モンスターハンターの世界に存在する組織の1つ。
概要
- ベルナ村に設置されている、各地に生息するモンスターの生態調査を目的とした研究機関。
当初は村の近隣にある謎の構造物を研究することを目的に設立されたとのことで、
現在もその構造物を利用して設備が設けられている。
主人公はその龍歴院に所属する専属ハンターとして各地に赴くことになる。
上の方をよく見ると多数の飛行船が停泊していることがわかり、人の出入りは激しいようである。
- 広場奥に見える巨大な石造りの建造物がそれと思われるが、残念ながらハンターは中に入ることはできない。
出入りを許可されていないのか単純に用が無いだけなのかは不明だが、
現時点でプレイヤーが建物内の様子を確かめることは不可能になっている。
- 龍歴院の主席研究員によると、件の構造物は遥か昔、この地域を訪れた書士隊の調査団が発見したもので、
調査の結果「太古のモンスターの化石」である事が判明している。
この報告を元に設立された調査機関が《龍歴院》であるという。- ニンテンドードリーム*1で公開された裏設定によれば、
正確には「巨大なモンスターの牙に長い年月を掛けて様々なものが堆積した代物」であるらしく、
その結果として山のようにも見える構造物になったのだという
(OPムービーでこれの背後に見える同じ形状の山は「下顎の反対側の骨」であると発表されている)。
なお、インタビューによれば既にこの化石についての研究は行われておらず、
その後に増築が行われたこともあり、現在は専ら研究施設として利用されているらしい。
- ニンテンドードリーム*1で公開された裏設定によれば、
- ポッケ村の受付嬢曰く、「龍歴院管轄のモンスターには分からないことが多い」との事。
具体的にどのモンスターが龍歴院管轄なのかはゲーム内では不明だが、
龍歴院の研究者はMHXに登場する全てのモンスターの情報を提供してくれる。- おそらく今作で登場したモンスターであろうが、
四大メインモンスターは、台詞から察するに昔から存在していたようで、
各村の村長もその存在や生態をよく認識していることから違うと思われる。
となれば、古龍種故に生態がほとんど明らかになっていないオストガロアか、
通常種とかけ離れた生態を持つ二つ名持ちモンスターであろうか。
また、本作で新規参戦したホロロホルルが含まれている可能性も有る。 - あるいは特定の種ではなく獰猛化モンスターが龍歴院の研究対象の一つという可能性もある。
モンスターが獰猛化する原因は作中世界でもわかっておらず
普通のモンスターでも獰猛化すると下手な古龍に匹敵する危険性を持つことも珍しくない。
ハンターズギルドは自分の管轄地域においては研究能力は優れているだろうが
各ギルドの縄張りを越えた広い範囲で様々な種類のモンスターが獰猛化している現状では
飛行船で各地のギルドと連携が取れる龍歴院に獰猛化の原因究明を一任した方が効率的である。
逆説的な話になるが、そういう事情があるからこそ龍歴院のハンターは
さまざまな地域のギルドでそのギルド特有のクエストを受けられるのかもしれない。
- おそらく今作で登場したモンスターであろうが、
- MH4Gまではハンターズギルドがモンスターやハンターたちを管理していたが、
MHXではその役目をこの龍歴院が担っている。
とはいえ、ハンターズギルドと一切関係ないかと言うと決してそういうわけではないらしく、
作中のNPCの発言などから察するにギルドと提携を結んだ組織であるようだ。
龍歴院の院長がハンターズギルドのギルドマネージャーを兼任しているあたりからも分かるように、
両組織の結びつきはかなり強いらしい。
「龍歴院とハンターズギルド両所属のハンターの交流も盛ん」という台詞もあり、
どちらかがどちらかの傘下、ということはなさそうだが。- 主人公たるハンターが、ハンターズギルドの直属でないというのは非常に珍しい。
- メタな話になってしまうが、もしMHXの主人公を従来作のように
「ベルナ村ハンターズギルド所属」という設定にしてしまうと
ココット・ポッケ・ユクモ村はベルナ村と離れているし管轄してるギルドも違う可能性が高いのに
なぜ四つの村でハンター活動してるの?という疑問が発生する。
龍歴院はハンターズギルドとは別組織だが、
各地のギルドや他機関と連携しつつ独自の活動をしているという設定にすれば
四つの村のうちプレイヤーの好きな村を拠点に活動をしても不自然に感じることが少なくなる。 - MHX(X)でクエストを受注すると、クエスト内容の項目に赤いスタンプ印のようなものがポンと押される。
