モンスター/ケオアルボル

Last-modified: 2023-11-01 (水) 22:39:20
種族
古龍種
別名
焔嶽龍(えんがくりゅう)
登場作品
MHF
狩猟地
迎撃拠点

目次

生態・特徴

メゼポルタ広場近くの迎撃拠点に突如襲来した、古龍種の巨大モンスター。
迎撃拠点にかつて襲来した古龍をも凌駕する巨躯を誇り、"超弩級古龍"とも称されている。
体には火焔を帯び、今にも噴火せんと岩脈にマグマを溜めた山嶽を連想させる。
その威容と後述の特異体質から「焔嶽龍ケオアルボル」と呼称されている。
炭のような体色の皮、角や四肢などにある乾いた流木を思わせる部位を特徴とする。
古龍種ではあるものの背部には翼が存在せず、基本的に四足歩行で移動する。
肩から背部に伸びる特徴的な部位「異形殻」の正体は翼ではなく骨であり、
ケオアルボルの巨体を支える大きく堅牢な骨が露出したものである。
この大堅骨は焔嶽龍の背面を守る外骨格としての役割をも担っている。
また、頭部から生える複雑な形状の角は「放熱角」と呼ばれる。
体内の熱を集める役割を担い、ケオアルボルの状況によって色が移り変わる。
口には鋭い歯が生えそろっているが、食性などは全く不明。
この口からは炎を極太の熱線として放射することも可能である。
身体の大部分を覆う厚炭皮は驚くべき厚み故に、熱を体内に閉じ込めるという。
ケオアルボルの、古龍としての能力は「無尽蔵に熱を生成する」物であると考えられている。
事実、即席で熱線を放ったり、地面に腕を突き刺して熱を送り込むことで、
外敵の足元に小規模の噴火を起こしたり、膨大な熱を広範囲に放出することで高温の環境を作り、
熱で外敵の体力を削る等、尽きることを知らないかのように熱を用いる事が確認されている。
そしてケオアルボルの事でも特に注目が集まっているのが、前腕部と尾部である。
厚炭皮が熱を閉じ込めるのは既に述べたが、この3箇所は特に厚い炭皮で覆われている。
故に、膨大な熱量を蓄積し、熱膨張を起こしていくことが確認されており、
その膨張の様子は傍目から見ても判る程で、熱を帯びて伸縮する姿は異様である。
だが、他部位より熱を閉じ込められるとは言えやはり限界は存在するようで、
これら3つの部位のいずれかが熱膨張の限界を迎えてしまった場合、
ケオアルボルは、放熱行動としてその熱を口に送り込み、高熱・高密度の火炎熱線に変換する
原理としては鎧竜グラビモスなどが放射する熱線と類似しているが、
その能力故に蓄積された熱量は尋常では無いほどで、
故にケオアルボルが放熱のために放つ熱線は危険極まりないものであり、
堅牢な砦を容易く破壊せしめるほどの熱量を持つと考えられる。
また、上述の放熱を、その能力を用いて生成した熱を用いて短時間で行うことがあり、
打ち込まれた地面広範囲が融解していき、大元の熱線に接触したハンターは無事では済まないという。
関係者はそれを「大熱線」として通常の熱線とは呼び分け、警戒を促している。
ただでさえ脅威足りうる巨体に加え、その熱を蓄積する特異体質を存分に生かし、
敵対する者には容赦なく高熱の炎を浴びせ、積極的に排撃しようとする。
その巨躯ゆえに動作こそ素早くはないものの、運動能力自体は優れており、
地中に潜ったり、自らの数倍の高さまで飛びあがったりと豪快に動き回る。
また、体表から骨らしき物体を撒き散らして外部を攻撃することもある。
口から吐く熱線やブレスの扱いにも長けており、様々な形で利用する。
並みのハンターであれば逃げ惑うことしかできないだろう猛威に加え、
自ら熱を発生・蓄積させて放熱の度に危険な大熱線を放つ生態から、
放置すれば想像を絶する甚大な被害が齎されることが予見されている。
ハンターズギルドでは突然の巨大古龍襲撃という事態に際し、
功績を上げている手練れのハンターを対象とした緊急の迎撃依頼を出している。

