断裂内部の特殊環境

Last-modified: 2024-03-09 (土) 03:56:10

断裂宙域

数百年前の大災害により、セクターごと亜空間断裂に没した宙域。断裂研究センターの研究対象であり、断裂ミッションの舞台となる。
宙域はミッションごとに新たに生成され、同じ断裂研究センターから同じようなミッションにテレポートしても、訪れるセクターの様相は毎回異なったものとなる。

機能の利用制限

  • 敵艦の有無にかかわらず、超空間ジャンプは利用できなくなる。
  • 建造モードの機能もほとんどが制限されるものの、唯一タレットの手動設置と撤去のみは可能。
    タレット設置ブロックが破損した場合、通常宙域のような一括修理によるタレットの再配置はできず、ブロックを修復できたとしても、タレットはひとつずつ手動で再設置するしかない。
    操作の都合上タレットグループも復元されず、手動での再割り当てが必要となる。
  • 銀河系マップ画面は画面がひどいノイズに覆われて、セクター座標も表示されなくなるものの、機能は通常通り利用可能で、断裂内から通常宙域の艦船への命令や作戦の発令も可能。
    ただし、断裂内部から通常宙域の艦船への乗り換え操作を行った場合、断裂ミッションと断裂内部の艦船はすべて放棄された扱いとなり、ミッションはその場で失敗、断裂内部の艦船は全艦が沈没する。
    上記は機能制限というよりペナルティとしての要素が強いと思われるが、便宜上ここに記載する。
    なお、断裂内部の艦船は銀河系マップ上に直接表示されなくなるが、艦船リストからクリックした場合、断裂内部の特定のセクターにいるかのように表示される。
    実際のゲーム処理上でもそのセクター座標を参照しているかどうかについては不明。

宙域内部の概要

セクター内部では、直径200km前後から、場合によっては描画範囲外までもおよぶ広大な範囲内に、モノリスを中心とした各種オブジェクト群が散在し、その間を発光するブイのルートがつないでいる。
方向感覚を失いやすい艦船主観視点のみでの探索は困難を極めるため、戦略モードの活用が公式にも推奨されている。
ただし、モノリス自体が描画範囲外に出てしまう場合はアイコンもフェードアウトするほか、戦略モードではカメラを向けられない上方向が死角となる点には注意。
画面下の操作案内を参照し、カメラ自体を上に動かして確認しよう。

モノリス

セクター内に6つほどが散在する、特徴的な形状の巨大な小惑星で、断裂内でのランドマークとなる。
周囲30km圏内にメイン/サブ目標や、各種資源オブジェクトが散在する。
モノリスはUI上でもアイコンでマークされ、また周囲圏内のメイン目標の達成で、アイコンにチェックマークがつくため、探索やミッション進行上の目安ともなる。

ブイルート

モノリス間を結ぶ、色分けされて点滅発光するブイが形成するルート。
この周辺にもサブ目標や資源オブジェクトが存在する。

それ以外のオブジェクト

モノリスやブイルートから若干離れた位置に、大型の資源オブジェクト、修理可能な残骸や装備品スタッシュなどといった、比較的高価値で珍しいオブジェクトが2つほど独立して存在することがある。
周囲には小惑星が環状や放射状に配置されていることが多く、目印になる。

エキゾタンの出現

断裂内部にはエキゾタンが蔓延し、メイン目標の進行にともなうミッション固有の条件による増援以外にも、ミッションの遂行と無関係に、それぞれ以下の条件でもエキゾタンの増援が発生する。
増援の規模は断裂深度によってわずかにスケールされ、深度が深まると低確率で断裂固有の大型や超大型の個体も追加されはじめる。

探索による増援

プレイヤー勢力艦が各モノリス周囲、およびルートの中点付近に接近すると、未敵対のエキゾタンの増援が1度ずつ発生する。

エリア外ペナルティによる増援

オブジェクトが配置されたエリアの周囲から離れてしばらく経つと、通信での2度の警告メッセージののち、敵対状態のエキゾタンの増援が発生する。
条件を満たしたままでいると何度でも出現し、回数制限はない。
初めのうちは規模も通常の増援と同等だが、回数が重なると大型や超大型の特殊エキゾタンも追加され始める。
短時間離れる程度であれば安全なため、ブイのルートを無視してすぐ近くのエリアまでショートカットしたりすることは問題なく可能。

