MH4にて、旅団クエストを全てクリアすると現れるクエスト。
いわゆる村最終に相当するクエストである。
目次
概要
- すっかりシリーズ恒例となった、村最終の大連続クエスト。
今回の内容は最初から超帯電状態&狂竜化するジンオウガ、激昂したラージャン、
そしてシャガルマガラの3頭を、逃げ場の無い禁足地にて相手にするというもの。
ジンオウガと激昂したラージャンは同時狩猟となり、その後シャガルマガラが相手となる。
もちろんながら、モンスターの強さも上位相当である。
何とかジンオウガとラージャンを退けても、後に控えていたシャガルマガラに対処し切れず3乙…
なんて事もザラなので、くれぐれも油断は禁物。
- 前作の村最終とは逆に最初に同時狩猟、
その後単体狩猟になるので気持ち的には楽に感じるが、
相手が相手だけに気を引き締めて、というか気を抜いて倒せるような相手では当然ない。- また、英雄の証明との違いとして、素材もモンスターのレベルに相当するもの(上位素材)が入手できる。
さらにこのクエスト、(ギルドクエストを除けば)激昂したラージャンの部位破壊素材である
「羅刹の金角」が基本報酬で入手できる唯一のクエストである。
苦労してクリアしてもレア素材も含めた上位アイテムがきちんと貰えるため、
上位装備をきちんと整えてから挑んでも、十分な見返りがあると言える。
尤もこの3頭の素材の為にクエストを回すには、いささか難易度が高過ぎではあるが…。
- また、英雄の証明との違いとして、素材もモンスターのレベルに相当するもの(上位素材)が入手できる。
- 安全にいくならば、開幕でけむり玉を使用して分断状態を維持しつつ戦うのが無難。
ただ、フィールド自体が比較的狭い上、
ラージャン、ジンオウガ共に運動能力が高く、行動範囲が広いことから
気付かない内に背後にもう片方がいて…ということにもなり得る。
今作でも同士討ちのダメージはそれなりに見込めるため、
腕に自信があるならば混戦覚悟の戦いも選択肢に入るだろう。
また禁足地では落とし穴、シビレ罠の設置ができないため捕獲は不可能になる。
そのため必然的に討伐しなければならない。
伝統のチキン戦法として、ジンオウガとラージャンの攻撃からひたすら逃げるという方法もある。
同士討ちのダメージが見込めるために、うまくラージャンの攻撃がジンオウガに当たるようにすれば、
一切攻撃せずにジンオウガを倒すことも可能。
というか適当にぐるぐる走り回るだけでもラージャンの気光ブレスが面白いくらいジンオウガに当たる。
ランスやガンランスなら、ガード強化を発動させた状態で強走薬を飲みガードに徹するという方法も使える。- また、乗り状態時に完全に無敵になることを利用し、
ジンオウガの背中に乗っている間にラージャンにひたすら殴ってもらうという方法もある。
オトモも含めると実質4対1となるジンオウガがちょっと気の毒に思えるが、相方が相方なので仕方ない。 - 更にラージャン特有の思考パターンとして、偶にハンターを無視して他の大型モンスターにヘイトを向けることがある。
超攻撃的生物という設定を反映した行動だと思われるが、特にこのクエストにおいてはありがたい仕様である。 - これらの戦法で戦う場合の注意は、(当然だが)周りに気を付けることである。
強走薬切れや強走薬未使用時のスタミナの回復、事故によるダメージ等による回復中に攻撃を受け、
最悪連続で攻撃を食らって気絶、そのまま何もできないまま1オチしてしまう事もあるので、
気光ブレス等の隙の大きい攻撃後等に安全を確かめて回復することをお勧めする。
また、乗り無敵時にラージャンに殴ってもらう戦法については、
乗り攻撃成功後の無敵解除時にラージャンの追撃を食らわない様にも気を付けよう。
着地地点に気光ブレスが飛んできた場合は諦めるほかないが。
- また、乗り状態時に完全に無敵になることを利用し、
- ジンオウガとラージャンには氷属性が、シャガルマガラには火か龍属性が通るため、
3頭共通の弱点を突くということはできない。
しかし、最初の2頭のうち一方を倒してしまえばあとは消化試合なので、どちらかと言えば氷属性がオススメ。
あるいは安定して力を発揮できる毒や爆破属性で行く手もある。
- なお、今作では大連続狩猟クエストのシステム変更で回復薬グレートが剥ぎ取れなくなっており、
討伐しても補充が不可能、という点で難易度があがっている。
不安な人は回復薬グレートを調合分持ち込んでおこう。