概要

  • MHF-Z1.1(2017年2月アップデート)にて実装された古龍種の超大型モンスター
    歌姫狩衛戦・真説」に新たに追加された「緊急迎撃戦クエスト」に登場する。
    同アップデートより、猟団迎撃戦はHR帯のハンターでも参加できるようになったが、
    緊急迎撃戦クエストはG級でのみ発生するため、ケオアルボルの登場ランク帯もG級のみとなる。
    また、ハードコアモード(≒特異個体)は存在しない。
    • 狩猟解禁日はZ1.1大型アップデート翌週の2017年2月8日。
      猟団迎撃戦開催期間中にのみ挑める、歌姫狩衛戦に紐づいたモンスターとなっている。
  • MHF-Z 紹介ムービーの最後に映される形で初公開され、当初は名前などが一切不明であった。
    「立派な四肢」「翼らしき部位が見当たらない」という骨格の持ち主であったため種族予想がし辛く、
    発表当初は「ジンオウガに続く牙竜種が遂に登場するのではないか」と見る人も多かった。
    2016年12月の開発運営レポート動画版にて名称と別名である"焔嶽龍"が公開されたことで、
    巨大な古龍種であるとの見解が広まり、2017年1月のファミ通誌面にて種族が確定した。
  • 結論としては、古龍種ではあるがティガレックス骨格の超大型モンスターである。
    スリムな体型故に判り辛いが、大きさはMHF版アカムトルムよりも一回り大きく、
    小山にも例えられる巨体を持つヤマツカミらと同程度の体格である。
    尾を切られてなお尾が切断されていないアカムトルムやオディバトラスの全長を大きく上回っており、
    全長は40~50メートル前後、体高は15メートル前後と思われる。
    • ダウン時や尻尾切断時、討伐時などのごく基本的なモーションはアカムトルムと同様で、
      また一部モーションはオディバトラスポボルバルムと共通していることが確認できる。
      だが、その巨大さゆえか動きはアカムトルムらよりも更に鈍足化しており、
      大きく倒れこむ際には完全に倒れ切るまで5秒程度を要するなど、全体的にかなり鈍重である。
    なお、骨格こそ超大型飛竜種と共通するものの、飛竜種とは別の祖を持つとされる古龍種に分類される以上は
    超大型飛竜種、およびそれらの先祖と思しき絶滅種との関連性があるとは考えにくく、
    シャンティエン同様、「単に他種族と共通する骨格の古龍種」であると思われる。
  • ケオアルボルは猟団迎撃戦の「緊急迎撃戦クエスト」と呼ばれるクエストにて登場する。
    緊急迎撃戦クエストは従来の物とは異なり一定確率でランダムに出現するほか、
    一定の迎撃ポイントを獲得したハンター個人個人に挑戦する権利が与えられる。
    詳しくはシステム/迎撃戦クエストの記事も参照されたし。
    • 従来の迎撃戦クエストとは異なり、開始時にWARNINGと表示される特殊演出が入る
      WARNING!といえばMHP3の乱入クエストを彷彿とさせる文面ではあるが、
      実態はMHFの乱入クエストでお馴染みのUNKNOWNらに近い代物となっている。
      なお、MHF-ZのPVではゼナセリスに対して何故かこれに近い演出が成されていたが、
      これは暗にケオアルボルの仕様を示したものと捉えることもできなくはない。
  • グァンゾルムと同じく、クエスト途中にムービーが挿入される
    ムービーの入るタイミングは「最初に戦闘エリアに突入した時」と、後述の「形態移行時」。
    グァンゾルムとは異なり討伐達成時の専用カメラアングルはない。
    • このムービーは参加者個人個人で任意キャンセルが可能。
      ただしムービー中の行動には攻撃判定があり、キャンセルすると被弾のリスクが生じる。
      これらの仕様もグァンゾルム戦でのムービーに準じたものとなっている。

