ルインズスター

性能表

出現方法

周回制2周、サンドーラで01'45"00以内でゴールすると出現。
初心者におすすめのルインズがいない上、それなりのタイムでゴールしなければならないので、他のクリアチェッカーと比べてもやや難易度が高い。
慣れればどのマシンでも楽ではあるが、初心者にはやや厳しく感じるだろう。
深く考えずワープで堅実に走るのがおすすめである。
もしメタナイトが出現しているのであれば、適当に走ればクリア出来るだろう。

長所

• 非常に高い基本速度と、それを底上げする特殊走法「スピンダッシュ」。
• 全マシン1位となる加速力と減速力。どんな状況でも一瞬で基本速度である50.18km/hに収束してしまう。
• レール速度がライトに次いで速い。
• 独自の性能がシティトライアルと完全にマッチしており、特にアイテム回収効率は全マシン中最高クラス。
• その性能から、ステータスからは想像出来ないほど攻撃性能が高い。
• 耐久力は低いものの逃げ性能が高く、攻撃をかわすという点で、地上においてはスリックと並びトップクラス。
• 能力の成長率が非常に高い。

短所

• とにかく単調で地味。
• 加速装置の恩恵が非常に薄い。
• レースではホイールを除いたコピーの恩恵が薄い。
• スピンダッシュに頼り切った走行性能。プラズマを取ると機能不全に陥る。
• 加速域があまりにも狭く、タイムを詰めた場合フレーム単位の勝負になる。そもそも面白さを感じるかどうかが勝負。
• 高すぎる成長率故に、制御出来なくなる場合がほとんど。そのため全カンストは狙えるようで狙えない。

エアライドモード

最高クラスの基本速度と加速力を併せ持ったマシン。

一方で減速力も凄まじく、どんな速度が出ようが一瞬で50.18km/hまで引き戻されるという欠点がある。
また、「プッシュするか飛行するまで曲がれない」、「プッシュすると一気に止まってしまう」といったこのマシン独自の性質もある。
こういった特徴の為とにかく分かりやすく、高い地上最高速度とそれに一瞬で到達する加速力はそのまま強力な武器となるため、ゲームに慣れはじめた辺りの初心者にとっては非常に扱いやすく強力なマシンとなるだろう。

加速力による特殊走法「スピンダッシュ」が非常に強力であり、元々高い基本速度が更に大きく底上げされる。
ほぼ全ての場面で62-63kmh程に一瞬で加速、維持出来るというのはこのマシン独自の強み。

しかし、減速力が高すぎるというのは、他のマシンであれば最弱クラスになってもおかしくないレベルの大きな欠点である。
加速装置による恩恵は全マシン中最低と言っても過言ではない。
これらの致命的とも言える欠点を自前で用意した圧倒的な速度だけで叩き潰すのが、レースにおけるルインズスターである。

走法

やはり特殊走法である「スピンダッシュ」が強力。
これを使わなければ一気に最弱クラスとなってしまうため、習得は必須。
幸い、難易度は全特殊走法で見ても最も簡単と言えるほどなので、敷居自体はかなり低い。

走行中のグリップが完全に死んでいる上に、減速力のせいでプッシュした瞬間に止まってしまう。
そのため、曲がるときはポンピングや、プッシュ→方向転換→プッシュ解除、といった操作を素早く行う必要がある。
飛行中は若干減速するかわりに自由に曲がれるようになる。

基礎動作のうちダッシュパネル多段踏みはクセがあり、ダッシュパネルで加速しようと踏むと止まってしまうため、短いフレーム入力で連打する必要がある。
効果が無いわけではなく、ある程度はスピンダッシュより加速出来る。
むしろ速度を崩さず角度調整を行ったりすることも出来るため強力に作用する場面もある。
また、飛行時の減速力は地上に比べてかなりマシなので、飛行中に加速装置を扱えるような場面や、加速装置を使ってから飛行する場面などは積極的に使用していきたい。

「コースのインに貼り付いてスピンダッシュで加速する」という性質上、アウトコースにある加速装置などは全て無視することとなる。
レールなどでも、基本的に63km/h以上出ないギミックは使用しない方が、後の繋がりから考慮しても速くなる事が多い。
幸いレール速度は全マシンで見てもトップクラスに速い部類に入る。

傾斜での走行は斜面に負けて傾斜しているほうへ曲がって進む。
非常に勾配に対して敏感なため、調整しないと止まる、もしくは逆走してしまうので注意しよう。

マシンのスピードレンジがあまりにも狭いため、最終的には数F単位の短縮が起こる現象まで考慮して走る必要があるマシンとなる。
性能上、ポンピングの回数までタイムに響いてくるため、フレーム単位の操作は必須となってしまう。
タイムを本気で詰めるときはしっかり研究して望むことをおすすめする。