更に安全な策としてモドリ玉を調合分持ち込み、危なくなったらBCで寝て回復するという戦法もある。
ちなみにこのクエストではいくら待ってもアイテムは支給されない。
最後くらいアイテムは持参しろというカプコンからのメッセージだろうか。
クエストクリア後の特典
- クリアすると団長からは腕用防具「団長の腕輪」、
加工担当からは「乗り+10と狂撃耐性+2」のついた騎士の護石が貰える。- 「団長の腕輪」は広域+5、指揮+3、スロ1という性能だが
この防具の特徴として装着すると腕を露出する事ができるため、
女性キャラを使っている場合は同じく広域つきで見た目重視のシリーズである
メイドシリーズ、ヘルパーシリーズ、セイラーシリーズ、スカラーシリーズ
などとのコーディネートで役に立つ。 - お守りで発動する乗り名人は安定して乗りを狙える武器ならなかなか有効なスキルだが、
装飾品が存在せず、防具にも現状では初期装備であるブレイブシリーズとその上位版のブレイブSシリーズ、
および、USJのイベントクエストでのみ生産可能なスタールークシリーズにしか
プラスポイントはついていないので、単体で発動できるこのお守りはかなり貴重な一品となる。
一応通常入手のお守りでも乗り+10がつく事はあり、スロットがついていた場合はこちらは用無しになるが、
その場合も使い道があるかはともかくこのお守りは鑑定では絶対に出ないため、うっかり売却しないように。
ネタ装備などの非実用のマイセットに登録しておくと売却ミスを防げる。
- 「団長の腕輪」は広域+5、指揮+3、スロ1という性能だが
- また、防具の色彩設定で「虹色」を設定できるようにもなる。
- 色の可変部分が大きい一式防具やスカルヘッドなどで使用すると
かなりインパクトのある見た目になるので一見の価値あり。
一色でキメたい場合などオシャレ的な意味では使いづらいが、
オンラインプレイではパッと見だけで「私は村クエを全部クリアしましたよ」と証明する事ができるので、
ある種の勲章のような使い方もできる。
性能はともかく、頭をレインボー髑髏にして5倍ナルガで主張する姿はまごうことなき変態。
- 色の可変部分が大きい一式防具やスカルヘッドなどで使用すると
- その他、各拠点の人々からは賛辞の言葉をかけてもらえ、
シナト村ではストーリー中に登場したシャガルマガラにまつわる伝説の続きを聞くこともできる。- MH4Gでは、クリアすると受けられる賛辞がなんとエピソードクエストによって追加された
新たなルームサービスからも受けることができる。
……が、現在「団長からの挑戦状クリア時に設定したルームサービスからしか賛辞を受けられない」という、
重大な問題が発生している。
今後も追加ルームサービスが配信される可能性と、このクエストの難易度を考えると、
気軽にやり直しすることも難しい。
団長に話しかけるまでは賛辞が発生しないので、
クリア後も団長を放置するという方法で回避が可能。
セリフを見たいときはルームサービスを該当のキャラに変更した後、団長に話しかけよう。
他のキャラのセリフも見たいという時はそのままセーブせずにリセットすればよい。
ただし、勲章が得られないというデメリットもある。
- そもそもコンテンツとしてはこちらはMH4から、ルームサービス変更はMH4Gからである。
MH4G発売前にMH4をやりこみとっくにクリアしてしまった人も多いだろう。
MH4Gから新しく始めたとしても高難易度とはいえあくまで上位クエ。
順序通りやってしまえばコノハからぐらいしか賛辞を聞く事ができない。
クエスト/師匠からの試練でも同様の問題が発生しているが上記の状況を考えると、
当クエクリア後の彼女らのセリフはよりレア度の高いものと言っていい。
事実を知らずに全員のメッセージを聞ける人はほぼ皆無だろう。 - あまりに難易度が高い(そもそももう無理な人は無理)ので、下記折込に各キャラの賛辞を記す。
ネタバレを嫌う方は注意。
- MH4Gでは、クリアすると受けられる賛辞がなんとエピソードクエストによって追加された
- ルームサービス(アイルー)
- 旦ニャ様、団長さんの挑戦を
見事乗り越えたとのこと、
おめでとうございますニャ。
- 旦ニャ様こそが、真の本当の唯一の
美しき名高き気高き誉れ高き
ハンターですニャ。
- 旦ニャ様、団長さんの挑戦を
- ミナガルデの看板娘(ベッキー)
- あ、ハンターさん。
団長さんのクエストを達成したんですって?
