MH3、MHP3、MH4(G)、MHX・MHXX、MHWorldに登場する頭防具。
目次
概要
- オシャレ装備の一種で、一言で言えば眼帯である。
製作難易度は比較的に高く、解禁がクリア後になる作品も多い。
作品によってスキルは勿論、スロットや防御力まで異なることが多く性能が安定しないのが特徴。
- 隻眼とは「片方の視力を失った状態」を表す言葉である。
従って装備品の名称にするのは本来適当ではない。
両目が健在で片眼を覆ってもそれは隻眼ではなく単なる「目隠し」「眼帯」であり、
既に片眼を失っているのならこの装備を付けずとも隻眼である。
何故「竜王の眼帯」ではなく「竜王の隻眼」なのだろうか?
ぶっちゃけると深い意味は無くカッコいい方のネーミングを選んだだけとも考えられるが
MH3
- 初登場。ロックラックでハンター登録を行うと生産できるようになる頭用防具。
生産には闘技場で手に入るコインが必要。
- スロットが3つ空いている事以外には性能的な特徴が無く、SPは何も付いていない。
初期防御力もかなり低い。性能的には劣化版シャドウアイと言える。
しかし、大体の装備に馴染むのでオシャレには最適の防具。
左目に傷のある男性ハンターが付けると特に映える。
もちろんそれ以外の男性でも、当然女性ハンターでもカッコよく決まる。
MHP3
MH4
- 前作には登場しなかったが、MH4にて再登場を果たした。
下位終盤から生産できるようになり、防御力は低いものの全ての耐性が+2、スロット2となかなかの性能。
しかし、スキルが狂撃耐性に変更され、発動する無我の境地は狂竜化するモンスター以外に
使い道が無いため、非常に扱いづらい防具となっている。- ただ、ゴア・マガラとシャガルマガラの下位防具を交互に組み合わせるテンプレには
狂撃耐性スキルが+4付く。
つまり、このテンプレに無い頭防具を竜王の隻眼にすることで、斬れ味レベル+1と
無我の境地を発動させた上にスロットを6つ空けることが出来るのである。
下位終盤の狂竜化したモンスター達のクエストをこなすには打って付けの装備であり、
見た目も壊れないのでギルドカードにも映えるだろう。
- ただ、ゴア・マガラとシャガルマガラの下位防具を交互に組み合わせるテンプレには
- 欠点は、防御力が少々心許ない数値なのと、製作難易度だろうか。
なんとこの防具、勇気の証、レビテライト鉱石を各5枚(個)要求される
(他にも下位ゴア・マガラの素材も必要)。
下位古龍クエスト等の基本報酬で出る証はともかく、レビテライト鉱石は下位天空山の
金色の採掘ポイントから1個入手出来るかどうかも怪しい希少鉱石である。
そんなお宝を5個も採ってこいというのだから、作成にはある程度の根気が必要である。
MHX
- さらに効果を変更されて登場。
今回は特別なチケットを使う訳でもなく、レア素材も使わず、特定のクエストのクリア報酬でもないが、
アルバトリオン、アカムトルム、ウカムルバスと言ったHR解放後しばらくしてから解禁される
重鎮モンスターの素材を使うため、生産できるのは相当遅い。
しかもキー素材は一番遅いアルバトリオン(HR80が必要)の素材であるため、生産リストに出るのも遅い。
- ここまでの重役出勤なのだからさぞかし効果の程は…と期待が高まるが、炎熱適応+4だけ。
スロットも無く、防御力は上位最序盤のレア4のガンナー防具と同程度しかない。- これで炎熱適応がものすごいレアスキルだったなら分かるのだが、
頭部位で炎熱適応のスキルポイントを4持つ防具には他にクシャナRとEXレウスが存在する。
EXレウスは底力のスキルポイント、クシャナRスーラは1スロットと毒-4を有している。
クシャナRアンクは隻眼同様スロット無しな上に毒-4だが。
防御力でもこちらを大きく上回り、当然生産タイミングもこちらより断然早い。 - 属性耐性は全属性+2と優秀だが、炎熱適応を使いたくなる場所に出没するモンスターは
大半が火属性使いな訳で、火属性の耐性なら他の防具の方がもっと高い。
どこを見ても、オシャレ装備以外で竜王の隻眼をチョイスする意味が全く無い。
装飾品では炎熱適応スキルを3ポイントしか稼げないので、
その状況に限れば三眼には勝てる。
- これで炎熱適応がものすごいレアスキルだったなら分かるのだが、
- MHXは会心率を中心に強化する組み合わせが
強化されていること、自ら狂竜症になる狩技が存在する事から、
MH4の頃と同じように狂撃耐性のスキルが付く装備であったならまだ個性を持てていただろうに…。
MHXX
- G級版の竜王の隻眼Xが登場した。
三界のモンスターたちのG級素材を要求され、やはり作成時期は非常に遅い。
- では性能も相変わらずかというと、炎熱適応のSPが10に増えている。
すなわち、1部位で南風の狩人が発動できるという事である。
- 頭さえ空けておけば炎熱適応が発動できるため、有用性は格段に上昇した。
MHXXでは有用なスキル持ちのピアス防具が多く
寒冷地なら北風の狩人、どちらでもないなら見切り+2や明鏡止水などに容易に変更できるため、
この防具を使ったマイセットを作っておいて損はないだろう。 - もちろん本作で追加された防具合成にも対応。
G級武具を揃えていけば上記の上位防具なら比較的作りやすいので、
ちょっと厨二なカッコいい見た目を生かしてみてもいいだろう。
MHW
- パッケージを張る今作のメインモンスター、ネルギガンテの素材から製作が可能。
今作のスロットはLv3×1個。
過去作のようにスロットを3個持っているわけではないが、今作ではスロットのLvが高くなければ付けられない
装飾品が存在するため、スロット1個という字面以上に拡張性は高い。
だが、今回はそこでは止まらなかった……。
- なんと、弱点特効スキルLv2を引っさげての登場である。
しかし、片目が見えないのに弱点に攻撃が通りやすくなるのは何故だろうか。心の眼というやつか?
