モンハン用語/地雷装備

Last-modified: 2024-03-10 (日) 22:16:08

MHに存在する「悪い方向で有名になってしまった装備群」のこと。
概してシリーズや環境によって異なる。
当ページ及び関連ページで紹介されている装備だからと言って、扱うハンターが必ずしも地雷であるとは限らないので
安易な地雷認定には注意されたし(データ改造等、極めて悪質なものは除く)。

目次

概要

  • MHシリーズでは古くから、他のプレイヤーの迷惑になる行為を行ったり、
    システムなどの理解が浅い初心者がオンラインで失敗を誘発するという事象、
    いわゆる「地雷」の報告がネット上等で行われているのだが、
    どういう訳か「特定の装備(構成)」のプレイヤーが地雷行為を行ったという報告が多発することがある
    このような装備(構成)は伝聞によって他のプレイヤーの警戒対象や、
    一周回ってネタ装備になってしまうことがある。
    このような装備群を総称した俗語が「地雷装備」である。
    • 多くは防具(構成)を指すが、特定の武器との組み合わせ、もしくは武器単体で語られるケースも多い。
      また、製作難易度の大小自体は問題とされないが、間接的にそれが影響して問題になった事は多々ある。
  • 作品によってどのような行動が地雷となるかは微妙に異なるように、
    どのような装備が地雷装備と呼ばれてしまうかは作品によっても異なる。
    一般的には以下の特徴を持つ装備群がそうなってしまいやすい。
    • その作品のメインモンスター希少種古龍種とそれに準ずる存在のフル装備
    • その作品内で汎用テンプレとして有名になった、もしくはTAハメ等の動画などで注目された武具
    • 新しいアクションやスキルの実装によって注目を浴びたものの、実際は尖った戦法向けで扱いが難しい
  • インターネット環境がそこまで普及していなかったシリーズ黎明期は、
    主に、話題性もデザイン性も高い傾向にある前者が地雷装備になってしまうケースが多かった。
    手軽に情報や動画を投稿・閲覧できるようになった昨今では、後者や両者の複合型が地雷装備と化す例も増えてきている。
  • また、当初はシステムの複雑さからか「ガンナーの地雷装備」に該当するものは殆ど存在しなかった。
    逆に近年では「複雑だからこそ」機能せず地雷装備と見做されてしまうガンナー装備が出てきている。
    • ある程度地雷装備としての知名度が出てくると、
      自らが地雷扱いされないようにそれらの装備を忌避する動きが出てくる。
      この記事内では具体的にその装備が「何故」問題なのかも紹介しているが、
      実際には理由も(詳しく調べなければ)分からず「○○は地雷」という風評だけが広まる事が多い。
      そのため、知識あるプレイヤーが着用を避け、その装備の着用者が地雷である確率が高まったり、
      逆に地雷がただ別の装備に乗り換え、新たな地雷装備が突然誕生したりする現象が起こる。
  • 「地雷装備」という概念が特に強くクローズアップされ出したのは、
    オンライン接続が容易になり「村で基礎を学んでからオンラインの集会所へ」という流れが崩れたMH4以降である。
    過去作品と比べて情報を共有しやすいSNSや動画共有サイトが発達した影響も大きい。
    そしてそれ以降様々なタイプの地雷が報告されるようになり、
    特に近年では「装備そのものには何一つ欠陥が無い」が、
    運用するプレイヤーの問題で地雷装備と見られてしまうものが多くなっている。
  • 尚、「地雷が着てくる傾向の強い(から、有名になった)装備」と、
    後述の「未強化」「スキル欠け」のような「地雷と見做されてしまう装備(スキル)構成」は本来は別物であるが、
    地雷と見做されてしまう構成なのに使用者が多い」ため問題になるケースが多く、
    現状としては両者は混同されてしまっている。
  • 当然着ているだけで地雷という訳ではない。
    使い方次第では優秀な装備になるものもある

代表的な装備

共通

  • シリーズ全体を通して「地雷にありがち」とされている構成。
    上述したように本来これらは「地雷と見做されてしまう構成」であって
    「地雷が着てくる傾向が強く有名になった」ものではないが、
    後述の具体例が「地雷装備」と呼ばれるに至った理由であることも多いためこちらで掲載する。
    • ここに挙げたものの中には、他のタイプの地雷装備とのハイブリッド型となっているものも多い他、
      原則として全てのシリーズにて発生する可能性があるものである。

