偽情報、誤情報、嘘のこと。
ガセネタの語源は「世間をお騒がせしたネタ」の略称。
目次
概要
- ゲームに限った話ではなく、世の中には真偽が定かでない話というのは至る所に溢れているが
基本的には「真実を確かめることが難しい」情報を発端にガセネタが広まることが多い。
ゲームだけに限定しても、プレイ内容に関連するものから「どのハードで発売されるのか」という情報、
果てには開発スタッフに対する流言など、種類は様々。
その中でも特に「ゲームその物が発売されていないので確かめようがない」
もしくは「ゲーム内で情報が明記されていない」といった内容に対してガセネタが発生することが多い。
発生原因は故意のものから単純に勘違い、誤情報など実に多岐にわたる。- この特性上、多くの場合は新作ゲーム発表~発売後しばらくの期間に発生しやすい。
前者はそもそもゲーム自体発売されていないため真偽を確かめる術がなく、
後者は前述したように一見プレイしただけでは分からないものがガセネタとして残ったりする。
オンラインゲームでも同様で、情報開示~実装後の分析期によく起こる。
- この特性上、多くの場合は新作ゲーム発表~発売後しばらくの期間に発生しやすい。
- モンスターハンターシリーズはゲーム内で開示されない情報がかなり多いため、必然的に噂話の類が発生しやすいといえる。
特に初期の作品ほどその傾向が多かったため、今となっては一笑に付してしまえるようなガセネタでも
当時は本気で信じているプレイヤーも少なくなかった。
初代におけるキリンやミラボレアスといった、意図的に隠されていた情報があったことも一因だろう。
- いわゆる『デマ』との違いはその語源にあり、
ガセネタは先述の通り、お騒がせなインチキ商品(偽物)を指すが、
デマとはデマゴーグ(Demagog)の略で、本来は社会的・経済的に地位の低い階層の
不満や恐れや偏見に訴えかけて政権を得ようとする煽動的民衆指導者の事。
実践する事をデマゴギー(Demagogie)と言う。
ただ、ネタという言葉が「情報」という意味を持つようになり、
デマが政治的なものに限らず「嘘や流言など」を指すことが増えた事もあり、
両者が混ざったような意味で使われるシーンは多い。
何らかの意図をもって「ガセネタ」をバラ撒く行為を「デマを飛ばす」と言ったり、
単純な誤解や間違いが広まった後で事実と異なる事が判明して「あれはデマだった」といった使われ方もされているので、
語源とは異なる意味をもった和製英語のような形になっている。- 当wikiも例外ではないが「間違った知識をそのまま掲示板等に書き込んでしまう」
というケースも少なからず存在し、放置するとガセネタの発信源になったりデマの補強材料にされたり、
書き込んだ人が恥をかいてしまう事も。
間違いを正す事も優しさの一つであるし、見つけ次第訂正してあげよう。
- 当wikiも例外ではないが「間違った知識をそのまま掲示板等に書き込んでしまう」
- ガセネタが広まるパターンには、
その場限りのジョークや商売文句などを真に受けた人が他所で広めてしまう、
空想や決め付けに過ぎないものを本人は大真面目に推理や考察、
酷い時には隠された事実や裏設定だなどと思い込んで広めようとする、
情報のねじ曲げ目的や愉快犯として意図的に流布するなど、色々なものがある。
昨今はニュースサイトや動画サイトにおいて、閲覧数を稼ぐ目的で
「あのモンスターが復活!?」「意外な裏設定!」などのタイトルをつけ
根拠のない情報を喧伝する行為も蔓延している。
推測や噂という逃げ道を作っている例も見られるが、
誤解させる前提で意図的な印象操作を行っている点では詐欺や誇大広告である。
特に予想や考察と称するデタラメは非常に数が多い上に、
全く根拠の無い妄想に結論ありきの仮定を重ねるといった無理のある展開を推理に見せかけ
「可能性がある」「考えることもできる」など、もっともらしく誤魔化されていることもある。
理論的に考えれば成立していないガセネタを真に受けてしまうような人は善意のつもりで、