戦闘概要

  • ケオアルボル戦の要は左右前腕部尻尾にある「熱膨張する部位」。
    この3部位は時間経過によって熱を帯びる→熱膨張で赤熱化する→限界に達し、凄まじい熱風と黒煙が吹き上がる、
    という計3段階の変化で推移していく。
    3部位いずれかの膨張率が最大に達した時、ケオアルボルは砦に向かって放熱を行う。
    この行動は「大熱線」と呼称されており、砦の耐久値を20%削っていく。
    「大熱線」は周囲に莫大な熱を放出しながらグラビモス以上の極太熱線を薙ぎ払うという、
    明らかに放熱のためだけに取るものとは思えない攻撃規模となっている。
    開幕行動時に必ず1回行い、その後4回大熱線で砦を攻撃されるとクエスト失敗となる。
    • 膨張する部位はハンター側が攻撃を加えることで膨張率を減衰できる
      定期的に3つの部位を攻撃することで、膨張率上昇を食い止めることが可能。
      PTでの役割分担やとっさの協力姿勢が重視される仕様となっている。
    • 留意点として「膨張率は怯み値とは直接関わらず独立している」点が挙げられる。
      膨張中の部位で怯みや部位破壊を起こしてもギミックを解除したことにはならず
      熱膨張を抑えるためには「熱を解放するまで同部位を殴り続ける」必要性がある。
      ポボルバルム戦に慣れていると陥りやすい誤解なので、覚えておきたい。
      また逆にポボルバルム戦に慣れていると判断しやすい点として、
      尻尾の熱膨張はしっかり切断で分離する先端部を攻撃しないと抑えられない
    • 戦術面では、膨張して赤熱化した以上の膨張状態の部位を攻撃し、熱開放をすることで、
      耐えられないのかケオアルボルが大きく転倒するという、長時間の大ダウンを奪える。
      バサルモスなどと同じくダウン時に転がるが、これに判定はない。
      熱を帯びた段階ではダメなので、慣れたら1段階放って置くと隙を意図的に作りやすくなるだろう。
  • ケオアルボル戦では「御付きのネコ」ことトッツィチャットで助言してくれる
    教えてくれる内容は「熱膨張した部位の状況」「大熱線の予兆」「砦の状況」などで、
    ケオアルボル戦に慣れていない間は彼の発言に従い、熱膨張した部位を攻撃すると良い。
    砦耐久値については60%、40%、20%でそれぞれ発言内容が異なるため、
    一々クエスト詳細を開いて確認せずとも耐久値の把握はできる仕様となっている。
    砦の耐久値が20%にまで下がると「もうおしまいだニャァ…」などと弱音を言いだす
  • ケオアルボルは残り体力に応じて全3つの形態を取る。
    第一形態"通常"、第二形態"灼熱"、第三形態"熱暴走"*1とのこと。
    • 灼熱形態移行時は上体を起こした後、前脚を地面に叩き付ける咆哮を行う。
      目の周りが明るくなり、角や背部の異形殻が仄かに赤熱した姿へと移り変わる。
    • 熱暴走形態移行時には地中に潜った後、ムービ-による演出が入る。
      灼熱形態よりも各部位の赤みが増し、皮膚の一部もはっきりと明滅するようになる。
    クエスト開始時には必ず左右どちらかの前脚が熱膨張を起こしており、
    残り体力50%頃に第三形態へ移行した後は必ず3部位全てが熱膨張している状況となる。
  • 上記の通り火属性を多用し、灼熱のスリップダメージを多用するモンスターとなっている。
    スリップダメージはラヴィエンテ猛狂期のように技に付随して発生する。
    熱そうな見た目とは裏腹に、近付いただけでダメージを受ける"炎鎧"のような仕様はない。
    • 当時既に実装されていた火属性やられは、意外にも一切用いない。
      武器には爆破属性が付与されているが、爆破やられについても用いてこない。
      辿異種を含むMHF-Z以降の新モンスターで、
      属性攻撃を扱いながら属性やられや状態異常を用いないのはケオアルボルのみである。
  • ケオアルボルは第一回情報開示時点で弱点属性まで告知されている*2
    それによると、弱点は龍・氷属性とされている。
    前年に実装されたゴア・マガラ武器に付加される闇属性が有効であるようだ。
    ただし、この属性配分が形態変化後まで続くのかは不明である。
    • また、打撃によるめまい(スタン)や麻痺などの状態異常による拘束も通用する。
      やや高い位置にある頭部や、振り回されて狙い辛い尻尾を殴る際には活用したい。
  • 破壊可能な部位は右前腕、左前腕、尻尾(切断)、角、背中の5カ所。
    迎撃戦クエストの仕様上、部位破壊時にはアナウンスが入るため、判別は容易。
    背中は胴体とも怯み判定を共有しているため、腹部の攻撃でも背中破壊が可能。
    剣士だと破壊しづらいと言う訳ではないので覚えておくと良いが、
    一方で巨大モンスターの例に漏れず、腹下は動きが把握しづらくなるため、気をつけたい。
    また、尻尾切断は適応撃スキルがあれば打撃武器、ガンナーでも切断可能
    この2点を把握することで、全破壊を狙うPT編成も行いやすくなるだろう。
    • ケオアルボルの尻尾は、切断可能な物としては蛇王龍に次ぐ巨大さであり、
      ダラ・アマデュラは尻尾の先端部分だけだが、
      こちらは、巨大な尻尾そのものが豪快に切断される
      切断された尻尾は、アカムトルムとウカムルバスの尻尾を上回る大きさはあり、
      並の大型モンスター一頭分にも近いサイズはある。
      • なんと、尻尾だけでも3回も剥ぎ取りが可能
        シリーズ初の切断した尻尾からの剥ぎ取り回数が3回以上*3のモンスターとなる。
    • 実装初週には尻尾切断に不具合があり、ホスト以外は尻尾が切断出来ない可能性があった。
      現在は修正されている。