群れの到着による増援

断裂ミッションの開始と同時に、通信で「群れの到着まで」の残り時間の概算が示される。
これはプレイヤー艦の存在がエキゾタンの群れに完全に探知されるまでの目安で、事実上は断裂ミッション遂行上の制限時間となる。
時間経過につれて警告が発せられ、やがて制限時間を超過して本格的に群れが到着すると、以降はプレイヤー艦周囲に敵対状態のエキゾタンが無限に増援され続けるようになる。
5分程度おきに特殊エキゾタンまでもが増援されるため、攻撃は熾烈を極める。
その一方で、それらを跳ねのけ続けることさえできるならば、いつまでも断裂に滞在し続けることも不可能ではない。実績の条件にもなっている。
過負荷によるゲーム自体の強制終了には注意。

 

環境異常

断裂内で発生する異常な影響。大半は艦船にとって有害なもので、強度が高いものほど影響も激しくなる。
アイコンの色はおおまかな危険度を示す。
これは断裂ミッションの脅威レベルにも影響をおよぼし、危険度の高い環境異常が多いほど、ミッションの脅威レベルも高く見積もられる。
ただし、環境異常の実際の脅威度を反映しているとはいえず、ほとんどあてにならない。
対策が不足している場合は突入直前にテレポーターが警告してくれるものがあるが、そうでないものの方が多く、これをあてにするのは危険。
おおむねプレイヤー勢力艦が効果対象となるが、一部例外が存在する。
オブジェクト「プラットフォームの護衛」が展開する保護フィールドの内部では、プレイヤー勢力艦に対する影響の一切が遮断される。
また、艦載機も影響を受けないため、断裂内でも正常に運用可能。

慣性フィールド

危険度
影響領域セクター全体
効果対象プレイヤー勢力艦
最大強度3
警告条件最高速度到達所要時間が10秒以上

強度の0.15倍、エンジン加速度が割合減少。
加速度のみに影響し、減速度や旋回速度には影響がない。
ロード画面tipsにも記載にもあるように、エキゾタンは影響を受けない。

高/低エネルギーフィールド

危険度
影響領域セクター全体
効果対象すべて
最大強度3
警告条件なし

エネルギー属性のタレットの威力が増減。強度+1で1.5倍。強度につれて倍率も上昇する。
エネルギー属性とあるが、電気、プラズマ属性も対象。影響を受けるタレットにはエフェクトがつく。
エキゾタンも影響を受ける。
プラズマ属性で統一して全面的に火力ボーナスを享受したり、あるいは影響を受けない属性で統一してエキゾタンの火力だけを下げたりなど、戦略的な活用も可能。

重力異常

危険度
影響領域オブジェクト周囲
効果対象すべて
最大強度3
警告条件なし

ピンク色の光点が配置される。実体は持たず、ロックオン不能。
一定以上接近した艦船に向かって予告として光線を放ち、なおも接近するとフォースタレット同様の効果で引き寄せを行いはじめる。
光点自体に接触しても何も起こらないものの、引き寄せ力はかなり強く、フォースタレットのように距離に反比例して効果が弱まることもないため、たいていものすごい勢いで反対側へスイングバイされることになる。
きれいに真正面から光点に突っ込めれば正反対に撃ち出されるだけだが、進路が中心からずれた場合はそれだけ進行方向もずれていく。
捕まった場合、うかつに抵抗するとその後の挙動が全く読めなくなり、むしろ危険。もし飛ばされた先に物体があれば悲惨な結果は免れないが、制御できるなら高速移動への活用も可能。
珍しくエキゾタンにも効果があり、たまに絡め取られて投げ飛ばされている。

磁気干渉フィールド

危険度
影響領域セクター全体
効果対象プレイヤー勢力艦
最大強度3
警告条件発電エネルギー量が要求エネルギー量の115%未満

強度の0.15倍、生成エネルギー量が割合減少。
ブースト消費電力の関係上発電量は機動力にも直結するので、軽視はできない。
その一方、発電量はサブシステムでの増加もできるため、対策は比較的容易な方。
特に、ひずみ保護値を満たすためのハイブリッドサブシステムの採用で、意図しなくとも発電量が爆増していることも。

放射線

危険度
影響領域セクター全体
効果対象プレイヤー勢力艦
最大強度6
警告条件シールドHPが0、かつクルー労働力が不足

強度の0.075倍、搭乗員労働力が割合減少。
作業効率とあるが、これは搭乗員の労働力のことを指すもよう。
すなわち、砲手が不足すればタレットの一部が使えなくなり、技術者が不足すれば船速が落ちたり、整備士が不足すれば船体ダメージを被る。
ただし、シールドが無効化されない限りは悪影響はない。
一方で、こちらの条件の存在により、1でもシールドを備える艦に対し、テレポーターは警告を発さないようだ。シールド耐久値に不安がある場合は注意。
それとは別に、画面全体に黄色く濃いエフェクトがかかり続け、視界を妨害する。こちらは防護フィールド内以外では常時適用され、回避手段はない。小惑星はかなり視認しづらくなる。
さらに、宙域全体の放射性小惑星の配置数が増える。こちらの影響は微小。

