MH4で初登場した狩猟笛の一つ。
同作で初登場したガララアジャラの素材を使用して作られる。
目次
概要
- ガララアジャラの特徴的な尾を模したデザインで、
中央部分にこれまたガララアジャラの頭部を模した装飾が付けられる。
演奏時にはこの装飾が震え、パーカッションのような音色を発する。
- MH4公式ホームページの武器紹介ページにおいて、狩猟笛の紹介で使用されている武器であるため、
見慣れたプレイヤーも多いだろう。
- 店頭やイベントで展開されていたMH4体験版で狩猟笛を選んだ場合、この笛を使用することができた。
性能
MH4
- ウォードラムから派生して製作でき、デンジャーコール改へ強化できる。
上位に入ってからハザードコールへ強化でき、最終的にはパラハザードコールとなる。 - 音色は白赤空。
自分強化、攻撃力強化【小】、耐雪&耐泥、寒さ無効、暑さ無効、聴覚保護【小】が演奏できる。
そしてガララアジャラの武器らしく、麻痺属性を持つ。
ハザードコール以降は白が紫へ変わり、攻撃力強化が【大】となる。
- 攻撃力強化、聴覚保護の旋律に加え麻痺属性と高い支援能力を持つ笛であり、パーティで重宝される。
また、麻痺武器としては珍しく基本攻撃力も悪くない上、旋律によって火力を底上げできるため、
ソロでも十分担いでいける性能でもある。- また赤音符が音色2に割り当てられている為、連音攻撃で手早く攻撃力強化の旋律を揃えられる点も優秀。
旋律、属性、音色の振り分けが見事にかみ合っている本作屈指の名器と言えるだろう。
- また赤音符が音色2に割り当てられている為、連音攻撃で手早く攻撃力強化の旋律を揃えられる点も優秀。
- 欠点としては、斬れ味レベル+1で出現する白ゲージが短いことと、
属性値がやや控えめで狩猟笛の手数だと麻痺を取りづらいことが挙げられる。
- 本作での麻痺笛には、久しぶりに復帰した龍木ノ古笛や
覚醒が必要だが有頂天外に響くムジカが存在する。
前者は攻撃力は低いがより麻痺させやすい320という属性値に加え、旋律により属性値を強化できる。
後者は麻痺属性値は低いが、基本攻撃力や匠時の斬れ味など殴り性能はトップクラスである。
尤も、双方にはない攻撃力強化や作成難易度などで差別化は容易だろう。
- 基本的に絞蛇竜の素材のみで強化できるが、
デンジャーコール改への強化に火竜の甲殻、最終強化時に蒼火竜の翼を要求される。
また、出にくいと評判の寒気立つクチバシも1個だけだが必要になる。
MH4G
パラミティコール
- MH4Gで追加された新たな最終強化形。
パラハザードコールを強化してパラハザードコール改にした後、そこから更に強化することで入手出来る。
パラハザードコール改は一発生産が可能なので、
G級で初めて笛に触れるというハンターはそちらを強化して入手した方が手っ取り早いかもしれない。
- 気になる性能だが、
- 状態異常武器にしては高めの攻撃力1352
- 十分実用圏内の麻痺属性値280
- 素で長めの白ゲージに匠で短い紫
- 空きスロット1つ
- パラハザードコールと同じ音色
- レア度が9なので極限強化のコストが安い
匠発動時の紫ゲージの短さが気になるところだが、今作では匠(真打)と業物の併用が容易なので、
まあ何とかフォローできる範囲内だろう。
アジャラストローム
- 同じくMH4Gで追加された、ガララアジャラ亜種の素材を用いた水属性の狩猟笛。
パラハザードコールからアジャラアラームを経て、この武器へと強化できる。
また、アジャラアラームはパラハザードコール改と同様一発生産ができるので、
そこから強化して入手する事も可能。
- 外観は色が青くなったデンジャーコールといった趣であり、
デザイン的に特に変更点はない。
- 性能の方は
- 攻撃力は最終強化としてはやや控えめの1300
- 水属性410と十分な数値
- 素で長い白ゲージ、匠で紫20
- 音色は紫赤空とパラハザードコールからの据え置き
- オマケにスロットが1つ
- なにより、水属性と紫赤空音色のシナジーが非常に優秀。
ブラキディオスやグラビモスなど、水属性が有効なモンスターは地底火山に出現する場合が大半である。よって、- 水属性で弱点を突き、
- 攻撃力強化の旋律でパーティ全体の火力を底上げし、
- 聴覚保護で咆哮を無効化し、
- さらに暑さ無効で冷却効果に加え地形ダメージまで無効化する
「地底火山に行くならコレを持ってけ」と言わんばかりの性能を発揮してくれる。
- また、暑さ無効はテオ・テスカトルの龍炎も無効化することができる。
テオを相手取る際に担いでいけば良い仕事をしてくれるだろう。
ついでに寒さ無効も演奏できるのでフルフル亜種にも効果的。
MHX
- ガララアジャラと共に続投。
派生元がボーンホルンになった。強化Lv3で解禁される。