デタラメでも話題や売名になればいいと考えるような輩は悪意で、
こうした偽情報を周囲にも積極的に広めようとするため
それでガセネタサイトやチャンネルの閲覧者が増え、さらに広まる悪循環が起きやすい。
話題になっているからを真偽の基準に置くのは極めて危険である。
だが、そんなことを言われて理解できる人なら、
そもそもガセネタに引っ掛からないわけで…- 悪質な者になると、ありもしない噂に対して
「◯◯という噂を聞いたんですが本当ですか?」といった疑問形にし、
さも自分がガセネタの発信源ではないかのように装って広めようとしたりもする。
また、こうしたガセネタは核心部分がいい加減なことも多いため、
どこかで耳にした人が確認や質問という形で他の場所に広めてしまうこともある。
怪しげなネタは質問の場に上げる事にも慎重になるべきだろう。
そうやって一度冷静になれる人は、やっぱり引っ掛からないし広めないのだが…
- 悪質な者になると、ありもしない噂に対して
代表例
- 有名になったガセネタだけでも
- ナルガクルガの尻尾は体力制で、かつ打撃でないと壊せない
- ティガレックスの前足の部位破壊報酬は二段階ではじめて出る
- イビルジョーに狩猟対象モンスターを捕食されるとクエスト失敗になる
- ジンオウガの背中を破壊すれば報酬で逆鱗・碧玉が高確率で手に入る(MH3G以前)
- ハプルボッカの尻尾は斬れる
- ラオシャンロンはまず最初に尻尾を斬れ
今これを見ている貴方が「あれガセネタだったの!?」と驚いたかも知れないものまで、枚挙に暇がない。
- 「報酬などの確率要素に対してひたすら周回する」ことが前提のモンハンの特性上、
以下のような運要素に関するガセネタは特に多い傾向にある。- 尻尾は鮮度が命
- プーギーを撫でると報酬が良くなる
- 欲しい素材をメモ帳やウィッシュリストに記入すると出にくくなる
- 弱い能力値の個体ほど報酬枠が少なくなる(よって報酬目当てなら「ネコの弱いの来い!」は発動厳禁)
- 鑑定武器は、一番使用率の高い武器の入手率が下げられている
- 特定の加工屋で傀異錬成すれば目当ての結果が得られやすい
たまに本気で信じているプレイヤーもいなくもない。
- 冗談の性質が強いガセネタの最たる例は、
プレイヤーの物欲を検知して目当ての素材の確率を下げる謎の超高性能センサーであろう。
もちろんこんなものは存在しない。
しかしプレイしていると本当に搭載されているとしか思えないのも事実である。
- 新作に登場するモンスターに関するガセネタの数は全ガセネタの中でも群を抜いており、
- 等々、突拍子もないものからちょっと期待してしまうものまで様々である。
これらのガセネタに引っかかってしまい肩透かしを食らった、
あるいはぬか喜びさせられたプレイヤーもいるかもしれない。- HR関連のガセネタについては、条件が条件だけに真偽の確認に途方もない時間が掛かる場合があり
(事実、出現条件がHR500だったり、酷い時にはHR999で漸く○○解禁などというガセネタもある)、
真に受けた純情なプレイヤーの努力を無に帰すことすらあることから、かなり悪質性が高い。
伝統のアレがある称号ならまだしも、シリーズにおいてクエスト出現条件に関わるHRは100が最高なので、
出現条件がそれを超える情報は疑ってかかった方がいいかもしれない…
…と認識されていたが、MHW:IにおいてはMR100~200の間で漸く出現するクエストも登場した他、
MHR:SではMR110から狩猟解禁されるモンスターが追加された為、
少々HR解放に関するガセネタが見分けにくくなったかも知れない。
万が一の場合に備えて情報収集もしておいた方が良いだろう。- MHFにはクエスト参加条件がHR500以上だったりHR999だったりするクエストが実際に存在していた。
ただこれはMHFという作品の特性もあり、文字通りの「エンドコンテンツ」としての存在に過ぎないが。
- MHFにはクエスト参加条件がHR500以上だったりHR999だったりするクエストが実際に存在していた。
