Into The Rift ストアページ
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Into The Riftは、スペースサンドボックスAvorionの2番目の拡張パックだ。
このハードコアなアドオンでは、神秘的で危険な断裂の次元を探索することになる。新しい技術のおかげで、より小さな質量(つまり数隻の船)を断裂に送り込むことができるようになった。現在、科学者たちはこの断裂を集中的に研究している。そこで君の協力が必要だ。断裂に潜入し、その秘密を明らかにせよ。危険に立ち向かい、研究遠征を完了させて、強力で新しい報酬を獲得するのだ。
注意 科学者たちは、限られた物理的な量しか遠征に送ることができません。あなたの船を調整するか、新しい船を作らなければならないかもしれません。
- 断裂潜入
- 銀河系では見たこともないような新しい次元を発見しよう。
- 危険な新環境を制覇し、断裂の起源にまつわる秘密を明らかにするため、船を適切に準備しよう。
- 断裂研究センターのために断裂遠征を行い、その見返りとして新しくて強力なハイブリッドサブシステムを受け取るか、断裂で見つけたものをすべて手に入れよう。
- 断裂により深く潜るほど、より危険となるが、利益がたくさん得られるのだ。
- 断裂の隠された秘密を探れ
- 研究データを収集し、それらを売るか、新しくて強力なサブシステムと交換しよう。
- 新しくて高収量の断裂の岩石を採掘し、それを精製することで大きな収益を得よう。
- 何世紀も手つかずの残骸を探索し、失われた宝物を見つけよう。
- 新しいストーリーキャンペーン
- 新たなキャラクターと出会い、協力して断裂の秘密を探り、エキゾタンの大群との戦いに終止符を打とう。銀河系全体の未来がかかっているのだ!
- 新しい艦長のクラス
- 断裂の開放に伴い、科学者とエキゾタン・ハンターという2つの新しい艦長のクラスが誕生した。これらのクラスは、断裂ミッションに特化している。
- 科学者は、断裂で貴重な研究データを収集するのを手助けしてくれる。君は収集した研究データを売却するか、強力なサブシステムと交換することができる。
- エキゾタン・ハンターは、断裂に大型のエキゾタンの標本を引き寄せる。それを倒すとかなりの戦利品を手に入れることができる。
- 新しい危険と敵
- 断裂の極めて過酷な環境を制覇しよう。
- 見たこともないようなエキゾタン、新しいボス、何世紀も前からある防衛線に立ち向かい、それらを利用しよう。
- 新しいレジェンダリーサブシステム
- サブシステム技術に関する最近の研究では、一連のプロトタイプのサブシステムが生み出されている。これらの新しいサブシステムは、複数の世界の良い面を組み合わせ、断裂での危険に理想的な形で備えることができる。
- あらゆるプレイスタイルに対応する12種類以上のハイブリッドのレジェンダリーサブシステムが新たに登場
- 新しいレジェンダリータレット
- 断裂ミッションを成功させる上で必要な新しいレジェンダリータレットが多数登場
- フレンドとプレイ可能
- 断裂は容赦がなく、危険な場所だ。フレンドを何人か連れてきて、一緒に探索し、成功の確率を高めよう。
- 断裂ミッションの協力プレイに完全対応
DLC未導入時も影響する要素
- 新艦長クラス「科学者」「エキゾタン・ハンター」が出現。
DLC未導入時はどのような能力も持たず、事実上クラスなしと同等。
- 断裂付近にNPC国家領有セクター「断裂研究センター」が追加。特徴的なアイコンで識別可能。
断裂研究センター以外にも造船所、修理ドック、装備品ドックが必ず所在し、それらステーションの機能は自由に利用できる。
また通常のステーションと同様、断裂研究センター自体も交易品の購入を行い、DLC未導入時も交易は可能。
- 交易品「断裂研究データ」、断裂研究センターでそれと引換で入手可能なハイブリッドサブシステム多数が追加。
断裂研究データは、調達作戦で行商人に価格度外視で依頼すれば入手可能なほか、遠征作戦でもランダムな交易品の一部として入手可能。
