黒蝕竜の慟哭を封じ込めたという逸品。
頭部を模した銃口からは恨みの弾丸が鋭く放たれる。
(レイofヴァイス~レイofシャンバラ)
天廻龍の歓喜を封じ込めたという逸品。
バレルから放たれる祝祭の弾丸が勝利を約束する。
(THEオラクル~THEエデン)
目次
概要
- 黒蝕竜ゴア・マガラ、天廻龍シャガルマガラの素材で作られたライトボウガン。
- ゴア武器であるレイofヴァイス系統はゴア・マガラ武器らしく、
黒と紫光を基調に、骨格を模した真っ黒な銃身、
そして銃口部を覆うようにドクロがついているという非常に不気味な代物に仕上がっている。
抜納銃時に不気味な音が鳴り、
特にレーザーのような音がなるリロード音は鳴り響くために(狩猟笛が演奏している等の環境でも)聞こえやすく、
耳にも残りやすい。- オプションパーツも特徴的。
不気味な黒い布が被せられるサイレンサーもなかなかだが、
ロングバレルはドクロの目玉から角が飛び出すという中々にトンデモないデザインである。
…後にそれに似た状態のゴア・マガラが登場するとは誰も予想していなかっただろうが。
- オプションパーツも特徴的。
- シャガルマガラ武器であるTHEオラクル系統は一転、
紫光を放つ部分が脱皮したかのように白い銃身に変化、
棘部分に青い飾りが付き、背部とドクロは消滅し、そこに隠れていた弦に当たるパーツと銃口が姿を現す。
各種SEも不気味さが消え失せ、神聖さを感じさせる音になっている。
レイofヴァイス
MH4
- 一発生産、強化どちらでも手に入るが、一発生産だと逆鱗が必要。
しかし、強化で入手しようとすると
セルタス武器のシェルバレット→ケチャワチャ武器のロンナークプシカ→ロンナークプシカ改
と長い道のりを経る羽目になるのでどちらがマシかは微妙なところ。
- 強化順はレイofヴァイス→レイofインサニティ→レイofシャンバラとなる。
以降はシャガル武器として大きく姿を変えるため、性能は後述する。
MHX
- ゴア・シャガルと共にこの銃も続投。
今作では強化方式にレベル制度を取り入れたことにより、
ゴア武器とシャガル武器、両方の最終強化が存在する。
レイofヴァイスをそのまま強化していくと完成形がレイofインサニティとなり、
途中LV3以上からシャガル武器に派生してTHEオラクルとなり、こちらの完成形がTHEパニッシャーとなる。
なお、どちらも初期状態の一発生産もできる。
- 後記の通り4Gではマガラ武器=龍属性という他武器種での概念を無視し、何故か弱点であるはずの火炎弾を
無理やり装填していた状態だったのだが、今回はちゃんと滅龍弾を装填できるようになっている。
- まずは下位ゴア・マガラ素材で、レイofヴァイスを生産できる。
生産時点では速射対応弾無し、武器内蔵弾は竜撃弾のみ、と寂しいスペック。
もっともこれはMH4を経験していれば動じるハンターは少ないだろう。
MH4でも最終強化のTHEパニッシャーに強化するまでLV2通常弾速射は無かったのだから。
最終強化がちゃんと使えれば問題ない。問題ない…はずだった。
- ゴア武器としての最終強化はレイofインサニティ。
攻撃力200に会心率20%、スロット1…とまあまあといったところ。
しかしここに至っても速射対応弾は無い。物理弾の装填数もかなりショボイ。
武器内蔵弾も烈光弾とLV2滅龍弾が増えたが、所持数も装填数も少なすぎて実用圏外。
今作では渾沌に呻くゴア・マガラは出ず、所詮は幼体という事なのだろう。
強化途中でシャガルマガラ武器に派生させてしまえばいいだけの話である。
MHXX
- それぞれにG級強化が追加された事に加え、渾沌マガラ武器のヴァイスorヴァーチが復活。
- レイofインサニティは限界突破+1回の強化を経て「レイofシャンバラ」へと至る。
最終スペックは攻撃力320、会心率30%、リロード普通、反動中、ブレ無し、スロット1と
悪くも無いが平凡なスペック。