硫酸の霧

危険度
影響領域セクター全体
効果対象プレイヤー勢力艦
最大強度3
警告条件艦船構成ブロック体積の50%以上が、地帯素材レベル以下

素材が基準未満のブロックを搭載したプレイヤー勢力艦に対して、一定時間おきにブロック耐久値にダメージ。シールドは無視される。
影響を受ける艦船には黄色いパーティクルが発生し、ダメージが生じる際には対象ブロックにひときわ強いパーティクルが発生する。
亜空間のひずみ同様、ダメージは船体値ではなくブロックが被るものの、おどろおどろしい文面と警告に反してダメージはかなり小さい。
一撃で破損するような、よほど劣った素材か装飾用の極小サイズ以外のブロックは、自動修復も相まってほぼ壊れないとみていい。
ただし、アヴォリオン未満の選択肢が鉄しかない慣性ダンパーだけは別。素材元来の耐久値の低さもあり、ほぼ確実にブロックは破損する。
同様にドローンも全鉄製であり、割合ダメージである亜空間のひずみと異なり即死と思われる。防護フィールド外での艦船からの下艦は推奨されない。
なお、テレポーターによる警告の判定基準が[素材]未満ではなく[素材]以下になっている不具合がある。そのためアヴォリオン帯では素材に関わらず必ず警告を受ける。
実際のダメージは[未満]で計算されているので、基準を満たしている場合には警告は無視してよい。
エキゾタンや残骸などは当然のように影響を受けない。
……仮に影響を受けたら、出現するや否や全エキゾタンの慣性ダンパーが爆発するきわめて間抜けな図になっていたであろうことを思えば、妥当な措置ではあるのだが……。
プレイヤー艦はもれなくそうなることを思うと、ちょっと理不尽さは否めない節がある。

イオン干渉フィールド

危険度
影響領域セクター全体
効果対象プレイヤー勢力艦
最大強度3
警告条件なし

シールドの自然回復が動作しなくなる。
シールドタンク艦にとっては危険度に見合わぬ脅威。各種プラットフォーム衛星の活用が推奨される。
シールドリペア、枯渇時回復など、能動的な回復は可能。
なぜか事実上上位互換となるイオン嵐と重複することがある。

ライトニングフィールド

危険度
影響領域セクター全体
効果対象プレイヤー勢力艦
最大強度3
警告条件なし

一定時間おきに、プレイヤー勢力艦を狙ったライトニングタレットのような攻撃が発生する。
ダメージは微小、かつ動いてさえいればほとんど当たらない。高い脅威度に見合わない、当たり枠のひとつ。
強度が上がると数が増えるものの、影響はやはり微小。
ただし、動いていない限りシールド自然回復を阻害される点にだけは注意。

衝撃波異常

危険度
影響領域オブジェクト周囲
効果対象プレイヤー勢力艦
最大強度3
警告条件なし

青い光点が配置される。実体は持たず、ロックオン不能。
プレイヤー艦が接近すると、やたら主張の激しい警告表示とともに、しばらくチャージするようなエフェクトののち、ランダムに傾いた円状のエフェクトが炸裂して拡散していく。
自艦が円にヒットした場合は微小なダメージ。
地雷みたいなものと思いきや、炸裂しても光点は消えることなく、数秒後には再度爆発するようになる。
円は進行方向に軸を合わせたりなどはしないため、適当に動いているだけで当たりすらしない。
レベルが上がると衝撃波発生数が増えるが、ダメージは微小のまま据え置き。高い脅威度に見合わない、当たり枠のひとつ。
(……もしかすると、シールドで防げているだけで、それがない場合船体に特大倍率ダメージなどがあったりするのだろうか?)
NPC艦も作動対象になるが、エキゾタンは対象外。

イオン嵐

危険度
影響領域セクター全体
効果対象プレイヤー勢力艦
最大強度3
警告条件なし

シールドに対し、20秒おきに強度の0.033倍の割合ダメージ。
すなわち、強度1であってもダメージ30回、10分の経過でシールドは完全に消失する。
ダメージによってシールドの自然回復も停止するため、事実上はイオン干渉フィールドの効果も兼ねると思われる。
被害はきわめて重大で、ゲーム内での評価よりも実際の脅威度が際立って高く、環境異常の中でも最高位に属する。シールドタンク艦では受注そのものを回避するべき。
この環境異常の影響下にもかかわらず、自動戦闘させていたNPC艦のシールドが自然回復している場面を数度だけ見かけたものの、めったに起こるものではないらしく、とてもあてにはできない。

