システム/迎撃戦クエスト

Last-modified: 2019-09-22 (日) 00:05:55

MHF-Zより登場したクエスト種別の一つ。
定期開催イベント『歌姫狩衛戦・真説』中の「猟団迎撃戦」と連動している。
MHF-Z1.1から追加された「緊急迎撃戦クエスト」についても扱う。

目次

概要

  • メゼポルタに迫り来るモンスターを迎え撃つ」という主旨のクエスト群。
    MHFオリジナルフィールドの迎撃拠点を舞台としており、
    襲来した様々なモンスター達を連続で狩猟し、その脅威を排除することが目的となる。
    • 通常の迎撃戦クエストでは3種~5種の大型モンスターを"連続"して狩猟していく。
      MH2準拠のMHFには大連続狩猟クエスト*1に類する仕様が存在しなかったが、
      後述の通り迎撃戦クエストには大連続狩猟と類似した仕様が存在している。
      ただし、迎撃戦クエストには強大な古龍種が最後に控えているといったものもあり、
      本家シリーズの大連続狩猟クエストとはやや印象が異なる部分もある。
    • 設定面では防衛クエストとかなり近しい印象を受けるものの、
      拠点の耐久値は「モンスターが連続して登場する迎撃戦クエスト」では減らない仕様となっている。
      単独のモンスターが登場する緊急迎撃戦クエストでのみ、拠点防衛の要素がある。
  • 「猟団迎撃戦」と連動して配信され、歌姫狩衛戦の「戦歌の章」期間中のみ受注できる
    配信期間は特別事情がない限り、1ヶ月間の内で1週間程度となる。
    また、猟団迎撃戦絡みであるため、猟団に所属しないと受注できない
    これに加え、実装当初はG級に昇級したハンターのみを対象としたコンテンツだった。
    MHF-Z1.1後の第4回開催時からHR帯ハンター向けのクエストも配信されるようになった。
  • プレイヤーが迎撃戦クエストを受ける目的は、大別すると下記の要素となる。
    詳しくはシステム/歌姫狩衛戦の項や公式オンラインマニュアルも参考にされたし。
    • 迎撃戦クエストの達成で入手できる「迎撃ポイント」を集めることで、
      個人達成報酬猟団達成報酬を獲得する権利を得る、及び緊急迎撃戦の発生条件を達成する。
    • 「迎撃ポイント」を開催期間中に猟団全体で蓄積することでモンスターを撃退、
      一定以上のエリアを奪い返すことで「特別猟団部屋」の利用権を得る。
    • 猟団迎撃戦専用のモンスターと戦い、各種素材を獲得する

迎撃戦クエストの特徴について

迎撃戦クエスト

  • 通常の迎撃戦クエスト。主に「モンスターが連続して登場する迎撃戦クエスト」が該当する。
    メゼポルタ広場などにいる「御付きのネコ」から受注する*2
    モンスターの登場頭数に関わらず、クエストの制限時間は30分であり、
    唯一、辿異種のクエストのみ制限時間が50分となっている。
    • 当初はG級クエストのみが存在しており、HR向けのクエストは後から追加された。
      MHF-ZZアップデートではクエストを受注する際の項目が別けられることとなり、
      HR帯の「迎撃戦クエスト」、GR帯の「G級迎撃戦クエスト」として分類されるようになった。
  • G級クエストは難易度が固定されているため、必ず防御力減算が掛かる。
    MHF-ZZからは「クエスト自体の難易度設定」を参照していた旧仕様からやや変更が入り、
    現在登場しているモンスターの難易度設定に応じて補正値がクエスト中に変動するようになった。
  • 記載されているアイコンのモンスター全ての討伐がメインターゲットとなっており、
    左端のアイコンのモンスターを先鋒として1体ずつ倒していく形式となる。
    サブターゲットとして数体の討伐が設定されているケースが殆ど。
    • 全く同じモンスターが連続して登場することはなく、基本的に顔触れはバラバラ。
      ただしHR5帯のモンスターは「剛種」で揃えられているクエストが存在する。
      また、古龍種(レビディオラハルドメルグ)などは一番最後に登場する傾向が見られる。
      烈種始種遷悠種などに分類されるモンスターは現状登場していない。
    • クエストによって得られる迎撃ポイントは、基本的には狩猟するモンスターに依存する。
      「祈祷の章」で設定されている"歌玉"のポイントが概ね反映されているが、
      「部位破壊の達成」「撃龍槍を命中させる」「祈歌武器を装備して参加する*3
      「同じ猟団所属者の参加」といった要素でも迎撃ポイントの加算が行われる。
  • クエスト名は「連続迎撃・下位3」「連続迎撃・剛種1」「連続迎撃・絶戦8」など。
    「連続迎撃・(大まかなクエストの種類・受注区分)(クエストを示す数字)」となる。
    HR帯の受注区分を示すもの(下位・上位・凄腕・剛種)以外のクエストはG級のものであり、
    「熱戦」「激戦」「絶戦」「破戦」「属戦」など多岐にわたる。
    • 開催期間中は常時配信されるクエストが複数ある他、
      G級帯では日替わりで配信されるクエストも多数存在している。
  • 以下は迎撃戦クエストの大きな特色を列記する。