本作はガンナー武器がどれも非常に強力な性能を得たため、
弱点を狙って攻撃し易いガンナーにとっては、弱点特効は是非ともつけたいスキル。
勿論剣士でも極めて有効なスキルであることに代わりはないので、
結局剣士・ガンナーともに非常に有用なスキルであることは依然として変わっていない。
それを頭装備だけでお手軽にLv2まで発動できるという
凄まじい性能になっている。
前述のスロットに痛撃珠を入れれば頭だけで最大レベルの弱点特効を発動できるし、
サイズ3の装飾品が入れられる拡張性を活かしてこの部位だけで弱特2・ひるみ耐性1や
弱特2・匠1などといった優秀なSPを実現することが可能である。
オマケに防御力も並の古龍防具より高いデフォルト70、カスタム強化で90にまで伸びる。
更にネルギガンテを1~3回も狩れば揃ってしまう程度の緩い製作難易度も強みである。
こうした優秀さから、様々な武器でこれを用いた武具がテンプレート入りしつつある。
MHW:I
- マスターランク用のEX竜王の隻眼は追加されなかった。
その代わりか重ね着装備が登場した。
マスターランク古龍クエストの報酬「覇王の証」と、怒り喰らうイビルジョーの素材が必要なため、
生産出来るのはストーリー後半。 - 直接的な後継者は無かったが、
ストーリー段階ではEXジャナールβが弱点特効Lv1にLv4スロットとLv2スロットを1つずつ持つため、
LV2スロットに痛撃珠を入れればこちらの上位互換となる。
またクリア後はEX金色ノ添髪βが弱点特効Lv2にスロットLv4+1と同じ感覚で使える。
また、その後追加されたEXブラキウムヘルムβは弱点特効Lv1にLv4スロットが2つ、
Lv1スロットが1つという破格の性能を持つ。
折角ならこれらの防具を頭にし、重ね着装備で隻眼にしても良いかもしれない。
- ただしストーリー攻略中だとEXジャナールβ以外ではあまり強力な頭装備がないため
痛撃珠が手に入りにくい場合、最悪ラスボスまで竜王の隻眼を選択する余地があったりする。
痛撃珠は比較的入手が簡単ではあるのだが、それでも新規プレイヤーだったりサブデータだったりすると
上位は大抵すっ飛ばしてMRに来てしまうため、「窮賊、ハンターを噛む!」や「我が名はヴォルガノス」、
各種歴戦個体の調査クエストといった上位装飾品を掘りやすいクエストに行けない場合が殆どとなる。- なお、大した寄り道もせずほぼ完全に真っ直ぐ進んでいた場合、多少繋ぎになる武具を作っていた程度では
「伝説の黒龍」クリア後でもHR50に届かない可能性は十分ある。
これは「進行を無視してHR上げを行う」という選択肢を取るにしてもなお時間はかかるという証左である。
尤もクリアした時点で祭期間ならば銀の錬金チケットを大量入手出来るようになる為
スキル重視でもラージャンに隻眼で挑まねばならないケースはほぼないとは思われるが… - 尚もしもこのケースに陥ってしまった場合だが、ぶっちゃけ体力増強Lv3と防御力600前後があれば
終盤の古龍戦やラスボスでも瞬殺はほぼ起きないため、他の防具で補えば隻眼でも結構やれてしまったりはする。
- なお、大した寄り道もせずほぼ完全に真っ直ぐ進んでいた場合、多少繋ぎになる武具を作っていた程度では
関連項目
クエスト/竜王の系譜 - 竜王を冠するクエストだが、特に関わりはない。
モンスター/隻眼イャンガルルガ - 隻眼を冠したモンスター。Xシリーズで共演したがそれ以上の接点は無い。