MHP3から登場したドボルベルクの素材を使って作られる装備。
目次
概要
- ドボルベルク由来の緑と茶色のカラーに、分厚い装甲と巨大な角が目を引くいかつい防具。
闘士を思わせるデザインに攻撃的かつタフなスキル構成が特徴的である。
X、Zシリーズでは剣士用の頭部装備は、頭頂部に一本の角が追加され三本角となる。
3G登場の亜種素材を用いたZシリーズは赤と焦げ茶基調のカラーになる。
- 男女共に見た目がゴツく、全体的に露出が多いのが特徴の女性用装備でも見えているのは口元のみ。
更に3Gから登場するX/Zシリーズは男女共にフルフェイスで露出が皆無な為、好みがかなり分かれるだろう。
特に女性用装備に色々な意味で期待して女性キャラにした男性プレイヤーは好みそうにないかも。
逆に数少ないフルフェイスタイプなので、そちらの方面で好まれる。
通常種防具
MHP3
- 下位の無印、上位のSが存在する。
- 下位の発動スキルは攻撃力UP【小】、火事場力+1、破壊王、見切り-1と攻撃型装備。
上位防具は下位の上位互換で、発動スキルは攻撃力UP【中】、火事場力+1、破壊王、見切り-1。
スロット数は下位上位とも6だが、同時期に作れる他の装備と比べると少ない。
ただシルバーソルの陰に隠れて意外と知られていないが、
脚装備は攻撃のスキルポイントが6もあり更にスロットが1つ空いている。
シルバーソルを使わずに攻撃力アップスキルを発動させる時には実に有用。
- ガンナーは攻撃力UP【小】の代わりに反動軽減+1。上位だと、反動軽減+2に向上。
MH3G
- 下位通常種のノーマル、上位通常種のS、G級通常種のX、亜種のZが存在する。
- 一撃の重いドボルベルクの性質を反映してか、剣士用は攻撃力UP【小】やスタミナ奪取、
抜刀術【力】などの攻撃的なスキルがつく。
また、MH3Gでは通常種素材を用いた防具にはもれなく、力尽きるたびに攻撃力と防御力が上昇する
「不屈」というスキルが発動する。
反面見切りのSPは総じて低めで、属性耐性も水耐性以外は低めである。
- X装備の腰は属性解放のSPが3もある上にスロットを3つもつなど優秀。
組み合わせでもそこそこ使うため作っておいて損はない…のだが、
地味にG級レア素材のドボルストーンを1個要求される。
ディアブロXの頭といい、バンギスの腰といい、
優秀な部位にはいつもレア素材を要求されるのがお決まりのパターンである。
MH4
- ドボルシリーズを竜人問屋で下位のリオレウス素材と交換することで作成できる。
- 解禁時期が村下位のシャガルマガラ討伐後なため作成時期は遅め。
しかし発動スキルが攻撃【小】と回復速度+1のみな上に、
交換元であるリオレウスのレウスシリーズが一式で攻撃【中】が発動するため存在感が薄い。
- 頭装備は攻撃のスキルポイントがレウスの頭装備と同じ、かつ剣士なら2、ガンナーなら1のスロットがあり
頭部分のみをドボルにすることでレウスシリーズのデメリットを消しつつスロットを増やして使うことができる。
MH4G
- 竜人問屋でG級ゲネル・セルタスの素材と交換することでG級ドボルベルク素材が入手可能。
これを使ってドボルXシリーズが作成できる。
- 3GのドボルXシリーズとはスキル構成が大きく変更され、
共通で攻撃力UP【小】・スタミナ奪取・不屈とマイナススキルとして見切り-1、
加えて剣士では抜刀術【力】、ガンナーでは集中が発動する。
3Gの時より発動スキルは増え、合計スロット数は地味に増えて9スロットになっているが、
3スロットの部位はなくなり属性解放のスキルポイントも付いていないため
こちらも下位と同様存在感が薄い装備となっている。
- だが、ガンナー用となると話は変わってくる。
ドボルXは4系統では貴重なガンナー用集中装備なのである。