エキゾタンの群れ

危険度最高
影響領域ミッション
効果対象-
最大強度3
警告条件なし

数分おきに、未敵対エキゾタンがスタート地点周辺に追加で出現するようになる。
出現数はレベル1の4隻から、レベルにつれ2隻ずつ増加。
他の増援とも重複して出現するため、ぱっと見の印象よりも厄介。
特に非戦闘艦をスタート地点に待機させる場合は定期的な襲撃に晒されるため、注意が必要。
ただし、この増援は数秒おきに1隻ずつの散発的な出現に留まる。合流されない状況を作れるならば、対策は容易なほう。
脅威度に見合わぬ当たり枠とみなしてもいいかもしれない。

エキゾタン育成器

危険度最高
影響領域オブジェクト周囲
効果対象プレイヤー勢力艦
最大強度3
警告条件なし

大障壁内のエキゾタンセクターで見かけるものと同一形状の、小惑星に何か板がついたようなオブジェクト「エキゾタン育成器」が5つ程度まとめて配置される。
こちらのものはトラップの一種で、接近したうえで高速航行したりタレットを使用したりすると、UI上での強調表示とともに光を放ち始め、薄黄、黄、赤の発光を経て、やがて自壊とともに艦載機数機を放出する。
エキゾタン艦載機自体は弱体だが、メイン目標「応用ゼノロジー」のゼノ研究プローブとの絡みが特に危険。
また強度や断裂深度が深まると、艦載機発進後も自壊しない大型のものが混じるようになる。むしろもっぱら厄介なのはこちら。
岩ブロックの使用量が非常に多く破壊にはかなり難渋を強いられる上、自壊しないことによってNPCのターゲットをとことん吸引しまくるため、これが存在する時点でNPC操艦の運用そのものが困難になる。
そのうえ回避策らしい回避策も存在しない。NPC操艦殺しその2。NPCに戦闘を委任するつもりなら、厳に回避を推奨。
なお、苦労して破壊した大型育成器はステーション同様の爆発を起こすが、本当にステーション級のHPを持つオブジェクトがそこらじゅうにゴロゴロしており、あまりにも労力に見合わない。
また、小型育成器から出現した艦載機はなぜか大型育成器を母艦とみなすようで、放置しているとそちらに向かっていく。
当然ながら、エキゾタンがこれを作動させることはない。

地雷原

危険度最高
影響領域オブジェクト周囲
効果対象プレイヤー操作艦
最大強度3
警告条件なし

赤く発光するオブジェクト「地雷」がセクター中に無数に配置される。接近したうえで高速で移動すると作動。その場で3発の魚雷を放出する。
低速で動けば作動しないとされるが、速度上限はブーストせずとも普通に作動する500m/s程度とかなり低い。
強度1なら火力は海賊の魚雷と同水準で、最悪無視も視野に入るが、強度が上がると魚雷の性能向上とともに弾頭も変更され、火力は数倍まで跳ね上がり、一気に脅威度が増大する。
オブジェクトは直接撃って破壊もできるのだが、セクター全域に数百個単位で配置されるため焼け石に水。もしも挑む場合は作動は前提として、魚雷の迎撃手段をありったけ確保しておいた方がよい。
または、開き直ってエンジンブースターや速度制限解除サブシステムなどを搭載し、魚雷よりも高速で飛び抜けてしまう方法でも対処は可能だが、直線飛行ばかりを強いられてまともに動きづらいことは同じ。小惑星との衝突事故も怖い。
ただし、地雷はプレイヤーが搭乗している艦船にしか反応しない。NPC操作艦は地雷を作動させなくなるため、NPC艦長に戦闘を委任する限りにおいては、この環境異常は気にしなくてよくなる。
また、防護フィールドの内側の艦船に対しても地雷は作動しなくなるので、フォースタレットなどでプラットフォームの護衛を「持ち歩く」ことでも安全な移動が可能だが、こちらはそれなり以上の手間がかかる。
なお、ランダムなモノリス周辺にオブジェクト「EMPジェネレータ」が配置されることがある。
インタラクトでこれを起動すると一定時間のチャージ後炸裂し、周囲の地雷が一掃される。
ただし、おそらくセクター中にひとつしか配置されず、効果範囲も配置されたモノリスの周囲のみで、インタラクトのためには接近の必要がある。
さらには、作動時に範囲内の艦船のシールドが強制的に解除されるとんでもない副作用を生じる。
実際にはシールドの無効化ではなく、シールドに100%の割合ダメージという扱いらしく、シールドブースターの枯渇時充電効果が作動した。
エキゾタンには無効。万が一有効だった場合は出現のそばから壊滅していたと思われるので妥当か。
ちなみに、地雷はなぜかドッキングが可能で、その状態でも作動する。オブジェクト置き換えを伴う関係上、残念ながら(?)作動即着弾まではしない。
また、ゲームの処理の都合上、地雷の作動は相互の相対運動ではなく距離と絶対速度を参照しているにすぎない。
そのため、地雷の方をフォースタレットで投げ飛ばしたり、艦をその場でぐるんぐるん回転させたりしている分にはどれほど激しく運動させようと、それこそぶつけても作動しない。だからどうしたという話ではあるが。

