Coの立ち回り

◆Coの立ち回り

１．Coの役割

　Panzに代表される強力な兵器を持つSol、不死かとも思われる悪夢のMed、オブジェ達成になくてはならないEng、砲撃、爆撃で強力に前線をコントロールするFo。そんな中にあって、Coは何をすればいいのか。

　Coは敵をもりもり倒し、敵陣深くのオブジェを破壊するといった性質のものではない。それが前線（2ndaryオブジェ破壊、スモーク）であるか、後方（スナイプ）であるかの違いはあるが、常に他職の支援を行う者だ。

　Coは他職があって初めて役立ち、また他職はCoに頼ることで大いに楽をすることができるのだ。他職は足し算であるのに対し、Coは掛け算なのだ。

２．前線支援

　前線において、Coにしかできないことは4つある。

　-地雷発見- これは後方からでもできるが、前線では様々な場所に設置されている可能性があるので、逐次双眼鏡を覗き込まねばならない。バトルセンスLv4では自分が解るだけで、他者には注意として表示されるに過ぎない。これを明確に点として表すことができるのはCoだけだ。

　-スモーク- これはかなり扱いが難しいが、上手く扱えば被害を大幅に抑えられるだけでなく、即座にオブジェ達成に結びつくこともある。

　-サッチェル- サッチェルで壊せるものはダイナマイトでも壊せるが、一瞬で壊せるというのは非常に大きな意味を持つ。堅実に守っていると思っていても、たった一人のCoの侵入で途端にピンチとなることもある。逆にEngは来ているがCoが居ないばかりにAlliesが負けたFuelは数え切れないだろう。

　-変装- 敵専用ドアの開閉や拠点防衛に当たっている敵の一掃など、これぞCoという機能だ。

３．後方支援

　Coの後方支援といえばスナイプと地雷発見しかない。しかし他職にはモーター以外後方支援という概念すら存在しないのだ。

　スナイプについては別ページスナイパーの仕組み＆撃ち方講座を参照のこと。

４．地雷発見

　ETにおいて地雷は非常に有効かつ厄介な攻撃手段だ。踏み方にもよるが、1個でも死亡または瀕死、2個踏めば確実に死亡。さらにあると解っていても正確な場所がわからなければ踏んでしまう可能性がとても高い。地雷の信管を作動させてしまう範囲はかなり広いのだ。

　地雷を発見すると、除去が可能になる。除去せず放置して相手に新たなものを置かせないという戦略もあるが、それは策に溺れるというものだ。大抵地雷は避けづらい位置に設置されているため、再度同じ場所に置かれることを危惧するよりも積極的にサッチェルなどで破壊して前線を推し進めることに集中すべきだ。失敗したら再度発見すればいい。

　しかし当然、中途半端な位置に設置されていたり、勘違いな場所にあるものは放置すべきだろう。

５．スモークグレネード

　スモークは敵だけでなく味方の視界も遮ってしまう。基本は味方の真ん中に投げて味方全体を隠すのではなく、逆に敵を隠すように投げることだ。

　大抵の人は細い通路やなんかに投げ込むのだが、これでは折角地雷を発見してあっても踏んでしまうし、敵はこちらの侵攻してくる方向にめくら撃ちするだけでも結構当たる。その間こちらは反撃することもできず、全く良い所が無い。

　突入口に投げるのならば、その先の広い場所を狙って放つ方が賢明だ。広い範囲に広がったスモークであれば、煙から抜け出す先もランダムに選択することができる。その間多少被弾もあるだろうが、抜け出して即座に死亡するリスクは大幅に減る。

　スモークが特に有効なのはMGに対してだ。投げるのはMGと味方の間のどこでもいいが、少なくともMGから見て自分たちが出てくる空間が丸々隠れなければならない。やはり煙に対してめくらに撃たれると多少当たるのだが、正確に狙われれば確実に死亡のところを、多少のダメージで済ませることができる。煙から出るプロセスの間に味方SolがPanzを発動させてくれれば、Co冥利につきるといったところか。

　同様に敵Coのスナイプにも有効で、これはほぼ無力化できる。ひゃっほう！

６．サッチェル

　Coの大きな存在意義の一つ。他項は主に攻めの視点だが、これは攻守共に重要な役割りを果たす。デフォルトキャンペーンマップで言えば、Seawallのランプ、Raderのコマンドポスト、Fuelの2つ目のやぐら・コマンドポスト等が挙げられるだろう。Fuelはカスタマイズバージョンだとリスポーンも移るためにさらに重要だ。

　大抵の場合、サッチェルで壊せるものがあるときはCoが居たほうが良い。コマンドポストの有無で敵味方のPanz Solの脅威は大幅に変わるし、Assault Medの持続力も変化する。重要なのは、単身で壊してもすぐ作られてしまうような場合は身を隠して味方の到着を待つなどすることだ。Coは単身ではか弱く、何の役にも立たない存在であることを忘れてはならない。