主な行動解説

  • 2016年後半以後のMHFモンスター同様、一部の攻撃技に付随する咆哮と震動は、
    それぞれ「超咆哮」と「超震動」となっている。
    • 超咆哮については、他の超咆哮持ちモンスターよりリアクション時のダメージが大きい技がある。
      また、音圧のダメージ判定自体は一瞬しかないため前転回避で大ダメージを回避できるが、
      肝心の咆哮判定そのものは非常に長いため、
      穿龍棍のEX回避やライトボウガンのスライディング回避ではギリギリ悶絶してしまう(大ダメージは受けない)。
      ケオアルボル自身の咆哮時間が長く、耳を塞いでいる間に追撃されることはないため、
      無対策でも致命的な影響はないが、辿異スキルが無い場合は緊急回避やヘビィボウガンの爆風回避を用いる、
      或いはガードで防ぐかしないと効果的に反撃できず、熱膨張の時間稼ぎをされやすい、と覚えておくとよい。
      が、逆に言えば無効化すれば、非常に長い咆哮モーションを気にせず攻撃できるということであり、
      保護系スキルの「目に見えない火力向上」を実感しやすい、とも言い換えられる。
    • 超震動は判定が一瞬のため辿異スキルなしでも回避は容易だが、
      こちらは攻撃とのコンボで絡めてくるため、避けないと危険なことになる。
    このように、それぞれ熱膨張の時間稼ぎ、
    コンボでハンターに攻撃を仕掛けるといった役割がハッキリしているのも特徴である。
大熱線
ケオアルボルの代名詞と言っても過言でない行動で、かつ最も警戒すべき行動。
熱膨張した部位は赤熱→熱風が発生→黒煙も出るという形で推移するのだが、
黒煙が出た状態、つまり熱膨張する部位が1つでも限界を迎えた状態になると行う。
砦の方に向き直り、少しの溜め動作の後に太い熱線を眼前に放つ。
予備動作は明瞭で、トッツィが警戒を促すためハンターが当たることはまず無いが、
一回完遂する毎に迎撃拠点の耐久値が20%減り、更に開幕ムービーで必ず放ってくる
このため実質耐久値80%から開始となり、4回完遂されるとクエスト失敗となる。
大熱線を放つと熱膨張率は赤熱化まで落ちるものの、暫くすると再度限界を迎える。
つまり熱膨張を放置していると短時間で大熱線を連発され、クエスト失敗しかねない。
  • 放射に併せて周囲には高熱のエフェクトが掛かるものの、スリップダメージはない。
    あくまで判定は熱線自体にしかないが、幾度も左右にぶれつつ薙ぎ払ってくる。
    よって、下記の打ち付けタイプと違って定点に熱が集中していないため、
    スリップダメージがない、と考えることが出来る。
    また、意外にもハンターに対するダメージはそこまで高くはない。
  • 下記の打ち付けと違い、明らかに長時間の放射を行っている
    それだけ、3箇所の部位に蓄積できる熱量が莫大ということなのだろう。
  • トッツィの警告の他に大熱線を必ずやる、と判る動作に拠点への軸合わせが挙げられる。
    「ただの軸合わせが何故?」と思うかもしれないが、
    実は、ケオアルボルは烈種メラギナス同様、ハンターを攻撃する際は軸合わせを全くしない
    そして軸合わせ対象は拠点のみであるため、軸合わせ動作は必然的に大熱線の予備動作となるのである。
大熱線打ち付け
その場で下半身を持ち上げ、地面に叩きつける。
その反動で上半身を上げ、体内で生成した熱を用いた大熱線を地面に打ち付ける用に放つ
上述の大熱線と違い、熱をそのままの形で利用、かつ短時間で放射する事であり、
その熱量故に大熱線を中心とした、広範囲の地面が溶けて溶岩化していくのが特徴。
溶岩内はスリップダメージフィールドとなっており、それなりの速度で体力を削られるのだが、
この攻撃の最大の特徴は熱源である、大熱線に近づくほどスリップ速度が上昇していく点。
特に、熱源である大熱線に接触しようものならただで済む訳がない…以上の物で、
なんと体力最大から根性札グレート、魂の再燃及びそれに準ずる効果*4全て含めて蒸発(即死)させられてしまう。
  • 上述の大熱線が対砦攻撃であれば、こちらは対ハンター攻撃と言える物である。
    堅牢な砦へのダメージといい、強力な保険手段全てを消費した上で一瞬で蒸発させられる事実に、
    改めて、本種が放つ大熱線の威力がうかがえる。
  • ちなみに予備動作として行う叩きつけは地割れによるダメージがある。
    が、問題はそこではなく被弾するとご丁寧にケオアルボルの正面側に向かって吹き飛ばされる事である。
    最悪、起き上がったら大熱線に蒸発させられるなんてことも…。
熱線
大熱線だけでなく、通常の熱線を放つことも出来る。
オディバトラスのなぎ払いサンドブラストと同じように、極太の熱線を振り回す
長時間の放熱故に、熱量の消費を抑えているためか威力は大熱線には及ばない。
が、なぎ払い速度が遅いので、緊急回避クラスの無敵時間でないと横切るのは不可能
また、熱膨張を抑えるために定点攻撃も重要なのに、
それなりに動き回る事で狙いづらくなるのも厄介な点である。
棘散布
ケオアルボルが巨体を揺すり、背中から巨大な骨片のようなものを落とす。
地面に突き刺さったそれは次第に赤熱し、一定時間経過で爆発する。
ケオアルボルの熱膨張部位の近くにも落ちてくる、厄介な妨害行動の一つ。
  • なお、よく見るとケオアルボルの大技時には細い骨のような物が飛び散る。
