武器/天具・錫杖の弩

Last-modified: 2023-11-26 (日) 16:45:30

天狗獣の強靭な尾から造られた
重弩。危難から身を守る効果が
あり、修行者が愛用している。
(天具・錫杖の弩)

限りなき慈悲の心で命を包み、
救うと言われる法具。持ち主は
見えない力に強く守られる。
(大天具・杖弩ジゾウ/六道具・杖弩ジゾウ)

心に慈悲を満たした者が天より
賜るとされる法具。その身は
あらゆる苦難から護られる
(六道王・ジゾウ之天弩)

目次

概要

  • MHRiseから登場した、天狗獣ことビシュテンゴの素材を使用したヘビィボウガン。
    他の武器種と同様、「天狗」と「天具」をかけたおしゃれな名前をしている。
  • 名前にもある通り、デザインのモチーフは「錫杖」。錫杖を前に倒して脇に構えるイメージ。
    グリップやトリガーこそついているものの、先端の飾り部から後ろはほぼなので、
    ヘビィボウガンとしては細長く珍しいシルエットをしている。
    • 一見すると法具どころか仕込み銃の類にしか見えないが、
      よく見ると飾り部内に弦が張られている、れっきとしたボウガンであることが分かる。
    • シールドを取り付けると、小輪が4つ追加されてよりそれらしい姿になる。
      シールドとして機能するようには見えないが今更というやつである

性能

MHRise

  • 最終強化は「大天具・杖弩ジゾウ」。
    最終強化に要求されるのは上位天狗獣素材と獣玉のみであり作成難易度は低め。
    ただ、天狗獣の堅尾甲を5個要求されるのは少々面倒か。
    その性能は、
    • 完成時期を考えても低い攻撃力180、会心率0%
    • ブレ左/小、反動「やや小」、リロード「やや遅い」と微妙な性能
    • 特殊弾は狙撃竜弾
    • スロットはありがたいことにLv3が1つ
    • 百竜強化は攻撃力強化III/放散弾追加II/鉄蟲糸技強化
    • 主に使用できる弾は、通常弾5/5/4、貫通弾5/4/4、散弾4/3/0
      通常弾と散弾は移動射撃に対応。貫通弾はLV3のみ移動射撃不可。
    • 徹甲榴弾はLV1のみ4発装填、竜撃弾1発装填、斬裂弾使用不可
    • 状態異常弾は全レベルの毒弾と麻痺弾が使用可能 納得のラインナップ
      装填数は毒弾5/4、麻痺弾4/3と非常に多く、移動射撃にも対応。
    • 属性弾は装填不可能
  • 「Lv3スロットを持つ」「状態異常弾の装填数が非常に優秀」など光るところはあるが、
    非常に低い攻撃力が足を引っ張りまくる厄介なヘビィボウガン。
    完成時期は集会所★5と早いため、攻略用のヘビィとしては役に立つだろうか。
    なお、物理弾の装填数もやや頼りないが、これについては後述する百竜強化で補うことができる。
  • 百竜強化のうち「放散弾追加II」を付与すると、放散弾の装填数が7/6/6と最高クラスになり、
    状態異常弾の扱いに長けた放散弾ヘビィ」として扱える。
    しかし、威力が控えめな放散弾と攻撃力が低い本ヘビィの相性はいいとは言えない。
    攻略時期では散弾強化のスキルが発動する防具が少ないのも合わさり、火力を出すのは難しい。
    • ただし、MHRiseで登場した百竜夜行では活躍の機会がある。反撃の狼煙が上がっている間は
      攻撃力が大幅に上昇するため、放散弾によって敵の群れを一網打尽にすることができるのだ。
      豊富な状態異常弾によってサブ任務も容易に達成できるのもありがたい。
      上位中盤時期で百竜夜行にヘビィで挑む場合には、心強い味方になってくれるだろう。
    • また、通常のクエストにおいても相手を選べば十分に戦える。
      具体的には、トビカガチに対しては有効なヘビィボウガンとなる。
      放散弾は狙いをつけず適当に撃っても当たるため、素早いモンスター相手に立ち回りやすい。
      さらに、毒弾の扱いに長けているため、毒に弱いモンスターにも有利に戦える。
      以上の特性から、トビカガチが相手ならば互角以上に戦うことができるのである。
  • また、強化元のラピッドキャストから「通常弾追加II」を引き継ぐことで、
    通常弾の装填数が8/8/7となるため通常ヘビィとしても運用可能。
    移動射撃にも対応しているため扱いやすく、状態異常弾による搦め手も可能と、
    攻略時期の通常ヘビィとして八面六臂の大活躍ができる……と言いたいところだが、
    ほぼ同時期に作成できる転弩エイトボールが大きな壁となる。
    • エイトボールはこちらより高い攻撃力200に加えて、特殊弾は機関竜弾に対応。
      LV3通常弾についても移動射撃不可である代わりに装填数が8とこちらより多い。
      麻痺弾も全レベル対応の上で移動射撃可能。とどめにLv1スロットを2つ持つと
      毒弾が使えない以外はほとんど上位互換といっていい性能をしている。
    • とはいえ、致命的に性能差があるというわけでもないので、見た目が気に入ったならば
      攻略用の通常ヘビィとしてこちらを担いでも問題ないだろう。
  • 総括すると、性能は悪くないが使用場面・時期を選ぶヘビィボウガン。
    火力こそ低いものの、攻略用としてみれば悪くない数値のため、奇抜な見た目が気に入ったなら
    序盤から中盤にかけての相棒として担いでも問題はない。
  • 余談だが、百竜強化のうち「鉄蟲糸技強化」は鉄蟲糸技によるダメージを上げる効果がある。
    ヘビィの場合はカウンターショットが強化されるが、主力として頻繁に使うものではないため
    実用性については微妙なところ。一応無理やり活用法を挙げておくと、
    超遠距離から状態異常弾と狙撃竜弾でちょっかいをかけ、モンスターが怒って突進してきたら
    強化カウンターショットで逆に殴り倒す」という琵琶法師が間違いなく激怒する戦い方
    可能といえば可能。もちろん実用性は皆無でネタの域を出ないが、ビシュテンゴ気分が味わえるので
    下位モンスターあたりにでも試してみてはいかがだろうか。