キメラ

  • ギリシア神話の怪物「キメラ」*1になぞらえてこう呼ぶ。
    主に「スキルを考慮せず適当に組み合わせた防具」をキメラと呼ぶことが多いが、
    単に混合防具もキメラと呼称されることがある。当然、危険視されるのは前者。
    大半はスキル未発動の状態だが、適当に組み合わせた防具のスキルポイントが偶然噛み合い
    スキルが1~2つ程度発動しているケースも稀にある。
    • この状態になってしまっているハンターは大抵、スキルについてまだ理解できていない初心者であることが多い。
      あまりきつく言わず、やさしく指摘しよう。
      また、攻略段階でとりあえず防御力を優先している経験者ということも考えられる。
      それが高ランクの上位やG級ハンターならその限りでは無いが
    • 大抵後述の穴あきチーズも同時発症しているのだが、
      稀に「スキルは発動していないのに装飾品だけ入れている」という変種もいる。
      これに関しては、スキルの仕様を理解していない初心者である可能性が高い。
    尚MHW以降はスキルシステムの仕様が変わったことにより、この問題点の事情も少々変わりつつある。
  • なおキメラに関しては、装飾品システムなどがあるMHシリーズの特性上
    一部の作品を除いて装備を見ただけで「危ない」と判断するのは不可能に近い
    スキルや防御力、武器などを見ないと実際には分からないのが大半である。
  • 特に入手の困難なピアス類は所有者の技術の目安の一つと言われることが多い。
    ただしどちらも装備の外見を見ただけでは判別が付かないということもあり、
    地雷装備と見られるかどうかは作品の風潮として混合防具がどう扱われているのか、にかかっている。
    • 例えばMH4(G)では混合防具が総じて強力であったため混合防具というだけで蹴られる例は少ないが、
      初期のMHXでは一式防具が総じて強力であり、混合防具=キメラと即決してしまうプレイヤーも中には居た様である。
      後期になると組合せ前提の強力なRシリーズがイベントクエストで解禁されたりしたため、混合でも実力を発揮した。
      続編のMHXXでは再び混合装備が強力になりつつあり、即決する人はかなり減ったと思われる。
  • 上述したように「仕様は理解しているがキメラ装備」という熟練ハンターも少数ながら存在する。
    これは先に武器だけ育てておいて、防具は適当に余った素材で防御力だけ確保し、
    さっさと上位にあがってやりこみに入りたいというプレイスタイルによる事が多い。
    • 「やりこみ目的の効率化」という方針の熟練者しかやらない(やれない)珍しいスタイルであるため、
      「不可解な行動をしている初心者」と間違われても仕方ない部分はある。
      また、効率を優先していることを表に出し過ぎると別種の地雷を警戒されることもある。
    • ある程度余裕のできた熟練者になると、遊びの一貫としてTシャツやサンダル履きや半裸で狩り場に出たり、
      何かのキャラクターに似せて装備の見た目を組み合わせていることもあるため、
      元ネタに気付かない人から見ればキメラのように見えてしまうケースも。
  • World以降はスキルシステムの刷新により、適当に組んだキメラにしてもスキルが何1つ発動しないという現象はほぼ起こらなくなった。
    しかし、適当に組み合わせただけでは大量のスキルがLv1止まりのまま付いてしまうことが多く、
    Lv1のままではスキル無しと大差ない効能しか発揮しないスキルが大半なのも相まって、
    この状態を事実上MHXX以前のキメラとほぼ同等の状態と見做しても差し支えないだろう。

穴あきチーズ(装飾品なし)

  • 装備自体は揃えているのに、それに付いてるどの部位のスロットにも装飾品を入れていないもの。
    空いたスロット穴を、アニメや漫画などでよく見られる穴だらけの三角チーズ*2になぞらえてこう呼ばれている。
    防具の能力を最大限には発揮できないため、あまり良い顔はされない。
    明確に用いられるようになったのはMH4以後である。
    当然ながら、装飾品も護石も存在しない初期のMHではこのタイプの地雷は存在しない。
    • 上記のスキル無しのキメラと比べるとスキルはきちんと発動しているためまだマシに見える。
      一式装備だと大抵の場合、何かしらのマイナススキルを相殺したり、
      もしくは発動寸前のスキルを発動させるのに装飾品は重要である。
      混合装備の場合は、装飾品の搭載ありきでスキルが構築されるケースが大半である。
      ちなみに混合装備の場合は「チーズキメラ」「穴空きキメラ」などと呼ばれる場合がある。
  • また、たとえスロットを埋めていても装飾品の種類がバラバラで全くスキルが発動していない人もいる。
    これは装飾品の効果を「1つ装着すると発動する」もしくは「防具の能力が少しだけ上昇する」
    と間違って解釈している事が原因と思われる。
    後にMHW以降の作品でそういったシステムが採用されている為、
    過去シリーズにさかのぼってプレイしているならば勘違いを起こしてもおかしくはない。
  • MH4系列では村のクエストを進めないと装飾品が作れないという仕様から、
    マルチプレイしかしておらず、そもそも装飾品について知らない者が登場。
    ゲーム中でも特に明言されることもないため、
    特に初心者の場合は装飾品の存在を理解していない場合もあるので、
    「村クエは進めましたか?」と教えてあげるのも大事だろう。
  • MHXではスロット無しやマイナススキルが発動しない防具が増えたが、
    それらの場合でも護石のスキルが発動していない場合もあり多少マシになった程度。
    護石のスキルポイントと武器スロを使って何かしらのスキルは追加しておきたいところ。
    • MHXXでは護石と装飾品を活用しなければ真価を発揮しないネセトシリーズが登場。
      再びこの問題が注目された。
  • MHWorldではスキルのシステムが変更され、装飾品1つでもスキルの発動や強化ができる。
    しかし、下位では装飾品が一切入手・装備できず、上位でも本格的に装飾品集めが出来るのはゲームクリア後であり、
    チュートリアルで手に入る装飾品以外の(まともな)装飾品がラスボス討伐まで無いというケースが珍しくない。
    一方、歴戦のモンスターの狩猟を始めるようになれば
    (有用かどうかは別として)装飾品も自然と集まるようになってくる。
    インターネットで紹介されている最高効率の構成には出来なくても、
    スロットは可能な限り埋めておくようにしておきたい。
  • MHRiseも同様に下位の内は装飾品は入手できず、下位防具はスロットも全く空いていない。
    こちらは装飾品を素材で生産するシステムに戻ったが、実戦で運用できそうなものは大体☆5から、
    火力スキル関係は☆7、或いはHR解放まで生産が解禁されない場合が殆どとなっている。
    そのため環境的にはMHW同様、本格的に装飾品を付けていくのは「雷神」クリア後と言っても過言ではないが、
    それまでの段階でも有用な装飾品はいくつも存在するので、定期的に工房を覗いておきたいところ。