    さらに、ハンターが焔嶽龍の身体に攻撃した際にも細かな破片が表示される。
    上記の棘から察するに、外骨格がバラバラと剥がれ落ちているのだろうか?
  • 上記の仕様は部位破壊達成時エフェクトと紛らわしい要素ではあるが、
    幸いにも迎撃戦クエストでは部位破壊時にアナウンスがあるため、判別に支障はない。
薙ぎ払い
右腕を振り上げた後、眼前の地面を引っかくように薙ぎ払う。
この時に地面が熱せられ、溶岩の波としてケオアルボルの前面に流れてくる。
また、同時に尻尾も地面に擦り付けることで上述した溶岩の波が発生し、
こちらもケオアルボルの正面付近まで攻撃範囲となる。
  • 巨体故に攻撃範囲が広く、さらに溶岩の奔流もあるため非常に回避し辛い。
    ケオアルボルの正面にいた場合は尻尾に付随する溶岩第二波まで到来する。
    防御力があれば火事場体力でも耐えられるため、ゴリ押しするハンターも見受けられる。
  • 尻尾切断後は当然ながら振り払う尻尾のリーチがかなり短くなるほか、
    尻尾側で発生していた溶岩もなくなるため回避しやすくなる。
岩砕きコンボ
唸り声を上げつつ身構える予備動作から行う、怒涛の連続攻撃。
巨体に見合わぬ動きで右腕を軸にして側方へと跳躍、即座に左腕で地面を穿つ。
続けて眼前の地面に噛み付き、そのまま岩盤を空中へと放り投げる。
最後に空中の岩盤目がけて熱線を放ち、周囲一帯に高温を帯びた岩として撒き散らす。
  • 最初の左腕に当たるとハンターは打ち上げられ、岩盤打ち上げでほぼ確実に追撃される。
    ケオアルボルの正面だった場合は上記に加えて熱線も当たり、空中での連撃となる。
    また、左腕に当たらずとも超震動が発生するため未対策では身動きが取れず、
    場所が悪ければ岩盤打ち上げなどの追撃を受けてしまう大技となっている。
  • 最後に撒き散らされる岩は着弾時に爆発する。ケオアルボルの近くにはあまり落ちない。
    初撃の超震動は岩が降下する前に解除されるため、こちらはコンボにはならない。
超咆哮
何れも上述の通り超咆哮であるためダメージ+長時間耳を塞ぐ。
咆哮単発で使用するのは2種類存在する。
一つは灼熱形態移行時に使用する、後方に体を引いて大きく息を吸い込んでからの咆哮。
モーションにはティガレックス亜種などが使う大咆哮と同じものが使われている。
この咆哮は音圧ダメージ判定こそ短いのでフレーム回避できるものの、
超咆哮判定が長く前転やステップでの回避ができないので、
辿異スキルで対策していない場合はガードや緊急回避等、無敵時間の長い行動で対処する必要がある。
もう一つはアカムトルム系統でおなじみの立ち上がってからの咆哮。やや遅れ気味に判定が発生する。
  • 上記以外にも攻撃に付随しての咆哮を所有しており、超震動との合わせ技も存在する。
    よってケオアルボルの咆哮バリエーションは多い。
  • ちなみに咆哮を放つ際、
    怒り移行後のティガレックスの咆哮と同じ空気が破裂したような音が発生する。
焔風
ケオアルボル戦において最大の死因となりうる要注意攻撃
まず、あの巨体で空中に飛び上がり、着地と同時に炎のブレスを発射。
続けて大咆哮を放ち、超広範囲に継続ダメージをもたらす灼熱の風を巻き起こす
この炎は迎撃拠点の高台の上まで届くほど範囲が絶大に広く、
数秒もしないうちに体力が全て削り取られ瞬く間に力尽きてしまう
一見対処の余地もないような凶悪攻撃と思われがちだが、その灯台もとには火は届かない
ケオアルボルは防御力がしっかりしていれば意外と耐えられる攻撃が多いため、
実質この攻撃が根性スキルが意味ない、所謂大技として機能している。
大噴火
灼熱形態(第2形態)以降でのみ使用する大技。
振り上げた両前脚を地面に叩きつけて埋め込み、ハンターの足元に熱だまりを発生させる
そこから、熱エネルギーを噴出させてハンターを攻撃する技であるようだ。
最初の叩き付けに超震動があり、動けない所に真下からの噴火を受けてしまう。
噴火はそれぞれのハンターの足元に3回連続で発生する。
また、片方の前脚を地面に埋めこんでからX字に連鎖的に熱エネルギーを噴出させ、
前脚を引き抜いた後に巨大な爆発を起こす技も持つ。
形態変化
アカムトルムと同モーションで地面に潜る予備動作の後に行う。
赤熱した地中から飛び出た焔嶽龍が荒々しく咆哮するムービーが挿入される
また、ムービーが流れ始めると戦闘BGMが独自のものへと変化する。
威圧感溢れるBGMと共に、炎を巻き上げて上昇する様子は噴火活動と見紛うほど。
この形態変化を行うと左右前脚と尻尾の3部位全てが熱膨張状態になり
ソロPTでは大熱線準備の妨害が多少難しくなる。
ムービー以前には一度も大熱線を使わせない、といった心構えで臨みたいところ。
  • ムービーをキャンセルする場合、ケオアルボル着地時に発生する超震動と、
    続く超咆哮のコンボに対処する必要性が生じる。
    咆哮終了後にムービーをキャンセルすることでリスクを無くす小技もある。
    対処さえできれば隙は大きく、熱膨張した部位への対応も容易となる。
  • 一撃一撃の規模が大きい分炎エフェクトも非常に巨大である。
    描画負荷も大きいことが容易に想像できることからXbox360、PS3、
    ギリギリのラインで動かしているHigh Grade EditionのPCプレイヤーは、
    処理落ちの多発を覚悟したほうが良いかもしれない。