DLCの購入状況に関わらず、断裂研究センターでの売却、新サブシステムとの引き換えは可能だが、それらの新サブシステムはDLC未導入の場合装備不可能。
Into The Rift 概覧
「ハイブリッドサブシステム」を求めよ
断裂ミッションの攻略で獲得できるハイブリッドサブシステムは、既存のサブシステム複数を合わせた性能を持ち、大半が強力無比といっていい性能を誇る。
内容も既存サブシステムの単純な上位互換から、複数サブシステムの便利セット、なんかいまいちコンセプトのよくわからないものまで多種多様。
一方で、それ以外の面での報酬はほぼおまけ程度。
特に、クレジットに至ってはミッション報酬としては完全に手に入らず、断裂研究データの売却もとても金策にできる額ではない。
収量4倍の裂岩採掘も、そもそも断裂に持ち込める艦の質量が厳しく制限されたうえで、エキゾタンとの戦闘が必ず待ち受け、実現には相当な工夫が要求される。
「亜空間のひずみ」による進行制限
一方で断裂ミッションには、強力なエキゾタン、各種の異常環境に加え、DLC追加サブシステムから得られる「亜空間のひずみ保護」値が不足すると、艦船のブロックがダメージを受け続けるギミックが存在する。
「ひずみ保護」値を持つ追加サブシステムの入手のためには、DLCの攻略が必須となっており、両者はさながら循環参照のような状態にある。
ミッション受注時に保護サブシステムの貸出も存在こそするものの、固定値かつごく少量。ひずみ値のスケーリングにはとても追いついておらず、焼け石に水。
DLCストーリーによる導入
これに対するキャッチアップには、DLCストーリーの進行が正規の手段として用意されている。
ミッションは断裂研究センターからなら場所を問わずどこからでも開始と進行が可能で、亜空間のひずみも上述の貸出でカバー可能な程度。
最終ミッションの断裂深度も20前後となり、そこまでに得られる報酬品で到達可能。
ひずみ保護値と難易度設定にもよるものの、思いきりがんばればナオナイト帯前後から、十分に安定した進行ならトリニウム帯前後から可能となる。
また、それ以降の地帯から受注する際でも、ストーリー進行に関わるミッションだけは、断裂深度が低いままで維持され、難易度が抑制される。
最終ボスからは、ハイブリッドサブシステムも含む、100個単位の大量のドロップが存在。
さらにそれとも別に、ストーリーのクリアそのものでも別途最高レア度のハイブリッドサブシステムの入手が保証されるなど、難易度に見合わず報酬も手厚い。
断裂の底へ
「ハードコアアドオン」との形容に偽りはなく、深度や脅威レベルによって、難易度は本編以上に激しくインフレしていく。
銀河中心帯での最難関ミッションともなると、同帯通常宙域の海賊1波を10秒以内に片づけられる艦を3隻束にしても真正面から力負けしたりする。
完全攻略の暁には通常宙域での戦闘が物足りなく感じるはずだ。
DLC進行の流れ
- 友好的な「断裂研究センター」に向かう。
- 断裂ミッションを受注して、断裂に向かう。
- 持ち帰った「断裂研究データ」やミッションの達成報酬でハイブリッドサブシステムを入手し、艦船の能力や「亜空間のひずみ保護」値を強化する。
- 艦船が十分に強化できたら、より先の地帯の「断裂研究センター」に向かう。
ハイブリッドサブシステムの入手手段
入手手段は主に3つ。
断裂ミッション達成報酬
受注した断裂ミッションのメイン目標を達成し、かつ、脱出手順の完遂に成功することで、断裂研究センターから断裂ミッションの報酬を受け取れる。
報酬は脱出成功直後、メイン目標の種類とはかかわりなく、脅威レベルに応じたレア度のものがランダムに2種類提示され、そのうちどちらか一方を選択して入手する。
左右2種類の報酬枠は必ず異なるサブシステムが選出されるため、直接ドロップに比べれば選択の余地はあるものの、両方不要という苦渋の選択も当然のようにあるため、信頼性はややまし程度。
また、左右枠内で2種類ずつが選出される場合、それぞれの枠の中で重複することには制限がないらしく、4枠中3枠が同種という冗談のような事例も。
| . | 脅威レベル | 断裂深度 | 報酬左枠 | 報酬右枠 | タレット | ||||