- ちなみに、アルバトリオン亜種に関しては架空のモンスターリストまで流布されていた。
このことからこのガセネタは勘違いなどではなく意図的に作られたものだと分かるが、
モンスターリストの流布に加え、過去に黒龍→紅龍の例が存在したこともあって、
アルバトリオンの亜種の存在を信じていた人はそれなりにいたようである。 - ごくごく稀の話に過ぎないが、あまりに有名なガセネタを公式が自ら本当にしてしまうこともないわけではない。
過去にエイプリルフールのネタとして出していた物が現実のものになるケースが多い。- MHシリーズにおいて最たる例は、MHFにおいてたびたび
「大型アップデートの直前に"ギウラス"というモンスターがゲーム内に現れ、
ハンターに洗礼を浴びせる」という噂が流れていたのが、
MHF-G開幕の前日に『ギウラス』が本当にゲーム内に登場した
という物である。いわゆるファンサービスの一環というやつである。
- MHシリーズにおいて最たる例は、MHFにおいてたびたび
- HR関連のガセネタについては、条件が条件だけに真偽の確認に途方もない時間が掛かる場合があり
- 基本的に「ガセネタ」と呼ばれる場合、発端は誰かがありもしないネタを作って流したケースが多いが、
単に正確な仕様の特定が難しい所に様々な推測・予測が立てられていたものが、
その内の一つが「信憑性高め」として定着してしまったものもガセネタと呼ぶ場合もある。
特に有名な例としてはMH4Gのオオナズチの尻尾切断の条件に関する話。
尻尾があまりにも切断し辛いために「MHP2G以前の作品と同様に
尾の部位破壊に関して何か特殊な条件があるのでは」と推測され、条件のうち一つがほぼ定着したものの、
その後発売された攻略本によって単に部位耐久値がとんでもなく高いだけだった事が判明した。
攻略本なしでは確実に事実として採用されていたガセネタであり、
証拠もかなり強めのものだったため、このネタをおぼえている方もいるだろう。
- 中には明らかにガセだと思われていたのに本当だった情報もあり、
例えばナルガは尻尾を叩いてもスタンするという情報は当初ガセだと思われていたが、
ハンター達のたゆまぬ努力(並びに攻略本の力)によって尻尾にもスタン判定があることが判明した
(MHP3以降は修正されており、ちゃんと頭を狙わないとスタンが取れなくなっている)。
- また、公式ガイドブックが誤情報を載せてしまい、ガセネタを拡散する場合もある。
例を上げると、ダラ・アマデュラの部位破壊報酬について。
ガイドブックでは固有素材「蛇王龍の尾殻」は部位破壊報酬では絶対に出ないとされていた
(部位破壊報酬の表に「蛇王龍の尾殻」の記載が存在しなかった)。
しかし、この記載に疑問を抱いた有志が検証を行った結果、
実は「下半身」という扱いの部位の部位破壊報酬で登場することが判明、
公式ガイドブック側が誤記をやらかしていたらしいことが明らかになったのである。- このように、公式ガイドブックといえどもガセネタがないとは限らないため、
攻略本に書いてある情報を何でもかんでも鵜呑みにするのは出来る限り避けた方が良いかもしれない。
- このように、公式ガイドブックといえどもガセネタがないとは限らないため、
- 裏技を装ったガセネタも多数存在しており、
例を挙げると「改造なしで悪魔アイルーを入手する方法」「下位で希少種モンスターと戦う方法」
などが存在する。
条件が途方もなく複雑であったり、中にはデータのリセットを指示するなど悪質な物も多い。
- ハード自体のセキュリティが極めて強固*1な3DS作品や完全オンラインのMHFは
解析はかなり困難となっており(いずれも一部の人間には実行されている)、
結局は攻略本や攻略サイト頼りになってしまうことは留意する必要があるが、
いずれにせよハンター諸氏は情報を流す前に一度、その情報は本当に正確なのか確かめて欲しい。
メインシリーズのガセネタ
- MHXXでは、「MHXにて発生したモンスターの獰猛化はMHXXにて登場したバルファルクの龍気を浴びた事が原因」
という噂が存在していた。
