ヘビースター

Last-modified: 2023-10-04 (水) 01:26:19

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性能表

能力値数値順位
地上最高速度1.6214位/21位中
飛行最高速度1.70117位/21位中
傾斜補正(昇り)94%9位/21位中
傾斜補正(下り)100%12位/21位中
離陸時加速0.24312位/21位中
レール速度補正95%15位/21位中
レール傾斜補正(昇り)160%12位/21位中
レール傾斜補正(下り)110%14位/21位中
チャージ基本値1.5%9位/21位中
ドリフト補正値0.6%16位/21位中
エアチャージ0.06%8位/21位中
チャージ開放値0.36%17位/21位中
オーバーヒートタイム600F2位/21位中
リキャストタイム60F1位/21位中
攻撃値100%4位/21位中
防御値20%3位/21位中
耐久値2802位/21位中

出現方法

タイムアタック、ヴァレリオンで03'20"00以内でゴールすると出現する。
どのマシンでも余裕でクリア出来る程度に難易度が低く、他のクリアチェッカーのお題が「ジェットで02'58"00以内にゴール」と言ったものなので、ジェットで適当に走ってクリアしてしまえば良い。

長所

  • チャージが続く限り、200.95km/hまで加速出来る。
  • 加速装置によって得られる恩恵は全マシン中最高と言える。
  • 極めて長いオーバーヒートタイムによって、不自由なくチャージを行える。
  • 耐久値が平均の1.4倍と高く、不意の一撃に対して比較的強い。
  • Aバグの存在により、一部のスタジアムで非常に強力。
  • 独特の性能のため、他とは違った面白さがある。

短所

  • 独特の操作感も相まって、とにかく難しい。常に頭の中で過程と結果を予測しなければいけない。
  • プッシュ時の減速力がルインズ、ハイドラに次いで高い。
  • ダメージ硬直が痛く、ダメージにとにかく弱い。体力制だとデデデとメタナイトに開幕からハメ殺される。
  • チャージカットを取ると完全に機能停止する。スリックやロケットの比ではなく、一度停止してしまうと発進不能となる。
  • チャージ出力値が最低クラスのため、スーパーチャージを取った際の恩恵が少ない。

エアライドモード

高いポテンシャルと緻密な操作を求められる性能、そして全マシン中屈指のダメージ耐性の低さを持つ、見た目に反して極めて繊細なマシン。

とにかく覚えるべき要素が多く、扱いづらさが目立つ。
全マシン中最低のチャージ出力値を持つ一方で、チャージ開放値も最低クラス。
これによる継続的なチャージダッシュを行う事で加速し続ける。
使用する際には常にチャージタンクの残量を気にし続ける必要がある。
いざ最低限走れるようになったとしても、今度は緻密な入力を求められるため、タイムを縮める難易度が非常に高い。
フレーム単位の入力が秒単位でタイムに響く場面も少なくない。

実際まともに走りきれば4強に次ぐレベルのタイムを叩き出せるが、ダメージに対して非常に弱く、またスリップストリームの影響を受けないため対人戦では最弱クラス。
特に体力制では悲惨で、メタナイトやデデデが相手だと開幕から何も出来ずに破壊されて終了してしまう。

総じて本作のシステムに慣れていても、なお厳しいものがあり扱うには相当の技量と知識が必要。
システムについて分かってしまえば楽に操作が出来るものの、タイムを縮めようとすると地獄になる。
対人戦もはっきり言って弱いため、真面目に使うのは修羅の道と言わざるを得ない。

走法

玄人向けと一言で括る事は出来るが、操作難易度自体はむしろ低い。
このマシンで問題となるのは専らタイムを縮めるのに必要な操作精度の要求値の高さである。
扱うだけであれば誰でも出来るので、身構えずまずは練習してほしい。

他のスター系とはチャージダッシュの根本的な概念が違うので、少し慣れが必要。
ヘビーを使う上でも特に重要になってくる要素である。

性能の都合上、プッシュの入力時間で速度が激減していくため、カーブ時のポンピングはまず不可能。
厳密に言うとAボタンの入力1Fから接地し、2F目から一気に減速が始まるため、このマシンを扱う際は1Fのプッシュを習得しなければならない。
滑らかな曲線の場面では、壁に沿って走ったほうが遥かに良い。
確実に遠回りにはなるものの、速度をある程度維持して曲がることが可能。
急カーブやゴツゴツした壁が多い場合は、チャージを貯めつつドリフトして、再度チャージダッシュを開放する。

わずかにでも上り坂であれば、ほとんど減速しないという性質もある。
チャージタンクの残量が無くても一定の速度があれば、そのままほぼ減速せずに走り切ることができる。

基本的に決められたコースを決められた操作で走るマシンであるので、動画で最速ルートを確認しておくことをお勧めする。
このマシンを扱える時点で、既にミスした際のリカバリーなどはアドリブで出来るだろう。

ダッシュパネルなどの加速装置による恩恵が凄まじく大きい。
単純に加速した速度にチャージダッシュの速度が上乗せ出来るため、他のマシンとは加速装置の恩恵という面では一線を画している。
加速すれば加速するほど、その分走れる距離も高速である時間も長くなる。
そのため加速出来る場面では、その有無でまず間違いなく秒単位でタイムが動くと言っても良い。

チャージダッシュ

チャージを普通に貯めてダッシュすると、62km/h程まで加速する。
ここで「このマシンのチャージダッシュが+62km/hである」と仮定する。
つまり、現在の速度に+62km/h程度すると考えてもらいたい。