| . | 1 | 最低 | 1 | 8 | レア | 1 | レア | 1 | . |
| . | 8 | 13 | あり | ||||||
| . | 2 | 低 | 14 | 19 | レア | 2 | エクセプショナル | 1 | . |
| . | |||||||||
| . | 3 | 平均 | 20 | 26 | エクセプショナル | 1 | エクセプショナル | 1 | . |
| . | |||||||||
| . | 4 | 困難 | 27 | 32 | あり | ||||
| . | |||||||||
| . | 5 | 非常に困難 | 33 | 38 | エクセプショナル | 2 | エキゾチック | 1 | . |
| . | 39 | 45 | あり | ||||||
| . | 6 | 高 | 46 | 51 | エキゾチック | 1 | エキゾチック | 1 | . |
| . | |||||||||
| . | 7 | 超高 | 52 | 57 | エキゾチック | 2 | レジェンダリー | 1 | . |
| . | |||||||||
| . | 8 | 異常 | 58 | 64 | レジェンダリー | 1 | レジェンダリー | 1 | . |
| . | |||||||||
| . | 9 | 極致 | 65 | 70 | あり | ||||
| . | |||||||||
| . | 10 | 死の宣告 | 71 | 74 | レジェンダリー エキゾチック | 1,1 | レジェンダリー エキゾチック | 1,1 | . |
| . | 11 | 不可能 | 75 | レジェンダリー | 2 | レジェンダリー | 2 | . | |
| . | |||||||||
断裂研究センターで「断裂研究データ」との引換
断裂研究センターのインタラクトメニュー[研究センターショップ]から、主に断裂内部で入手できる貨物室交易品「断裂研究データ」と引き換えに入手する。
断裂研究センターごとに異なる引換候補が提示され、タイマーの表示はないものの、装備品ドックと同様、引換候補は15分おきに再抽選される。
候補にある限り、欲しいものを狙って入手できることが最大の強み。一方では、提示されなければいつまでも引き換えられない弱みと表裏一体でもある。
また強力なものを首尾よく探し出せても、候補枠ごとに在庫数は1ずつしかないため、これだけで数を揃えるのは大変。
断裂研究データ自体の希少性もあり、データの在庫が溜まってきたタイミングで断裂研究センターをはしごして、いい候補を見つけ次第こつこつ引き換えていく運用になるか。
引換に要求される断裂研究データの数はレア度にともなって増加していくものの、高いレア度のものほど性能が著しく上昇し、価格設定としても相対的にお得になっていく点に注意。
| 対象レア度 | 要求数 | 候補提示数/性能値 |
|---|---|---|
| ハイブリッドサブシステム | ||
| エキゾチック | 400 | 1 |
| エクセプショナル | 250 | 2 |
| レア | 125 | 3 |
| アンコモン | 40 | 4 |
| サブシステム「亜空間のひずみ保護」 | ||
| エキゾチック | 80 | ひずみ保護値: +9 |
| エクセプショナル | 40 | ひずみ保護値: +7 |
| レア | 20 | ひずみ保護値: +5 |
| アンコモン | 10 | ひずみ保護値: +3 |
断裂ミッション中のレアドロップ
以下の条件で、受注していた断裂ミッションの報酬右枠と同レア度のハイブリッドサブシステム1つの固定ドロップが発生する。
ただし、レア度の上限はエキゾチックに固定され、かつ、同じミッション中に複数回のドロップが起きた場合、2回目以降のドロップのレア度はさらに1低下する。
そのため、報酬右枠がエキゾチックとなる脅威レベル5: 非常に困難以降は、これらのドロップ品のレア度は向上しなくなる。
また、当然ながらドロップ品は選ぶも何もないため、艦隊の強化につながりにくく、その点で信頼性はいまいち。
- 艦長クラス「エキゾタン・ハンター」の引き起こす追加増援ミニボスの撃破