おめでとうございます。
- …え?
ええ、別に驚いたりしませんよ?
- だって、
ハンターさんならどんなクエストも
やり遂げるって、私、知ってますもの。
- あ、ハンターさん。
- ユクモ村の看板娘(コノハ)
- あ、ハンターさん、
団長さんからのお題を、
達成されたんですってね!
- ハンターさんがお留守の間も、
ひっきりなしにお祝いのお客様が
いらっしゃってたんですよ!
- 私もちょっとだけ、鼻が高いです。
…えへへ。
- あ、ハンターさん、
- タンジアの看板娘(キャシー)
- ハンターさん、団長さんの挑戦を
クリアしたんですねっ!
おめでとうございますー!
- ハンターさんこそが、
スペシャルハンバーガー級に素晴らしい
一流ハンターですよっ!
- ハンターさん、団長さんの挑戦を
- モガの村の看板娘(アイシャ)
- やった――――――――――い!
うわぁ――――――――――い!
- 団長さんからの難題のクリア、
おめでとうございまーす!!
- ハンターさんの手柄は私の手柄!
私の手柄は私の手柄です!
- やった――――――――――い!
- ジャンボ村の看板娘(パティ)
- ハンターさん、なにかあったんですか!?
なんだか最近、あちこちハンターさんの
噂で持ちきりで…。
- えっ!? 団長さんの挑戦を成し遂げた?
すごい! おめでとうございます!!
- 2人でお祝いしましょう、ハンターさん!
私の料理の腕、振るっちゃいますね!
- ハンターさん、なにかあったんですか!?
- メインプランナーを担当した徳田優也氏は、電撃のインタビューにて
「クリア後に起こる出来事は本当に壮観です! 僕は、鳥肌が立ちました。
ぜひクリアしてください……あんなに難しくしておいてなんですが(笑)。」
と太鼓判を押していた。
MHXX
- MHXXでは村最終枠として「龍歴院からの挑戦状」とクエスト名を改めて再登場。
MHP2G、MH3G、MH4Gの村最終と同じくG級クエストで、
MHXXのアレンジが施されている。
- ジンオウガが狂竜化の代わりに獰猛化しているのと、最初は超帯電状態ではない2点以外は当時と同じ。
他クエストはP2G世代からの登場でマップからモンスターのモデリングや動きまで何もかもが違ったり、
亜種を獰猛化で代用していたり、極限個体の同時狩猟から獰猛化個体の連続狩猟へと改変されたりする中、
アレンジが加えられた四種のクエストの中では最も本来のクエストに近い。
- MHXXの村最終枠の中では、唯一罠も使えず分断も出来ないマップでの同時狩猟となるが、
体力はかなり低く補正されているためけむり玉さえ失敗しなければクリアするのはそう難しくはない。
禁足地のキャンプにはベッドがあるので、モドリ玉の調合素材を持ち込むのも有効である。
シャガルマガラは前座の死体が消えるまで出てこないので、獰猛化で体力の多いジンオウガは無視して
体力の低いラージャンを先に倒してしまいただの連続狩猟に変えてしまう戦法が一般的か。- ただし、「クリアはそう難しくない」のはあくまでけむり玉による分断が上手くいけばの話で、
徘徊ルート的にどうしても2頭同時に陥ってしまいやすい。
罠も柵も不可な関係上、難易度的にはダブルクロスまでを含めて頭一つ抜けて高いので、
気合の入れどころである。 - 今作でも同士討ち戦法は健在であるため、途中で2頭同時に陥ってしまってもリタイアを押すのはまだ早い。