当時はそこまで騒がれてはいなかったが、
MHRiseにて、龍気により暴走した個体である奇しき赫耀のバルファルクが追加されたことにより、
「龍気はモンスターを凶暴化させるのではないか」という説が多く広まった。
無論、獰猛化の原因が龍気という設定は現状存在しないため、
公式設定のように語るのは控えるべきである。
- XXでは他にも「レンキンライトは装填速度が一段階下がる」というデマが流れていた。(参考)
曰く「ブレイヴライトの反動やレンキンヘビィの装填速度と違って表記には反映されない」とのことだが、
冷静に考えてみれば不自然な話である。
しかしレンキンスタイルの人気・使用率がお世辞にも高くなかったからか、殆ど誰も検証する様子はなく
当Wikiでも長い間事実として記述されていたので未だに勘違いしている人は多いと思われる。
- MHWorldは、メインシリーズでは初のアップデートによる追加要素実装があった為、
主に海外のファンに因り、モンスターやフィールド、装備品、
そしてその他にも様々な追加要素のガセネタがリークという名で大量に出回っており、
(一部本当にアップデートされる予定の情報もあったものの)殆どは嘘にもかかわらず
魅力的な響きに期待して踊らされる人が後を絶たなかった。
これは次作であるMHRiseなど他のアップデート可能なゲームにも言える事である。- 一応有名なものがないわけではなく、
発売前はバゼルギウスの別名が財宝ドラゴンだと思われていた事がある。
ただし、こちらは後に本当に実装された為(財宝ドラゴンの存在については)ガセではなくなった。 - また、特殊会心つきのマム・タロト武器が実はバグでスキルが乗っていなかったことで、
それらを「特殊会心のおかげで強力です」と紹介した一部の攻略サイト運営者、
動画投稿者がガセネタ(というより単純に嘘)を言っていたというものがある。
当然彼らがバグの告知後、とことんバカにされたのは言うまでもない。
- 一応有名なものがないわけではなく、
- 各シリーズの代表モンスターが登場すると謳われていた拡張コンテンツのアイスボーンでも
一部SNS等で復活モンスターに関する噂が囁かれていた。
特に一部代表モンスター(メインモンスター)が登場していない作品があった為、
中には画像つきの情報元不明のアイコンも存在した為、これらの情報に踊らされる人が後を絶たなかった。
結論から言うとその大半が上述の通りデマだったのだが、
当初実装予定だったがボツになったのか、
イラストを描くのが得意な開発陣とは無関係の人間によるものだったのかは不明である。
- MHR(:S)では、多く広まってしまっているガセネタとして、
ヌシは通常の個体がイブシマキヒコの嵐に巻き込まれた影響で変異した個体というものが存在する。- 実際の所はヌシと呼ばれる特異な個体であってもイブシマキヒコに傷を負わされ追い立てられてしまうという話である。
ただしヌシの身体に見られる「嵐に切り裂かれたような傷」は
イブシマキヒコの影響によるものと考えるのが妥当ではあるため、
完全にガセネタと言ってしまうにはやや語弊がある。
- 実際の所はヌシと呼ばれる特異な個体であってもイブシマキヒコに傷を負わされ追い立てられてしまうという話である。
- 他に、完全にガセネタとは言えないが間違った情報が広まっているものとしては、
「傀異克服古龍はキュリアと共生していない」というものが存在する。
- MHR:SやMHFといったエスピナス亜種が登場する作品では「メガフレアは罠で妨害できる」という情報が流れることがある。
が、これは本当の攻略法ではない。実際はハイパーアーマーで無効化されたり即座にメガフレアをぶっ放してくるなど
(作品によって流れは異なるが)ほとんどの場合、実行したハンターの爆死が確定してしまう危険な行動である。- もともとMHFでは性格の悪い先輩プレイヤーが面白がって初心者にこの嘘情報を教えることが流行った時期があるのだが
その頃の伝統が形を変えて今に至るまで引き継がれてしまったものだと言えるだろう。