ある程度スピードを乗せて、プッシュしながら右にスティックを倒し続けると、20km/hほどを維持して滑り続ける。
ここからチャージダッシュを開放すると20km/hから加速がスタートし、最終的には80km/h付近まで速度が上昇する。
このチャージダッシュはフリーランの開幕を初めとして、様々な場面で扱う事になるため覚えておきたい。
この時、上手くプッシュを連打する事で25km/hほどからスタート出来る。
速ければ速いほど高速で走る時間が比例して伸びるため、わずか数km/hの増加でも大きくタイムに響いてくる事になる。
様々な場面で扱う事になる必須テクニックであるので、ヘビーが持つ独自のポンピングとして覚えておきたい。

ジャンプ台の直前でチャージ開放してそのまま着地すると、着地時の速度からチャージダッシュが開始されるため更に加速出来る。
同様にダッシュパネルなどを用いると100km/hを超える速度からチャージダッシュが開始され、とんでもない速度でコースを走る事が可能。

要約すると、チャージタンクの残量がある場合、その時点の速度にどんどん上乗せされる。
そのため、チャージダッシュ開始時の速度が非常に重要となる。

即着地

名前の通り、飛んだ瞬間にAを押して着地するテクニック。
主に高速走行時にわずかな段差でジャンプしてしまう場面等で、速度を殺さずに地上を走りたいときに使う。
当然、接地時間が長ければ長いほど一気に減速してしまうため、押す際はかなり慎重に。

スピンダッシュ

急カーブを減速せずに曲がりたい時に使われる。
壁に沿ったままクイックスピンを発動して、曲がりたい方向へ曲がればOK。
速度が出ていないときに使用すると、遅くなることがあるので注意。

上昇加速

空中で、スティックを手前に倒すと加速する。倒す時間が長ければ長いほど加速できる。
ただしスティックを倒したままだと、ほぼ100%着地ミスを起こすので、着地する寸前に機体を平行に戻す必要がある。
また、加速した直後に横の角度を変えると減速するので注意。できるだけ角度を合わせてから使う必要がある。
かなり地味ではあるが、タイムは明確に縮むので使用出来る場面は積極的に使っていきたい。

下降加速

上昇加速とは反対に、スティックを奥に倒して加速する走法。
操舵速度は最低クラスで、着地ミスを非常に起こしやすく、効果自体も発生が遅いため使われることはあまりない。
余談ではあるが、エアグライダーではAバグと併用して使える。

Aバグ

RTA禁止技。
おそらく、このゲームで最も知られているであろうバグ。
やり方は単純で、空を飛んだ際にAボタンを連打すればできる。
すると、落下しないどころか上昇し続ける。
禁止されている理由は、肩たたき機連射機の有無で記録に差が出てしまうため。
人力でも慣れれば出来るが、腱鞘炎には注意。
主にシティトライアルで使われる。

地上A連打

地上でAを連打し続けることで、加速することが可能。
ただし、人力で使うには連射機がないと不可能。従ってRTAでは事実上禁止されている。

ホフクバグ

ホフクしながらダッシュプレートを通過することで、加速を温存することができる。
とはいえそのまま踏んだほうが大幅に加速できるので、使う場面は今のところない。 

シティトライアル

全体的に非常に高い能力を持つが、操作性に難がある。
チャージを燃料として走るので、慣れてなかったら普通に走る事さえ困難。
重さが非常に高く設定されており、体当たりの火力や耐久力も伝説やレックスには一歩譲るもののトップクラス。

仕方ないとはいえチャージは低く、操舵速度も遅く、ドリフトも独特で小回りが全く効かない。
慣れれば重さのおかげで止まりやすく、割と集めやすい傾向にある。

ポテンシャル自体は高いが、やはりダメージに対する耐性の低さが最大の弱点となる。
チャージカットを取れば完全に機能停止に陥る点も見逃せない。
小回りのなさも相まって、耐久値の高さが信じられないほどにすぐに壊されてしまう可能性すらある。
使用時にはとにかく壊されないよう、常に周囲に対する警戒が必要。

能力収集に関しては、とにかくカソク、チャージ、センカイを集中的に。操作性が劇的に上がる。
サイコウソクは一見効果が無さそうだが、飛行中の初期速度に関係しているので取っておいた方が無難。
オモサは取っても取らなくてもあまり関係無いが、下げた場合はAバグを起こしやすくなるが、防御値は減少するので一長一短。
ヒコウに関してもAバグに関わるため、基本は取ってAバグの敷居を下げた方が勝ちに近づく。
逆にデスマッチなどが来るなら防御値向上のため、下げてしまった方が良い。

ハイジャンプ等でも活用できるようになるが所謂バグの部類であるため嫌われる可能性はある。
他にAバグが可能なフォーミュラとターボと違い、エアグライダーだけでなくハイジャンプで使えるのがこちらの強みである。

余談

極めて特殊なマシンであるが、実際にはチャージダッシュの開放値と出力値が極端に低く、通常の加速力が0というだけでステータス上は他のエアライドマシンと同じステータスを絶妙にいじっているだけである。
実際の使用感で言うと全く異なるマシンとなっているが、本作のシステムの完成度の高さが伺える。

元々、エアライドマシンは見た目が異なるだけで、実際はステータスの数字を変えただけでマシンごとに特殊なステータスを用いている訳ではないという事は予想されていたが、
後に開発者の桜井氏から直々に「本作のエアライドマシンのステータスは数字を弄っているだけ」と説明された。