装填可能弾のラインナップも微妙に装填数が増えただけで顔ぶれは殆ど変わらない。- 唯一変わったのは連爆榴弾が新たに追加されたところ。しかも速射にまで対応している。
ゴア・マガラの必殺技たる狂竜鱗粉爆破を意識したのだろうか。
所詮は一発ネタだろう…と言いたくなるが、実はこれが意外な場面で大活躍する。
それは部位破壊のサブターゲットを達成する時で、連発数・破壊王・砲術・変則射撃といった
スキルに特化させる事で、連爆榴弾のみでほぼ対象部位を破壊できてしまう。
同様に連爆榴弾の速射が可能な武器としてはバズルボローカと砕光輝捷弩ジーブラクがあるが、
バズルボローカは作成難易度こそ最も楽だが弾数が少なく1発装填しかできない。
ジーブラクはこの中で唯一徹甲榴弾を撃てるというシナジーがあるものの作成難易度が段違いに高い。
連爆榴弾だけならば限界突破すれば撃てるようになるので、素材集めのお供に如何だろうか。 - そして、なんとゴア・マガラ武器の究極強化なのに獰猛化黒蝕竜厚鱗を一切使わない。
その代わりなのか、シャガル派生しないことでゴア素材だけで作れる銃のはずだったが、
究極強化で「天廻龍の光虹翼」を結局使ってしまう。
- 唯一変わったのは連爆榴弾が新たに追加されたところ。しかも速射にまで対応している。
MHR:S
狂乱を求める漆黒の軽弩。狂気
を込めた魔弾を、悪意を以って
撃ち放す姿は悪魔の如く。
(レイofシャンバラ)
- MHWorldでリストラされたものの、ゴア・マガラ、シャガルマガラ共に復活。
ゴア武器のレイofヴァイスから、シャガル武器にも派生強化できる。
さらにVer.13アップデートで渾沌に呻くゴア・マガラが登場、派生先が増えた。
- ゴア武器のまま強化した場合の最終強化はレイofシャンバラ。
- 高水準な攻撃力340
- これまた優れた会心率20%
- スロットはなし、百竜装飾品スロットはLv2
- 反動「中」、リロード「普通」、ブレなし
- LV2通常弾7発、速射・移動射撃に対応
装填数も7発と最多で使いやすく、歩き撃ちにも対応。ただ歩きリロードは不可。
弱点特効Lv3+渾身Lv3で会心率100%にできるためスキル構成で便利。
適正射撃法ありでも反動軽減Lv2で十分・装填速度は不要と、必要なLv1スロットも軽い。
ゴア・マガラの登場はマスターランク後半だが、それ以降の強敵に備えて作成する価値は十分にある。
装飾品スロットが無いのが玉に瑕だが、
高い期待値に優れた取り回しを併せ持ち、通常弾ライトとして無駄がなく高い評価を得ている。
MHF
- MHF-Zアップデートにて、遷悠武器としてゴア武器が実装され、
その後の4/19に実施された中間アップデートにて、シャガルマガラ武器が実装された。
- 遷悠武器として実装されたメインシリーズの武器は、
説明文に<<遷悠武器>>が入るために一部が削除され、
武器によっては違和感がある文になってしまっていることでも有名だが、
ゴア、シャガル武器共々無くても問題ない箇所が削除されているため、特に違和感の無い文に落ち着いている。
- HR帯はレイofヴァイス、G級帯はゴア最終段階であるレイofシャンバラとなっており、
中間のインサニティは存在しない。
レイofヴァイスは攻撃力312の会心率30%、レイofシャンバラは攻撃力642の会心率40%となっている。
弾速性能は遅いで反動は中でありながらリロード性能が速いと高めなので、
特にシャンバラは閃転スキルを活用すればかなり優秀なライトボウガンになる…と思われた。
- そしていざ装填数を見てみると、通常弾から拡散弾までの物理弾全てに対応している中、
綺麗に真ん中の列だけ暗転している。まさかのLV2弾非対応である。
そう、メゼポルタでのこの銃はLV1弾とLV3弾で戦えと言う、極端な性能に仕上がっていたのである。
特に貫通弾、散弾のジャストショット運用をする場合LV2弾の非対応は痛いものであり、