同期のライバルとしてはラギアXが存在するが、あちらの素材元は
本作屈指の癖が強すぎる強敵であるガララアジャラ亜種……。
それを差し引いても耐性面ではこちらがわずかではあるが秀でているため、
溜め短縮3ポイントと2スロを持ち、かつレア素材であるドボルストーン(=特濃重甲エキス)を
要求しないパーツであるドボルXガード、ドボルXレギンスだけでも作っておく価値はあるだろう。
4つのスロットに短縮珠【1】を嵌めれば集中が発動し、それ以外の部位は完全にフリーになるので
スキルの自由度は非常に高い。- ドボルベルクのガンナー用武器と言えばかの伝説的ライトボウガンなのに、
何故弓用装備になってしまったのか……謎は深まるばかりである。
- ドボルベルクのガンナー用武器と言えばかの伝説的ライトボウガンなのに、
- ただし、4系列では用いないが、かのパチンコにもドボル素材は使われている。
弓と決定的に相性が悪いわけではないのだろう。
でもこの弓には集中は不要なのだが。
MHX
- ドボルベルク復活に伴い防具も復活。
ただしドボルベルク自体が上位からの出現のため、防具は無印のみが出現する。
- P3と4Gが合わさったような性能で、発動スキル剣士ガンナーともに破壊王と溜め短縮が9ポイント。
空きスロット3つのうち1つに短縮珠を詰めることで弓用装備となる。
混合パーツとしてはドボルレギンスが溜め短縮3に1スロットと優秀。
MHXX
- G級が追加された事でドボルXシリーズが解禁。
発動スキルは破壊王、集中、そして痛打となっている。
お守りや装飾品に頼らず集中が発動しており、スタミナ奪取とKO術の複合スキルである痛打も付くため、
実質的な発動スキルは4つと上位版と比べるとかなり豪華。
加えてスロットも7つあり、拡張性も悪くない(腰と脚がスロ2、その他の部位に一つずつ)。
- 本作でも弓との相性が良い。
また、本作では狩技『ブレイドワイヤー』が大きく強化されたため、
集中による実質的な手数の増加と破壊王、そしてブレイドワイヤーの特性がうまく噛み合い、
使いこなせばあっという間にモンスターの尻尾を切断できる。
痛打までフルに活用するならあまり注目されない減気ビンや曲射の利用も一考。
- 剣士武器はハンマーとの相性が良好。
ただし、集中は溜め2と溜め3を使い分けたい場合に逆に不便になる。
溜め2と3で攻撃の性質が同じエリアルスタイルや、
溜め攻撃をメインに使っていくストライカースタイルなら有効活用できる。
狩猟スタイルや自分のプレイスタイルと合わせて考えよう。
亜種防具
MH3G
- MH3Gでは、亜種素材を用いたドボルZシリーズも登場。見た目は赤銅色になったドボルXシリーズの色違い。
尾槌竜の仙骨やドボルストーンは勿論必要だが、特に尾斧竜の赤銅殻を23個要求されるため、
むしろ仙骨などが先に集まって赤銅殻が揃っていない事もあるなど、変に骨が折れる装備である。
- 共通のスキル構成は攻撃力UP【小】、根性、回避性能DOWNであり、
剣士なら覚醒、ガンナーなら装填数UPが発動する。
剣士用は他の一式で覚醒が発動するラギアXやネブラXとは違い、
属性攻撃弱化や状態異常攻撃弱化の影響を受けないので、非常に使い勝手が良い。
また各部位毎にあるスロット数の合計はなんと9つ。特に3スロット部位が頭と腰の2箇所にあり、
攻撃力UP【小】を【大】に強化したり、お護りとも組み合わせれば他のスキルの発動も比較的易しい。
しかしマイナススキルの回避性能DOWNは無視できないため、優先的に消しておきたい。 - また、高い防御に火耐性、そして豊富なスロットにより火耐性【大】を容易に発動出来るこの防具。まさしく対煉黒龍にぴったりの防具である。
覚醒もあるので恐暴竜の武器を担いでいけば相性は抜群だろう。