お互いの攻撃範囲の広さが幸い(?)して、ハンターが手出し出来なくても勝手に体力を消耗してくれるのだ。
犬猿の仲を体現するかのような2頭の激しいぶつかり合いを必死に逃げ回りながら観察するのも一興。
ただ体力満タンから同士討ちのみで討伐に持って行くのは流石に骨が折れるので、
出来るだけタイマンのうちにダメージを稼いでおきたい。
- ただし、「クリアはそう難しくない」のはあくまでけむり玉による分断が上手くいけばの話で、
- クリアすることでユクモ村の村長から頭防具ユクモ・テルメが贈られる。
気になるスキルは、風圧+15。単体で風圧【大】無効が発動する。 - 敢えてMH4時代になかった要素、つまりニャンターで挑むと言うのも一つの手である。
フィールドが禁足地のため、モドリ玉を覚えたニャンターであればドングリの補充が可能であり、
ドングリによる復帰直後のモドリ玉は無敵時間中に帰還効果が発揮されるため妨害されない。
つまりドングリが尽きた時点でサポートゲージが3以上あれば絶対に落ちない。
そしてゲージ増加量を上げるスキル等を駆使すればほぼ攻撃せずとも上記条件が達成できてしまう。
ただしニャンターはけむり玉を使えないためジンオウガとラージャンを分断できず、乱戦は必至。
少なくともこの2頭を相手にニャンターで対等に戦えるだけの技量は必要である。
モグラをして同士討ちを誘うのは咆哮や震動で引きずり出されるので非推奨。
使わない人からすれば厳選や育成やスキル入れ替えの手間があるので決して楽とは言えないが。- また、三番手の大トリには前作と同様にシャガルマガラが待ち構える訳だが
ニャンターで挑む際には更に厄介な相手と化す事は肝に銘じておくべきであろう。
何が厄介かと言えば、とにかく移動範囲がデタラメに広いこと。
「画面端から画面端への旋回滑空」からの「着地と同時に明後日の方向へ暴走突進」などザラである。
ニャンターでは追い掛けるだけで相当の時間が掛かるため
前座二頭を手早く、積極的に片付ける手際の良さと運の良さが、ハンター以上に攻略の要となる。
また、まさしく天廻龍の名の通りシャガルマガラは空に居座る時間も長いため
空の相手を物ともしないブーメランニャンターとしての真の資質も試される。
- また、三番手の大トリには前作と同様にシャガルマガラが待ち構える訳だが
余談
- 大連続狩猟としては非常に珍しく古龍種がターゲットになっている。
古龍種が大連続狩猟に登場するのは、MHP2Gのイベントクエスト「電撃祭G イカヅチの山」のキリン以来である。
- なお、禁足地でシャガルマガラ以外のモンスターと戦闘する事があるクエストは
MH4Gまでのイベントクエストを含めた全てのクエストを見渡してもこれ以外では2つしか存在しない。
これらのクエストのうち、背景の空が暗くなるのは「シャガルマガラがいる時」と
「ゴア・マガラが狂竜化状態になっている時」のみであるため、
暗くなるのは狂竜物質に関係しているのだと思われる。
- 恐るべきことにこのクエスト、受注・参加条件が「条件なし」である。
よって、理論上は下位でもクエスト受注が可能という事になる。
まぁ、ここまで来るのに上位(しかもHR7以上)にならないと
受注できないクエストをクリアしなければならないので全く関係ない話ではあるのだが。
関連項目
モンハン用語/村最終
モンスター/ジンオウガ
モンスター/激昂したラージャン
モンスター/シャガルマガラ
フィールド/禁足地