武具

  • 猟団迎撃戦の専用クエスト限定の登場と、
    天廊の番人に似たポジションであるが固有武具は存在する*5。いずれもG級武具である。
    MHF-Z1.1プレビューサイトに各装備の性能が掲載されているが、
    その特殊なポジション故かケオアルボルの武器はいきなり最終強化に等しい状態を生産し
    防具はGXシリーズを直接生産する物となっている(従来通り精錬可能)。
    • また、ケオアルボル素材由来の武具は「歌姫狩衛戦・真説」特設サイト内で、
      祈歌武器と同じ「歌姫狩衛戦で手に入る武器一覧」などに併記されている。
  • 武器は大剣・ハンマー・ランス・スラッシュアックスFの4種類。「焔嶽龍ノ○○(武器種)」という武器名を冠する。
    プレイヤーから「準G級武器」と呼ばれるGR1かつ強化先がないG級武器というスタイルを取っているが、
    その性能は勿論G級武器LV50級の性能を持つ。
    そして非常に高い火、爆破属性の双属性が特徴的。
    • 爆破属性を含んだ双属性武器は過去にもイベント武器で存在していたが、
      モンスター武器で爆破を含んだ双属性武器はこれが初となる。
      MHFにおける爆破属性は蓄積能力の乏しさ(これはモンスター側の耐性値が高く、
      爆破の毎に耐性が付いていくのが理由)と爆破ダメージの低さが弱点として捉えられているが、
      当武器はそのテコ入れの一端なのか、爆破属性値がいずれも4桁に到達するという特性を持つ。
      火属性値も同様であり、純粋に火属性武器としても強力。
  • また、スラッシュアックスF以外全ての武器がリーチ極長となっている。
    • ちなみにシジルをアイテムなしで取り外し可能。
      モンスター武器としてはかなり異例なポジションだったが、
      後のアップデートで通常のG級武器なども自由に取り外せるようになった。
  • 防具は焔嶽(剣士)、緋嶽(ガンナー)シリーズ
    上述の通りいきなりGX段階の生産である上に、
    剣士防具はLv1時点で既にエントラGXLv7と同等の防御力がある。
    そのため、生産直後から即戦力化が可能になっている(ガンナーはそれよりは低め)。
    生産には申し訳程度に絶玉と小型モンスター素材も使うものの、
    それ以降の強化はケオアルボル素材しか使わない。
    極限征伐戦素材を用いずに精錬できるモンスター製防具は、ラヴィGXシリーズに続き2つ目となる。
    デザインは和装……というより歌舞伎の衣装を意識したものとなっているようで、
    男性剣士は焔嶽龍の外骨格を襷に見立てたような胴部、しめ縄のような腰部が目を引く。
    また、プレビューサイトでは見得を切るようなポーズで掲載されている。
    • 一方で、遭遇に特殊な条件が存在しているためか、
      当シリーズは2017年11月アップデートにて実装された、「精錬珠の直接生産」の対象外となっている。
  • ちなみに武器・防具に共通する点として、
    特殊な立ち位置のボス級モンスター故か説明文ガヤラカシテシマッテイル
    アイツの装備でも防具の方は普通だったのに。
    • ただし漢字トカタカナ混ジリノ文と言えど、その内容自体は割と普通のものである。
      少なくともこの手の武器の開祖ほど壮大なスケールではない。
  • 防具にはケオアルボルと同時実装の新スキル「猛進」が備わっている。
    詳細は当該項目を参照されたし。