LV1貫通弾に着目してシジルで速射機能に対応させても、
MHF-Z時点では速射スキルに恵まれないという欠点がのしかかる。
また、属性弾についてはゴア・マガラ武器がMHFでは闇属性であることから、
氷結弾、滅龍弾に対応、相手を選べば氷結弾は活躍してくれることだろう。滅龍弾は知らない
総じて、癖の強いライトボウガンに仕上がっていると言える。
- 生産素材はG級はセオリー通りと言った感じで厚鱗、重殻30ずつに剛触角10、天鱗1となっている。
一方HR帯は頭破壊、尻尾、落とし物限定のレア素材となった逆鱗が1つ必要で意外に難易度が高い。
THEオラクル
MH4
- レイofシャンバラからTHEオラクルとなるが、どういう訳か他のマガラ武器より強化段階が一段階多く、
最終強化でTHEパニッシャーとなる。
- なんというのか、あまり類例のない奇妙な性能をしたライトボウガンである。
マガラ武器らしく、最終強化で会心率40%まで伸びるのが非常に特徴的だが、
リロード速度/普通、反動/中、ブレはなしと凡庸。では装填弾種は、というと…
LV2貫通弾を速射できる数少ないライト…ではあるのだが、それ以外の貫通弾が装填できない。
その上装填数も3発と半端。
貫通弾速射は扱いづらく、基本はリミッター解除が前提だが、LV2だけでは話にならない。
散弾もLV1がそこそこ多いが、散弾特化にするほど優秀というわけでもない。
通常弾の装填数が優秀なのでこれを主体にするのが無難だが、正直生産時点では見劣りすると言わざるを得ない。
THEパニッシャーまで強化すればLV2通常弾が速射できるようになり、一線級の火力を得るのだが。- さて問題の属性弾。マガラ武器といえば龍属性。
さぞかし滅龍弾の装填数が多いのだろう、いや、ひょっとして速射できちゃったりして…
とワクワクしながら見てみると…
火炎弾 2
これだけである。
よりにもよってマガラと相性最悪の火属性弾を無理矢理装填した結果がコレだよ!
もちろん実用性はほぼ皆無。そもそも、高会心率、低攻撃力という関係上、元々属性弾との相性は悪い。
属性弾はないものとして割り切ってしまおう。
- サポート系の弾はLV1麻痺弾が1発装填。使えない。
他はLV1減気弾が装填できる。ついでになぜかレイofシャンバラから速射可能。
一応スタンを取ることも可能だが、非常に軌道が独特な上に精密射撃を求められる。
味方にハンマーが居る場合は2度目以降のスタン蓄積を助けてあげられる程度だろうか。
あとはLV1拡散弾が1発入るが、正直使い道に困る。
高会心率を活かしてLV2通常弾速射だけをぶち込み続けるという銃である。
一応、スキルさえ充実させればライトボウガン屈指の火力と継戦能力を両立することもできる。
LV2通常弾速射の特徴である「圧倒的な総火力」を活かすことができれば活躍の場は十分にあるだろう。
決して弱くはないが非常に癖があり、素材の調達も大変なので作るかどうかはよく考えよう。- 具体的には黒蝕竜の逆鱗×2、触角×2、尖触角×2に天廻龍の逆鱗×2と光玉1個を使う。
これだけの素材を投入して出来上がるのがコレなので、特に他の武器も使う人はよくよく考えたい。
- さて問題の属性弾。マガラ武器といえば龍属性。
- ではLV2通常弾の速射ライトとして見ると、蒼火竜砲【烈日】がライバルとなる。
武器倍率で比較するとパニッシャーは会心を含めた期待値で209相当、烈日は220となり、烈日に軍配が上がる。
しかし会心率の仕様上、「武器倍率を上げることによる期待値の上昇」はパニッシャーの方が上になるため、
力の護符・爪、攻撃力UPのスキル等でその差は縮まる(と言っても微々たるものだが)。
またパニッシャーの方が装填数が一発多く、スロットも一つ多いため、必ずしも烈日の方が強いというわけでは無い。
タイムアタックをするのでもない限り誤差の範囲なので、通常弾だけを撃つなら好きな方を担げば良いだろう。- ただし烈日には、
