防具/龍歴士シリーズ

Last-modified: 2023-12-22 (金) 15:34:51

MHXより登場した防具シリーズ。

目次

概要

  • 男女ともに、フードつきの白マントを羽織った鎧姿となる。
    各部に化石が使われているらしく、その表面にはかすれた古い時代の文字が刻まれている。

性能

MHX

  • 一式で発動するのは、北風の狩人南風の狩人剛刃研磨と、いずれも本作初登場のスキルとなる。
    • 寒冷・灼熱地帯双方に対応したスキルを備えるため、
      これ一着でどんな狩場の環境にも対応でき、地味ながら便利。
      加えて該当フィールドでは攻撃力・防御力アップの恩恵があり、
      クーラー・ホットドリンクを飲むことでさらに効果を上昇させることが可能。
      このドリンクによる上昇効果はフィールドを選ばないため、両方飲んでしまうのもアリか。
    • また剛刃研磨による斬れ味維持効果も、を付けるのが重くなっている本作ではありがたい。
      • その性質上、アイテム使用強化との相性がいい。
        武器を選ぶスキル群では無いが、
        片手間で丸薬を使えて、刃薬も扱う片手剣は何かと好都合。
  • 防御力は生産段階で各部位66、最終強化で128。最終強化の合計で640となり、
    加えて上記のスキルが適用されるフィールドでは660に至るため、なかなかの堅牢さを誇る。
    耐性は一式装備で火・水・龍10(ガンナーは15)、雷・氷-10とこちらもある程度相手は選ぶものの優秀。
    加えて胴以外の各部位にスロット1を備え、それなりの拡張性もある。
  • 生産条件はHR7になり、ベルナ村にいるしっかりものの村人依頼3を達成すること。
    • …なのだが、その依頼内容は古代林でのティガレックスリオレウスディノバルドの連続狩猟。
      しかも高難度村クエのため、シリーズの看板を張る上位個体3体をソロで狩らなければならない。
      加えてティガレックスとリオレウスは開始時から同時出現するため、
      合流されると突進滑空が突っ込んでくるわ岩塊火球は飛んでくるわで目も当てられないことになる。
      よほどの自信がなければこやし玉の準備はお忘れなく。
    • 村クエの連続狩猟と言う事で、体力は控えめ。
      またリオレウスはで誘導する事も可能なので合流されても容易に分断出来る。
      十分鍛えた雷属性を担いで冷静に立ち回れば、割とすんなり行く事も。
  • 生産条件さえ満たしてしまえば、必要な素材は各部位共通で
    ベルナチケット×2・龍歴院チケット×2・勇気の証G×2・竜玉×1と比較的揃えやすい。
    強化素材も鎧玉系以外はチケット類やディノバルドから採れる赤熱した紅焔嚢くらいなので楽。
    ただし最終強化にはオストガロア素材の発光する上粘液が必要になるので注意。
  • これらの性能から狩場を選ばない万能さを発揮するが、見方を変えれば器用貧乏とも言える。
    MHXにはMHP2G以前の旧砂漠や砂漠(昼)のように寒冷・灼熱地帯の両方を備えるMAPが存在しないため、
    北風・南風の狩人のどちらかの効果が発動するフィールドではもう一方が死にスキルになってしまうし、
    どちらも発動しない通常フィールドに至っては素で付いているスキルが剛刃研磨だけ、という状況になってしまう。
    また寒冷地帯はほぼ全エリアに広がっているが、灼熱地帯は火山・砂漠といういかにも暑そうなマップでも
    意外と少ないことに注意する必要がある。行動範囲上灼熱エリアに移動しないモンスターもいるため
    通常エリアと変わりない状態になる可能性もある。
    • 一応クーラー(ホット)ドリンクを飲んだ時の攻撃力(防御力)上昇効果は残るので全くの無駄ではないが
      敢えてこの装備を選択するメリットがあるとは言い難い。
      とはいえ生産・強化の容易さや防御面の硬さから、最終装備として使うにはやや物足りなくとも、
      上位後半の攻略用としては十分な性能を発揮してくれる。
      その後は灼熱、寒冷地帯に赴くクエストのときにこの装備に着替えるといいだろう。
      ただし前述の通り氷耐性が-10と寒冷地で使うには相当具合が悪い。
      クーラードリンクで防御力は上がらないため、被弾は結構痛い。