余談

  • 歌姫狩衛戦のストーリーには「未曾有の力の襲来に歌姫は臥し」との記述があり、
    かつてないほど強大な龍の脅威が、メゼポルタに訪れようとしている」とも記されている。
    これらはケオアルボルの「超弩級古龍"ケオアルボル"襲来!」という記述と符丁しており、
    数々の特殊仕様で迎撃戦クエストに登場する焔嶽龍の存在を示唆していたものとみられる。
    このような形で登場の伏線が張られたMHF産モンスターは珍しい。
    名前の由来についてはギリシャ語で「燃える」を意味する「ケオ」とスペイン語で樹木を意味する「アルボル」から由来する。
    ケオアルボルの表皮は木炭の様に炭化した表皮をしており、角は焼き枯れた樹木の様に見える。
  • 別名の"嶽"には「高く険しい山」「山の頂上」「山頂」という意味がある。
    浮岳龍の"岳"とほぼ同義で、それに倣うなら「燃え盛る山のような龍」といったところか。
    その別名と様々な熱攻撃に加え、未対策で時間経過で勝手に行う超規模の放熱行為、
    そして公式でも火山のように例えられていることから、
    モチーフとなっている自然(現象)は地上の火山(噴火)だと推測される。
    • 一方、MHF-Zの"Z"にはZenith(頂点)という意味があるとの言及があり、
      MHF-Z大型アップデートのキャッチコピーも「Zを極め、頂点へ」となっている。
      このことがケオアルボルのコンセプトに影響している可能性も否定はできない。
  • ケオアルボルの強さがどの程度に設定されているかは言及が無かったものの、
    「猟団迎撃戦向け」「クエスト失敗阻止のために複数部位への攻撃が必要」と、
    猟団員を中心としたPTで臨むことが前提とみなされるような仕様が多く、
    更に一部では一撃で拠点を破壊する攻撃を持つというとんでもない触れ込みで紹介されていたこともあり、
    プレイヤー一人での攻略が不可能に近いモンスターなのでは?との見解もまま存在した。
    • 実際のところは、喧伝されていた「一撃で拠点を破壊する攻撃」は上述の通り存在しない
      (メディアリリースのミスあるいはゲームバランスを考慮しての仕様変更だと思われる)。
      このため、仕様を理解していればプレイヤー+NPC3名の4人PTでも十分クリア可能となっている。
      迎撃戦クエストであるため狩衛士を同行させることも可能で、
      その場合は(狩衛士を雇う際に使用したギルド貢献ポイントの量にもよるが)更に安定するだろう。
      拠点攻撃についても耐久値が0になるまでに4回もの猶予があるために然程の脅威ではなく、
      「膨張している部位を出来る限り優先して叩く」基本を忘れなければ攻略は可能。
      基本的には、GR1から挑める通常枠のG級超大型モンスターよりやや手強い程度の設計と言える。
      とはいえあくまでクリアするだけならの話であり部位破壊を全てこなすとなると流石に厳しくなってくる。
      そういった場合はやはり人間4人PTで行った方がいい。
  • ケオアルボルが実装された週は、緊急迎撃戦クエストにて獲得できる迎撃ポイントの量が
    非常に多く設定されており、緊急迎撃戦クエストを出現させたプレイヤーが4人いれば、
    ケオアルボルのみとの連続戦闘が可能であった
    これはケオアルボルの出現条件が迎撃ポイントを参照しているためで、
    別の人のケオアルボルを倒して大量のポイントを入手、
    自前でクエストを発生させる……という流れの無限ループが可能であった。
    • ただし野良で通常の迎撃戦クエストを挟まず連戦するためには、
      4部位以上破壊、祈歌武器装備、放熱完全阻止、団旗持ち込みという条件が付いていた。
      人によってはかなり厳しい条件である*6ため、
      広場では祈歌武器か、ややポイントは減るが辿異武器や始種武器に火力スキル盛りの募集が多く見られた。
    しかし、やはりと言うべきか他の迎撃戦クエストの価値が無くなることや、
    「幾多のモンスターと戦い、退ける」という猟団迎撃戦のコンセプトに反していることから、
    ケオアルボルの2回目の登場回ではこれらの全て要因に対して調整が入った。
    これ以降、緊急迎撃戦クエストにて獲得ポイント量は、
    最大でも「通常の迎撃戦クエストよりもそれなりに多い」程度に減少し、
    更に緊急迎撃戦クエストが確定で出現する累計迎撃ポイント量も増加した。
    • その一方、初回開催時には「出発時にエラーが発生して権利が消滅するだけ」という不具合が
      多数確認され、2回目の開催時にはこのエラー発生時に権利が消滅しないようにするための暫定対処が
      行われた関係で、この暫定対処を逆手にとって不正に連戦する方法が発見された。
      その影響かは不明だが、4/10~4/23の利用規約違反者対応状況において
      チート行為に対する対処件数が警告が26件・一時停止2件という、
      通常ではありえないようなデータ*7が確認されている。
      ちなみにこの第2回では「第1回の終了時に緊急迎撃戦の権利が残っていた場合持ち越される」という
      不具合もあったが、こちらは問題ないとされている。
  • 「筋骨隆々の四肢を持つ」「角の生えた獣のような姿」「炎を扱う」という外見から、
    ファイナルファンタジーシリーズに登場する召喚獣「イフリート」を連想する人が多い。
    イフリートの姿は作品によって全く異なるものの、彼らに混ぜても違和感はあまり感じない。
    胸部から背部に回り込むように伸びる大堅骨がよりファンタジーらしい印象を与えている。
    • 剣士装備"焔嶽"シリーズには歌舞伎を連想させる意匠が存在しており、
      ケオアルボルの背部の器官(異形殻)は「襷」をモチーフとしている可能性がある。
  • シジルのレシピは各武器種の「リーチUP」が発現しやすいものになっているが、
    従来のG級モンスターと異なり、いわゆるG級希少素材(ケオアルボルのそれは入手率が高い)レシピのみで、
    各武器種毎にレシピが用意されている。
  • 実装日多くのハンターが挑戦したが多くのユーザーが思ったほど大きくない、
    プレビューサイトのものより小さいとの声が大きかった。
    実装前は一部のユーザーからラオシャンロンと同レベルではとの声も上がっていたほどである。
    モデリングを変更したのだろうか?
    ただ、詳細が公開された2月アップデートのプレビューサイトの画像では実物との大差は見受けられず、
    MHF-Zのプロモーションでは距離感もろくに分からないアングルである事から、
    カメラアングルにより過大な印象を受けただけと思われる。
    • なお、同骨格の超大型モンスター(アカムトルム、オディバトラス、ポボルバルム)の中では、
      ケオアルボルが最も大きい。
      知識の極み!MHF-Q!の設問から、公式でもそのような扱いである事が分かる。
    • また、PVなどで描かれたケオアルボルの姿は明らかにオレンジ色に近い体色となっている。
      このような姿のケオアルボルは確認されておらず、没になったものと考えられる。
  • クエストの性質より、本邦においてはサービス終了の1週間前に戦う機会がなくなってしまったモンスターであった。(終了週が歌迎の章だったため。)
    しかも、通常では特別猟団部屋の権利を獲得しようとすると1、2回は戦う機会があるのだが、
    この時に限っては権利が1エリアで獲得可能となっており、
    迎撃戦ポイントを稼いで意図的に出現させたハンター、
    及びその猟団メンバー以外は、戦わずして戦歌の章が終わってしまったものと思われる。
    • 一方で日本より一週間遅れてサービスを終えた台湾版では終了週が戦歌の章であったため、その気になれば最後の狩りをこのケオアルボルで締めることも可能。ただし台湾版ではZZ以降のアップデートがなされなかったため、ボガバドルムやZZ以降登場した辿異種は狩猟出来ない。