モンスターが発覚済みの状態で配置される

  • 迎撃戦クエストのモンスターは、最初からハンターを捕捉した状態で配置される。
    これは1番手となる初期配置モンスター、後続のモンスター全てに共通する。
    モンスターは「ハンターを発見して咆哮する」といった過程がスルーされるため、
    エリア進入後には即座に攻撃態勢へと突入する。
    このため、モンスターが健在の間はほぼ常時戦闘BGMが流れ続ける仕様となっている。

モンスターの消滅が早い

  • 狩猟したモンスターが消滅するまでの時間が通常より早い(30秒足らず)。
    MHFでは初期作同様「死体消滅までの時間が比較的長く待たされる」*4仕様だが、
    その時間が短縮されたことで連戦しやすい環境となっている。
    全モンスターが迎撃拠点エリア3に初期配置されるため、一々エリア移動する手間も掛からない。

歌姫にアイテムを預けられる

  • 迎撃戦クエストに限り、ベースキャンプに歌姫が応援に駆け付け、
    「クエスト中に所持しているアイテムを預かる」というニャン次郎に近い役割を担当する。
    何度でも入れ替えが可能で、預けたアイテムはリザルト時にアイテムボックスへ送られる*5
    迎撃戦クエストでは討伐したモンスターの素材はそのまま剥ぎ取れる
    (一部作品の大連続狩猟クエストとは異なり回復薬グレートにはならない)ため、
    素材が持ちきれなかった時に利用することが想定されているようだ。
    ただし、わざわざBCにまで戻ってまで全ての素材を持ち帰るハンターは少なく、あまり利用されない。

迎撃拠点の耐久値が減らない

  • 通常の迎撃戦クエストでは、耐久値という概念が無視されている。
    このため、ハルドメルグが混じるクエストでも耐久値を意識せず戦うことができる。

ケオアルボルのテーマBGMが流れる

  • 従来は迎撃拠点に汎用BGMは設定されていないが、
    一方で焔嶽龍ケオアルボルとの関連性を示す*6ためにも、
    テーマBGM「嶽キ焔ヲ迎エ撃チシ戦歌 -遭遇-」を汎用BGMとして流れる仕様になっている。
    ただしフルバージョンではなく、曲の途中から流れる仕組みとなっている。
    なお、専用BGMを持つモンスターは専用曲が優先して流れる仕様となっている。

クリアしたクエストには「CLEAR」マークが付く

  • 2017年7月より追加された仕様であり、各開催回において初めて迎撃戦クエストをクリアすると、
    「クエスト初クリアボーナス」として、1000迎撃Pを得ることができるようになった。
    そのボーナスを入手済みであることを示すマークである。
    この1000Pはランク補正の適用外であるため、
    HR迎撃戦クエストをG級ハンターがクリアしても、1000Pは必ず獲得することが出来る。
    クエスト初クリアボーナスを得るために、
    最初に一通りの迎撃クエストをクリアするという選択肢も生まれたといえる。
    なお、このシステムは緊急迎撃戦クエストにも適用される。

狩衛士の雇用・参加(廃止)