- そのままで運用できる使いやすいLV1貫通弾
- スタンや固定ダメージが強力な徹甲榴弾速射
- こちらと違い本格的に運用できる火炎弾速射
それらを用いたい場合にはあちらに軍配があがる。
- ただし烈日には、
MH4G
- MH4GではG級ゴア・マガラ素材を使って強化するTHEヴァーチを経由した後、
G級シャガルマガラの素材を用いて最終形のTHEエデンに強化できるようになった。
- 基本的な性能はそれまでとほとんど変化が無く、通常弾の装填数が少し増える。
- ここで気になるのが、前作MH4で猛威を振るっていた烈日のG級強化、蒼火竜炎舞砲【忌火】の存在だが、
あちらは通常弾の速射が4発になって性質が変わってしまったので、比較対象からは外れるだろう。
- ここで気になるのが、前作MH4で猛威を振るっていた烈日のG級強化、蒼火竜炎舞砲【忌火】の存在だが、
- 今作の通常速射3発のライバルとしては
- 固有システムと元の高性能が合わさり強力な叛逆弩ヴァルレギオン
- ブレ左右小を持ちつつも高い攻撃力と圧倒的な装填数で定点火力として優れるホーネス=ダオラ
まずヴァルレギオンは足を止めない運用に特化しているため比較対象から外れるだろう。
ダオラと比較すると攻撃力と装填数で劣っているものの、
ブレの補正が不要な事とスロット数で優れている。
- 低攻撃力・高会心率という性質上、武器倍率を上乗せする効果による期待値上昇が大きい。
攻撃力UPスキルはもとより、今作では極限強化でも武器倍率を上乗せできる。
上記のライバル達に逆転する程ではないが、スキル自由度の高さも手伝って差は縮まるだろう。
- 以上は最終形態での比較だが、最終1歩手前のTHEヴァーチも繋ぎとして強力。
通常弾速射ライトを主力として【烈日】やアルシアラや鋼氷蜂弩を使って進んできた場合、
G★1になっても何も強化できないので、サブ武器で強力なものがある場合はいいが、
そうでない場合は大量にあるG★1のキークエストを全て上位武器のままこなさなければならない。
一方で、THEパニッシャーはイベントクエスト「マギ・黒き蝕を打ち晴らせ!」で
G★1でG級ゴア・マガラを狩れるため、早速G級強化を施す事ができる。
会心込みの武器倍率期待値にして【烈日】から55も上昇し、
装填数もスロットも1増えるためレベルアップ先として申し分ない。- ただしその道のりはとても長いので、頑張って上位武器で持久戦するのとどっちがいいかは人それぞれ。
レイorヴァイス一発生産からスタートすると、実に黒蝕竜の逆鱗3枚、天廻龍の逆鱗2枚も使う。
そしてTHEヴァーチへの強化でも闇玉1個に剛触角5本も使うので、
ゴア・マガラおよびシャガルマガラとの連戦を相当な回数行う事になる。
その上ゴア・マガラ自体もG★1で戦えるがG★2クラスのモンスターと比べても全く遜色が無いほど強いので、
上位装備のままG★1キークエストをやり遂げるよりも辛い道のりになるかも知れない。
- ただしその道のりはとても長いので、頑張って上位武器で持久戦するのとどっちがいいかは人それぞれ。
MHX
- シャガルマガラ素材を使って派生か一発生産で、THEオラクルが作成可能。
そこから強化していくと最終強化は「THEパニッシャー」になる。
反動は中、ロングバレル装着で攻撃力220に会心率35%とかなり期待値が高く、さらにスロットが2つも付いている。
LV2通常弾の装填数はなんと9発。
しかしページをめくって速射対応弾を見ると…
LV2貫通弾:3発(中)、LV1減気弾:3発(中)。これだけ。
なんとLV2通常弾速射は没収である。なぜそこだけ残したのか。
しかも貫通弾の装填数は0/3/0と相変わらず少ない。武器内蔵弾も竜撃弾とLV2滅龍弾だけでは苦しいところ。
一応LV1滅龍弾は3発装填できるが、速射はできない。
いっそ開き直って貫通速射に光明を見出そうにも、前作から只でさえ実用性の低かった貫通速射の仕様に加え、