　サッチェルを待ち伏せに使うのは楽しいが、重要な場面ではやめたほうがいい。せめて攻め時に後退した後、追い討ちの排除に使う程度に留めよう。サッチェルはピンポイントに、それこそ寝そべった敵MGの上に乗っけて使うぐらいなら確実にkillが取れるが、たとえ密集した小隊でも、それを壊滅させるほどの威力はないのだ。

７．変装

　変装は劣勢のゲームも一気にひっくり返すだけの力を持っている。変装したCoが潜入後直後にやることはたったの2つだけだ。「隠れる」もしくは「殺す」。

　敵陣潜入後喜々としてドアを開けて深部へ入ったりオブジェを破壊したりして、即座に発見されて死亡、壊したオブジェは再作成ということがよくある。重要なのは、変装して侵入したCoの命は、他のプレイヤーの何倍もの価値があることを忘れないことだ。味方の到着を待ち、万全を期してからドア開閉や破壊工作に移ろう。

　しかし時には味方の到着が絶望的な時もある。こうなると最早そこにいるのは攻め手の減少というハンデにしかならない。ここで初めて「殺す」という選択が生まれる。あまり大量に殺さずとも、重要な敵、MG Solなどを殺すことで効果的に混乱させるようにする。このときサッチェルは非常に有効だ。固定MGにへばりついたMedや、スナイパーなど、動かない相手をまず1kill、変装は解けないものの敵にはv10が流れているので、集団にそれとなく混じってとにかく片っ端からヘルメットを吹っ飛ばす。ここで多分死ぬだろうが、同時に味方は敵の動きが鈍ったのに気が付くだろう。

８．役割分担

　大規模なサーバーになると、Coが複数居ることも多いだろう。Coは前項に挙げたように、前線支援、後方支援と分担できるので、少なくとも前線支援のCoが一人も居ないということは避けよう。

　よく芋虫と呼ばれるスナイパーの群れ。基本的にスナイパーは多くても2人居れば十分で、特にFuelの雪山のように一箇所からみんなで撃つのはMedの注射合戦より滑稽だ。複数箇所から狙い、敵の隠れる場所を極力無くすようにしよう。

９．武器の選択

　自分がどんなスタイルを取るのかによって武器は適切に選ばなければいけない。例えばFG42はあまり長距離のスナイプに向かない武器だが、それを持って雪山に鎮座するのは、モーターを担いで敵陣に突っ込むようなものだ。

　前方支援の場合、前線が今どこにあるか、また自分の目的は何かで武器を分ける。スナイプであれば勿論スナイパーライフルが基本となるだろう。


　-Sten-

威力はThomp/MP40よりやや低めで、代わりに連射してもほとんど精度が落ちない遠距離向けSMG。

FG42ではまともに当たらない、かといってスコープを使うほどの距離でもない…という距離での戦いがメインならこれ。


サイレンサーを内蔵していて距離が離れると発射音が聞こえない（至近距離では聞こえる、弾線は普通に見える）



近距離ではオーバーヒートまでに仕留めきれないと間違いなくやられるので近距離戦では頭一点狙いで瞬殺するのが基本。

真っ黒なため蟻で変装する際にはMP40に似ていて気づかれにくいという声もある。


　-FG42-

通常時の射撃とスコープによる狙撃を（半ば無理矢理）兼ね備えたライフル。



通常時はSMGを上回る連射速度で敵を圧倒する。が、連射すると精度が急激に悪化するため屋内戦以外ではほとんど役に立たない。

ノースコープ時は「性質の違うショットガン」のような感じで捉えて運用するのがいい。



一方スコープ時も連射寄りの性能を持ち、スナイパーライフルよりも精度が悪く連射速度が速い。

やはりスナイパーライフルよりも多少近づいた方がよく、孤独なスナイパーを演じているよりは味方の後方から援護射撃するのに向いている。



火力だけなら近距離最強なのだが、装弾数が20発しかないくせに高速連射するためよほど敵がくっついていない限り１マガシンで一人しか倒せない。

スコープ時は狙って頭を撃ち抜くのは困難なので「倒すまで連射」が基本となる。頭を狙っても当たればラッキー程度に考えるのが妥当。

煙幕との相性が良く自ら先陣を切る場合向き。至近距離で交戦できるように進行ルートや位置取りも大切。



たまに「FG42って何に使うの？」などと散々な事を言われるが、

そういうプレイヤーは大抵、上手いFG42使いを知らない。

上手いFG42erは並のMedよりも全然強い。FG42に合った交戦場所を熟知しているからだ。

翻せば、敵として居る場合は出会い頭に注意すべき。



　-Sniper Rifle-

狙撃用望遠スコープを取り付けたライフル。一応サイレンサー内蔵。

頭で100ダメージ（ヘルメット有無問わず）、その他50ダメージ。

ただ当ててるだけでは確実に逃げられるので最初の一発目でヘルメットを撃ち抜く腕が問われる。



被弾すると視界を揺さぶられるので喰らう前に撃つのが基本。敵に気付かれない位置で撃つべし。

近距離では役に立たないように見えるが、ノースコープでの射撃性能はEngのそれと全く同じ。

中距離までなら落ち着いて連射を叩き込めば十分倒せるはずだ。