- もともとMHFでは性格の悪い先輩プレイヤーが面白がって初心者にこの嘘情報を教えることが流行った時期があるのだが
MHFのガセネタ
- MHFにおいては解析や人力での調査が積極的に行われることもあり、
基本的に内部データ関連のガセ情報が飛び交うことはほぼない。
ただし「アップデートでこれから実装されるもの」については調べようがないため、
ガセ情報が飛び交う事がある(例:次に実装される新武器種は狩猟鞭である、など)。
また、解析や人力調査で見出されたデータに重きを置く傾向にあるMHFにおいては、
調査の難しさ故にそれが事実かどうかを検証する人も決して多くはないため、
とんでもないガセ情報が出回り、それが疑いようのない事実として認識されてしまうこともある。
有名なガセ情報としては以下2つが挙げられる事が多い。- 1つ目は覇種パリアプリアの跳弾液は全てのダメージを35%、
弾ダメージはそこから更に20%軽減(65*0.8=52%)、
赤い跳弾液の場合は斬打弾関わらず全ダメージを45%カットしてしまうというもの。
もともとは2chに書きこまれた釣りネタで、
普段ならスルーされるはずが、著名なデータサイトにこの情報がそのままのってしまったことにより
かなり長い期間正規情報として扱われ、どんどん他のサイトなどに拡散されていった。
ただでさえ信用の大きなサイトに情報が掲載されたことと、
覇種パリアプリアの持つ強靭な怯み耐性と極端な肉質、
何より今までが弱かったという、
多くのハンターがパリアプリア自体に抱いていた先入観から大きくかけ離れていた事実故に、
普通に考えればおかしいと思える情報を疑う人間も皆無であった。
あまりにも広まりすぎた結果、最終的には釣りを書き込んだ人間(と思われる)が謝罪をするまでに至った。- もう1つはMHF-G1時代における「G級」はGR12までランクが存在し、
最後に控えるモンスター、つまりMHF-Gのラスボスは「ヒプノック」であるというもの。
これも解析の結果導き出された紛れも無い事実であるとして大きな話題になった。
正確には「G級」はGR12まで存在するというガセネタが元になっており、
G級で追加される事が告知されていた11頭を割り当てても1つ足らないことから、
残り1頭は何なのかという話題の中で新たに投下されたガセネタがラスボスヒプノック説である。
冷静に考えればそんな訳がない*4事は分かるが、
当時はG1ショックと呼ばれる大混乱によって解析・検証が滞り気味であり、
そのような釣りネタに対する反証は行われることなく、
更にヒプノック自体の位置付けからそのような設定も不思議ではないという理由で、
MHF-G2でG★7が最高ランクとして定義されるまで、極めて信憑性の高い情報として扱われていた。 - どちらも上述したとおり、
一度解析で出現したものを実際に検証しようとする人が少ないのが理由で発生している。
- もう1つはMHF-G1時代における「G級」はGR12までランクが存在し、
- 1つ目は覇種パリアプリアの跳弾液は全てのダメージを35%、
- なおこうしたガセネタに関して公式がコメントするケースは殆どない。
上記の「ギウラス出現」や、カリフォルニアでワインを作っていたディレクターなど、
ガセネタの流布から何年か経って、公式がそれに便乗したネタを飛ばすぐらいである。- 2015年5月8日にMHFにてジンオウガの導入を発表する際、
予めその日に「重大発表」があると公式より予告されていたのだが、
一部で「MHFの次回作が発表される」というガセネタが流れていた。
それについてMHF運営は公式Twitterで「そのような事実は一切ない」と明確に否定したのだが、
ネット上のガセネタについて公式が明確に否定した極めて珍しいケースであると言える。 - ちなみに冒頭の「プーギーを撫でると報酬が良くなる」というガセネタであるが、
MHFにおいては猟団部屋で「厳粛な白と黒」を着せたプーギーに
餌を与えて大喜びさせると、確率で報酬枠が増加する「ブーブー報酬術」が発動する。
プーギーをどうこうすると報酬が良くなる…という仕様自体はガセネタと瓜二つだが、