LV2貫通弾の弱体化によってそれすらも道が断たれている。
MHXではLV2通常弾速射が没収された銃がいくつもあるが、
LV2通常弾に全てを懸けていたマガラライトはレギオスライトと並んで厳しい結果になってしまった。
没収するにしても、もうちょっとフォローが欲しかったものである。- 一応、高会心率を利用して会心率100%+超会心の装備にすれば、
会心率0%の銃で通常弾速射をするよりも高いDPSと少ない隙になる。
弾強化だけしかつけてない速射銃との比較で勝っているだけなので実践的かと言えば全くそうではないのだが、
ロマンだけは残っている分まだマシと言うべきか。
- 一応、高会心率を利用して会心率100%+超会心の装備にすれば、
MHXX
- THEパニッシャーは限界突破+2回の強化でTHEエデン……にはならず「THEヴァーチ」となる。
結論から言うと攻撃力が320になっただけと言っても過言ではない変化の少なさ。
リロード反動まわりや会心率は変化無し。通常弾が各1発ずつ増えたくらいである。
その他は速射対応しているLV2貫通弾は2発増えている程度。
内蔵弾が追加されていたりもしない。- 素の会心率の高さを生かして超会心スキル軸の装備と言うロマンはあるが、
同じ事を速射でより高次元でできるヴァイスorヴァーチが復活してしまったため、その道も厳しい。 - こんなでも究極強化には天鱗をちゃんと使うので注意。
- 素の会心率の高さを生かして超会心スキル軸の装備と言うロマンはあるが、
MHR:S
世を祝福に包む金色の軽弩。
天廻龍の歓びは大地を巡り、
生ける者に幸福をもたらす。
(THEヴァーチ)
- ゴア武器からシャガルマガラ素材を使って派生させると、THEオラクルを経てTHEヴァーチに至る。
最終段階としてはやや低めの攻撃力310、それを補う会心率35%の組み合わせで、
総合的な火力は標準的といったところ。なお武器スロットはなく、百竜装飾品スロットLv2が開いている。
しかし、なぜかブレ左右/小がついてしまった。
- こちらの主力は呪いめいて付きまとっていたLV2貫通弾速射だが、
MHWorld以降の速射の仕様変更によって実用的になったので、
やっと主力としてその実力を振るうことができるようになった。
装填数4発・歩き撃ち可なので普通に使える……のだが、葬銀のクーゲルが強烈な競合相手。
あちらは5発装填なうえに歩きリロードも可能という快適性に加え、武器スロットLv4を備える。
加えて、会心率こそ0%だが攻撃力が330と高い。
攻略面でもメル・ゼナの方が先に登場するので、こちらはやや影が薄い。
ただ貫通弾は弱点特効による会心率向上が狙いづらいため、こちらの高い会心率は大きな優位点。
さらに葬銀のクーゲルの百竜スロットはLv1なので、ここも差別化を図れる。
あちらがスロ拡張に傀異錬成枠を割くなら、攻撃力の差は最大でも15に縮まる。
ちなみに装填数4と5の理論連射力の差は、3.3%ほど*1。速射で一射が長いぶん、意外と差は小さいのだ。- 実はLV3放散弾の移動射撃・移動リロードに対応しており、
かつ実用的な反動とリロードのライトボウガンは本作ではこれともう一つしかない。
大型モンスターにはそれほど有効ではないが、採取ツアーなどで小型モンスターを散らす際には有用。
毒弾で虫系の素材も集められる。わざわざ天鱗を使って作るようなものかには疑問符がつくが。
- 実はLV3放散弾の移動射撃・移動リロードに対応しており、
MHF
- 先行して、4/7より開設された公式プレビューサイトにて「THEエデン」の性能が公開され、
4/19アップデートにて、シャガルマガラと共にMHF-Zに実装された。
- G級遷悠武器「THEエデン」の性能は
- G級武器LV50の中でも高い方に位置し、生産段階辿異武器と同等クラスである攻撃力666
- 非常に高いと言える、会心率40%
- 通常弾の装填数が9/9/12、貫通弾全LVとLV2/LV3散弾、火炎弾と電撃弾の装填数が6