スピンダッシュ

音有壁に向かってある程度の角度でスピンアタックを出してぶつかることで、60km/hオーバーの速度が出るルインズの基本走法。
とにかく難易度が低く、わかりやすい特殊走法。
まずはスピンを連打しながら壁にぶつかってみて、適切な角度と、加速出来る壁(通称：音有壁)を理解しよう。
角度が良ければ62-3km/hまで出すことができ、曲線状の壁では細かいポンピングを行い角度調整をしていくことになる。

良くも悪くもルインズが持つ最強の武器であり、多くの加速装置が不必要になってしまっている要因。
極まってくると加速装置の扱いも上手くなければならないのだが、スピンダッシュの精度がそのままタイムに直結するほどにウェイトを占めていると言っても、決して過言ではない。

スピンダッシュを用いた細かいテクニックが非常に多い。
扱うだけなら楽だが極めようとすると地獄になるとまで言われるマシンであり、これらのテクニックはあくまでもフレーム単位でタイムを縮めようとしているプレイヤーしか用いない事だけは理解しておきたい。

SD弾き

浅い角度でSDを行うことにより、音有り壁から前方方向に力を大きく貰うテクニック。
これの加速タイミングとジャンプを合わせて飛距離を伸ばしたり、ポンピングの減速を抑えることができる。

着地ミスSD

減速率の低くなるミス着地中にSDすることにより、67km/h前後まで加速するテクニック。

微小ドリフト

音無し壁の進行方向に押し出す力を利用して、少し滑りながらロングポンピングできるテクニック。
音無壁の終端でよく使われる。

シティトライアル

シティでは一転、そのステータスが猛威を振るう。
一瞬でこの最高速に到達するのだから隙が無い。
特に収集性能は非常に高く、全マシンでトップクラス。

更にこの初期能力の高さで、飛行関係を除いてとにかく異常な伸びを見せる。
特にサイコウソク、カソク、センカイ、チャージ、オモサの伸びは凄まじいものがあり、
強化次第では200km/hで地上走行で到達出来る。

特殊走法である「スピンダッシュ」もシティでは強力に作用する。
ビルや廃屋など、あらゆる場面で使用出来るためガンガン使っていきたいが、乱用による無敵時間のズレには要注意。
なお、スピンダッシュはカソクの上昇によって大幅に強化される。

ダッシュパネルなどの加速装置の影響は受けないが、シティでは最早関係無い。
飛行関係は壊滅的に弱く、ルインズ唯一の弱点と言える。
伸びも悪く、期待するだけ無駄だろう。

性能上調整はセンカイ以外必要無い。重さを低くすると性能を台無しにするのでまずオススメしない。
カソクの調整ももう必要無いだろう。ただし普段と違うルインズが見たいのなら加速を思いっきり下げてしまうといい。
センカイの伸びは凄まじいので調整必須クラス。大体4-7で止めるのが一般的。

戦闘面も攻撃能力に関しては平均レベルで、基本性能のおかげで打ち逃げ、待ち、道具攻め、直接攻撃と多彩な戦法を使える上、火力もあるという隙の無さ。
耐久力はワープの70%ほどと低いが、防御値はきちんと20%あり、強化次第で無敵化は可能。
しかし油断するとすぐに破壊されてしまうため注意は必要だろう。

総じて強力なマシンであり、その性能のことごとくがシティトライアルと合致しているため、街3強の一角とされており、その中でも特に扱いやすさが目立つため、非常に人気が高いマシン。

余談

チャージダッシュはチャージを一気に放つのではなく、少しずつ(8%ずつ)放出するもの。
すなわち消化が速すぎるだけでヘビーと同じである。
おそらくチャージ開放値を100%にして、1Fで50km/hに到達するレベルのチャージダッシュにしてしまうとレールダッシュやチャージタンク暴走で凄まじい速度が出てしまう事の対策だと思われる。
連続チャージダッシュする事も可能だが、性能上の都合で用途はほぼない。

エアライドモードでは中堅、シティトライアルでは最強格。
シティトライアルの人気の高さに加え、ルインズの強さは非常に分かりやすい。
更にエアライドモードでも他のマシンの強さに気付かなければ強マシンであるとしか思えない性能に調整されている。
その為、初心者～上級者の間で強さに対する認識の差がハイドラ並に激しいマシンとなっている。