未強化

  • スキルなどはきちんとしていても、明らかに目的のクエストに見合わないほど防御力が低い状態。
    特に敵が強力になる上位、G級(MR)で防具を未強化で使い続けていれば、
    いくらスキルは整っていても良い顔はされない。
    発祥は防具強化というシステムが登場したMH2。
    殆ど言うまでも無い事だが、未強化である事が嫌がられる理由は、
    • 単純に防御力が低い事で簡単に力尽きてパーティメンバーに迷惑をかけやすいこと
    • クエストの報酬で出たり、ポイントで購入出来たり、フィールドの鉱石を掘ればすぐに集まるような鎧玉さえ使っていないのは、
      根本的にやる気が無いか無知とみなせること
    等がある。
    • 防御力については具体的な数値の基準があるわけではないが、
      剣士なのに体力最大でも相手の大技を受けると一撃で力尽きる
      防御力の低くなりがちなガンナーでも小技や削りダメージであっさりと力尽きてしまう様な耐久力では
      流石に他のハンターに迷惑がかかりすぎる*3
      スキルの都合でG級でも上位や下位の防具のパーツ及びピアス系装備を混ぜて着ていく事はたまにある*4ので、
      防御力が低い事そのものは一部仕方ないケースもあり得るのだが、
      強化していない事によって防御力が低い事とは別問題である。
      最低限鎧玉や入手が簡単な素材での強化はされているべきだろう。
  • MH2では強化にも素材が必要となるため、未強化という状態になっている例は多々見られる。
    MHFでも2016年3月中旬までは同様のシステムであった。
    • MHX(X)でも防具の強化にモンスター素材を使うシステムが復活。
      最終強化には獰猛化個体の素材や、レア素材を使うものも多く、
      一式での使用者を中心に未強化のパーツが混ざっている場合がある。
  • 似たようなケースで、初期装備のままで上位またはG級にいる場合がある。
    この場合、防御力は裸に近く発動スキルも厳しいと言わざるを得ない。
    これは養殖でランクを上げたプレイヤーの可能性が非常に高い。
  • MH4(G)においては、上位まで堅、重鎧玉の入手難易度が高く設定されていたり、
    真、天鎧玉のようにギルクエ報酬などでしか手に入らないものも存在し、
    防具の強化が追い付かないというプレイヤーも少なくなかった。
    だが、MH4時点だと真鎧玉での強化が出来ているかどうかで大幅に減少率が変わったので死活問題でもあった。
  • MHXの二つ名防具では「強化しないことでスキルが発動されない」という問題が発生。
    狩猟難度の高い二つ名持ちモンスターから製作できる防具(通称:二つ名防具)は、
    LV6以上に強化しない限り二つ名スキルが機能せず、強化の際の要求素材も特殊。
    そして、単に「強い」という情報を鵜呑みにしてしまった人が何も考えずに未強化のまま使い続けるケースが散見された。
  • MHW以後は防具強化の仕様が若干変わり、
    HRに応じて防具強化のキャップが解放されていくという仕組みになっている
    (しかも防具によって強化段階が追加されるタイミングが異なる)。
    特にアナウンスはないため、
    シナリオ進行に必須のクエストをひたすら攻略していくスタイルだと強化段階が増えている事に気付きにくい。
    HRが上がったらまずは工房をチェックする癖を付けておきたいところ。
    • また、アップデートで強化段階が追加されているケースもあり、
      その場合もゲーム内ではアナウンスが無いのでアップデート告知をじっくり見通していないと気づきにくい。
      そのため、防具Lvが直前のアップデートの最大値で止まっていたとしても即地雷だとは言い切れない。
      また、追加モンスターや追加要素もこの再強化が前提とされてることも多い。
      MHR:Sでもアップデートに伴う上限変更が度々行われたので、この問題は発生しやすくなっているので見かけたら教えてあげよう。
  • MHFではSP武器など強化状態を一目で視認しやすい武器が多かったため、
    武器についてもフル強化かどうかが非常に重要視されており、フォワード時代までは、
    装備自由募集であろうと剛種武器やSP武器がフル強化でない者は努力をしていない手抜きであるとされていた。
    MHF-G以降はインフレが加速し、必要なら適宜指定すべしと言う風潮となり、
    フル強化が暗黙の了解化していた風潮は過去のものとなっている。
    なおMHF-Zの辿異装備は未強化でもG時代の最前線に近い性能を有しており、
    運営も「未強化で十分実用になる装備」とPRしている。
    これらについても実装から時間が経った事で武器に関しては最終強化が重視される状況になってきてはいるが、
    必要なら適宜指定すべしという風潮まで覆ったわけではない。
  • 武器の方に関しても、上位終盤やG級に下位武器を担がれると
    火力の観点からクエスト遂行時間が伸びてしまう為、防具の未強化と同様に嫌がられている。
    ランク上がりたてでも無い限り、武器もきちんとその段階でできる限りの強化は済ませておくべきだろう。
    MHXでは特にこの「武器の未強化」の問題が広く喧伝され、
    最終強化に素材が必要なのに、マルチでその素材を出すクエストに挑むのに最終強化の武器が無いと地雷、
    といった主張が割と多く見られ、結果的にその強化に必要なPT推奨モンスター
    (主に獰猛化)に対しPTで挑むのが憚られるという事態になっていた。
    MHXXではラスボスの武器が非常に優秀なのでそちらを繋ぎとして投入するという回避策はあったが、
    武器種によってはそこまででもなくこの問題は発生していた。
    MHW以降はマルチプレイ難易度制の実装などもあってよっぽど極端
    (MRで下位武器など)な場合でなければ強く問題視はされなくなっている。