MHR:S

  • MRにて最終強化「六道王・ジゾウ之天弩」となる。
    一発生産はできず、上位から強化していく必要がある。
    性能は
    • 意外と高めの攻撃力360
    • ブレ:左/小、反動:やや小、リロード:やや遅い
    • スロットは変わらずLv3が1つ
    • 百竜装飾品スロットはLv2
    特に大きな変化はなく攻撃力が上がる順当な強化。
    LV2の状態異常弾が店売りで買えるようになったため、今までより気軽に撃てるようになった。
    装填数もMR移行からほとんど変わらない...のだが
    最終強化にてLV3放散弾の歩き撃ち、歩きリロードに対応した。
    しかもLV3放散弾の歩き撃ち、歩きリロードが可能なのはヘビィでは本銃のみである。
    小物を狩りまくれということなのか
    百竜装飾で小型特効が装備できるようになったので、
    気晴らしに砂原でいつもお世話になるアイツをいじめにいくのもいいかもしれない。
    ナルガクルガ希少種登場に伴い追加されたスキル「闇討ち」とは相性がよく、背後から放散弾を御見舞し続けるスタイルも可能。
    放散弾の扱いに特に長けた一挺。小物を狩りまくりたい時に思い出すとよいだろう。
  • Ver.13アップデートで強化されたクラウチングショットを利用すれば
    適性が微妙な通常弾や貫通弾もそれなりに扱うことが出来るようになり、
    普段は放散弾と状態異常弾で嫌がらせをかけて、隙を見せたらしゃがみで畳み掛けるという戦法がとれるようになった。
    豊富な手札で大型相手でも十分な戦果をあげられるだろう。

緋天具・杖弩ジゾウ

不浄を拒絶する崇高な武器。
秘める火力悪鬼一体屠るのに
山ごと焼き払ってしまうほど
(緋天具・杖弩ジゾウ)

語り継がれる大天狗の重弩。
穢れを祓い徳を積み重ねた先に
残るは、鮮やかな一挺の杖
(緋天之弩・六仙ジゾウ)