おそらくクエストの依頼書に押す承認の印をイメージしているのだろうが
その印影を見てみると中央の ※ のようなマークはハンターズギルドの紋章であり
上部分の漢字の「山」の字のような形は龍歴院の紋章である。
両組織の関係の深さが想像できる。
- また、集会所はこの龍歴院に付属している。
MHXでは他の村の集会所機能は利用できないため、
今作で赴ける集会所はこの龍歴院が運営するもののみである。
ちなみに、かのニャンコックが料理長を務める『アイルービストロ』も、この集会所内に存在している。
その他、闘技大会に参加するための窓口もしっかり用意されている。- 今作の集会所には準備エリアが併設されており、
ベッド・ルームサービス・武具屋・オトモ武具屋が存在する。
大型アイテムボックスも存在するため、装備を変えるために集会所から出る必要がなくなった。
前作までの農場などに相当するシステムも全てルームサービスから行えるので、
集会所で全てを賄えるようになった。
その一方、オンライン状態では集会所から移動できないので注意。
準備エリアは、ぶっちゃけその救済処置である。
またクエストを受注/参加していると、準備エリアには入れない。- なお、準備エリアの武具屋は、
所謂「加工屋」と既成品を売ってくれる「武器屋」を一人でやっている。
人手が足りなかった頃のジャンボ村くらいでしかない特徴で、地味に珍しい。
- なお、準備エリアの武具屋は、
- 準備エリアのオトモ武具屋と、後述の龍識船のオトモ武具屋、そしてオトモ広場の案内役のアイルーは
3匹とも服装が全く同じであり、あれが龍歴院所属アイルーの制服だと思われる。
- 今作の集会所には準備エリアが併設されており、
- 集会所クエストの受付を担当してくれる女性は当人いわく本職は研究職とのこと。
また助手と思しきアイルーが彼女の後ろで本棚の整理をしている。
話しかけると受付嬢がアイルーを呼び、そのアイルーの背負っている本を開いてクエストを斡旋してくれる。*2
- 準備エリアの入り口付近にブレイブ装備を着た女性ハンターが居る。
自ら語っている通り新人らしく、話かけると丁寧な物腰でオンラインプレイでの諸注意を語ってくれる。
しかし、ベルナ村に顔を出す団長やソフィアとは面識が無い模様。我らの団とは無関係のようだ。- MHXの時期には我らの団ハンターが有名になったことでブレイブシリーズが各地で量産されているらしいため、
そのうちの1つを身に付けているに過ぎないだけだと思われる。
実際に、MHXの主人公もブレイブシリーズを加工屋で普通に製作してもらい、装備することもできる。
- MHXの時期には我らの団ハンターが有名になったことでブレイブシリーズが各地で量産されているらしいため、
- また、ギルドナイト装備を身にまとったハンターも集会所にいる。
こちらは狩りにおける様々なアドバイスをしてくれる、親切な人物である。
「龍歴院所属ハンター」と名乗っていることから、おそらく本物のギルドナイトと言うわけではないようだ。
まあ深読みすれば身分を隠しているとも考えられるのだが、だとすれば要職の割に結構気さくである。
MHXの主人公も龍歴院に所属していることから、彼は主人公の先輩と言う立場に当たる。
- モンハンの世界では、他にモンスターを調査・研究する組織として王立学術院や王立古生物書士隊、
古龍観測所といった組織が存在するが、モンハンフェスタでのインタビューによると、
龍歴院はそういった複数の研究機関の取りまとめ役のような役割も担っているようである。
- MHXXでは、モンスターの研究をよりスムーズに行うために龍識船を建造。
ハンター達も、これを村上位、及び集会所G級クエストを受けるにあたっての拠点として利用することになる。
余談
- ちなみに、英語版での公式の名称は「wycademy」という。竜の事を指す「wyvern」と「academy」を組み合わせた造語だろう。
直訳するならば「竜の学院」といったところか。
- また、先述の下顎の前後長に関しては、OPムービーのワンシーンから計算したのか、
下顎だけでかのダラ・アマデュラ古代種の全長をも上回る3,000mという桁外れの大きさだとする見積もりも存在している。
もしもこの見積もりが正しいとすると、本個体は知名度こそ低いもののモンスターハンター史上最大の生物だということになる。
関連項目
世界観/ベルナ村
世界観/ハンターズギルド
世界観/龍識船
フィールド/古代林
武器/龍歴院武器
防具/サージュシリーズ
登場人物/龍歴院の主席研究員