MHXより登場した防具シリーズ。
本項ではMHXXで登場した類似する防具である
ウィズダムシリーズ、チアフルシリーズ、リチェルカシリーズについても記述する。
目次
概要
- 男性は龍歴院の研究員、女性は同じく受付嬢の格好になる装備。
要するに、シリーズの恒例となっている作中人物のコスプレなりきり防具である。
この手の装備としては比較的珍しく、片方の性別専用だったり、男女で名前が違ったりはしない。
- 男性用の頭装備には眼鏡が付属している。女性用にはない。
女性専用の眼鏡装備は4シリーズで登場済みなので、ある意味ではこれで対等になったと言えなくもない。- なんてことを言っていたらMHXXで男性限定でグラサンが増え、
眼鏡類は男性の方が豊富になった。
- なんてことを言っていたらMHXXで男性限定でグラサンが増え、
- 女性用の脚装備だが、紳士諸君には残念な事になっている。
ギルドカードのポーズで地団駄を踏ませると、あろう事か「腰が無い」。
ただし、黒タイツ好きからすれば問題なかったりする
性能
MHX
- 下位版・上位版ともに、ベルナ村の受付嬢の依頼をクリアすることで作成が解禁される。
前者は小型モンスターであるイーオスの討伐なので特に難しくはないが、
後者は獰猛化したホロロホルルを狩猟しなくてはならず、そこそこ難易度が高い。
- 下位の無印シリーズは、一式で細菌研究家、捕獲達人、心配性が発動。
戦闘力がないが故の不安、モンスターを追い払う手段の強化、研究素材欲しさの物欲…と、
ある意味でフィールドワーク研究員としての心理をよく表したスキル構成である。
スロットは腕と腰に1つずつ。属性耐性は剣士・ガンナー共に一律±0。- 細菌学のSPが13と多いため、上位スキルのバイオドクターまで持っていくことは容易だが、
その追加効果「狂竜症の発症時間短縮」は、本作では役立つ場面が非常に限られるので微妙。 - おそらくは本作で最初に作れるであろう捕獲達人装備であり、防御力も時期的には悪くない。
村クエストで使う分には誰にも迷惑がかからないため、ソロで試してみるには丁度いい、かもしれない。
作るのに必要となるものも、草食種や甲殻レベルのコモン素材ばかりなので別段難しくはない。
- 細菌学のSPが13と多いため、上位スキルのバイオドクターまで持っていくことは容易だが、
- 上位のサージュSシリーズは、プラススキルはそのままに心配性はマイナスSP自体が消失。
さらにスロットは脚に2個、他に1個ずつの合計6個となっている。- 装備自体は純粋にパワーアップしているが、いかんせん下位と異なり作成時期がHR6以降と遅く、
作る際にもメインモンスターや獰猛化モンスターの素材を要求されるなど、手軽さも失われている。
捕獲達人目当てにしても、上位ではハンターSシリーズやガララSシリーズの方が早期に作れてしまう。
本作は全体的にスロット数が少なめなため、合計スロット6個というのは十分評価点に値するが、
それを考慮しても典型的な見た目・趣味装備といったところか。 - また、雲羊鹿の毛玉が各部位に5個、全部位作成するには25個要求される。
初見で全部位作れてしまった人はよほどのムーファ好きだろう。
そのせいで、作成にはレア素材集めとはまた違った根気が必要となる。
- 装備自体は純粋にパワーアップしているが、いかんせん下位と異なり作成時期がHR6以降と遅く、
MHXX
- G級版のサージュXシリーズの解放条件は同じくベルナ村の受付嬢からの依頼クエストになるが、
G級のリオレイアとディノバルドの同時狩猟となっており上位同様にあまり優しくない。
クエストが受注できるのもG★3と遅く、
素材も獰猛化素材や四天王などの素材を使うため攻略などに使えないのも上位と変わっていない。
唯一改善された点といえば雲羊鹿の毛玉を使わなくなり、
代わりに確保しやすい雲羊鹿の重角を使うようになっていることだろうか。
- 一式で発動するスキルは捕獲名人とバイオドクターとなっており、
最初からどちらも最上位のスキルが発動するようになった。
一式でのスロット数も3スロットの部位こそないものの合計8スロットと及第点の数がある。
ウィズダムシリーズ
- MHXXより登場した、調査隊の隊長(ハイメル)の格好を模した防具。
なんとこの装備、同デザインで男女共用である。
どういうことなの…。
性能
- 上位のウィズダムシリーズとG級のウィズダムXシリーズがあるが、
どちらも村上位を進めることで受けられる納品依頼を達成することで作成できるようになる。
納品内容はマレコガネ×5、ユクモの堅木×5、上質なねじれた角×2となっており、
地味に入手が面倒な素材が揃っている。