あくまで撫でるのではなく食事をあげるのが条件である
(撫でるほうに関しては、5の倍数回撫でて喜ばせると
ハリセンネコの販売アイテムが割引されるというメリットがある)。
- 2015年5月8日にMHFにてジンオウガの導入を発表する際、
- 上記ほどの知名度はないがそれなりに知られているMHF関連のガセネタとしては、
「2011年5月下旬に『8月末でサービス終了』という情報が流れた」というものがある。
これの真相は「韓国においては事実だったが、
あるブログが韓国のことであることを伏せた見出しで掲載したのが拡散された結果、
日本でも8月末に終了すると勘違いされた」というものである。
注意点(重要)
- 前述の通り「ガセネタ」は単なる勘違い・誤解から発生する場合が多いとされるが、
いわゆる「デマ」に該当する、嘘のリークであったり明らかに作為的な意図を持った発信
(前述のMHFサービス終了に関するもの等)も少なからず見受けられる。
また、本人に悪気が無かったとしても、SNSがここまで発達した現代社会においては
「ネタ」だと思って発した情報がとんでもない影響を齎した事例が実際に存在するため、
情報発信する側としては慎重さを欠くことがないようにしたいものである。
- 上記されている通り「リークされた情報がガセだと思ったら本当の情報だった」
という事態が稀に発生する事は確かにある。
一部ではこういったリーク情報を鵜呑みないし楽しみにしているプレイヤーも存在し、
動画サイトなどで「このモンスターが登場するというリーク情報があった」と
動画に上げて視聴者達と感想を述べ合ったりというケースも多々あるのは事実である。
しかしそもそもの話「公式の許可なく発売前または発表前の情報をリークする」という行為は、
基本的に公式との契約に違反した行為である可能性が高いという事を忘れてはならない。
当たり前の話だが公式にとってみれば「購入者の増減に関わる迷惑極まりない行為」であり、
昨今では法的な処罰、または公式から厳罰が下されてしまうというケースも増えてきている。- 有名な例を挙げると、2019年11月に有名RPG「ポケットモンスター」の最新作が出る際、
登場するモンスター全種が発売日前にリークされるという事件が発生。
事態を重く見た公式が弁護士を通してその人物とサイトを特定したところ、
そのサイトは公式と正式に契約を結んでいた海外の情報サイトが
公式から受け取った情報を勝手にリークしていた、というものであった。 - もちろんこれはその情報サイトに関わる人間全てが結託してのことではなく、
その中の一人が勝手に行った犯行だったことも判明しているが、
ともかく結果としてそのサイトをブラックリストに登録した上で契約を解除する
という措置に至った。
「無関係の人間が考えたそれっぽいガセネタだった」というケースなら笑い話で済むかもしれない。
しかし上記のような、許可なく勝手にリークした情報だったのならば、
最悪の場合「リーク行為の共犯」と言われても文句が言えない時代なのである。- 近年は日本国内の法を掻い潜って情報を漁る海外勢が台頭しており、
モンハンに限らずあらゆる分野でリークの抑止力が利きづらい状況になっている。
「情報の発信には重大な責任が付いて回る」という事も重ねて留意したいものである*5。
- 有名な例を挙げると、2019年11月に有名RPG「ポケットモンスター」の最新作が出る際、
- 言うまでもないが、これらの注意点は何もゲームに限ったことではない。
有名人にまつわる真偽不明の噂や、きちんとしたエビデンスが提示されていない自称民間療法、
災害や異常気象、特定の流行り病や重大事件などに必ず付いて回る陰謀論など、
ありとあらゆる場所にガセ情報は溢れかえっている。
一次ソース以外からの情報はまず真っ先に疑うくらいの気持ちでいた方が良いだろう。
関連項目
ゲーム用語/誤植 - ガセネタが発生する要因になることもある
BGM/峡谷戦闘BGM - 正式な曲名が判明するまでの間、ガセネタ由来の名前で呼ばれていた。