スキル不一致、欠如

  • スキルは発動しているが、装備している武器と噛み合っていない、もしくは何かが足りないケース。
    いずれのシリーズにおいてもスキルは必須のものではないが、
    オンラインにおいてはハンターの知識レベル(と腕前)の判断材料にされる。
    • それを装備する意図が客観的に見てよくわからない装備や、
      特定の武器の運用に特化したテンプレを別の武器でも着回していたりする例などがあり、
      スキルは発動していても死にスキル化していたり、
      酷い場合は武器をかえって使いにくくしている*5場合もある。
      こちらもスキルに関する知識が少ない初心者に多くみられる。
      大抵は不慣れが原因であるので、安直な批判よりも先にアドバイスをしてあげる方がいいだろう
  • メインシリーズにおける「スキル欠如」に関しては、
    ラスボス討伐後(つまりほぼ自由に装備を組めるようになった後)のスキル搭載環境を前提として言及される。
    当然ながら、いくら相性の良いスキルといえど攻略中はまともに組めないケースが少なくないからである。
    そして攻略後においても、必ずしもスキルが「必須」という調整がされている訳ではない。
    一方、MH4以降の作品においてはゲームクリア後に難度の非常に高いクエストに挑めるようになった事もあり、
    スキルがないと戦略に重大な支障を来すケースも出るようになった。
    なので、効率特化部屋などでは特定のスキルの発動を非常に重視するプレイヤーも見られる。
  • 具体例で名が挙がっている装備が問題視されるのも、MH4以降とMHFにおいては多くはこれが理由である。
    他の「地雷装備」と称される理由に比べ、基準が分かりやすい上に、
    防具には罪がない(扱うプレイヤーの問題である)事が明確であるのが要因だろうか。
    • なお、一見発動していないように見えても複合スキルなどで発動させている場合もあるので、
      文字が見当たらないからと言ってすぐに地雷認定はしないこと。
      複合スキルを知らずに地雷認定していたら、それこそ自分の知識不足を笑われてしまうだろう。
  • 時系列で見ると、元々このカテゴリの装備を問題視していたのはMHFであり
    同作では「無ければ問答無用で地雷」とまで言われた「必須スキル」という概念が存在していた。
    同作では長い間続いた効率至上風潮の影響もあって
    必須スキルが無い→その武器や同作に関する知識が無い→腕の方もお察し
    というロジックが多くのプレイヤーに支持されており、上記の概念も広く知られていた。
    2014年以降、効率至上風潮の打破や全てのG級ハンターがG級で主要なスキル体系を学べるという環境が整い、
    更に2015年以降は「一見しただけでは発動スキルを完全に見極められない」装備が人気となり、
    仮に必須スキルがあるなら指定すべき、という考えが一般常識となったため、
    発動スキルだけで地雷装備と見做す風潮は廃れ、必須スキルという概念そのものも形骸化した。
    MH4以降のメインシリーズにおいても「スキルがないと戦略に重大な支障を来す」ケースを除けば、
    褒められる褒められないは別として、概ね上記のロジックで
    「特定のスキルの発動」が主張されているものと見られる。
    結局のところ、このカテゴリに該当する装備が地雷と言われるかどうかは
    プレイヤー側の意識による部分が極めて大きいと言えるだろう。
  • MHシリーズは長い歴史があることもあり、
    一部の防具・スキルに対して「地雷がつけがち」「初心者用であり上級者は使わない」
    という評判が付きまとうこともある。
    そして一度このような評価がされてしまうと、
    上記のスキルとは逆のロジックで(高ランクの)オンラインから排斥されがちになってしまう。
    その場合、シリーズによっては何かしらの有用な活用法があるという研究・考察がなされたとしても、
    元のイメージを脱却するには相当強烈なブレイクスルーが必要となり、大抵は上手くいかない。
    結果、地雷・初心者扱いを避けるために上級者が使用をさけてしまう(=研究されなくなる)という状況が続き、
    上記の評が覆せないことも多い。
    メインシリーズにおいて長年初心者用として忌避されていた*6体力広域を例にとると、
    両者ともMHWorldで仕様や環境が変わったのだが、
    前者は本作プレイヤーの環境に劇的にマッチした結果初心者用という評を脱することが出来た一方で、
    後者についてはアップデートでモンスターが追加されるまでは、
    そこまで強烈なブレイクスルーに繋がらなかった。

物欲装備

  • たとえ防御力が整っていても火力を盛って素早くクエストを回す方が効率が良いとされるオンラインでは、
    火力スキルを潰し「自分だけ得しよう」という自己中心的な意図に取られてしまう
    物欲スキルに特化した装備は快く見られないことが殆ど。
    特にスキルが積みづらい旧作で顕著だが、火力スキルが発動していても、まず聞く耳を持たれない。
    というのも、物欲スキルが発動している分も火力スキルに回す事が可能だからである。
    気心の知れた仲間同士であれば容認される場合もあるが、
    野良でこういった装備を着て参加するのは避けた方が無難。
    火力スキルをあまり減らさずに発動可能になったWorld以降であっても、
    自分以外のプレイヤーにとって最適解ではない場合が多い*8ので、嫌な顔をされる場合も多い。
    物欲スキルの是非を巡る論争はなんと初代から存在する。
    • 特にMH4では高レベルギルクエにGルナ一式を着てくる者が多く、
      更にBC待機や3乙を繰り返し、不届き者が身に付ける地雷装備としての印象が強まった。
    • 無論戦闘をしない採集クエストにおいては例外的に許される事もあるが、
      一部の作品では採集クエストの皮を被った狩猟クエスト等もあるので、
      まずはそのクエストに適したスキルを優先するようにしたい。
  • MH3Gに登場した月光・白影シリーズは剥ぎ取り達人が発動しているが、優秀な火力スキル、保護スキルも両立している。
  • 剥ぎ取り名人、捕獲名人についてはまた別のトラブルに繋がる可能性があり、
    「剥ぎ取り名人が発動しているから討伐したかったのに、捕獲された」(またはその逆)という事例に
    発展するパターンもある。
    物欲装備そのものが許容されうる状況だったとしても、
    その辺りのすり合わせが上手くいってないとこういうトラブルが起きやすい。
    物欲装備をオンラインに持ち出すならば、ここまでキッチリと確認は取っておきたい。
  • MHFでもかつて、強力な火力スキルとの共存が可能な物欲装備が登場して物議を醸したことがある。
    これに関しては、具体例の「アゴルト、超絶エディオ、セミスフィア」の項を参照してほしい。
    現在では主力のG級装備に物欲スキルが備わっているケースが皆無に等しく、
    物欲スキル自体の位置付けの変化もあり、問題になることはない。
  • また、食事で付く物欲スキルに関しても賛否両論があり、
    その是非について議論が交わされることがある。
    というのも、食事においても火力や生存性を高めるスキルが存在するため、
    それらを差し置いて物欲スキルを発動させる行為は自己中心的であるとの意見もある。
    特にガンナーや高難易度のクエストでは食事のスキルも重視されるため、
    装備やクエストの内容によっては注意が必要だろう。