- そして、その豊富な装填数を支えるリロード「普通」と反動「小」
- 弾速が遅いため、貫通弾の集弾能力に優れる
反動性能が十分であるため、装着スキルで装填速度を補うことで戦闘能力を更に高めることが可能。
速射機構は搭載されていないため、
シジルで別途搭載するかジャストショットメインで戦っていくことになるだろう。
- そしてやはり見逃せないのが、会心率40%であろう。
ボウガンのスキル事情上、見切りスキルの上乗せや閃転スキルとの併用は難しく、
それらを考慮すると、会心率40%は無視できない物を与えてくれる。
更に辿異スキル「閃転強化+1」で攻撃力703と辿異武器に引けを取らない所まで、
「閃転強化+2」で攻撃力741と天廊、始種武器とも対等に渡り合える水準まで伸びるのである。
更に閃転スキル自体の余剰会心率分の上昇も見込めるため、閃転スキルとの相性は凄まじく良いと言っていい程。
高い潜在能力を秘めた銃と言って良いだろう。
- しかし、それらの代償として防御力-400が付随してしまっている。
これの影響がどれ程かというと、
「GR400以降の辿異防具ZP、ZX4部位+始種防具1部位の防御力が、
GX防具5部位装備したのと変わらない水準に落ちる」
という程で、上述の高性能の代償の言葉だけでは片付けられない重大なデメリットである。
そのため、この銃を運用する場合は「如何に防御力-400のペナルティと付き合っていくか」が重要と言える。
- HR帯はMH4(G)の上位第一段階に当る「THEオラクル」の銘で実装されている。
基本性能は同様で、HR帯武器らしく攻撃力が324(384)で会心率が30%とやはり高めである点が異なる。
こちらもHR帯としては重い、防御力-200が付随している。
MHF-G9.1以前の剛種なら軽視できた*2が、それもリファインによって十分機能するように変わっているため、
THEエデン共々、頭痛のタネとなっていることには疑い無い。
ヴァイスorヴァーチ
MH4G
- MH4Gで新たに登場した渾沌に呻くゴア・マガラのライトボウガン。
見た目はTHEエデン系統にレイofヴァイス系統の要素も取り入れたような感じである。
- 一発生産でありレア素材である背反する双逆鱗を必要とする。
他の渾沌ゴア・マガラ武器と同じく両会心を同時に併せ持つが振れ幅は-20%と+10%でやや控えめか。
それ以外の主な性能としては- そこそこ高めの部類の攻撃力390
- 速射対応弾はLV2の物理弾が三種
- 装填速度はやや遅いで反動はやや小
- ブレは右大でスロットは3
- 主な装填数は
LV1 LV2 LV3 通常弾 6 6 6 貫通弾 - 4 4 散弾 - 4 4 徹甲榴弾 2 2 2 拡散弾 2 2 2
- 高めの攻撃力に暴れ撃ちをつけられる片方ブレ大、極限強化もしやすいレア度9にスキルを盛りやすいスロット3と
このままでもLV2通常弾速射銃として運用できる性能を持つ。
しかし6発装填なので、他の銃に比べると少し物足りなく感じるかもしれない。
また会心率-20%もありブレも含めての射撃となるため扱いはやや難し目か。
やはり真価は狂竜化モンスターが相手の時であろう。
- 徹甲榴弾と拡散弾の多さにも注目できる。
リミッター解除をすればLV2物理弾の装填数が増え、LV1貫通弾を追加すれば素で4発、
装填数もつければ榴弾と拡散弾が一回のリロードで大量にばら撒けるなどこちらでの運用も面白いかもしれない。
その場合は装填速度が無視できるが反動を1でも補っておくとよい。- ただ他のリミカ運用推奨銃に比べ弾数は少な目、物理弾中心なため異常弾はLV1減気弾のみ、
属性弾はこの一族伝統の火炎弾が2発のみと柔軟性に欠けるのが欠点か。
榴弾も拡散弾もパーティープレイでは使いにくいという欠点を抱えている。
- ただ他のリミカ運用推奨銃に比べ弾数は少な目、物理弾中心なため異常弾はLV1減気弾のみ、
