白銀に煌く天彗龍の槍。
星光の如く速く、真っ直ぐに、立ちはだかるものを突き通す。
(銀翼の尖槍)
古文書は記す。
「恐れ見よ。凍て星を貫く無情の瞬突を」
銀翼の尖槍、最終強化形態。
(龍星槍エンケ)
目次
概要
- MHXX初登場のバルファルクの素材によって作成されるランス。
1本のシャフトを中心に、バルファルクの槍翼のような形状をした長さの異なる3つの刃を配した形状。
バルク武器の例に漏れず、銀と黒のツートンカラーに、刃の内側から発せられる赤い光が美しい。
- ランスには付き物の伸縮ギミックを搭載。
ただ少し変則的で、抜刀時に3つの刃が先端部へスライドして全長が伸びる。
このギミックも、凄まじい勢いで伸びて外敵を穿つバルファルクの槍翼を連想させる。
MHXX
- 作成は一発生産のみ。
素材に関しては、剥ぎ取り入手ができない背尖甲2つや獄炎石5つが多少面倒だが、
前者は基本報酬でもそこそこ出るし、後者はお守り補充の為に火山に行けば普通に手に入るので
作成難易度はそこまで厳しくない。
- そんなこの武器の生産時の性能は、
- 低めの攻撃力160
- 並レベルの龍属性25
- 会心率は0%
- スロットは一つ
- 斬れ味は赤200白50
おめでたい色の斬れ味を備えた一本。
手数武器としては白50は中々ありがたいが、白の下がすぐ赤なのが難点。
最低限、砥石使用高速化は付けておきたい。
- 1度強化するだけで一旦最終強化の龍星槍エンケが完成する。
いきなりレア素材の赤色の龍氣玉を求められるので、強化はやや面倒。
この時点では強豪の煌黒槍アルトラスの壁が厚く、作る価値は低い。
- さらに強化を進める事により、赫醒槍エールエンケが完成する。
気になるその性能は、- 控えめな攻撃力300
- 平均クラスの龍属性30
- 相変わらずの会心率0%
- 生産時からもう1つ増えたスロット2
- 目を疑う赤200白250の斬れ味。匠も無効。
基礎性能は他の龍属性ランスと比べても低いが、匠や業物はおろか砥石使用高速化さえ不要。
それどころか絶対回避【臨戦】さえいらない為、狩技枠も空けやすい。
これだけ長ければ突進を連打しても討伐まで研かずに済む事も多いだろう。
総じて低めの基本性能を非常に高いスキル・狩技自由度で補う一本だと言える。
- ライバルは4G時代の名槍THEパラディンとアルバトリオンの神滅槍アル・トリア。
そして久々の復活を果たしたラオシャンロンの封龍槍【刹那】
THEパラディンは+35%と会心率が高く超会心と相性が良い上に属性値も高い強敵。
ただし、斬れ味は素で白60、匠+2で紫40と継戦能力はこちらが勝る。あちらが短いと言うよりこちらが長すぎるのだが。
快適さやスキル自由度で差別化は可能だろう。
アル・トリアは素紫50と一見敵わないように見えるが、
今作は紫ゲージが弱体化しておりTHEパラディンと同等の期待値しか持たない。
その上属性値もこちらを僅かに上回る程度なので、こちらが火力スキルを盛れば十分逆転可能。
どうしても紫ゲージでないと都合が悪い場合を除き、基本こちらが有利と言って良いだろう。
封龍槍【刹那】は物理・属性ともにこちらの約1.1倍の火力を有し防御+30がありバランスよく優秀。
THEパラディンと同じく斬れ味はこちらが勝るのでスキルを盛れば差別化は可能。
赫翼の尖槍
天彗龍の素材の鋭利な部分を
活かして造られた槍。先端から
あふれ出た龍気は天をも穿つ。
(赫翼の尖槍)
さらなる力を欲すならば、この
槍を掲げよ。赫き星が苛烈なる
龍の力を呼び覚ますだろう。
(龍天槍エンカラモズィ/赫絶の尖槍スパルカ)
- MHRiseで登場した特殊個体のランス。
通常個体産のエールエンケと比べて部分的に赤く光るデザインとなっている。
MHRise
- アップデート第2弾、Ver.3.0にて登場した特殊個体と共に登場。
最終強化で『龍天槍エンカラモズィ』となる。
その性能は- 控えめな攻撃力180
- 脅威の斬れ味白90
- 槍としては非常に優秀な龍属性30
- ユニーク百竜スキル「天彗龍の魂」
有効範囲が広い「竜種特効」 - 今作非常にありがたいスロットLv2×1