ケオアルボル戦闘BGM

収録
モンスターハンター フロンティアZ 10thアニバーサリー スペシャルグッズ
  • 「嶽キ焔ヲ迎エ撃チシ戦歌 -遭遇-」と、「嶽キ焔ヲ迎エ撃チシ戦歌 -極焔-」の2曲が存在する。
    どちらもMHF-Zのメインテーマをアレンジしたフレーズが取り入れられている。
    前者は、ケオアルボルと猟団迎撃戦の関連性を示すために汎用BGMとしても使われている事が、
    10周年記念プレミアムグッズに同梱されているクリエイターズインタビューより明らかになっているため、
    この2曲共が「ケオアルボルのテーマBGM」と言っても差し支えないだろう。
    後者の曲は、形態移行ムービーが流れ始めると同時に流れる、
    文字通り「ケオアルボル戦でしか流れないBGM」となっている。
  • 前者についても、大元モンスターとの共演ということもあってか、
    G級の発覚BGM「刹那の緊迫」は流れず、
    エリアINと同時に大熱線を放つムービーと共に一番最初からBGMが再生されるという仕様になっている。
    これは、かつての烈種モンスターのBGMと同じ物であり、
    ゲーム内でフルバージョンが聞けるのはこの時のみである。
    また、時期不明だがエリアに再突入した時には「刹那の緊迫」がオミットされ、
    通常迎撃戦同様、曲の途中から再生されるようになっており、
    ヴァルサブロス以来、久方ぶりとなる「発覚BGMが一切流れないモンスター」となっている。

素材

焔嶽龍の厚炭皮
ケオアルボルの身体の大部分を占める、炭のような見た目の厚い皮。
驚異的な厚みがあり、熱を体内に閉じ込めてしまう作用が働く。
ケオアルボルの状態が移り変わると、それに伴ってやや色味が変化していく。
焔嶽龍の大堅骨
ケオアルボルの巨体を支える、大きく堅固な骨。乾いた流木のようにも見える。
体外まで露出しており、ケオアルボルの威容の一助となっている。
これらはケオアルボルの外骨格としての役割も果たしている。
焔嶽龍の異形殻
ケオアルボルの背部には∞状の巨大かつ鋭角的な部位が存在しているが、
その正体は上述した「露出した大堅骨」で構成された外骨格である。
胸部から背部に掛け、肩の周りを取り巻くように伸びるこの外骨格は異形殻と呼ばれ、
ケオアルボルの威容を際立たせており、大変目立っている。
自分自身を誇示するために発達したものではないかと推測されている。
焔嶽龍の高熱液
ケオアルボルの体内を流れる、高温の赤い血液。
この血液は身体の末端まで流れていき、超高温にまで至るとされる。
取引価格は高め。
焔嶽龍の超重尾
小型の飛竜ほどの大きさを誇る焔嶽龍の巨大な尻尾。
たくさん剥ぎとることができる。原文ママである。
その数なんと3回。一般的な飛竜の本体と同数剥げることからも質量が窺える。
また、膨張率が高まると赤みを増し炎を纏うようになる。
焔嶽龍の大鈍爪
ケオアルボルの巨大な爪で、一つ一つがハンターの背丈ほどもある。
素材そのままの状態で武器にも使えてしまうほどの逸品である。
やや鋭角的な形状ではあるものの、素材名には「鈍」の字があてられている。
平静時から爪先は蛍光色にも見える赤色になっており、
腕部の熱膨張が高まるとケオアルボルが扱う炎の色に近くなる。
焔嶽龍の放熱角
ケオアルボルの体に蓄積した熱が集まる巨大な角。
ケオアルボルの状況に応じて赤みを増していき、迫力が増す。
破壊した後も超高温を保っている、並々ならぬ代物。
生き物の角で例えるなら鹿(あるいはガウシカ)の角が近いが、
どちらかといえば白く枯れた巨木を連想させる大きさや形状を有している。
焔嶽龍の大焔玉
ケオアルボルの体内で生成された美しい宝玉。
その内部は炎で満たされており、大焔玉と呼ばれ取引価格も高い。
ケオアルボルに出現条件があるためか、貴重な素材ではあるものの出やすい様子。

関連項目

フィールド/迎撃拠点
システム/歌姫狩衛戦
システム/迎撃戦クエスト - ケオアルボルの登場する「緊急迎撃戦クエスト」についての記述あり。
スキル/猛進
モンスター/ゾラ・マグダラオス - 同じく「生ける火山」に例えられる、規格外の超巨大古龍。

ケオアルボル素材の装備

武器/焔嶽龍ノ槍 - ランス
武器/焔嶽龍ノ剣斧 - スラッシュアックスF


*1 PlayStation®.Blogより。
*2 実装前モンスターの弱点属性まで早い段階で公開されるケオアルボルのようなケースは珍しい。
*3 剥ぎ取りの基本回数。補正によって剥ぎ取り回数が増加しているケースは含まない。
*4 「歌護の祈珠」最大LVの祈歌効果と、Nブーストコースの特典の2つが存在する
*5 素材も剥ぎ取れる。
*6 特に放熱完全阻止は火力が不足していると中断がきつくなる上、1回でも放熱されるとかなりのポイントが減らされる。
*7 MHFの場合チート行為への対処は永久停止が基本である。