MHFに登場する弓で、ガノトトスの素材を用いた弓。
上質な水竜のヒレを丁寧に加工することにより、誰の手にもよく馴染む。
概要
- シリーズ初となるガノトトス素材の弓。
弓を構えると、翼を広げ今にもブレスを吐かんとする水竜ガノトトスの如し。
ガノトトスの太い骨格まで再現されているので遠目でもわかりやすい。
こんなに大きな翼でもきっちりと折りたためる仕様となっており、
矢筒には比較的小さな水竜の鱗を一枚一枚丁寧に並べて作られている。- 強化するたびに武器の名称が大きく変わる武器でもあり、
激流弓【海坊主】⇒清流弓【人魚姫】⇒深流弓【竜宮】と変化する。
深流弓【竜宮】への強化はフォワード.2より追加された。
- 強化するたびに武器の名称が大きく変わる武器でもあり、
- ガノトトス武器なので、当然ながら水の属性を帯びている。
同ランク帯の弓と比べて攻撃力は平均的だが、水属性が効果的なモンスターは多く、
なにより「水属性連射弓」という特徴を持つ。
一見平凡に見えるこの特性だが、実は通常武器系列でこの特性を持つ弓は、
このガノトトスの弓と龍頭琴しか存在せず、SP武器でも貫通1種、拡散2種で水属性連射弓が登場していない。
しかし、龍頭琴の扱いづらさは周知の事実であり、実質的にこの弓系統しかないと言ってよい状況である。
深流弓【竜宮】という新たな段階の登場に弓使いが喜んだことはもはや言うまでもない。
- なお、強撃ビンのほかに麻痺ビンや睡眠ビンに対応しているほか、
生産当初から武器スロットが2つも空いている。
MHF-Gに移行してからは集中型の曲射も可能となった。
水属性も数値自体はそこまで高いわけでもないが、全体として非常にバランスのよい性能の武器。
- HR5の凄腕ランク以降で初めて生産できる弓であり、
生産、強化には変種モンスターから得られる魚竜種の汎用素材などが必要。
そして地味に毎段階で古龍種素材を使用するというのもこの弓の特徴で、
生産で鋼龍の宝玉、強化に神龍苔、最終強化に古龍種の腱、
クシャルダオラにヤマツカミに剛種キリンといやらしい素材ばかり突いてくるので注意。
特に古龍種の腱に関しては、救済クエストこそあるものの、
ハメ技が一切不可能な決戦場で文字通り剛種キリンと決戦するという、お世辞にも簡単な内容ではない。
ただG9.1の「プロジェクトR」以降、素材自体は変わっていないものの要求数は大きく緩和され、
また剛種キリンのステータスも調整されたことで作りやすくなっている。
- SP武器版に「止水弓SP」が存在する。属性は氷属性。
SP武器では珍しく、カラーリングの変化が目立たない。元の武器の色彩が淡くなったのが、唯一確認できる違いだろう。
素材を極限まで吟味した結果、流水すら凍らせる弓が完成。
余談
- 「竜宮」は中国、日本各所に伝わる海神にまつわる伝説に登場する海神の宮の事。
日本では、浦島太郎に登場する「竜宮城」を思い浮かべる事が多いが、
浦島太郎以外にも「竜宮」が登場する物語は日本各地にも存在する。
中国では、竜王が主として登場する。また、伝説や海域などによっては各地に幾つもの竜王が存在する物もある。- また、古代中国では神仙達の住む地とされた蓬莱(ほうらい)などの仙境は海の果てにある島であると考えられた。
海中に存在するという点からその中に龍宮が取り入れられ、道教や説話文学などを通じ中国から移入され、
前述の「浦島太郎」に登場する竜宮が形作られたと推測されている。
- また、古代中国では神仙達の住む地とされた蓬莱(ほうらい)などの仙境は海の果てにある島であると考えられた。
- 「海坊主」は海に住む妖怪であり、突如夜の海から現れ、
それまでは穏やかだった海面が突然盛り上がり、船を破壊するとされる。
伝承によっては様々な姿で現される事が多いが、煙草の煙を弱点としており、
運悪く遭遇してしまった時にはこれを用意しておけば助かるという。
また、比喩表現として、
漫画やテレビドラマなどに登場する、坊主頭で大柄の男性キャラクターを「海坊主」とあだ名される事がある。
- 武器名にある「海坊主」「人魚姫」「竜宮」だが、
遥か後のMHRiseにおいてこれらをモチーフにしたモンスターやフィールドなどが一挙に登場している。
具体的には、ウミウシボウズ、イソネミクニ、龍宮砦跡の3つ。
イソネミクニは正確には単に「人魚」であるが。「姫」って雰囲気でもないし。