亜空間のひずみ

危険度その他
影響領域セクター全体
効果対象プレイヤー勢力艦
最大強度75
警告条件亜空間のひずみ保護値が強度-5未満

時間とともにブロックに割合ダメージ。
ダメージは船体HPではなく、ランダムなブロックの耐久値が被るらしく、かなりの確率でブロックの破損を招く。
機能ブロックが破損した場合、演算処理能力の低下によってはサブシステムの停止を招くことがあり、それによってひずみ保護値が低下すればさらにダメージが大きくなる悪循環に陥る。
断裂ミッションでは必ず発生する。
これへの対策は断裂ミッション攻略上前提と言ってもよく、ひずみ保護値の確保は不要なサブシステムを積み込んででも最優先で行うべき。
なお、ひずみ保護値の不足が5までの場合には問題ないと判定されてテレポーターは警告を行わないものの、その状態でも被害はしっかりと受けることになる。
ドローン状態ではひずみ保護値はゼロとなるため被害を受けるものの、割合ダメージのため即撃破には至らず、損傷はごく微量ずつに留まる。

エキゾタンの強さ

危険度その他
影響領域ミッション
効果対象-
最大強度2
警告条件なし

テレポーターのオーバーチャージ/スーパーチャージによるペナルティと、メイン目標「群れの中へ」でのみ発生する特殊な環境異常。
スタート地点周辺に、未敵対エキゾタン8隻が2グループずつ、追加で初期配置される。
また、ミッション全体を通じて出現するエキゾタンの能力が強化される。おそらく断裂深度が加算される扱いになると思われるが、具体的な処理は不明。

 

環境ボーナス

プレイヤーにとってのボーナス状況。断裂ミッションボード画面で黄色いアイコンで示される。
基本的に資源オブジェクトの配置数が増加する。

採掘技師の天国

小惑星のアイコン。
採掘可能な小惑星が多く出現する。

サルベージ・オー・ラマ

スクラップ金属のアイコン。
サルベージ可能な残骸が多く出現する。ステーション級のものも複数混じる。

情報豊富な宙域

ふたつの綺羅星のアイコン(かつてはオブジェクト検出器が使用していた)。
スキャン可能なオブジェクトが多く出現する。

アグリゲイター・アグレッション

袋状のアイコン。
特殊エキゾタン「アグリゲイター」が増援として出現する確率が高くなる。
アグレッションとはいうものの、攻撃性は持たず、通常通り出現と同時に逃走する。
ハイブリッドサブシステム大量獲得のチャンスと思わせて、エキゾタン・ハンター複数雇用時と同じく、2機目以降からのドロップは振るわない。
また、特性上きわめて耐久力が高いため、NPCがこれを狙いはじめるとタンク役を果たされてしまって、それ以外への対処がおろそかになる危険もある。

武器庫

貨物コンテナのアイコン。特殊で大がかりなボーナス。
大量の装備品類を収蔵するオブジェクト「金庫」と、それを開封するためのスイッチ「切り替え」3つ、そしてそれを起動するバッテリー3つ、合わせて7つものオブジェクトがセクター全域に配置される。
回収がとても面倒な代わりに、特殊タレットにハイブリッドアップグレードを確定で含む20前後の装備品ドロップが保証され、達成できれば見返りも大きい。
ただし、案の定というべきか装備品の大半はゴミなので、インベントリの空き容量には注意。
なお金庫はドッキング可能だが、中身はいったいなんなのかと思うレベルで重く、まともに運搬できない。

  1. 「金庫」は、いずれかのモノリス周辺に配置される、3つの赤いランプがついた大型のコンテナ。
    それ以外のランダムなモノリス3つに1つずつ、ランプがひとつついたビーコン「切り替え」と、対になるバッテリーが配置される。
  2. 赤色のランプがついた「切り替え」に付近のバッテリーを接続するとカットシーンが挿入され、「切り替え」のランプが緑色に変わる。時折最初からバッテリーが接続されている場合がある。
  3. その状態の「切り替え」にインタラクトすると、金庫の対応するランプが緑色に変わる。
  4. 金庫のランプすべてが緑色になったら、金庫に直接インタラクトして解錠。内容物がドロップする。
 

