武器/冷たき月の駆動砲

Last-modified: 2023-10-07 (土) 19:50:26

新車登場!

MHR:Sより登場したへビィボウガン。氷狼竜ルナガロンの素材より作られる。

目次

概要

氷狼竜の素材で作られた重弩。
特殊な機構が組み込まれた、
職人のセンスが光る逸品

(冷たき月の駆動砲)

青い重弩の冷徹な破壊力は、
抗えない衝動を呼び起こす
魔力を秘めているという。

(氷輪砲ヴォルマーン)

  • 新拠点・エルガドでの狩猟を満喫しつつ、プレイヤー達が
    とあるバイクの行く末に胸を躍らせていたその時、事件は起こった。
    新たなるバイクが現れたのだ
  • 外観はルナガロンの甲殻で出来た車体に氷でできたフロントガラス、
    更に前輪まで搭載とかなりバイクらしいデザインになっている。
    • よく見ると、前輪は左右で二つに分割されている。
      厳密に言えばバイクではなく「リバーストライク」という前輪2輪、後輪1輪の特殊な車両がモチーフである。
      車種によって必要な運転免許が異なるなど細かい違いはあるものの、おおむねバイクと言う認識で良いだろう。
    • シールドを取り付けると前輪を囲むようにカウルが付き、
      パワーバレルを取り付けると前輪の間から車体が延長される。
      ここまでバイクに寄せていると、ルナガロン武器共通ギミックである納刀時に武器を封印する鎖も
      バイクのチェーンロックに見えてくるから不思議である。
  • 武器の説明文も、他の氷狼竜派生が冷徹・冷酷などの恐怖を煽る言葉を中心にしているのに対し、
    「特殊な機構が組み込まれた、職人のセンスが光る逸品。」とバイクにされた経緯が書かれている。どうしてこうなった…
    強化を進めるとちゃんと他の氷狼竜派生と同じ形式の説明文に変化する。