- 断裂ミッション「エキゾタンコアの抽出」の最終ミニボスの撃破
- 海賊戦利品トランスポーターに相当する断裂エキゾタン「アグリゲイター」の撃破
- 環境ボーナス「武器庫」の遂行
断裂研究データの入手手段
断裂研究データの入手手段の一覧は以下。
注意点として、断裂研究データは貨物室交易品なので、積載艦が撃沈された場合はその場にドロップとなり、特に断裂宙域内であれば、ほとんどの場合で全ロストに直結する。
溜まってきたら適宜別の艦船に移し替えるなどして対応しよう。
- 断裂内:
- 艦長クラス「科学者」のエキゾタン撃破によるドロップ追加効果
- 「科学者」の自動入手
- 一部サブ目標の達成
- 一部オブジェクトへのインタラクトによるスキャン実行
- 断裂外:
- 一部作戦の発令(きわめて高額か、きわめて低確率)
- 断裂研究センターの襲撃(国家勢力との戦争のリスク)
重大な不具合、注意点の一覧
DLC進行上特に留意しておくべき、ゲーム上重大な損失につながりうる不具合や仕様の一覧。
プレイ開始前に一読を推奨。
影響: 極大
ゲームを通じて二度と回復不能な、重大な損害。
- ステーション「断裂研究センター」は、不明な条件によりシールド・船体耐久値の自動回復が停止することがある。
この状態に陥った場合、以降攻撃を受けて失われた耐久値はゲームを通じて二度と回復されず、放置すればステーションはいずれ必ず破壊に至る。
断裂研究センターはプレイヤーによる再建が不可能であり、特にステーション数の少ない銀河中心帯でのステーションの喪失は、当該地帯での断裂ミッションの利用不能に直結する。
影響: 大
資源や交易品の喪失など、回復不能な損失を被る恐れ。
- 断裂研究データをはじめとする貨物室交易品は、艦船の撃沈などで宙域にドロップされ、その状態での5分程度の経過によって自然消滅する。
プレイヤーが断裂セクターから退出した場合、元のセクターへ戻る手段は存在しないことから、ドロップした交易品は喪失が確定する。
- 通常宙域でのセクター移動と異なり、断裂退出時に展開されていた艦載機は回収されずに、そのまま全機が喪失扱いとなる。
したがって、NPC艦が艦載機を展開した状態のまま、プレイヤー艦が通常通り断裂を脱出した場合、NPC艦搭載の艦載機は全機が喪失する。
- 貨物室交易品や艦載機は、艦船のような損失の回復手段が存在しない。
そのため、断裂内部でのこれらの取り扱いは莫大な損害のリスクを伴う。
- プレイヤーの断裂退出条件は以下。
- 脱出手段によるプレイヤー操作艦のセクター脱出
- 銀河系マップ画面での艦船乗り換えによる手動退出
- 断裂内プレイヤー勢力艦の全滅による強制退出
影響: 中
断裂ミッションの進行困難、艦船の撃沈に至る、回復手段の存在するリスク。
- 銀河系マップ画面での艦船乗り換え操作によって故意に断裂を退出した場合、断裂ミッションは放棄されたとみなされ、断裂内にいた艦船は全艦が即座に沈没する。
断裂内部で沈没した艦船は、通常宙域同様修理ドックによる回収が可能。
ただし、貨物室内にあった交易品は撃沈に伴いドロップして失われ、こちらの回収は不可能。
- 環境異常「亜空間のひずみ」は、ブロックに対し非常に高い割合ダメージを与え、対策が不十分な場合はほとんど確実にブロックの破損や艦船の沈没に至る。
艦船の持つ「亜空間のひずみ保護」値の合計を確認する手段は実装されておらず、5未満の保護値の不足には警告もないため、ミッション受注の都度、プレイヤー自身が計算するほかない。
- 脱出手段「ワームホールジェネレータ」は、オブジェクトが不動化されておらず、エキゾタンによる攻撃で物理的な力を受けて動かされる。
これによってオブジェクトがモノリス周囲から弾き出された場合、手順上発生する元来の増援に加え、エリア外ペナルティによる増援も重複して発生し、きわめて熾烈な攻撃に晒されることとなる。
対象オブジェクトへの攻撃を未然に防ぐ十分な戦力、もしくは対象オブジェクトへのフォースタレットの照射で対策が可能。
- 脱出手段「古代のゲート」は、断裂内に別のオブジェクトの対として生成されたバッテリーが存在している場合、自身の対となるバッテリーを周囲に生成しなくなる。