断裂固有オブジェクト

断裂固有オブジェクト
特殊機能バッテリーモノリス間ポータル(名称不明)
オブジェクト検出器 ブイ MK IVプラットフォーム
古代の対空プラットフォーム
プラットフォームの護衛
ナノドック修復プラットフォーム
戦利品秘密の隠し場所ロックされた箱
放棄された艦船スキャン可能オブジェクト
古い研究船
放射性小惑星
その他謎のオブジェクト時間装置

ミッション目標とは無関係に、断裂宙域内にランダムに配置されるオブジェクト。
多くが高価値なオブジェクトにあたり、オブジェクト検出器の効果で検出可能。
なおこれらとは別に、空間に走り続ける青い稲妻など、特に効果や意味のないエフェクトも存在している。

特殊機能オブジェクト

バッテリー

ドッキング可能な超小型のオブジェクト。
一定間隔で青く発光しつつ、甲高い音を発する。音の発生位置は画面内のバッテリーの位置に応じて変わるため、ヘッドホンやイヤホンだと音の聴こえる方向から位置を推測しやすい。
いくつかのオブジェクトや脱出手順に共通して使用され、対象オブジェクトの周囲0.1km程度に持っていくと、艦船にバッテリーをドッキングしている場合は自動で切り離され、相対速度が十分低ければ、そのまま対象オブジェクトに吸着する。
吸着先のオブジェクトを元あった地点から遠く引き離すと、バッテリーはオブジェクトから脱落し、別のオブジェクトへの再利用が可能になる。
ただし、以降元々吸着していたオブジェクトには再吸着しなくなり、その時点でオブジェクトを作動させていなかった場合には二度と作動できなくなる。
ダメージは受けず、破壊はできない。
断裂からはドッキングで持ち出すことができるものの、使い道はなく、また持ち込むことはできないため、事実上意味がない。ドッキングしたまま突入を試みてもテレポート時に置き去りになる。
そのうえ断裂外でも自然に消滅したりはせず、いつまでもぴこんぴこんうるさい。

モノリス間ポータル(名称不明)

円錐の底面から頂点方向に水色のパーティクルが流れ続けるオブジェクト。実体がないため干渉できず、ロックオンも不能。
モノリス同士を結ぶセクター内ポータルで、接近すると向きと速度を保ったまま、対となるポータル付近に(特にエフェクトなどはなく)瞬間移動する。
プレイヤー勢力のみが利用可能。モノリス間の高速移動のほか、エキゾタンを置き去りにして時間を稼ぐなどの戦術にも利用できる。
ただし、増援条件の関係上、多くの場合はワープ先でエキゾタンの増援を発生させる。距離自体は引き離せるため各個撃破できればよいが、元の群れと合流されたりすると危険。
判定は見た目よりも大きく、場合によってはワープ直後に再ワープして一瞬で元の場所に戻ってしまうようなこともある。
プレイヤー勢力艦ならNPC艦もワープするが、存在を認識して利用できるわけではないため、命令を出し直さなければたいていは元いた場所や目標へ自力で航行して戻ろうとする。
100km以上を飛ばされた場合などは、知らぬ間にかなりの時間を浪費していることがある。

オブジェクト検出器 ブイ MK IV

インタラクトで広範囲のオブジェクトを検出しマーキングする。
設置型ゆえに高出力なのか、オブジェクト検出範囲は圧巻の200kmにおよぶ。断裂内のオブジェクトの多さもあり、マーカーが多すぎて逆に混乱するレベル。
そのためもあってか、クールタイムもなく、何度でも使用可能。
そもそも配置自体がランダムで低確率なことに加え、これそのものがかなり小さく見つけにくい点が難点。
またきわめて残念なことに、ドッキングしたりワームホールやゲートを介した断裂外への持ち出しは不可能。

プラットフォーム

棒きれのような形状の衛星。
いずれも機能を維持しており、ドッキングや断裂外への持ち出しは不能。
ただし、体当たりやフォースタレットなどで外力を加えれば、断裂内での移動は可能。
特に、プラットフォームの護衛の防護フィールド内にナノドック修復プラットフォームを持ってくると、臨時拠点としてとても便利。
耐久値を持ち、破壊すれば機能は停止する。