デンジャーコールのレベルを最大の5まで上げると、デンジャラスハールとなる。
またデンジャーコールLV3から獰猛化素材を投入する事で、ハザードコールに派生し、
ハザードコールをLV3まで強化するとパラハザードコールになる。
- デンジャラスハールは攻撃力は180と高めだが、属性値は16とやや低い。
また音色が下位から変わらず白赤空であり、
攻撃力強化【大】ではなく【小】しか吹くことができない。
これは必ずしもデメリットだけでなく、
攻撃力強化【小】旋律は効果時間が長いこと、3音で溜まるメリットもある。
笛吹き名人を外しても十分維持可能で、長い緑斬れ味を活用した鈍器使いをはじめ
火力を盛りまくる殴り笛としての運用をしやすい。
パラハザードコールよりさらに属性値は下がるが、
専念して殴る回数が上がるため麻痺の掛けやすさはそう変わらない。- 音色がMH4時代から変わっていないため、暑さ/寒さ無効の旋律も健在。
今作では序盤から沼地や砂漠といった、ドリンクが必要なフィールドに赴く機会が多いため、
集会所で早めにガララアジャラを狩ればドリンク消費の負担を減らせるだろう。
- 音色がMH4時代から変わっていないため、暑さ/寒さ無効の旋律も健在。
- パラハザードコールも、音色がMH4時代から変わらず紫赤空で、使いやすい旋律が揃うが、
MH4からやや攻撃力が下がった(武器倍率で170→160)。
その代わりなのか2つのスロットを得ている。
一方の属性値は20とやはり高くはなく、強化途中だとマルチで1麻痺とれるかどうか怪しい。
ストライカーを除く3スタイルにはそれぞれ手数の多い連音攻撃があるので麻痺値を稼ぎやすいのは追い風か。
なおストライカーの場合も連続柄攻撃で手数を稼ぐことはできるが、
打撃性能や旋律をそろえながらの攻撃という面では劣ってしまう。
MHXX
- MHXXでもG級の性能をしっかりと得られるようになっている。
今回はガララアジャラがG★2からの登場となるためデンジャラスハールはG★2、
獰猛化素材の必要なパラハザードコールはG★4から限界突破できるようになっている。- デンジャーコールの究極強化はデンジャラックハール
攻撃力320、麻痺21にスロット1と上位から順当な強化を受けている。
斬れ味は素で青ゲージを得られるようになったが、斬れ味レベル+2でも紫ゲージは出ない。
音色は上位と変わらず白赤空となっている。- 究極強化で音色が白赤となっているのはこれとシャミセン【凶】だけになっており、
ストライカースタイルでの柄攻撃で攻撃力強化【小】を素早く演奏するという運用ができる
貴重な武器になっている。
- 究極強化で音色が白赤となっているのはこれとシャミセン【凶】だけになっており、
- ハザードコールの究極強化はパラミティコール
攻撃力はMH4Gの頃より高く280*1だが麻痺25とこちらはやや低下している。
スロットは変わらず2つで防御力ボーナスが+10に微増している。
斬れ味は素で実用的な白ゲージに斬れ味レベル+2で長くはないが紫ゲージが得られる。
- デンジャーコールの究極強化はデンジャラックハール
- どちらも立ち位置としては上位とあまり変わっていないが、
聴覚保護の使える麻痺笛として新たに女王笛ランゴスタII世が参戦している。
それでも攻撃力強化が使える麻痺笛はこの2本しかないため拘束と旋律による支援で攻撃的に戦える。
余談
- MH4発売直前に公開されたニンテンドーダイレクトにおいて、インターネットマルチプレイが実演された際に
開発スタッフの1人がこのデンジャーコールを使用している。
…のだが、原生林での狩猟にもかかわらず寒さ無効を演奏したために、
藤岡Dや辻本Pから「寒さ無効いらんね」とツッコミを受けることとなった。
- MH4Gで追加されたG級装備であるパラハザードコール改とアジャラアラームは、
上位武器であるパラハザードコールからの強化で作成できるほか、一発生産も可能。- なお、強化ではレア素材の要求が少なく、生産では要求数が多くなる傾向があるにもかかわらず、
強化ではレア素材である身も凍るクチバシをきっちり使用する一方、
生産では重鳴甲や撥水甲を大量に使うものの、身も凍るクチバシは要求されない。
そのため、身も凍るクチバシを他の装備に温存したい場合は
上位まで強化してきた武器は諦めた方が良いという珍しい状況が発生している。
- なお、強化ではレア素材の要求が少なく、生産では要求数が多くなる傾向があるにもかかわらず、
- パラミティとは、パラライズ+災厄という意味のカラミティを組み合わせた造語か。
それに加えデンジャー、ハザード等の危険を意味する単語、
そしてガララアジャラが蛇型のモンスターであることを踏まえると、
日本各地に伝わる「夜に笛を吹くと蛇が出る」*2という俗説から着想を得た可能性が高い。