我、嘗ての人馬の名を墓碑に銘ずる者。
我が火箭は、震える衆生の魂を焼き尽くさん。
(人馬といふ名の白骸)救世の使いに死の劫火を。
絶望の光で全てを無に帰さん。
人馬といふ名の白骸、最終型。
(白骸の死銃槍)
我、嘗ての人馬の名を天上に銘ずる者。
我が火箭は星彩を放ち、流れる者達の標になる。
(極星銃槍ストリゲーツ)死齎す罪人に絶望の火を。
我が光は星の標となり希望を放つ。
極星銃槍ストリゲーツ最終型。
(絶望ナル砲槍星ゲーツ)
目次
概要
- MHXのラスボスであるオストガロアの素材から作られたガンランス。
ガロア武器の例に漏れず、見た目や性能の異なる2タイプの派生が存在する。
ラスボス武器なので入手は一発生産限定。
- “人馬といふ名の白骸”は触腕の竜頭を装飾に添えた銃剣型ガンランス。
背中の小さな羽がチャームポイント。放熱時に口元が赤くなるのもチャーミング。
六眼の盾を含め、抜刀すると所々に水色の発光を繰り返すギミックも存在する。
- “極星銃槍ストリゲーツ”は三枚の刃を重ね合わせた矛のような銃槍。銃口の配置は刃の間。
石突きは十字型、中折れ部分にはアーチ状の装飾が施されており、銃槍らしからぬ意匠を感じさせる。
また銃身と盾には青く明滅する点があり、竜撃砲のチャージ中には点同士が結ばれ赤いラインが走るギミックを持つ。- ちなみに武器名の「ストリゲーツ」はロシア語で「射手座」を意味するらしい*1。
言われてみれば、確かにアーチ状の装飾を弓として見ると、矢を番えた弓のような形状に思える。
また、上述の竜撃砲で盾に走る赤いラインをよく見ると射手座を描いている。
銘の「人馬」は、黄道十二宮における射手座の名称である「人馬宮」が由来だろう。
- 本体がアレっぽいと噂のオストガロアに反して、外見は妙にメタリック。
武器を振ればどこか聞き慣れた金属音が。金属質の軟体生物とは、これいかに。イカだけに。
- ちなみに武器名の「ストリゲーツ」はロシア語で「射手座」を意味するらしい*1。
人馬といふ名の白骸
MHX
- オストガロアの索餌形態をモデルとした派生。強化は全5段階。
妙に骸椎骨の要求量が多いが、それ以外は普通。必要な残魄玉も1個だけ。
- 最終強化である白骸の死銃槍の性能は以下の通り。
- 全ガンランス中第2位の攻撃力260。
- フォローには見切り+3が必要な会心率-25%。
- やや物足りないが、低すぎることはない龍20。
- 若干持久力には不安が残る緑30。最大で青30が発生。
- 砲撃性能は拡散型LV3。スロット1のオマケつき。
- 例にもれず攻撃力の数値は高く、たとえマイナス会心時の威力でも攻撃力195相当はあり、
会心率を含めた期待値は255.9375。白ゲージで換算すれば攻撃力193.2相当の数値となり、
匠の費用対効果が落ちこんだ今作の環境ではなかなか頼もしい威力となる。
属性値も充分実用範囲内の値なので、斬れ味の残量さえ注意出来れば優秀な部類に入るだろう。
是非とも業物スキルや絶対回避【臨戦】等の併用も考えたいところである。- 緑ゲージの量が一般的な武器よりも数段下回るので、鈍器使いで業物を代用するのは不可能。
ゲージ維持は業物に任せ、鈍器使いはスキル枠の余裕があれば発動させるぐらいがベター。
- 緑ゲージの量が一般的な武器よりも数段下回るので、鈍器使いで業物を代用するのは不可能。
- 同じ拡散型龍属性にはクロノバーストやオベリスクが存在するが、
物理期待値に大きな差があるので基本的には問題はない。今作は龍属性特化だと使いにくいし。
運用難度がやや高いとはいえ、感覚的には素白武器と近いものと考えれば応用も利くはず。- ただ、素白拡散型である鉤爪銃槍【荒虎砲】の存在は見過ごせない。
単純な物理期待値では負けるので、龍属性と武器スロットや鈍器使いを活かした差別化を計りたい。
- ただ、素白拡散型である鉤爪銃槍【荒虎砲】の存在は見過ごせない。
- 攻撃力がキャッチセールスのガンランスだが、物理特化となるとクーネアペカムの壁が険しい。
兎にも角にも“攻撃力250&会心率+35%”の差は深く、青ゲージでないと横並びすら許されない。
加えてアペカムは超会心や弱点特効、鈍器使い等のスキルが効果的に働くのに対し、
白骸の死銃槍はマイナス会心の影響でそれらのスキル効果にブレーキが掛かってしまう。
素の斬れ味は同等。砲撃性能を考慮しても下位互換は免れないので、低くとも属性を考慮して扱おう。
- 余談だが、生産段階の下位時点で"砲撃LV3"を持つ貴重なガンランスでもある。
しかしこの時点での砲撃以外の性能は壊滅的なので注意。
MHXX
