのライトボウガンがうってつけ……
と言いたいところだったが、ここに来て頼りになるのが貫通氷結弾しかないという点が仇になっている。- まず単純に、傀異個体の攻撃が激しいこと。貫通属性弾の速射の適正距離を保ちづらく、
全弾クリーンヒットしづらいという悩みどころはある。
これはまだ腕前次第で補えるところであるため、そこまで致命的な問題点ではない。 - 次に問題となり得るのが、傀異核の破壊。
その場その場で狙うべき部位が変わるシステムが、貫通属性弾しか使えない当銃と相性が悪い。- 単純に氷属性が通りにくい部位に発生した場合には、
速射貫通属性弾のみしか使えない当銃では破壊の効率化が十分に図れない。
また、判定が小さい部位などに発生してしまえば、
速射貫通属性弾はヒット数が稼げないためダメージが殆ど与えられなくなる。 - それならばいっそ傀異核は無視して氷属性が通る場所を攻撃し続ける、というのも戦法ではあるが
膨大な体力の割合ダメージという多大な見返りは得られなくなる上
そのボーナス抜きで傀異鈍化まで持ち越すには、
ソロならともかくマルチではかなり仲間に負担を強いることになる。
最悪の場合は狙い過ぎて近づいたタイミングで傀異バースト、などということも。
せめて氷結弾が使えれば楽になるのだが……。
- 単純に氷属性が通りにくい部位に発生した場合には、
- 一転、傀異鈍化に成功できれば相手の動きが鈍るため、
最善の位置から貫通属性弾でラッシュをかけるチャンスになる。
ただし、傀異個体のタフネスから弾薬の大量消費を余儀なくされるため、
特に傀異鈍化成功時に限って貫通氷結弾が尽きている、ということには気を付けたい。
- まず単純に、傀異個体の攻撃が激しいこと。貫通属性弾の速射の適正距離を保ちづらく、
余談
- ルナガロ武器の由来は共通して月を意味する外国語。
ルーナジュナはスペイン語の「Luna llena(満月)」が由来と思われる。
- これと似たような性能の武器に、水属性ライトの蟹甲弩ラーバルザザミがある。
あちらもルーナジュナと同じく貫通属性弾に魂を捧げれば右に並ぶものなしといった性能だが
しかし、水属性ライトはミツネ武器やオロミドロ武器、果てはロアルドロス武器まで優秀なもの揃いのため
属性弾が一種しか装填できない蟹甲弩ラーバルザザミは少々逆風に立たされている模様。
貫通氷結弾運用の偉大なる先人がこちらを期待の後輩を見る目で観察している。
関連項目
モンスター/ルナガロン
武器/ルナガロ武器
武器/木彫犬銃 - 同じ犬科のガルクをモチーフにしたライトボウガン。ワオーン。