テンプレ地雷

  • いわゆる「テンプレ装備」「強装備」が地雷装備になってしまうケース。
    MH2やMHF、MH3(G)でも存在そのものは仄めかされていた(MH3Gの「未覚醒パチンコ」など)が、
    本格的に勃発したのはMH4以降。
    「強力なテンプレ装備」が、着用者の急増によって逆に地雷御用達の装備となってしまうという、
    ある意味恐るべき事象である。
  • このタイプの装備は「テンプレ装備」と呼ばれるだけあって、
    正しく使えば最前線環境でも非常に効果的であるというものが多い。
    だが、そのように脚光を浴びることによって、
    • 「正しい使い方」を理解せずに運用して装備の性能を全く引き出せない
    • 装備構成「は」合っているが装飾品などが間違っている(上記の「穴あきチーズ」も参照)
    • 上級者向けの想定であるテンプレ装備を不慣れなプレイヤーが使う(火力のみを追求した生存性が低い構成など)
    • 迷惑行為に利用されてしまう(スタイリッシュボマーなど)
    などの事案が多く報告され、結果的に「○○テンプレは地雷」という風評に繋がってしまうといえる。
    • 加えて、テンプレ装備は基本的に汎用性か火力を重視している事が多く、
      対策スキルの有無で難易度が大きく変わるモンスターと対峙する場合や、
      極端な属性特化、攻撃力は高いが無視できない欠点があるなど、
      かなり尖った性能の武器を担ぐ際には不向きな場合もある。
      ネットなどで得た情報だけでテンプレ装備を着ている層はそういう事を把握できておらず、
      思考停止で着回される事が多いのも地雷扱いされやすい原因といえる。
  • また、テンプレ装備はあくまでベーシックなスキル構成であるケースが多く、
    お守りなども現実的な難度で入手できる場合が殆どである。
    そのため、「より強力な装備が作れるはずなのに妥協している」と問題視する上級者も一部散見されるが、
    そもそも強力なものでなければテンプレとしては流行らないはずなので、
    これ自体は問題の本質ではないといえるだろう。
    • 事実、MHXではプレイヤーによるカスタマイズが困難な二つ名装備が登場し、
      今作は(近年の他シリーズと比べて)全体的なスキル自由度が低い事から
      どうあがいてもテンプレ以上のスキル構成が組む事が難しくなっている。
      こういった事情から、上記の理由が唱えられることは少なくなった。
  • いずれにしても上記の事項は「テンプレ装備」の根幹を揺るがしかねない
    (プレイヤー間に広く定着している強力な装備=地雷が好んで使う装備 となりかねない)ため、
    いわゆる「地雷(が好んで使う)装備」と「テンプレ装備」は、
    このような風評によって新たなステージに入ったと言えなくもない。
    特に2015年以降ぐらいからは、テンプレ装備の意味合いも少し変化してきており、
    これまでの「汎用性に富むベーシックな装備」に加え「純粋に強力な装備構成」もテンプレと呼ぶケースが増えた。
    これによって、前述の「より強力な装備が作れるはずなのに~」という主張が鳴りを潜めた一方、
    一見して「ヤバい」事が装備構成からでは全く判別できなくなる、
    ある意味本来の「地雷」という用語に近づく嬉しくない事態が起こってしまっている。
  • 更に厄介なことに、強すぎる装備は「勇者様」を発生させ他のハンターの迷惑となるという風評もある。
    この問題自体は装備に関係なく起こりうるものだが、錦の御旗として強力なテンプレ装備の着用を挙げる事例があり、
    真っ当にこれら強力な装備を使用するプレイヤーにとっては、上記も含めいい迷惑となっている。
    そして余談でも述べるが、あまりに問題視されすぎた結果
    折角の強装備が無条件キックアウトの対象になってはたまらないとわざと性能を落として運用する
    という本末転倒な解決策に走ってしまうプレイヤーも散見される。
  • ちなみに「テンプレ装備」が上級者の間で存在しなくなったMHFではこの手の地雷は基本存在しないが、
    強装備(或いはスキル)を「錦の御旗」として振りかざし問題になった事例は過去にあった。

改造装備

  • チートなどにより作られた、本来あり得ない不正な装備。
    特に数値が改変されている物は、悪魔武器、悪魔防具などとも呼ばれる。
    わかりやすい例としては、特定のHRに達しないと作成不可な装備を低HRで所持*9していたり、
    未配信のイベントクエストの報酬でしか作れないはずの装備や、
    データしか存在しないので入手不可能である没データの装備を所持している、
    スキルの種類やスキルポイント、攻撃力、防御力、耐性の数値があり得ない物になっている、
    規定値を超えたスキルポイントのついた護石を持っている、など。
    他の地雷装備とは問題の方向性がやや異なり、他が大抵知識不足か検証不足で生まれた物なのに対し、
    こちらは最初からまともにプレイするつもりはないが良い装備だけは欲しい
    という呆れた思考が元になっていることが多い。
    改造には、それなりに知識が必要なのでむしろ知識だけはベテラン級の人もいる。
    だが、PSに関しては話にならないほど低い場合がほとんど。「その知識を正しいことに使え」と言いたくなることだろう。
    当然だが改造データでオンラインに参加する事はモンハンに限らずどのゲームに於いてもご法度であり、
    規約違反になるのは勿論、場合によっては「電磁的記録不正作出・供用罪」や「電子計算機損壊等業務妨害罪」等の
    罪で摘発される*10ため、オンラインには絶対に持ち込んではいけない
    • 近年のシリーズではPC版も登場しており、
      MODなどの非公式拡張パッチの導入により従来よりも手軽にデータを改造する事が出来る。
      当然ながらこれらのMODは作成者からもオンラインでの使用は推奨されていない物も多い。
      MODを利用する際も、自己責任かつオフラインで行うことを強く推奨する。
  • もし、相手の装備が改造である事が明らかな場合は問答無用で地雷と判断し、同行を止めるのが賢明である。
    もはや、触れるまで分からない地雷どころか、大きな文字で「警告/危険」と書かれた爆弾と言っていい。
    ただし、近年ではゲームに精通している人ですら見極めが難しいレベルの改造*11が行われるケースも多く、
    判断が難しくなってきている。当然、改造であることに変わりはないので、絶対にしてはいけないことはかわらないが。
    改造が明らかであると判断(してキックアウトや通報)する為には、プレイヤー側にも相応の知識が求められ、
    例えば本来入手できるはずの装備を「改造」と早とちりしてしまっては、
    逆にそれを糾弾したプレイヤーに批判の矛先が向くことになるだろう。
    このあたりの詳細はゲーム用語/チートの記事を参照のこと。