古代の対空プラットフォーム

ブイルート上に存在する衛星。
初期状態では非稼動で、UI上に表示もされないため、かなり見つけづらい。
何者かが接近すると、しばらくの警告音と照準レーザー照射を経て敵対状態になり、最も近い艦へ攻撃を開始。
それとは別に、一定圏内の艦船すべてに対して、10秒程度おきに魚雷を投射する。
エキゾタンの接近でも勝手に起動するうえ、エキゾタンにも敵対し、魚雷の火力も高く、またエキゾタンの大部分が魚雷の迎撃手段を持たないことから、小規模な集団程度なら勝手に壊滅に追い込んでいることがある。
一方で、耐久性は見た目通りに皆無に等しく、起動後はエキゾタンの方からも敵対するため、だいたいは第一撃を生き延びたり長距離攻撃持ちのエキゾタンの反撃で勝手に破壊される運命をたどる。
ただし、射程内なら火力自体は高いため、まともに撃ち合うとかなり危険。
起動させてしまって、かつこちらの射程が足りない場合は、どこかからエキゾタンを出現させて引っ張ってくれば押しつけることができる。

ナノドック修復プラットフォーム

モノリスエリア内に存在し、前後左右上下の6点に緑色の光点を持つ衛星。
プレイヤー艦が5km程度まで接近するとリペアビームを照射、シールドと船体HPを同時に回復し、さらに破損ブロックの修復も行う。
シールドリペアはそこまで強力なものではないが、船体リペアのほうは1秒もあれば中破状態から完全回復まで至る目を疑う出力を誇る。
イオン障害環境下でも自動リチャージを待たずにシールドを回復できると同時に、断裂内で破損ブロックの修復が可能な唯一の手段。
しかし、それでもなお回復を上回るようなあまりにも強力な攻撃に対してはふつうに押し負けてしまう。
また、破損ブロックに設置されていたタレットまでは復元してくれず、こちらも別途建造モードでの手動復元が必要。攻撃を受けているとタレットを再設置できなくなるため、これだけを頼ったゾンビ戦法は通用しない点には注意。
エキゾタンには反応しない。仮に反応されでもすればそれこそ攻略不能になりかねない。

プラットフォームの護衛

断裂ミッションの開始地点には必ず存在し、ときどきモノリスエリアでも見かける、薄青い球形フィールドの発生源。
フィールド内部では亜空間のひずみをはじめとした断裂の環境効果が完全に遮断され、ライトニングフィールドの落雷が停止したり、イオン嵐環境でもシールドの自然回復が可能になり、さらには地雷やエキゾタン育成器も作動しなくなるなど、比較的安全な環境が保たれる。
ただし、エキゾタンの直接の侵入や攻撃などについては一切干渉しないため、完全な安全地帯ではない。

戦利品オブジェクト

秘密の隠し場所

通常宙域のものと同等。
ただし、こちらのものは装備品ではなく交易品をドロップすることがある。
大した額のものは入っておらず、無理をして取りに行くほどのものではない。

ロックされた箱

付近のバッテリー2個を接続し開封する。特殊タレットやハイブリッドシステムを除く、通常の装備品3つ(エキゾチック品1、エクセプショナル品2)が手に入る。
手間ほどの価値はないかもしれない。

放棄された艦船

通常宙域と同様、ロック時にこの名前で識別される残骸は修理が可能。
修理すればその場で乗り込むことができるものの、通常宙域同様例によっての自動設計で、乗員もおらず、さらにはエンジンやジェネレータなどの重要部品がくりぬかれたように存在すらしていない場合がある。
そして、何よりサブシステムによる亜空間のひずみ保護効果もまったく存在していないため、修理と同時に自壊をはじめ、たいていはほどなく沈没してしまう。
一方修理しないままでのドッキングも可能だが、その場合は艦船としての機能を持たない残骸扱いなために一切のダメージ軽減が機能せず、攻撃を受けるとすさまじい勢いでブロックが破損していく。
そのうえここで破損した部分は艦船設計として維持されず、脱落したブロックはその場で設計からも削除されていく。
極めつけには、ドッキング部分とルートブロックの間のブロックが破損した場合にはドッキングそのものが解除されてしまう。
最初から割り切って沈没を見守ったうえで修理ドックで引き揚げる、あるいは、そもそも見なかったことにしてしまってもいいかもしれない。
ちなみに、これ単独の場合だと断裂外への持ち出しは不可。ドッキングか修理すれば持ち出せるようになる。
ただし、断裂外部にサルベージ船を待機させているような場合は、未修理のこれも残骸とみなされ、ドッキングしたままであろうとそのままサルベージが始まる。