これにより、脱出手順遂行のために別オブジェクト付近に生成されたバッテリーを別途運搬してくる必要が生じ、場合によってはセクター全域にわたる長距離移動を強いられる。
- メイン目標「応用ゼノロジー」のオブジェクト「ゼノ研究プローブ」について、エキゾタン艦載機がこれを常時最優先で狙い続ける。
当該ミッション内でエキゾタン艦載機が出現し、プレイヤー勢力艦がこれに対処不能な場合、ミッションは事実上進行不能に陥る。
エキゾタン艦載機の出現条件は以下。- サブ目標「希少なエキゾタン育成器」
- 環境異常「エキゾタン育成器」
- 大型エキゾタン「エキゾタン・カルチベイター」
- 超大型エキゾタン「エキゾタン・マスティケイター」
その他小ネタ、未整理情報
- ゲーム内には「質量だけではなくサブシステムソケット数でもテレポーターの使用制限を受ける」との記述があったが、おそらくこれは機能していない。
トリニウム帯にソケット15の艦船を持ち込んでも通常通りミッションを開始できた。
ただし、それとは別に脱出手段の上限という形での制限は存在すると見られ、これをプレイヤー勢力艦自体の質量や寸法が上回る場合もミッションを開始できなくなるとみられる。
そのため、ミッション「群れの中へ」であっても、厳密には質量上限が存在する……ことになるものの、それこそステーションそのものみたいな艦でも持ち込まない限りは影響は受けないと思われる。
- 脅威レベルによるエキゾタンの強化は、エキゾタンの能力を艦船生成時点から置き換えるものではなく、あくまで通常のルールにのっとって生成された艦船に対する乗算での強化と思しい節がある。
具体的には、銀河中心付近で断裂深度60前半/脅威レベル異常のミッションをクリアできなかった艦が、トリニウム帯での断裂深度72/脅威レベル死の宣告のミッションを余裕をもってクリアできた。
逆に言えば、銀河中心に近づくほど、同じ断裂深度であってもエキゾタンの戦力は飛躍的に上がっていくことになる。
- ミッション開始時など様々なタイミングで操作不能なカットシーンが挿入されるが、この最中もゲーム内時間は通常通り経過しており、場合によってはカットシーン開始と同時に敵が増援されて、平然と撃ってくる。
カットシーン中も[Pause]キーでゲーム内時間を停止できるほか、[Esc]キーでシーン自体をスキップ可能。
- 断裂内での各種作業には、[自動照準>ターゲットを攻撃]を設定したフォースタレットがとても便利。
たびたび求められるドッキングやバッテリーの接続補助以外にも、防護フィールドをプラットフォームごと持ち歩いて環境異常を遮断するような運用も可能。
これは亜空間のひずみの影響さえも遮断できてしまうため、きわめて面倒くさいもののその気になればひずみ保護なしでの行動さえ可能としてしまう。
ただし、その場合は手動操艦が前提となり、移動はともかくとして戦闘機動などはほとんど望めなくなる。
また、[ターゲットを攻撃]の仕様上、この状態の自動照準タレットはロックオンした対象に無差別に発砲する点にも注意。
さらには、NPCに操艦を委任すると、その瞬間からタレットグループのオン/オフが操作できなくなり、かつ移動以外の指示で委任した場合、NPCはその場で全タレットグループをオンにする。
たとえば僚艦の状態を見ようとして発砲、自分自身をロックオンしていても移動中に勝手に発砲、さらには断裂研究センターやテレポーターに発砲など、いらぬ事故・あらぬ事故のもととなる。動作の確認は綿密に。
- 未敵対の増援は、その状態をしばらく保っていると、なぜかスタート地点近辺を目指してゆっくりと移動していく。
戦闘時と比べて移動速度はかなりの低速になるが、場合によってはなにか戦術的に利用できるかもしれない。
- 断裂研究センターの所在地によっては、賞金稼ぎが断裂内部にまで平然と出没してくる。
エキゾタンとも敵対するほか、断裂内部に置き去りにすることも可能。
彼らの運命は誰も知らない。
仕様の悪用
ミッション開始前
- [メインメニューに戻る]と断裂ミッション再抽選回数のカウントがリセットされるため、これを繰り返せば事実上無料でミッションの再抽選が可能。