- 百竜スキル「天彗龍の魂」は自身が龍属性やられ中は属性値1.2倍。
これ単体では無意味な効果*1だが、「龍気活性」と合わせる事で真価を発揮する。
「龍気活性」がHP一定以下で攻撃力1.1倍+特殊な龍属性やられになるスキルであり、
併用する事で攻撃力と属性値の両方を大幅に強化する強力な効果となる。- HP一定以下がネックだが、赫耀装備一式をそろえると8割以下で発動。
回復薬の仕様変更も相俟って守りに入れば硬いランスに取っては非常に緩い条件と言える。
ただしマルチでは粉塵や笛の回復であえなく無効化されやすい
- HP一定以下がネックだが、赫耀装備一式をそろえると8割以下で発動。
- スロットLv2が1つ空いているのも大きな強みで、欲しいスキルを吟味しやすい。
他の龍属性ランスも十分強力だが、Lv2スロが必要でこちらを採用するハンターも多い。
- 本武器の活躍の場を見出すならやはり龍属性弱点のモンスター相手に赫耀装備と合わせてだろうか。
あるいは攻撃と会心を上げるテンプレを軸とした専用装備も十二分に候補となるだろう。
残念ながら龍属性が良く通るモンスターは少なめではあるが、
リオレウスやリオレイアならば龍属性が通りやすく活躍できるだろう。- 赫耀一式は「龍気活性」以外にも「弱点特効」や「死中に活」など優秀な火力スキルが多く、
斬れ味を考慮しなくて良いこの槍との相性はよい。
もっとも、そもそも控えめな火力の為バルク装備に轟槍【独虎】を合わせた方が大抵強いかもしれない。
- 赫耀一式は「龍気活性」以外にも「弱点特効」や「死中に活」など優秀な火力スキルが多く、
MHR:S
- マスターランク解放に伴い最終強化「赫絶の尖翼スパルカ」が追加された。
その性能は以下。- 平均以上の攻撃力340
- 脅威の龍属性値42
- 会心率0%
- 斬れ味は更に伸びて白ゲージ150
- 便利なスロットLv2
- 各種特効を付与できる百竜装飾品スロットLv2
他全ても平均水準以上という隙のないハイスペック武器へと変貌。
白ゲージと比べ物理1.05倍、属性1.1倍の補正を得られる紫ゲージ武器と比較しても、
素の数値の高さや斬れ味系スキルの枠に任意のスキルを積むことが出来る点でお釣りがくるレベル。
- 同じ龍属性ランスでの対抗馬は本作のラスボス武器である冥淵突槍パゴスだろうか。
長めの紫ゲージに赫絶の尖翼スパルカを上回る攻撃力を持つ強力な武器だが、
マイナス会心やかなり低めの龍属性値など欠点も分かりやすい。
属性値やスロットで差別化を狙うのが良いだろう。
- 同じ龍属性のランスとしては剛撃竜槍【二神】改がある意味パゴス以上にライバル。
攻撃力はこちらが上だが属性値はあちらの方が上回っている。
- 物理重視の龍属性ランスとしてはシールドofレイジ、神穿・風雲三絶も競合相手。
- 属性値ではこちらが勝るが、武器倍率の高いMRでは重要な会心率にボーナスを持つのがシールドofレイジ。
達人珠換算でスロットLv2二つ分以上の余裕が出来るためスキル自由度の面で大きなアドバンテージ。
匠運用でもあちらは全て紫ゲージが出る為利点が大きい。 - 新スキル研磨術【鋭】と合わせると目を見張る威力を発揮する神穿・風雲三絶。
こちらは護石次第では物凄い火力を出せるが、
研磨術【鋭】の実用的な護石を狙うのは現状途方もない道のりではある。
- 属性値ではこちらが勝るが、武器倍率の高いMRでは重要な会心率にボーナスを持つのがシールドofレイジ。
余談
- 他のバルク武器と同様、最終強化段階の名前は現実に観測されたエンケ彗星に由来する。
また、究極強化後の「エールエンケ」という名は、
この彗星の最初の発見者であるピエール・メシャンとエンケ彗星の名を捩ったものだろう。
- MHR:Sで新たに追加された「スパルカ」の名前は、おとめ座α星のスピカに由来するもの。
途中の「パル」は英語で真珠を指すパール(Pearl)に由来するものだろう。
一見何のことだか分からないが、
戦時中の日本では航空母艦や地上基地で勤務する海軍のパイロットのために恒星に和名を付けており、
その時にスピカにつけられた和名が「真珠星」だった、というわけである*2。