地雷装備の具体例

注意

  • 改造やスキル未発動・未強化などのように明確かつ擁護できない問題がある場合を除いて、
    「本サイトで挙げた装備を着けている=地雷」とは言い切れない。
    確かにこれらの装備を着ているプレイヤーに問題行動をするものが多く存在しているのは事実である以上、
    警戒するのは致し方のないことである。
    しかしながら、これらの装備の性能自体は優秀なものも存在しており、
    普通に「攻略の一環」としてこれらの装備を使用しているプレイヤーも存在している。
    これらの装備が問題扱いされるのは装備がうまく活用できない運用の仕方をしていたり、
    有名で問題行動をするハンターでも揃えやすかったりするからであり、装備自体に問題があるということではない
    作品によっては地雷認定をしたプレイヤーが晒されたり最悪BANされるケースもある為、
    安易な地雷認定は絶対にしないこと
    配慮に欠いた発言で人を傷つけるのならそれこそ地雷である。
    • 装備を活用できない運用方法は、プレイヤーの知識の欠如に因る場合が多い。
      これは、武器倍率や属性武器の相性などの細かい仕様については
      事実上内部データに属しており、プレイヤー自ら情報収集を行わなければ理解し難いという理由も大きい。
      • オンライン性をコンセプトの一つに掲げるモンハンでは、開発側へのインタビューにより
        「知識はプレイヤー間での交流で補ってもらう」という前提が存在することが明らかになっている。
        しかし知っての通り、そういった交流はチャットなどの仕様に難のあるゲーム中ではなく
        インターネット上やSNSで行われることが殆どである。
        そのため、それらを活用しない(そもそもそういう発想がない)プレイヤーには情報が行き渡っておらず、
        またゲーム中で情報収集を行うように指摘することも精力的に行われているとは言い難いという現状がある。
      なおスキル周りの仕様に関しては、一部チュートリアルや登場人物(加工屋など)の台詞、
      狩りに生きる」などにおいて、大まかな解説がほぼ全作品において存在する*12
      また、近年のチュートリアル*13では「もう一度確認したい(詳細を見たい)場合はヘルプを参照せよ
      という形で、更に詳細な解説が掲載されているヘルプへの遷移が推奨されることが殆どである。
      しかし、上述した地雷プレイヤーの多くはそういった解説を見ない、あるいは読み飛ばしている可能性が高い。
      こういった「プレイヤー側のゲームの仕様を確認・理解しようという努力の欠如」も
      地雷呼ばわりされるプレイヤーが未だに減らない一因と見られる。
      • こういった現状、そしてオンラインにおけるプレイヤー間のコミュニケーションが
        比較的困難であるという事情を踏まえ、スキルや武器倍率、属性武器の相性といった詳細な仕様を
        初心者にも確実に把握させる形でのチュートリアルの導入を提唱する意見も一部では存在する。
        この辺りはMHW以後ゲーム内でも明確な数値などが示されるようになってはきている。
        が、結局見ない或いは読み飛ばしていれば変わらない。
  • これらの地雷装備の多くは主観によるものが多いということも重要な点であろう。
    ここに載っている装備はいずれも有名だから記載されているが、
    広義で地雷装備と呼べるような装備はまだまだ存在している。
    これらを上げるときりがないため記載はされていないのだが、
    いずれにしても地雷装備という認定は主観によるものが強いということは認識しておこう。
  • 混合防具と一式防具については作品内の風潮によって地雷装備と見做されやすいかどうかが変わってくる。
    特に一式防具については全種が地雷装備だと言う人もいるが、
    そもそも本シリーズをプレイする際に、一式装備を好むプレイヤーは非常に多く、
    一式装備だけで地雷扱いをするのも当然してはいけない行為であり、
    そもそも当然その一式装備全般自体が地雷だという認識自体大変大きな間違いである

    一式装備も混合装備に並ぶだけの性能がある作品も存在するので、
    「一式=地雷」という固定観念に囚われていた人は早目に改善しよう。
    • この一式装備=地雷という見方は昨今の作品まで非常に目立っていた。
      特にMH4Gではあのスターナイトシリーズ*14ですら一式だと地雷扱いされることがあり、
      折角一式のほうが簡単に強力なスキルが発動出来るにもかかわらず、地雷扱いを防ぐために
      わざわざ強力なお守りを持ち出してまでどこかしらの部位を変更するプレイヤーすら見られるという
      本末転倒な事態すら引き起こしていた程である。
      恐らく当時の攻略ブログなどを検索すればその痕跡はいまだに見受けられることだろう。
      • 一般配信直後は、見た目も性能もよいUSJコラボであるスターナイト装備に関しては、
        見た目で選んだだけで活かし方を知らないというプレイヤーが多かったという点や、
        配信前から話題になっていたこともあり単純に使用者が多く、
        相対的に地雷の数も多かったという点も指摘されており、
        スターナイト一式の地雷の報告が目立っていたのも事実である。
    この風潮を払拭しようとしたのか、
    MHX系列では一式、もしくは一式に近い構成を推奨する装備が増えたことで
    一式=地雷という風潮はある程度落ち着きを見せた*15*16
    その後、MHWではスキルシステムの刷新や環境の変化により、
    長く続いていた一式=地雷という風潮はほぼなくなったと言える。
  • そもそもなぜ「一式」が地雷扱いされがちなのかというと、
    「発動スキルが混合防具に劣ることが多いから」という理由を挙げるプレイヤーが多い。
    実際、MH4Gまでは基本的に一式よりも組み合わせの方が有用なスキルを追加させやすく、
    また死にスキル・マイナススキルも消しやすい場合が多い。
    純粋な効率の観点から言えばこの点は間違ってはいないのだが、
    それが行き過ぎた結果、上記のスターナイトのように下手に弄らない方が強い一式防具すら、
    まとめて地雷防具と言われたり、それを避けるためにわざわざ一部を組み替えるような事例すら存在した。
    • 一式装備ではもれなくマイナススキルが付いてくる場合が多いが、
      中には有用なものもあったり、クエスト、武器によっては発動していても問題無いケース*17もある為、
      マイナススキルを消していないハンター=地雷ということでもない
      (無論、大なり小なり不都合が生じるマイナススキルはこの限りでは無いが)。
      変に追及すると場合によってはむしろ自分の無知をさらけ出してしまうこともあるので気を付けよう。
      • MHWorldにおいてはマイナススキルが存在せず、
        混合装備と比較してスキル面で明確に劣るというケースは少なくなった。
        無論突き詰めれば話は別だが、一般的な野良ではそこまでシビアに見られるケースはあまり多くはない。
  • また、MHX以前は多少スキルを犠牲にしてでも防具の見た目を優先するプレイヤーも少なからずいたため、
    性能を重視するか、見た目を重視するかの考え方の違いからトラブルになる事例もあった。
    防具合成が実装されたMHXX、およびMHWorldやMHRiseでの重ね着装備の充実以降はそちらで見た目が変えられるため、
    この辺りの比重の違いでトラブルが発生するような事例はほとんど無くなっていると言っていい。