- G級オストガロアの骨素材を用いて白骸死銃槍ルクバトに究極強化される。
「骸」「死」という、やたら物騒な文字を並べた武器銘が目を引く。
肝心の性能は以下の通り。- ガンランス全体どころか、全武器種から見ても驚異的な攻撃力380
- うまい話には裏がある会心率-25%
- 属性武器としてはやや控えめな龍属性24
- 素の斬れ味は緑60だが、斬れ味レベル+2で白40まで伸びる
- 砲撃タイプは拡散型LV4
- スロット1
- 最終強化における尖った性能をさらに突き詰めた結果、
属性武器でありながらトップクラスの物理性能を持つ武器に変貌を遂げた。
マイナス会心を含めても、白ゲージに達した際の物理期待値は488と非常に高く、
紫ゲージのウアスアンクを僅かに上回るほどである。
ここに龍属性を加えることにより、総合火力は更に向上する。
砲撃も拡散LV4と平均的。拡散型は赤ヒートゲージの範囲が大きく、物理火力を高めやすい。 - 惜しくも、マイナス会心率が物理期待値を減少させて…いない。
MHXXにはバッドクリティカル発生時に25%の確率でダメージを2倍にする痛恨会心なるスキルが存在する。
これにより、従来は物理火力の枷であったマイナス会心が物理火力の底上げとして機能することになる。- ただし、この武器の性能を最大限に発揮させる為には斬れ味レベル+2と痛恨会心の両立が必須となる。
白ゲージも40と、斬れ味を湯水のように消費するガンランスには心許なく、
業物などの斬れ味のケアをするスキルも欲しい。
加えて砲術、ガード性能、ガード強化等のガンランスに必要なスキルも発動させる…となると、
ルクバト専用の装備セットを組まざるを得ず、相応の神おまが必要となる。
手持ちの素材、護石、狩猟スタイル、狩技、自身のプレイスタイル等、
諸々を考慮したスキル選択が推奨される。 - なお実のところ、25%程度のマイナス会心で痛恨会心を発動させるのは無駄が多い。
同程度の重さであれば弱点特効の方が期待値が高く、
弱点が狙えなくても連撃や見切り+3で痛恨会心と同程度の期待値まで上げることが可能。
今作で人気のグギグギグテンプレであれば、匠業物見切りとこの武器に欲しいスキルが揃うため、
あとは適宜ガード性能などを追加する形でも十分だろう。
- ただし、この武器の性能を最大限に発揮させる為には斬れ味レベル+2と痛恨会心の両立が必須となる。
極星銃槍ストリゲーツ
MHX
- こちらはオストガロアの捕食形態がモデル。強化は全3段階。
これまた骸龍の烏賊骨の要求量が若干多い。残魄玉が2個必要なのもネック。
- 最終強化である絶望ナル砲槍星ゲーツの性能は以下の通り。
- 斬れ味次第では低くも高くもなる攻撃力190
- 全属性ガンランス中ワースト2の値である龍13
- 斬れ味ゲージの7割近い青と誤差程度の白10。匠無効。
- 砲撃性能は通常型LV3
- 幅が利くスロット2
- とにかく驚異の戦闘持久力を誇る青ゲージが何よりの長所であり、
どんなに砲撃やら竜撃砲やらフルバーストやら撃ち込んでも滅多に緑にまで落ちることはない。
物理期待値も属性武器にしては高め。…属性武器としてみれば。
- しかしながら肝心の属性値は落第点レベル。同じ攻撃力の属性偏重武器が多いのに
特徴の青ゲージも全てを攻撃に転化出来るとは言い難く、どうしても持て余しやすい。
いくら砲撃による斬れ味消耗が激しい武器種とはいえ、
おおよそ“100”程度のゲージならば過不足はしない。研ぐ機会があれば尚更である。
ソロならまだしも、PTプレイでは自慢の持久力も活かしきれない場面が往々に起きるのも向かい風か。
それに加えて無属性武器としての物理性能が中途半端なのも痛い。
- この表はゲーツとその対抗馬候補の期待値早見表である。
斬れ味 青
(ゲーツ)緑 緑 緑 緑
(アイゼン)攻撃力 190 200 210 220 230 爪護符なし 228 210 220 231 241.5 爪護符あり
(+15)246 225.75 236 246.75 257.25 爪護符+鈍器
(+30)241 252 262.5 273
- ※斬れ味補正を青1.2、緑1.05とする。
- 一見すると高いようにも見えるが、実際はインペリアルガーダーの緑ゲージ相当。
確かに緑200とは攻撃力21の差をつけているが、鈍器使い発動時の差はたった5しかない。
それ以上に同じ緑200のガンチャリオットとは属性値に3倍以上の差がある。
確かに研ぎ知らずなのは便利だが、些か斬れ味ゲージに割を食い過ぎている。
業物や鈍器の代わりに別のスキルを用意してこそ真価が現れると言うべきか。