MHXX
- 渾沌マガラの復活に伴いこの武器も復活。
既存のゴア・シャガルライトからの派生ではなく一発生産のみ。
生産段階では「インケントorオラクル」、「フォギブorバニッシュ」を経て「ヴァイスorヴァーチ」に辿り着く。
- 最終スペックは攻撃力340、会心率-20%/10%、リロードやや遅い、反動やや小、ブレ右/大、スロット3。
二重会心をそのまま運用した場合の期待値は約346である(力の護符爪込み)。- 装填可能な弾丸のラインナップおよび速射対応弾は
生産時点のインケントorオラクルが4Gの頃と全く同じで、
強化により物理弾3種が全て1発ずつ増える。
また内蔵弾としてLV2滅龍弾を持っている。 - 通常個体の武器はLV2通常弾速射を没収されたが、こちらはちゃんと保持している。
ブレ右大は難点ではあるが慣れ次第で克服可能な範囲であり、場合によってはメリットになる事もある。
- 装填可能な弾丸のラインナップおよび速射対応弾は
- 以上のように十分な性能を持つのだが、今作ではLV2通常弾が速射可能ボウガンが増え激戦区となっている。
フォローが必要な欠点を抱えている銃3丁を除くとしても、
何も火力補助がない場合は同じスロット3かつ欠点を特に持たない攻撃力330の大瓢弾【万成】との比較は厳しい。
火力こそこちらが僅かながら上回っており装填数も1多いが、サポート性能は惨敗である。- 渾沌マガラ武器の特徴を生かすためにも、ここは狩技の狂竜身を用いた能動的な狂撃化を狙いたいところ。
狂撃化状態による会心UPを含めると会心率は45%にもなり、これだけで期待値378。
弱点特効を付けるだけでもう会心率95%、超会心もつければ
攻撃力469相当の通常弾速射を扱える事になる。
速射弾であるLV2通常弾しか扱わないなら狩技の全弾装填の恩恵が大幅に薄れるという事もあり、
狂竜身を入れるのは難しい話ではない。
装備の面でもSソルZやXRが弱点特効と超会心のスキルポイントを持つため、
グリードXRと併用すれば武器スロのおかげもあってお守り無しで通常弾強化まで発動可能。
その場合は雷耐性が悲惨なことになってしまうが。
「LV2通常弾のみがあればそれ以外はいらない」という硬派なライトガンナーには最適解に成り得るだろう。 - 他の通常弾メインのライトボウガンと比較しても、今作で強力な超会心ベースの編成がしやすいのも利点である。
武器の仕様上、会心率を80%以上に上げることが出来ず、
狂撃化による上昇分を考慮できるため、会心率を上げるスキルが少なくて済む。 - エイムに自信が無い場合や、弱点特効部位が存在しない相手の場合、
ターゲットの分散により弱点を狙う機会が減る場合もある
マルチプレイ時には達人や連撃で代用することも考えられる。
その場合でも無我の境地などを利用することで会心率100%は十分可能。
- 渾沌マガラ武器の特徴を生かすためにも、ここは狩技の狂竜身を用いた能動的な狂撃化を狙いたいところ。
MHR:S
使い手に呼応して会心率が変化
する軽弩。狂竜ウイルスを克服
した時、真の威力を発揮する。
(ヴァイスorヴァーチ)
- Ver.13タイトルアップデートにおいて渾沌に呻くゴア・マガラが実装されたことで
武器系統名は「黒蝕竜派生改」で、ゴア・マガラ武器の初期段階「レイofヴァイス」からの派生強化か、
一発生産、どちらの手段でも入手することが可能となっている。
ただし、一発生産だとレア素材「背反する双逆鱗」が要求される。
途中段階は存在せず、派生してすぐにレア10の最終強化「ヴァイスorヴァーチ」に辿り着く。
- 武器の性能は
- 高水準な攻撃力340
- 渾沌マガラ武器特有のプラスマイナス会心で-20%/10%
- スロットは3-1-1、百竜装飾品スロットはLv2
- 反動「中」、リロード「やや遅い」、ブレ無し
- LV2通常弾7発・LV2貫通弾3発・LV2散弾3発、いずれも速射・移動射撃に対応