  • (緊急)迎撃戦クエストにのみ帯同させることが可能なNPC、狩衛士が存在した。
    狩衛士は迎撃戦クエスト受注前に「ギルド貢献ポイント」を消費して雇用することができ、
    ハンター1人に対し狩衛士1名が加わることになる。
    帯同はG級の迎撃戦クエストに限定されるが、
    通常のPT人数枠(4人)とは別枠でハンターに同伴するNPCであり(かつての破狩人と同等)、
    これにより、擬似的に5人以上で迎撃戦クエストに臨むことができた。
    MHF-ZZでは事前告知も殆どなく廃止されてしまった。破狩人と同じ運命を辿るとは……
  • クエスト報酬は当初はメインターゲット(最後のモンスター)と、
    サブターゲットのモンスター(1~4番目のモンスターのいずれか)のものしか得られず、
    部位破壊報酬は破壊した分だけ入手できるという仕様であった。
    2017年7月よりこの仕様は見直され、狩猟したモンスターごとに報酬行が設定されるようになり、
    更にその中にはG級希少素材までもが含まれるようになった。
    確率もG級秘伝への導きと同じぐらいであるらしく、
    加えて猟団迎撃戦開催期間は歌スキルが発動可能であるため、
    全サーバーの総歌玉数が一定以上で発動可能になる運気スキルで更に報酬での入手確率を上げられる。
    よって、モンスターの素材集めにも概ね適したクエストになったと言える。
    • ちなみに、GR500以上のハンターがG級の迎撃戦クエストをクリアした場合、
      モンスター毎に設定されたクエスト難度をベースにした武器勲が、
      討伐したモンスターの数だけ入手可能になる調整も同時に行われている。

緊急迎撃戦クエスト

  • MHF-Z1.1より新登場したクエスト。特定条件を満たした時のみ受注できる。
    緊急迎撃戦クエストの受注・参加条件は猟団所属済み、かつG級ハンターであること
    迎撃戦クエストを下地に、MHFでの緊急依頼の要素が加わったものと言える。
    • 緊急迎撃戦クエストは突発的にクエストが発生する他、
      迎撃戦クエストにて迎撃ポイントを一定数蓄積することでも挑戦権が得られる。
      緊急迎撃戦クエスト発生中は広場などにいる「御付きのネコ」頭上に!マークが表示され、
      発生の兆候を見過ごしていたとしても一目見れば発生しているか否かが判別できる。
      • 迎撃ポイントは猟団全体ではなく、ハンター個人個人の数値が参照される。
        緊急迎撃戦クエスト実装当初は迎撃ポイント25000ごとに1回発生と設定されていたが、
        ある問題が発生したため現在ではこれよりも高い数値が設定されている。
    • 既に出現している状態で別途出現条件を満たしても無視される*7うえ、
      一度出発すると(リタイヤしても)再度出現条件を満たすまでクエストが現れない。
      出現後はあまり間を置かず、されど準備は入念に行ったうえで挑戦すべきだろう。
      この辺りの仕様は概ね天廊の番人(緊急調査依頼)に準じた立場の仕様と言える。
  • 緊急迎撃戦クエストでは「焔嶽龍ケオアルボル」が討伐対象となる。
    ケオアルボルは緊急迎撃戦のみに登場する専用のモンスターであり、
    猟団迎撃戦、ひいては歌姫狩衛戦というコンテンツ自体に紐づいた存在となっている。
  • 基本的な要素は迎撃戦クエストと同様だが、独自の仕様も存在している。
クエスト開始時に演出が入る
ケオアルボル戦において、クエスト開始時に演出が入る。
画面に大きくWARNINGと表示され、緊迫感を煽る。
チャットで助言が入る
ケオアルボル戦では、クエストの進め方についてチャットで助言が入る。
拠点の耐久値が存在する
通常の迎撃戦クエストとは異なり、耐久値の概念が存在する
当然ながら耐久値が0になればクエスト失敗となり、緊急迎撃戦クエストも消滅してしまう。
後述の特典もあるため、可能な限り耐久値は残した状態にしておきたい。
迎撃ポイントを多く獲得できる
緊急迎撃戦クエストで討伐を達成した、あるいは部位破壊を達成した場合、
通常の迎撃戦クエストよりも多い迎撃ポイントを獲得することができる。
更に、拠点の残存耐久値に応じて迎撃ポイントが追加される仕様も存在する。
砦耐久ボーナス【(残存耐久値)%】と表記され、無視しがたい量のポイントが入る。

余談

  • 「メゼポルタに多数のモンスターが襲来する」というコンセプト自体は、
    メゼポルタ開拓記の「総力戦」にて先んじて実現している。

関連項目

システム/歌姫狩衛戦
システム/防衛クエスト
フィールド/迎撃拠点
モンスター/ケオアルボル


*1 初出はMHP2G。
*2 自由区、交流区、求人区、復帰区。
*3 祈歌効果の発動如何で迎撃ポイントの上昇量が異なる。
*4 これが特に問題となったのがクエスト「鎌蟹たくさん(団ギザミ)である。
*5 ただし、アイテムボックスに入り切らなかったものは売却精算されてしまう。
*6 10周年記念プレミアムグッズ同梱のインタビューより
*7 連続して2つ目の緊急クエストが発生することはない。