最後に受注していたミッションについてはメインメニューに戻っても影響がなく、そのまま受注済みで保持される。
ミッション中
- [Pause]キーによるゲームの一時停止中は、パーティクルによるブイなどの発光が止まってしまうものの、ミッション目標などのハイライトは視認可能なまま。
そのため、戦略モードでカメラだけを動かせば安全な偵察が可能。
- エリア外ペナルティによる増援の判定には穴があり、実はこの判定に使われるのはプレイヤー搭乗艦のみ。
プレイヤーが搭乗せず、かつNPC艦長に操艦を委任しておけば、NPC艦がモノリスからどれだけ離れようともどういうわけだか増援は起こらない。
引き撃ちで勝手に遠ざかっていくことを除けば自動戦闘にも特に支障はなく、さらには戦略モードから直接指示してエリアもルートも完全無視した最短経路を突っ切らせる卑怯すれすれの攻略への応用も可能。
……というよりもこれは、自動戦闘で勝手にエリアを離れては、エキゾタンを倒すどころかペナルティ増援を連れて帰ってくるNPC艦長のかつての迷惑挙動を抑える目的の意図的な修正だったりする、かもしれない。
- 断裂ミッション実行中に[メインメニューに戻る]を実行した場合、およびゲーム自体が強制終了した場合、難易度エキスパートまでは、断裂内にいた全艦が再建造地点に再配置される。
再建造地点がシナリオ開始セクターのままだったりした場合などは数百セクターもの長旅にもなりかねないが、それを飲めるならば禁断のリセットボタンとしての悪用が可能。
沈没寸前にぶっちして貨物室交易品のロストを防ぐこともできてしまう。チートもいいところである。
ただし、展開中の艦載機の扱いはドロップした交易品と同一と思われ、おそらくこちらの喪失は防げない。扱いに自信がなければ、艦載機の利用は封印を推奨。
また、難易度ハードコア以降の場合の挙動も不明。撃沈扱いとして装備品ごと全艦喪失の危険もある。
強制終了でもそうなるなら理不尽極まるとは思うものの、元々マゾプレイヤー向け、と注意書きのある難易度ではある……。
断裂外マイニング
断裂リップコードを除いた脱出手段は、いずれもワームホールやゲートなど、通過可能なポータルオブジェクトを生成する。
ポータルはプレイヤーが断裂を出ない限り消滅しないほか、プレイヤー艦以外の物体も通過が可能。
そこで、ドッキングやフォースタレットを駆使してオブジェクトをポータルに放り込み、残骸や断裂内部の高価値な小惑星を断裂から持ち出して安全な通常宙域で利用する、ある種の悪用が可能となる。
転送先はプレイヤー艦の出現地点周辺で、既存の物体と衝突が起こらないよう間隔を開けた位置に転送されるため、断裂側の状況が許す限りはいくらでも転送可能。
ただし、寸法や質量が上限を上回るような巨大な物体や、一部を除いた断裂固有のオブジェクト類はそもそも転送不能に設定されており、ポータルを通過させようとしても素通りしていく。
質量寸法上限については、ポータルに重ねたままでパーツを細かく解体していくなどすれば、断片は分断されたそばからその場で転送されていく。
また、質量寸法上限は銀河中心からの距離でスケーリングされるとみられ、銀河中心付近ではステーション級残骸も平気で転送可能になる。
ただし、ポータルに誤って接触すれば、プレイヤー勢力艦のほか、稼動中のエキゾタンも転送されてしまう。通常宙域の無防備な艦船や、断裂研究センター自体が被害を被るリスクにもつながる点には注意。
ちなみにポータルは魚雷も通過が可能だったりするが、魚雷は転送された時点でロックオンと勢力の識別を失い、おそらくは転送前の向きを保ったまま射程限界まで直進していく。
ストーリー進行の無視
DLCストーリーの攻略を無視しての「亜空間のひずみ保護」入手手段。
いずれもリソースに物を言わせて押し通すゴリ押し戦法となり、可能というだけでかなりの無理は伴う。
- 断裂外部での「断裂研究データ」入手
以下の方法で断裂研究データを入手さえしてしまえば、好きな時に好きなサブシステムと引換ができる。
ただし、引換候補の厳選にも別途手間がかかる点には注意。- 資金力によるゴリ押し