貫通弾・散弾は移動リロードにも対応
もちろん、狂竜症克服により会心率30%になれば屈指の期待値となる。
対応弾については、本作の渾沌ゴア武器がゴア武器とシャガル武器のいいとこ取りをする傾向にのっとり、
ゴアライトのLV2通常弾・シャガルライトのLV2貫通弾を扱えるほか、一応散弾にも適性がある。
ただし貫通弾・散弾の装填数は心もとなく、装填拡張LV2はどうしても欲しくなってしまう。
また、本銃そのものの反動・リロード性能も並み程度。- LV2通常弾の速射運用では、他の強豪たちにいまひとつ届かない。
特に通常個体のレイofシャンバラはこちらの上位互換とほぼいえる性能であり、性能面でこちらを使う理由は乏しい。 - LV2散弾の速射運用でも、ローゼンズィーゲンが立ちはだかる。
通常弾ともども弱点特効と好相性ゆえに、こちらの克服時高会心は大した長所にならず、
むしろスキル負荷や発動時間の不安定さで短所とすらいえる。
さらにあちらは5発装填でこちらより2発も多く、理論連射力で8.7%ほどあちらが上*3。
やはりこちらを使う理由は乏しい。- 但し、この武器を含め複数の物理弾を速射出来ることの利点もある。
単一の物理弾に特化した方が当然強力になるが、それは理論値としての側面が強い。
完璧なプレイングで常に適正距離で弱点を狙い続けられる技量があれば良いのだが、
実戦、特にマルチプレイにおいてはそうもいかない。
散弾などは火力を至近距離の極狭い範囲に集中させるため、
距離や相手の向きによっては全くダメージが伸びないことも。
スキル負荷は当然重くなるものの、複数速射を活かし弾種を適切に切り替えることができれば
位置取りによらず攻撃し続けることも出来る。
自身のプレイスタイルに応じて自由に装備、戦略を構築すると良い。
- 但し、この武器を含め複数の物理弾を速射出来ることの利点もある。
- 残ったLV2貫通弾(装填3発)の速射運用では、葬銀のクーゲル・THEヴァーチが対抗馬。
葬銀のクーゲルは、攻撃力が実質325*4・会心率0%・装填5発・歩き撃ち&リロード対応。
THEヴァーチは、攻撃力310・会心率35%・装填4発・歩き撃ちのみ対応。
彼らと比較したヴァイスorヴァーチの強みは、340という高い攻撃力をもちながら
狂竜症込みで50%を超える会心率*5まで得られること。
貫通弾では弱点特効に頼りづらいため、高会心はちゃんとした強みになる。
しかも貫通速射の圧倒的なモーション値のおかげで、狂竜症克服には10秒もかからない*6ため、
狂竜症【蝕】をLv3にせずとも十分実用的。
ただし、3発装填ゆえ連射力は低い。装填拡張Lv2*7や弾丸節約といったフォローを忘れずに。
弱点特効が十分に通るなら葬銀のクーゲル、硬い相手ならまずはTHEヴァーチ、
狂竜症【蝕】を扱えるのに加え、装填系のスキルを詰め込めるのであればヴァイスorヴァーチ、といったところか。
余談
- 「THE PUNISHER」と言えば超有名なアメコミヒーローである。
彼はギャングへの復讐を誓ったダークヒーローであり、映画化もされている。- ちなみにコスチュームは大きなドクロが描かれた漆黒の衣装である。…ひょっとして狙っているのか?
しかしTHEパニッシャーまで強化されるとドクロも黒色も失ってしまう。残念。
- ちなみにコスチュームは大きなドクロが描かれた漆黒の衣装である。…ひょっとして狙っているのか?
- 初期段階の「レイofヴァイス」は、そのまんま英語で「悪徳の埋葬」という意味であるが、
同時に「ヴァイス」という言葉は、ドイツ語で「白」という意味でもある。
最終的に白い武器へ変化することへの伏線だったのか、はたまたただの偶然か。
- 最終強化の「レイofシャンバラ」のシャンバラは、「時輪タントラ」で説かれる理想の仏教国の事。
語源はサンスクリット語で「(幸福を)維持(もしくは用意、収集、養育)するもの」などの意味。