特に上質なねじれた角は上位ディアブロスでは入手方法が両角破壊のレア報酬くらい。
G級ディアブロスなら両角破壊時に高確率で入手できるので、そちらで狙う方が良いだろう*1。- 上位のウィズダムシリーズはその面倒さもあってかレア度は上位最高の7となっている。
- 生産に必要な素材はサージュSシリーズと似ており、一式で四天王などの素材や雲羊鹿の毛玉×20などを使うが、
村上位で作れるようになる防具なためか獰猛化素材は使わず龍神カズラを使用する。
なおウィズダムXシリーズは不屈の証Gが必要になるため、作製はHR解放後と非常に遅くなっている。
- スキルは一式でSP時間延長、虎視眈々、最大数生産、腹減り倍加【小】が発動する。
スロット数は腰のみ2で他は1スロットの合計6個となっており、耐性も全属性±0とこの点でもサージュシリーズに近い。
発動するスキルはMHXXで増えたスキルが特徴で、レンキンスタイルとの相性が良くなっている。
新規スキルではない最大数生産はレンキンフエールの増加数を最大に固定できるため
一応レンキンスタイルとの相性がいいスキルである。
より活用するためには弾丸の調合があるガンナーを利用した方がいいだろう。
- G級のウィズダムXシリーズでは上位の腹減り倍加【小】の代わりにアイテム使用強化が発動するようになり、
スロット2の部位が3つに増え、一式で8スロットになっている。
上位同様のスキル構成でレンキンスタイル向けになっている。
新たに増えたアイテム使用強化はいくつかのレンキンアイテムに効果があり、
それ以外にも狩技を使いやすくする狩技ドリンクの効果時間も延ばせるため相性はいい。
ただしアイテム使用強化とSP時間延長の両方が必要という構成ではアスリスタXシリーズもあるため、
目的に応じて使い分けるといいだろう。
チアフルシリーズ
- MHXXより登場した、龍識船の受付嬢(ルーチェ)の格好を模した防具。
見た目はサージュシリーズより肌露出が増え、半袖短パンの活発な装い。
また、携えている鞄にはニャンコックのマスコットが付いている。
女性用のみで対となる男性用の防具は無い。
性能
- 上位のチアフルシリーズとG級のチアフルXシリーズがあるが、
どちらも村上位を進めることで受けられるライゼクスの狩猟クエストを達成することで作成できるようになる。 - 一式で使用するモンスターの素材は上位、G級ともに早めの段階で戦うことができるモンスターが中心になっている。
ただしG級版は獰猛化狩猟の証Vを使うため、生産時期はG★4に上がってからと遅めである。
また一式で共通して龍神カズラ、大龍神カズラを使用する。
- 上位のチアフルシリーズの発動スキルは共通で体力+20、
剣士用は挑戦者の納刀と未熟、
ガンナー用は弾導強化とブレ抑制-1が発動する。
スロットは全部位1つずつの合計5つで耐性はすべて±0と平凡な性能。
ガンナー用の腕は射法のポイントが4あるため混合防具としては使えるかもしれない。
- G級のチアフルXシリーズになると共通で体力+50と力の解放+1が発動し、
剣士用とガンナー用での発動スキルはそれぞれ挑戦者の納刀と弾導強化のみになりマイナススキルはない。
スロット数は腕と腰が2つに増え合計で7スロットに増えている。
特にガンナー用の腕は射法+4にスロット2となっており、
弾導強化を発動させようとした場合に選択肢に挙がることも多い優秀な装備になっている。
その性能に男性ハンターが羨望の眼差しで見つめている。
リチェルカシリーズ
- MHXXより追加された、龍歴院の女性研究員を模した防具。
見た目は大きめの白衣を羽織る男性用サージュシリーズの女性版で、
ウィズダムシリーズと異なり眼鏡を掛けている。
こちらも女性用のみで対となる男性用の防具は無い。- なお、ゲーム内ではこれを着た女性研究員がNPCとして登場していない。
設定は存在するもののあまり馴染みがない服装である。
存在すら与えられなかった男性研究員は泣いていい
- なお、ゲーム内ではこれを着た女性研究員がNPCとして登場していない。
性能
- なりきり装備としては珍しく依頼のクリアは必要とせず、獰猛化狩猟の証Vを入手すると生産リストに並ぶ。
各部位に獰猛化狩猟の証Vと龍歴院チケットGを使用する他、
サージュシリーズと同じく四天王などの素材を使って生産する。
- 発動するスキルは研究者らしいといえばそうなのだが、
他の類似シリーズと比べスロット数に乏しく、スキル自体も地味なため用途を探す方が難しい。
オトモ装備
サージュネコシリーズ
- 龍歴院の受付嬢の制服を模したオトモ用装備。
オトモの間ではこれを着て彼女の口調をマネするのがブームだとか。
ちなみに彼女の後ろでクエスト斡旋のお手伝いをしているアイルー「ミッカルー」も
