MHP3から新たに登場した、弓に装填できるビンの一つ。
目次
概要
MHX(X)以前
- 他のビンと比べると、プレイヤーからの需要や使用率が著しく低い。
と言うのも、このアイテムと同じくMHP3から曲射という新技が弓に追加されたため。
曲射も減気効果を持っているため、わざわざ減気ビンを用いなくても曲射で代用できてしまうのである。
また、このビンを装填している間は弓が本来持っている属性効果が失われてしまう。
一方、曲射はそのような事は無く、さらに強撃ビンを始めとする他のビンとの併用も可能。
以上の理由から、使い勝手があまり良くないビンとしてのイメージが強くなってしまっている。- 一応、減気ビンの名誉のために補足しておくと、曲射をせずとも減気効果や眩暈が狙えるため、
こちらのスキも小さくなり、仲間を巻き込みにくい。
通常の射撃ならモンスターの頭も狙いやすく、上手く当てていければ曲射より早く眩暈させられる。
そして最大まで溜めなくても、自分のタイミングで攻撃できる。
この様に他のビンと同じく、決してメリットが無いアイテムという訳ではない。
- 一応、減気ビンの名誉のために補足しておくと、曲射をせずとも減気効果や眩暈が狙えるため、
- 減気効果の蓄積についてはヒット数を稼いで当てさえすればいいので、
他の状態異常ビン同様、どの矢タイプでもほぼ問題ない(拡散がやや推奨され、重射があまり推奨されない程度)。
だが眩暈を狙うとなると、頭部に集中して当てなければならない都合上、矢タイプごとの相性がかなり出る。- 一番相性が良いのは間違いなく連射矢だろう。
一点を狙い撃ちやすい矢の挙動とはぴったりマッチしている。
- 拡散矢については、頭部に幅があるような相手でもない限りは基本的に相性が悪い。
しかし、超至近距離射撃により無理矢理にでも全矢ヒットさせれば、一気に相性は改善される。
……言うまでもないが、クリティカル距離の無視によって火力は低下し、
頭部付近に接近することによって被弾もしやすい…と、
本来大事な要素をことごとくかなぐり捨てることになるため、あくまでスタン特化のための運用法である。
- 重射矢については、挙動に癖があるとはいえ一点を狙い撃てるため相性はいい…と思いきや。
他の矢タイプに比べてヒット数が少ないにもかかわらず、
その差を埋められるような補正がかかっているわけではないため、実質連射矢の劣化である。
- そして貫通矢だが、言うまでもないが断トツで相性は悪い。
頭部自体が巨大な相手でもない限り、どうやっても頭部へのヒット数は稼げない。
- 一番相性が良いのは間違いなく連射矢だろう。
- MH4以降ではシステムの関係で「曲射が使えない」弓が登場。
このような弓で減気効果や眩暈を狙う戦術を用いたいなら、今度こそ減気ビンは必須となる。
ただし、そのような特性の弓が必ずしも減気ビンに対応しているとは限らない。
また、仮に対応していたとしてそんなに積極的に狙いに行く必要があるかは
その時の状況や相手によって大きく左右される。
前述の通り、本来の属性や他のビンが使用できないことを考えると、
逆に実質的な戦力の低下を招く結果にもなりかねない。
MHWorld
- MHWorldではペイントビンと共にリストラされてしまった。
あちらはシステム自体の大幅な仕様変更ゆえ、
こちらは以前から指摘されていた曲射との役割被り*1、
もしくは特殊装具強打の装衣の追加に伴い効果が被ってしまうためそうなったと思われる。
一方、ボウガンは近接攻撃が威力・スタン値の大幅強化を受けつつ、
減気弾も続投していたりするので釈然としないところではある
これにより強撃ビンを含むその他のビンとの併用が可能になり実質的な強化になったが、
肝心の曲射にはスタン値上昇の効果が乗らない為注意が必要である。
MHRise
- MHRiseでは曲射の仕様変更などもあって再登場。
疲労状態による恩恵が多いため、余裕があれば減気目的で付けていく選択肢もあり。
無論、連射弓であれば的確に頭に矢を当て続けられればスタンを狙うこともできるだろう。
本作ではクタビレタケやシンドイワシがないので、ドキドキノコと空きビンを調合することで作成することができる。
百竜弓のカスタマイズでは、デフォルトで装着可能な接撃ビンの他に2種類選んで使用可能になる。
そこで減気ビンを選択すると、なぜか攻撃力が+10されるという大盤振る舞い。
1枠目に強撃ビンは鉄板だが、それ以外の状態異常を使わないのであれば攻撃力目当てに減気ビンという選択肢はある。
余談
- スラッシュアックスにも、MHP3より同名のビンが追加されている。
しかし、疲労の仕様の問題でかえって剣士が立ち回りづらくなったり、
火力に直結する強撃ビン一強のゲームバランスが続いていた事等からスラッシュアックス使いからの
採用率はとても低く、かなり冷遇されていた。- MHXX以降では性能の改善が進められ、MHW/MHW:Iでは実用に足る性能という評価を受けた。
続くMHRiseでは他のビンにとって競合相手として強大すぎた強撃ビンが弱体化された事、
疲労の大幅強化+減気ひるみの発生頻度大幅アップ、優秀な武器の登場という
様々な有利要素が重なり、登場から苦節10年、かなり優秀なビンという評価を受けるに至っている。
- MHXX以降では性能の改善が進められ、MHW/MHW:Iでは実用に足る性能という評価を受けた。