火耐性【大】を発動させた上に本防具をしっかり強化していれば、火炎弾や火球は勿論必殺のチャージブレスすらも極めてぬるい一撃と化す。
ドボルベルク亜種やイビルジョーも強敵ではあるが、これからグラン・ミラオスに挑むならオススメの装備である。
ただし注意して欲しいのは、いくら防御も火耐性も高く火属性の攻撃がぬるくなるとはいえ、それは単発の話。
相手は禁忌の古龍の一角にしてG級のラスボスである。アレとは違うのだよアレとは
調子に乗って何度も攻撃を受けながらゴリ押しているとあっという間にキャンプ送りにされてしまうので、避けれる攻撃はしっかり避けよう。
MHXR
- ドボルUシリーズが登場。「襲来!ディアブロス」クリア時に一定確率で入手可能。
こちらはMH3Gにはなかった下位ドボルシリーズの亜種カラーであり、ジンオウUシリーズ*1と共に
MHXR限定の激レア装備となっている。見た目装備に設定すれば目立つ…かもしれない。
ベルグラシリーズ
- MHXRに登場する特殊種、ドボルベルク峰爆種の素材を用いた防具。
「強襲!ドボルベルク峰爆種!」「強襲!尾爆竜&砂狗竜!」をクリアした際に一定確率で入手可能。
後者は名前の後に「・双」と付く。
- ドボルZシリーズがベースのデザインとなっているが、
全体的に黒ずんで所々が赤熱化し、剣士用頭部の右角などが折れているなど
所々に峰爆種をイメージした赤熱化と破壊されたコブをイメージしたと思われる欠損の意匠が見られる。
胴部位を装備すると煙のエフェクトが発生する。
ドボルネコシリーズ
- MHP3より登場したオトモ装備の一つ。
MHP3の新モンスター、ドボルベルクの頑強な素材を用いて作られており、その見た目も"武骨"の一言に尽きる。
全体的に機能面を重視した作りだが、角や甲殻などパーツの随所にドボルベルクの面影も残っている。
- 武器は「ドボルネコアックス」。
武器の先端、刃の付け根には尾槌竜の尾骨を加工したおもりが埋め込まれており、
この重さと武器を振るう時の遠心力を利用して獲物を叩き斬るという構造になっている。- 勿論生産時に玉石相当のレア素材である、尾骨を要求される事はない。
あくまで端材のみである。
よくある誇大テキストやガセネタの類いでないとすれば、
オトモ武具屋には尾骨の破片でもストックされてるんだろうか?
- いかにもな説明文に反して、会心率は普通。むしろ性能面でいえば割と優秀な部類に入る。
MH4以降は防御力+のオマケが付いているので、防御面に不安のあるオトモに装備させるといいだろう。
- Xシリーズで登場した際の性能傾向はもちろん近接特化型。
攻撃力は高いが、同ランク帯の武器に比べて斬れ味は劣る。
防御ボーナスは健在で、上位の獰猛化端材版では+30という
上位時点ではぶっちぎりの防御ボーナスを得られる。
G級ではさらに上がって+40になるのだが、こちらは残念ながら上がいる。- ちなみにMHX時点の猛ドボルネコアックス(上位獰猛化端材版)は、
近接攻撃力165に対しブーメラン攻撃力がたったの60しかなく、
近接特化武器の中でもブーメラン威力がとりわけ低いという実に珍妙な個性を持っていた。
補足しておくとブーメランの分近接に攻撃力が回っているとかそういうわけではなく、
165という数値は他近接特化武器と大差ない。 - MHXXへの移行に際して全オトモ武器の性能微調整が行われた結果、
近接とブーメランの威力バランスは各性能傾向ごとに一律となり、
当武器も近接168に対しブーメラン152となっている。
- ちなみにMHX時点の猛ドボルネコアックス(上位獰猛化端材版)は、
- 勿論生産時に玉石相当のレア素材である、尾骨を要求される事はない。
余談
- MH4/MH4Gの素材交換を利用して入手できるドボル防具は、
どちらもドボル素材以外に要求されるものが骨素材と小型草食モンスターの素材となっている。