余談

  • 具体例のページを見れば分かる通り、MH4より前の作品においては、
    MHFを除くと俗に「地雷御用達」と言われるような装備はそれほど有名ではない。
    この理由としては、一つにはMH3Gまではオンラインプレイのハードルが高めであったこと、
    特にシリーズが大普及したきっかけであるポータブルシリーズは、
    家族や友人知人同士での「顔を合わせての狩り」が主流だったことが主因だろう。
    • 気心の知れた仲間同士で遊ぶ場合は、効率を重視するよりも、
      コミュニケーションの一環として楽しく遊ぶというプレイヤーが多かった。
      つまり、他人の装備や効率を気にしないプレイヤーが多く、地雷装備という概念が問題になりにくかった。
      また、効率を重視する場合でも、
      仲間同士であればアドバイスや装備作成の手伝いがしやすいので、意識の改善が容易であるのも大きい。
    • 一方で、顔の見えない・赤の他人同士のオンラインでは、
      指摘により空気が悪くなるのを恐れて発言しにくく地雷の意識改善も進まず、
      何より出会うハンターの絶対数がローカルプレイに比べ桁外れに多くなるので、
      悪質な地雷との遭遇率も必然的に高くなる…という構造があると思われる。
      実際にMH4では「地雷」の存在がメインシリーズ作品の中では特に深刻な問題としてフィーチャーされた。
      理由等については地雷も参照のこと。
      • MH4以降これらの存在が問題になったもう一つの理由としては、
        「町」がなく、オンラインが集会所という基本的にクエストに出かけるだけの場所になってしまった事と、
        チャットの入力がしにくいため、アドバイスをし辛い上にそんな暇もない、という事もあると言える。
        仮に装飾品を一切入れていないプレイヤーがいたとしても、
        そのプレイヤーにアドバイスをして装飾品を作る手伝いをする…そういう雰囲気にはなりにくいのである。
        特にキックアウト機能があるMH4G以降では無言で蹴る人も多い。
        純粋に目的がある(特定のクエストを手っ取り早く攻略したい)人にとっては
        そちらの方が圧倒的に楽で早いからである。
    そしてもう一つの理由は、インターネット環境(SNS、動画共有サイトなど)の普及によって、
    「地雷」の報告がしやすくなった事が挙げられるだろう。
    オンラインプレイ(インターネット接続)が大前提ではない状況と、それが大前提となった状況では、
    どうしても報告される「地雷」の桁が違ってくる。
    そうなると「地雷の共通点(となる装備)」が見出しやすく、「地雷装備」が誕生しやすくなる。
    また、奇しくもMH4(G)では、高レベルギルドクエストの難度の高さなどもあり、
    それまでのメインシリーズではそこまで極端に主張されなかった
    入手・構築難度に関わらず、できるだけ性能の高い武具を装備してパーティに貢献すべき
    という主張が極めて強く、MHXXが発売された2017年時点でもこのような声は少なからず出ていた。
    その為「地雷扱いされる装備構成、プレイヤー」のハードルがグッと下がり、
    結果的に「地雷装備」と見做されるものが増えてしまったとも考えられる。
    • ここまで極端な主張でなくとも、「手間を惜しまないプレイヤーを歓迎する」というのは誰もが思うことではあり、
      それが行き過ぎてしまうことが問題ともいえる。
    • 「できるだけ性能の高い武具」と言うのが曲者で、
      攻撃性能の高い武具以外は地雷である」と言った偏った主張が近年少なからず見られる。
      もちろん、うまいプレイヤーが使えばそれが効率に直結するのだが、
      実際はそこまでPSがないプレイヤーが着用→構成に振り回され乙量産→クエストに失敗、
      または戦闘可能時間が短くなるなど、逆に効率を下げてしまう場合もあった。
    • MHWorldが発売された2018年初頭頃から、上記の火力至上主義ともいえる傾向は若干収まりつつある。
      が、今度は上の具体例でも幾つか触れたが動画や攻略サイトでの
      「最強」の謳い文句で紹介された火力特化装備や強テンプレを
      よく分からないまま使うケースが更に増えた可能性がある。
      これらは何かしら癖がありその欠点に対応できず問題を引き起こすプレイヤーの増加に繋がった一方、
      モンスターの咆哮や風圧の影響が低減されている事もあり
      「(立ち回りやPSで全て対応するという前提で)火力スキル以外は不要」といった主張をする人も多く見受けられ、
      それを鵜呑みにして立ち回りやPSを補ってくれる構成を使わず力尽きる…という悪循環が
      起きていることは否めない。
    • オンラインプレイのハードルがメインシリーズより高いMHFで
      「地雷御用達」と呼ばれる装備が比較的多かったのは、
      MHF自体がオンライン接続大前提かつ最大100人のプレイヤーが1つのエリアで活動する、
      つまり「地雷」の報告があらゆる意味で行いやすかったことと、
      当時のMHFでは「効率(に寄与する装備)こそが正義でそれに反する(装備)は地雷」
      という極端な主張が概ねまかり通ってしまうほどシビアなオンライン環境があったためと思われる。
      実際、MHF-GG以降効率至上主義が廃れ、
      MHF-Z以降「自分のプレイスタイルにあった装備構成」が強く求められるようになった事で、
      「地雷装備」はピックアップされなくなっている。
  • MH以外のゲームでも、地雷装備と呼ばれる装備が存在することは多い。
    協力プレイが可能なオンラインゲームの場合ではMHシリーズとほぼ同じ意味合いで使われる事が多いが、
    どの装備でも他人に迷惑がかからないオフラインゲームでは「入手が困難な割にあまり強くないもの」や、
    「店で購入できるが、その直後に更なる上位互換がタダで手に入るもの」、
    「少し待てば普通に店売りされるのに、大変貴重な素材を使って作成できてしまうもの」といった、
    ある種の罠のような装備に使われる事が多い。
    3つ目の例だとドラゴンクエスト8、9の「キングアックス」系統が非常に有名。
    • 1つ目の例に関してはMHシリーズでも「強力なモンスターの素材から入手できる武具なのに格下のモンスターの素材から入手できる武具の方が強い」という例がいくつか存在する。
    • オフラインゲーム型の「地雷装備」はMHシリーズにおいてはほぼ無縁の存在…だったのだが、
      MHST2にて装備品が宝箱から手に入ると言う要素がここにきて登場してしまった。
      当然ながら宝箱から手に入る装備品はタダでの入手となるため、
      既にその装備をお金と素材を消費して作ってあるプレイヤーにとっては、罠以外の何者でもなくなる。
  • 因みに地雷装備の定義と関連性はないが、MHXでは盾が地雷型のランスが登場した。
    ただし外見的にはどう見ても地雷だが、性能的には地雷武器とは程遠い真っ当な性能となっている。ああややこしい。
    • また、MHFには「地雷棒ダスティーン」という名の穿龍棍が存在する。
      これは過去に実施された公式狩猟大会の優勝者が名付けた武器で、
      名前とは裏腹に非常に高い攻撃力を有している。
      • この「地雷」の部分は、この優勝者自身の所属猟団名が由来であることが明言されている。*18