スキャン可能オブジェクト

メイン目標以外のオブジェクトのスキャン条件は、おおむね1.5km以内で10秒。たいていの場合は断裂研究データ数個をドロップ。

放射性小惑星

黄緑や黄色に輝く小惑星。
近づくとコーション表示、ガイガーカウンターそのもののがりがりと嫌な音とともに、シールドに持続ダメージ。おそらく割合ダメージで、接近でダメージと音量が増加。
シールド枯渇時に船体までダメージが入るかは不明。
時折スキャン可能で、断裂研究データ。

古い研究船

スキャンで断裂研究データ。

その他のオブジェクト

謎のオブジェクト

見た目といい意味深だが、インタラクトでInto the Riftのバックストーリーが読めるのみ。
配置されているか否かもランダム、どの部分が読めるかもランダム、おまけにそれが実に数十件にもわたって存在するため、自力での収集は非常な困難を伴う。

不正な手法の示唆: どうしても中身が気になる場合

かなり外道な手段だが、ゲームファイルから翻訳文をテキストエディタで開き、ファイル内検索してしまうのが楽。

SteamLibrary/steamapps/common/Avorion/data/localization/jp.po

からファイルを開き、ファイル内検索機能で以下を検索すると読める。

xsotanloreobject

時間装置

ミッション目標に関わらず常時ハイライトされ、またメイン目標かのようにモノリス周辺に配置される、謎の装置。
かなり小さく見つけづらいうえ、断裂内にのみ低確率で生成されるため遭遇自体が困難なのだが、ドッキングすれば通常宙域に持ち出し可能で、その状態でも動作する。
インタラクトすると意味深なメッセージを表示する。

ネタバレ: ストーリークリア後要素

Into The Riftストーリークリア後、その進捗をリセットするためのオブジェクト。
ただし、現状フラグ管理にバグがあるのか、リセットしたストーリーは進行不能に陥るもよう?

 

追加艦長クラス

艦長クラス「エキゾタン・ハンター」「科学者」は、断裂ミッションを通じた断裂探索に特化したクラス。
断裂ミッション開始時にこれらのクラスを持つ艦長が指揮していた艦船は、ミッション中固有のボーナスを獲得する。

また、これらのクラスを持つ艦長は、断裂ミッションの遂行を通じて経験値を獲得する。

複数名を参加させた場合、それぞれボーナスは累積する。
すなわち、科学者は各艦ごとに断裂研究データを個別に取得するし、エキゾタン・ハンターは人数分のミニボスを一斉に襲来させる。
ただし、断裂研究データ自動取得は一定時間に限られ、ミニボス撃破報酬もレア度の低下があるため、無制限の稼ぎが可能なわけではない。
なお、断裂研究データの追加ドロップ率が累積するかについては不明。

なお、両クラスともにこれ以外の能力は持たないため、断裂ミッションに参加させない限りは両クラスともなんの機能も発揮せず、クラスを持たないティア0の艦長となんら変わりがない。

科学者

指揮下の艦は、断裂ミッション開始から20分間、定期的に交易品「断裂研究データ」を貨物室に取得し、断裂内でのエキゾタンの撃破に対して断裂研究データのドロップを追加する。
また、(採掘技師やスカベンジャー同様)宙域内にドロップした断裂研究データは距離を問わず、スキャン可能な対象物は5km程度の距離から、それぞれハイライト表示する。
いるだけでドロップを増やすため、断裂研究データを収集するなら前提といってもよい存在。
レベルとティアに応じて断裂研究データの取得速度が上昇する。

エキゾタン・ハンター

指揮下の艦は、断裂ミッション開始後10分程度で、ミッションと無関係なミニボスの増援を引き起こす。
そうして出現したエキゾタンは、アグリゲイターや一部ミッションのミニボス同様の特殊タレットのドロップ可能性を持つとともに、断裂ミッション報酬と同格のハイブリッドサブシステムのドロップが必ず保証される。
ただし、ハイブリッドサブシステムの最大レア度はエキゾチックに制限され、また同じミッションでの複数回のドロップによってレア度はさらに低下する。
また、一度断裂ミッションを開始して以降、増援の発生を中断する手段はないので、戦力と必要性に応じた計画的な運用が求められる。
テレポーターでの転送前に指揮権の割り当てを解除して、断裂突入後に再任命するなどすれば増援の発生回避も可能だが、操作がきわめてややこしい。
うっかり再任命を忘れた場合、増援に不意討ちされたり艦船が動かなかったりと目も当てられない事態となる。後者だけでも防ぎたいなら、他の艦長も乗せておいたほうがいいだろう。
レベル上昇に伴う能力変化はない。