MHXX

  • ベルナ村村長の依頼でガルルガとディノバルドを仕留めるとG級対応版の龍歴士Xシリーズが解禁。
    発動スキルは継続して、北風の狩人南風の狩人剛刃研磨
    そして追加スキルは、回避性能+1と体術+1の複合スキル軽業師流石に新スキルでは無かった。
    相変わらず場所を問わずに立ち回りを強化するのに振り切っている。
    防御力は一式で640/380(初期値)。スロットは脚が2、胴0、他は1つの計5つと厳しめ。
    • 因みにこれ以外で軽業師が発動する防具は、天眼怒天・真シリーズのみ*1というレアスキルだったりする
      (軽業師(回避術)のスキルポイントを持つ装飾品や護石も存在しない)。
  • やはり「あれば便利だが目玉となるスキルが無い」という欠点はそのまま。
    またアイテム使用強化と組み合わせる場合は強走薬の併用も視野に入る為に体術は恩恵は薄く、
    そうでなくともブシドースタイルとの噛み合わせが悪くなっている為、
    (効率を求める場合は)以前よりも使える範囲が減ってしまった、と取れなくもない。
  • まぁ特殊なスキル構成のお陰でライバルと言える存在はおらず、
    何かの下位互換という事態が免れているだけ御の字であろう。
    因みにテキスト内容は上位の頃と同じ内容。
    • 復活したフィールドセクメーア砂漠には寒冷エリアの洞窟が残っている。
      砂地と洞窟両方に現れるモンスターはドスゲネポスとイビルジョー、
      それとテオ・テスカトル位しかいないが、
      細菌研究家を付けて対テオ・テスカトル用に採用するのも面白いかも知れない。

余談

  • 前述したとおり、この防具には古い文字でなんらかの文言が刻まれているが、
    これは各部位(胴・腕・腰)の途切れた言葉を繋げると全容が分かるようになっている。
その全容

智を以て誓い、剣を以て証す。
蒙昧に屈さず、権勢に媚びず、
非才、ただ、真理のみに跪く。
(剣士防具)

筆先にて誓し、矢弾にて為す。
巧言を用いず、美辞を弄さず、
不才、ただ、真実のみを叫ぶ。
(ガンナー防具)

  • ちなみに同じく脚部位の解説文によると、この文章は古代学究の道に信念を貫いた「龍歴士」が遺したものらしい。
    現在の龍歴院と同じくモンスターの生態等を調査・探究していたのだろうか。
    また龍歴院の研究者を模した装備にはサージュシリーズがある。
    対するこちらもかつての龍歴士の姿を元に作成したとすれば、
    その風貌やスキル構成に加えて上記の古文から推察すると、
    自らフィールドに赴いてモンスターと相対・戦闘することも多かったのかもしれない。
  • MHXにおける各村に縁のある防具の1つであり、本装備はベルナ村の担当となる。
    ちなみに他の防具はそれぞれマスターシリーズ(ココット村)、ブラックシリーズ(ポッケ村)、
    桐花・三葵シリーズ(ユクモ村)となっている。
    一見するとあまり共通点がないので気付かれていない場合が多いと思われるが、
    防具作成時の一覧ではセットで並んでいるためピンときた人もいるかもしれない。

関連項目

世界観/龍歴院
防具/サージュシリーズ
オトモ/エーデルXネコシリーズ - 龍歴士Xと同じクエで解禁される。
アイテム/星見の花 - 開放クエ関連の報酬で手に入る花。


*1 怒天・真のガンナー版である心滅・真のスキルは舞踏家