関連項目

ゲーム用語/地雷
モンハン用語/地雷装備/具体例
モンハン用語/テンプレ装備 - かつては対極の存在だったが、近年ではここから地雷装備になるケースも見られる
モンハン用語/フル装備
モンハン用語/セミ装備
モンハン用語/混合防具
モンハン用語/死にスキル - MH4以降、死にスキルが多いと地雷扱いされやすくなった


*1 「ライオンの頭、山羊の胴、毒蛇の尾を持つ「キマイラ」に由来する。具体的なイメージとしては古龍種かつライオンに近い見た目を持つテスカト種がモンハンの中で最も近い
*2 スイスのエメンタール地方が原産の「エメンタールチーズ」の事。
*3 MH3G以降の強力な個体が出現するクエスト群、MHFにおける多くの剛種・覇種クエストなどは最大限に強化してあっても即死する攻撃もあるが、小技等に耐えられる様にできる限りの強化が施されているべきである。
*4 例えばMHP2Gのカイザミ装備、MH4の大剣テンプレやゴア混合テンプレ、頭装備一つで心眼や装填数UPが発動する剣聖のピアスや増弾のピアスなどがある。
*5 各種マイナススキルは当然のこと、本来はプラススキルだが武器や他のスキルを使いにくくしているものなど(作品による)。
*6 クエストを効果的に攻略していく上で「初心者をパーティに入れなければいい」という発想から
*7 龍気変換との併用で属性火力を高められるのが主な要因ではあるが…。
*8 例外はあるとはいえ、『自分なりの最適な装備を組んだら偶然シリーズスキルで発動した』、あるいは『スキルシミュに引っかかったお守りの第2スキルに偶然幸運がついていた』程度である。
*9 ただし、村最終クエストなどの理論上は入手可能な例外もある。
*10 MHシリーズでもチート使用者が書類送検された事例がある。
*11 例えば、入手だけ不正に行った作成難易度が高い通常ステータスの装備やお守りを使っている、など。
*12 「スキルポイントを一定ポイントを集めることで発動する」といった仕様や、装飾品、スロット、護石等についての概説が主。
*13 チュートリアルの役割を持つ台詞を含む。
*14 詳細はリンク先に任せるが、大抵の場合は一式運用によって最大のポテンシャルを発揮できる。
*15 一応、獰猛化素材を使用したRシリーズなど、組合せ前提のパーツも存在はする。
*16 MHXXではスキルの自由度が再び上がり、組合せ装備のほうがスキルが優秀と言った傾向が出始めたが、それでも一式でないと真価を発揮できないネセトシリーズがあるなど、以前ほど一式は地雷という風潮は見られない?
*17 体力マイナスは火事場に適している、(武器種やプレイスタイルにもよるが)挑発は逆に立ち回りしやすくなる、溜め攻撃の無い武器に雑念、○属性攻撃弱化や○耐性弱化はその属性の武器を使用しない、その属性を使わないモンスターと戦えばいい、マイナススキルが絡んだ複合スキルと同時発動させればいい(MH4のリベリオンにおける攻撃力DOWNに対し、真打で消し去るのが最たる例。)など、つまりマイナススキルを逆手に取ったり死にスキルにしてしまえばいいのである。
*18 「所属猟団名とハンターネームを武器名とした」と語っており、後半部分がハンターネームの読みである。