性能

MHR:S

  • ルナガロンの武器と言うと、ジンオウガの武器よろしく高性能・高汎用性・良ビジュアルの三拍子が揃っている。
    最終強化である氷輪砲ヴォルマーンの性能を見てみると……
    • 攻撃力360、会心率0%、スロットは2-0-0、百竜装飾品はLv3まで対応。
      右ブレ小、反動中、リロードやや遅い、特殊弾は狙撃竜弾。
    • 通常弾はLV1が7発、LV2とLV3が6発装填。
      LV1とLV2は歩き撃ち・歩きリロードに対応しており、LV3は歩きリロードのみ対応。
    • 貫通弾はLV3を5発のみ装填可能。歩きリロードに対応している。
    • 散弾は装填できない。
    • 放散弾はLV1、LV2、LV3を6発装填できる。
      LV1と2は歩き撃ち・歩きリロード対応、LV3は歩きリロードにのみ対応。
    • 状態異常弾は睡眠弾がLV1を3発、LV2を1発、減気弾がLV1を4発、LV2を2発装填できる。
      睡眠弾はLV1のみ歩きリロード対応、減気弾はLV1・2共に歩き撃ち対応。
    • 支援系の弾は鬼人弾を2発、硬化弾を2発装填できる。両方歩き撃ちが可能。
    • 属性弾は貫通氷結弾が5発装填歩き撃ちと歩きリロード両方に対応している。その他の属性弾は非対応。
    • 竜撃弾は1発のみ。
    全体的にかつての山雷よろしく装填数が気になるが、この中で注目すべきポイントは百竜装飾品スロットと貫通氷結弾。
    属痛竜珠【3】を装着できるため、弱点特効【属性】を含めた最高クラスの貫通氷結弾を撃つ事ができる。
    先代バイクと比べてもかなりトガった調整であると言えるだろう。
    同じ芸当が可能なヘビィにゴッドオブペングルスがあげられるが、
    あちらは貫通氷結弾ではなく氷結弾を主体に戦うため充分な使い分けが可能である。
    • LV2睡眠弾と竜撃弾に両対応した極めて希少なヘビィボウガンでもある。
      同じ条件の他の銃と比べた場合、通常弾への適性が最も高いため、
      睡眠竜撃弾で硬い部位を破壊した後に装備を変えずに戦闘を続行したい時など、
      貫通属性弾以上にニッチな需要に答えてくれることもある。
  • Ver.10時点の欠点として、そもそもMRにはこの武器の生命線たる貫通氷結弾が有効なモンスターがほとんど居ない
    という、重大な問題があった。あれ?デジャヴ?
    氷属性が第一弱点のモンスターはドスフロギィビシュテンゴ、(ヌシ・)ジンオウガライゼクス、(ヌシ・)ディアブロス
    ヤツカダキ、(激昂した)ラージャン奇しき赫耀のバルファルク
    そしてそこにメインシリーズ初登場のエスピナスを加えた計12体。
    • ドスフロギィ、ビシュテンゴ、ラージャン、激昂ラージャンは体が小さいため貫通弾との相性が悪く、
      ヤツカダキ、ライゼクス、ジンオウガは弱点特効【属性】が効く部位が狭いのであまり噛み合わない。
      ヌシのディアブロスとジンオウガに至ってはMR個体が存在していなかったため、狩猟する機会がほとんどない。
      バルファルクは水属性も第一弱点*1であり、この目的ならばヘビィバスタークラブも候補に上がる。
      さらには怒り状態時に属性が効く部位が非常に少なくなり、貫通属性弾との相性が悪くなる。
    つまり、この武器が輝ける相手はディアブロスとエスピナスしか居なかった
    どうやらチューニングをカリカリにし過ぎたようだ。
    • しかしながら、そのディアブロスやエスピナスに対しては他のヘビィ達の追随を許さない制圧能力を持つ。
      特化構成であれば貫通氷結弾だけで2~3分と経たずに片がつくなんてことはザラにあるレベル。
      慣れるとほとんど怯みハメに近い状況になる事も。
      また、ヤツカダキとは弱点特効【属性】の噛み合わせが悪いと前述したが、
      ヤツカダキ自身数少ない各種特効が適用されないモンスターであるため、
      百竜装飾品を鋼魂竜珠に切り替え、属性会心でダメージを伸ばしてやるのも良いだろう。
      発売当初はMRマカ錬金の素材集め対象にディアブロス二頭クエを選び、
      これを用いて素早く周回する戦法がヘビィガンナーやマカ錬金を回したいハンターに重宝されるなど、
      ややニッチではあるが現場の最前線で乗り回されていた。
      • エスピナスならばほぼ確実に初期位置で寝ている(通常の睡眠とは異なりダメージ強化補正は無い)ため、
        竜撃弾を余裕をもって撃ち込み、睡眠弾で眠らせ2発目の竜撃弾を撃ち込む事も視野に入る。
        そして怒り状態になったが最後、貫通氷結弾により恐ろしい勢いでダメージを与えられる。
        ここまで来るとエスピナスに同情したくなる
  • Ver.11では紅蓮滾るバゼルギウスナルガクルガ希少種が登場。
    前者は大きな頭と尻尾に氷属性が25効く属性肉質が据え置き。
    後者はMH3Gより全体的に氷属性が効きやすくなっていることが判明。
    彼らに対しても猛威を振るえるようになった。
    そのアップデートではエンドコンテンツである傀異討究クエストが追加され、
    その対象モンスターにディアブロスも選出された。
    あとはどうなったかお分かりであろう。新車大活躍である。
    おかげでディアブロスが真っ先にLv100討伐報告が上がることになった
    • 傀異討究クエストLv100にたどり着いたハンターたちの間では、傀異錬成の素材集めに
      ディアブロス+紅蓮滾るバゼルギウスの組み合わせのLv100傀異討究クエストの周回が流行していた。
      理由はお察しの通り、どちらもコイツの貫通氷結弾でハチの巣にできるからである。
      傀異化ディアブロス単体クエストに至っては1分台で討伐を成し遂げたハンターも居るほど。
      • 流石に傀異クエスト周回ともなるとキャンプ補充しながらでも霜ふり草がみるみる減っていく。
        サブに使える他の有効弾種を持たないこの銃の弱みが出ていると言える。
    Ver.12では、タマミツネ希少種が氷属性が弱点かつ長大な体躯を持つため、
    案の定本武器の貫通氷結弾でハチの巣にされている。
    傀異化モンスターにエスピナスが加わったのも更なる追い風。
    Ver.13では特段相性のいいモンスターの追加は紅蓮滾るバゼルギウスに傀異化個体が実装されたくらいだが、
    交易で霜ふり草を含めた属性弾の素材の入手量が増えてポイント交換にも対応し、
    交易で霜ふり草しか注文できなくなるといった事態が改善された。
    Ver.14ではイヴェルカーナが実装され、氷属性武器の競合先が増える事となった。
    他のルナガロ武器がイヴェルカーナ武器と火花を散らす中、この武器はどうなったかと言うと、
    当の氷督バルカは散弾と氷結弾の扱いに優れるが貫通氷結弾に対応していなかったため、
    こちらの貫通氷結弾特化ヘビィとしての立ち位置は揺るぐことはなかった。
    • 一方で、傀異討究クエストでは傀異克服個体ドス古龍3体が追加。
      中でも傀異克服オオナズチ+渾沌に呻くゴア・マガラの組み合わせがレベル上げ・報酬共に効率が良く、
      それに合わせて周回用装備としての需要自体は若干ながら薄れつつある。
    Ver.15では傀異討究クエストLv201からヌシ・ディアブロス、241からヌシ・ジンオウガが出現
    するようになり、共に取り巻きとしては最高クラスの報酬量となっている。
    この内、ディアブロスの方は通常個体同様ターゲットとして注目を集めている。
    • ただ、多くの部位で氷属性の通りが悪くなっているため、
      通常個体ほど簡単には倒せないのは注意。
  • そもそも貫通タイプの属性弾自体、属性が非常に強力なサンブレイクの環境において恵まれたスペックを持つので、
    それに特化しているボウガンはそれだけで高い価値を秘めていることになる。
    しかし、発売からこの認識が固まるまでには若干のラグがあり*2
    あと見た目も見た目だからか当初は懸念する声もチラホラ見受けられたが、
    結果としてそれは完全に杞憂に終わった。
    アップデート後期には緋天之弩・六仙ジゾウにシェアは譲ったものの、
    氷属性特化タイプではトップクラスに担がれるヘビィとなっている。
    先輩の初登場時同様その見た目に相応しく我が道を進み続けたと言えるだろう。

余談

  • ヴォルマーンという名称はオランダ語で満月を表すvolle maan*3から。
    満月のような形の鉄蟲円糸【鈍】を貫通氷結弾でのんびりと駆け抜けるのもオツであろう。

関連項目

モンスター/ルナガロン
武器/ルナガロ武器
武器/王牙砲【山雷】 - 先代バイク。素材元が牙竜種であり、別名が~狼竜である点 と初登場時点での有効な相手が限られる点も共通している。


*1 火属性と雷属性は龍気吸入中の際には通りがやや悪くなる。
*2 属性貫通弾自体はRiseの時点でも弱かったわけではないのだが、それこそディアブロスのような極端な肉質を持つ相手に用途が限られがちだった。そのため、伏魔響命との噛み合いが明るみに出るまではまだ注目度が低い、あるいは手探り感があった
*3 実際の発音としては「フーレ・マーン」に近い