MHR:Sにて追加された「ビシュテンゴ亜種」のヘビィボウガン。
通常種と異なり、暗めの赤とオレンジのカラーリングが施されている。

MHR:S

  • 最終強化は「緋天之弩・六仙ジゾウ」となる。
    こちらは一発生産が可能。
    性能は
    • やや控えめの攻撃力350
    • ブレ:右/小、反動:中、リロード:やや遅い
    • 武器スロットはLv1が3つ
    • 百竜装飾品スロットはLv3
    • 通常種と変わり機関竜弾
    • LV3散弾6発、歩きリロード対応
    • LV1毒、麻痺、睡眠、減気弾対応
    • 貫通火炎弾5発、歩き撃ち、歩きリロード対応
      更に1発ながらLV2、LV3の拡散弾にも対応した。
  • LV1ながら全種状態異常弾と回復弾、鬼人、硬化弾も対応とサポートの幅も広い。
    竜撃弾も撃てるため、自力で睡眠爆破までこなせるとなかなか多芸である。
    通常種と違いLV3放散弾ではなく、LV3散弾が使用できるようになっているなど、かなり攻撃的な構成となっている。
    何よりも本銃の強みは、5発装填歩き撃ちに加え、歩きリロードにも対応した貫通火炎弾である。
  • 同じく貫通火炎弾が5発装填できるヤツカダキのヘビィ「ラヴィス・ド・エテルネ」がある。
    こちらは攻撃力で勝り、肉質無視弾と各種状態異常弾が使用できるのに対して
    あちらは火炎弾も使用でき、極めて高い会心率によって「会心撃【属性】」の発動が容易な事、
    物理弾は貫通弾を使えるという点で異なっている。
  • 全6回の追加アップデートが行われた今作だが、
    ミツネ希少種のヘビィが貫通火炎弾の運用性能を持たなかったのに加え、
    モンスターの多くが火属性弱点。
    エンドコンテンツである傀異調査クエストにおいても、克服古龍の中で比較的戦いやすいオオナズチに対して
    相性抜群であるため、ディアバゼの効率が低下気味なのもあり現環境でも人気の一丁である。
    今日も中堅モンスターのヘビィでナズチやカーナが狩られ続けてるだろう。
    • このような環境の追い風を受けまくったおかげで、
      本銃はなんと6月7日放送のスペシャルプログラム内で発表されたヘビィボウガン使用率No.1に輝いた。
      犠牲となったナズチ達に敬礼である

余談

  • デザインモチーフになっている錫杖とは、修行僧が持つ、大人の背丈ほどの大きさがある杖のこと。
    先端についた複数の輪がぶつかり合い、「シャンシャン」と鈴のような音を立てることが特徴。
    西遊記の三蔵法師が持っている杖のことだと言えば、伝わる方も多いだろうか。
    主な用途は、その音による動物除けだが、訪れた村に音を響かせることで「修行僧が来た」ことを知らせ、
    お布施をもらうことも役割としてあったそうだ。
  • 最終強化の武器名にあるジゾウは、「地蔵菩薩」が由来だろう。いわゆる「お地蔵様」である。
    実際に手を合わせたことがある方ならご存じかもしれないが、一般的にお地蔵さまは右手に錫杖を、
    左手に宝珠を持った姿で描かれている。錫杖モチーフの本ヘビィにはピッタリな銘といえるだろう。
    • ちなみに杖は「じょう」、弩は「ど」とも読む。
      これを合わせると「浄土地蔵」となる。
  • 亜種武器の緋天之弩・六仙ジゾウはMHR:Sの発表された際にお披露目となった最初のヘビィであり、
    さらに体験版にてヘビィボウガンの装備としても選ばれた記念すべき一挺でもある。
    スペックこそ伏せられていたものの、いざ選択してクエストに出撃してみると...
    なんとほぼ全種の弾が装填可能、かつ拡散弾は水平発射可能
    という違法改造トンデモ魔改造された特別仕様だった。製品版でも拡散弾は使えたが水平発射は没収された
    このようなトンデモ性能の後だったが、製品版でも上記の通り属性貫通で古龍を仕留め続けたため、
    ガッカリされるようなことはなかったのは幸運と言えよう。

関連項目

モンスター/ビシュテンゴ
モンスター/ビシュテンゴ亜種
武器/テンゴ武器
武器/三世十方―智慧― - 錫杖仲間。こちらは操虫棍