同様のデザインの衣装を身に付けている。
- 武器として扱う得物は「サージュネコブック」。
本を模したオトモ用武器ではなく本そのものらしい。
龍歴院の受付嬢も顔負けのボリュームを誇る本だが、
残念ながらゲーム中では読むことはできず、中にどのような内容が記されているかは不明。
なおゲーム中では主に鈍器として使われる。
「本は武器です」
やたら分厚い以外は何の変哲もない本だが、オトモの手にかかれば飛竜を撲殺...もとい狩猟することも可能。
ついでにいうとブレスなんかも防げる辺りかなり丈夫な素材で作られている模様。
果たして本当にただの本なのだろうか。
しかし説明文に言わせれば、
本当の武器は使い手自身の豊富な知識だという。
ペンならぬ「本は剣よりも強し」といったところか。
- 「あら、ハンターさん。ただいまクエストリストをご用意しますね。」
- 「おかえりなさい、ハンターさん。今日はどうなさいますか?」
- 「ふふ。じっくりクエストを選んで行ってくださいね。」
- 「いってらっしゃいませ、お帰りをお待ちしていますね。」
- 「あら?受注しているクエストを取り消されます?」
- 「承知しました。では、そのままにしておきますね。」
- 「承知しました。では、取り消しますね。」
- 「ゆっくりお体を休めて、またいらしてくださいね。」
クエスト中に使えるようなセリフが全然無いのは内緒。
ウィズダムネコシリーズ
- 調査隊隊長にあこがれたオトモが製作依頼したというオトモ装備。
龍識船の研究所にて「オトモ武器(防具)開発」を行うことによって作成可能となる。
隊長にあこがれたオトモってのはプレイヤーの事じゃないハズ…多分。
武器の「未解を覗くネコ眼鏡」、防具の「ウィズダムネコ帽子」、「ウィズダムネコ外套」からなる。
- 調査隊の隊長を模した装備らしいが、その見た目は龍識船研究員ネコの衣装にも近い。
…というかほぼそのまんまである。
実質的には彼(もしくは彼女)のコスプレ装備といってもいいだろう。
- 武器は「未解を覗くネコ眼鏡」。
片手剣と同じく虫眼鏡がモチーフとなっている。
そのうち絶対割れそうな気がする。- 見た目通り打撃属性、マイナス会心、そして何故か火属性。
虫眼鏡は太陽の光が集中することによって発火現象を起こすことがあるので
それを火属性という形で再現したのだろうか。
実際にはレンズの縁で殴ることが殆どなのだが。
マイナス会心のせいで物理はイマイチだが、属性攻撃力が遠近ともに高く、製作段階ではかなり良い性能を持つ。
なおG級版の銘は「龍識究鏡ネコルーペ」となる。
- 見た目通り打撃属性、マイナス会心、そして何故か火属性。
チアフルネコシリーズ
- 龍識船の受付嬢の制服を模したオトモ用装備。
若々しい、フレッシュな見た目で、賢さと活発さの両立が可能な装備。
賢さと言われてどこか引っかかるあなたは間違っていない…はず
上記のサージュネコシリーズによく似たデザインだが、
腕の手袋やスカートの有無などの装飾の一部があちらとは微妙に異なる。
- 生産条件は村★9で龍識船の受付嬢の依頼を受け、ライゼクスを倒す必要がある。
が、性能的には火耐性こそ高いものの、それ以外の耐性が弱点だらけなのが悩み所。
- なお、対応する武器はない。が、サージュネコシリーズとよく似たデザインなので
サージュネコブックとの親和性は悪くない。
余談
- 「サージュ」とは、フランス語で「賢者」や「知識人」を意味する「sage」、
電子掲示板の「下げ」ではない。
「リチェルカ」はイタリア語で「探求」を意味する「ricerca」をから来ていると思われる。
モンスターの研究を専門とする学者たちが集う、龍歴院らしい名前と言えるだろう。
「チアフル」は「快活」の英語「cheerful」か。元気なルーチェにふさわしいネーミングである。
- MHXにおける初期装備武器群も、派生強化することなく最後まで鍛えることで「サージュ」の名を冠するようになる。
そのため「武器までフルサージュ」という装備を組むことも可能である。実用性は置いておくとして。
「サージュ」武器の他には古代林の植物を模した武器や龍歴院正式採用と銘打たれた武器などがあり、
統一感を出すならそれらもお勧めである。
- 対となる男性用防具が無かったりするのは今に始まったことではないのだが、
何故かあっていいはずの男性職員(準備エリア等にいる職員)の装備は存在せず、どうやっても再現することが出来ない。
女性用は無駄に種類が豊富なのにこの差は一体何なのか…。
関連項目
世界観/龍歴院
世界観/龍識船
登場人物/ギルドガールズ
登場人物/調査隊の隊長
武器/龍歴院武器
防具/龍歴士シリーズ