- ところがこの武器を業物も鈍器も必要としないという観点から見ると、破格の組み合わせが存在する。
白疾風防具による、回避主体のエリアルスタイル運用である。
超会心と白疾風の魂によって期待値は青ゲージで275にまで跳ね上がり、上記の比較ではトップになる。
その青ゲージの長さからフルバースト等による砲撃での斬れ味低下を憂うこともない。
持ち前の2スロットのおかげで欠損したスキルの復活がしやすいのもメリット。
頭部差し替えの増弾、もしくは砲術王が発動できる。
回避距離による移動速度の担保もあり、エリアルでも息吹を採用しやすい。
敵の攻撃を回避性能付きのジャンプで飛び越え、直後にフルバーストを浴びせる戦法に丁度いいのだ。- とはいえ、この装備の前提だと素の会心率が高いマスターガンランスの存在が気掛かりであり、
同じ青でも攻撃力195(爪護符+15込)&会心率40%から成る期待値は299.52と差が大きい。
一応マスターのゲージは青100程度なので、フルバーストの乱用は避けるべき武器である。
強いて言えば、持久戦になりがちなソロではゲーツ、PTではマスターと使い分けるのが無難か。
ちなみに同条件下に置くにはアイゼンではスロットが無いため、スキル構築自体が高難度になってくる。
- とはいえ、この装備の前提だと素の会心率が高いマスターガンランスの存在が気掛かりであり、
- 総括すると「
ラスボス武器なのにクセがないだけ伸び代が小さい器用貧乏」といったところ。
これでも通常型龍属性ガンスの中では扱いやすい方だが、やはり属性値の低さは擁護しかねる。
装備と状況次第では換えが利くガンランスは意外と多いので、作成と用途はよく考えたい。
MHXX
- 究極強化銘は極星絶砲槍ゲーガロア。
白骸武器の方は物理に偏った強化がなされたが、こちらの性能はというと…- 最終強化としては平均的な攻撃力310
- 結局伸びることはなかった龍属性15
- 匠不要でわずかな紫ゲージが出る上、そこに長めの白ゲージとクソ長い青ゲージが続く
- 大躍進を果たした通常型砲撃LV5
- 装備の幅が広がるスロット2
- 物理特化の白骸武器とは対照的な砲撃特化武器へと進化を遂げたのである。
MHXXでは最終強化でも砲撃LV5に達する武器はそれほど多くなく、
ここまで長い斬れ味を持っている武器もほぼほぼないため、
匠を切ってフルバーストに必要なスキルを詰め込むことができるという
通常型ガンランスにとって非常に強い個性を手に入れたと言える。 - さらにMHXXではエリアルスタイルのジャンプ叩きつけ→フルバーストや、
ブレイヴスタイルのクイックリロード→叩きつけ→フルバーストなど
フルバーストをこれでもかと連発できる環境が整っている。
最高の砲撃性能をこれでもかと炸裂させ、いかなる強固な相手も打ち砕く快感を堪能させてくれるだろう。
- なお、フルバースト特化武器としての運用を考えた場合、対抗馬となりうる武器が二つある。
一つはクシャルダオラ素材から作られたガンランス、ダオラ=テンペスタである。- 通常型砲撃LV5、素で長い白ゲージ、スロット2と性能がモロ被りしている上に、
あちらは氷属性52という驚異的な属性値を併せ持っている。白ゲージもこちらの紫+白分よりも長い。
物理性能はこちらがやや上回っているため、狩猟対象に氷属性が通るかどうかで差別化していきたい所。
- 通常型砲撃LV5、素で長い白ゲージ、スロット2と性能がモロ被りしている上に、
- もう一つは矛砕ダイミョウザザミのウィルギガンキャノン。
こちらはゲーガロアと同じく通常型LV5で青ゲージが長いという特徴を持つ。
砲撃特化となると竜の息吹をしっかり回すのが重要になってくるので、
狩技ゲージ蓄積に補正のついている矛砕武器の方がその点で有利か。
こちらは紫や白の斬れ味を持つことや、スロット数、属性で差別化していきたいところ。
- 今作の極星シリーズの近接武器は、特異な斬れ味が使い辛くほとんどがバルク武器などに見劣りがちであるが、
攻撃力属性斬れ味以外に砲撃という差別点があるガンランスは優秀な性能にまとまっていると言える。
- ちなみに二つ名防具である鎧裂シリーズとは抜群の相性を誇る。
業物と刃鱗磨きのおかげで砲撃主体で戦っても斬れ味を保ちやすくなり、
ガード性能とガード強化のおかげで盤石の守りも期待できる。
砲術スキルの追加がお守り頼りになるが、それもこの武器のスロ2と合わせれば砲術師まではスロ3のお守りだけで届く。
そしてなんと言っても武器と防具の青色がかなり近い色合いとなっており、
全く違うモンスターの素材とは思えないほどの親和性を発揮する。