クレジットに糸目をつけないのであれば、行商人や密輸人の艦長に調達作戦を命令することで、金にものを言わせて「断裂研究データ」を無理やり買い漁り、サブシステムとの引き換えが可能。
ただし、断裂研究データは供給が存在しないため、必ず割増価格か盗品となり、その分のコストや手間が追加でかかる。
参考として、レア度エキゾチックの引換要求個数400をすべて行商人による調達でまかなおうとした場合、要求金額はおよそ4.5Mクレジット。
それで稼げるひずみ保護値は10前後となるため、トリニウム帯の平均断裂深度40前後に挑むためにはサブシステム4つ、しめて18Mクレジットが必要になる。 - 略奪
ある意味で最たるゴリ押し。断裂研究センターを破壊して略奪する。
当然ながら国家勢力との戦争突入は避けられず、特に、ステーション攻撃で出現するDPS8倍もの補正を持つ勢力主力艦隊に真正面からの対峙を強いられる点がかなり痛い。地帯の基準に照らしてかなり強力な艦隊が必須。
銀河外縁部にも断裂研究センターはあるので、先の地帯から引き返してくる手はあるかもしれない……。 - その他
遠征作戦での低確率ランダム入手に頼る方法もあるといえばあるのだが確率が低すぎ、科学者大量雇用にもましてあまりにも手間に見合わない。
- 資金力によるゴリ押し
科学者スパム半放置稼ぎ
新クラス艦長「科学者」の指揮する艦船は、ミッション開始後20分間、断裂内に滞在しているだけで貨物室内に「断裂研究データ」を取得できる。
ミッション開始地点を必ず覆う防護フィールドは「亜空間のひずみ」の影響も遮断するため、その内側に留まる限り「亜空間のひずみ保護」は不要。
そして、通常宙域同様エキゾタンは初期状態では敵対していないため、各種イベント敵対を引き起こさない限り、防護フィールド内は完全な安全が確保される。
そこで、準備にも実行にも多大な時間を要するものの、以下の手段によって断裂研究データを安全に獲得できる。
複数投入で理論上いくらでもスケールさせられる点は利点……なのだが、それ以上の問題点も否めず、はっきり言って正攻法で挑んだ方がよほど早い。
断裂内部でも通常宙域の艦船に指示が出せる点を利用して手動交易と兼業したり、あるいはゲームごと放置して動画でも見たり、別ゲーでの作業に勤しんだりする場合に。
- 科学者を雇えるだけ雇い、最低限テレポーターまでの移動に苦労しない移動能力と貨物室を備えた
科学者のスパム缶断裂調査艇を大量に建造する。 - その場での即時脱出が保証される脱出手段「断裂リップコード」のミッションを受注する。
ミッション自体の進行は初めから考えないので、脱出手段が合っているならどれでもよい。 - 断裂に入ったら、データ取得上限か群れの襲来までひたすらその場で放置。
取れるだけ取ったらインベントリからリップコードで缶詰を引き揚げ、データを安全に持ち逃げする。
- 調査艇の大量建造と科学者の大量雇用の問題。
科学者の雇用は完全に運に依存し、ティア0の艦長をゼロから育成するのも非現実的といっていい時間がかかる。
また缶詰の建造と管理自体も地味に手間。おまけに建造可能数は資源帯に拘束され、修理可能な残骸を無人宙域で探すにしても相当な手間は否めない。
ちなみに、修理可能な残骸と科学者艦長の無制限な供給源となるのはよりにもよって断裂である……。 - 研究データの入手速度の問題。
いざ断裂に突入しても、データ収集は1分につき1つ程度とはちゃめちゃに遅く、データ収集自体にもとんでもない時間がかかる。 - 放置稼ぎ不可。
20分程度おきに脱出と再突入の手動操作が必須になり、万が一寝オチでもしようものなら群れの襲来で貨物室全ロストの悪夢が待っている。
「群れの中へ」出戻り蹂躙
本編クリア級に強力な装備を揃えて大障壁前の地帯に引き返し、最高難度のミッションの難度を意図的に下げたうえで防護フィールドの内側から繰り返し蹂躙して報酬を荒稼ぎする。
クリア可能な実力さえあれば、ひずみ保護の有無とも無関係にひたすらこれを回しているだけで最強のサブシステムが稼ぎ放題。
……というより、やっていることはイージーモードのエンドコンテンツを暴力でなぎ倒しているに等しく、攻略も何もあったものではない。文字通りのパワーレベリング。
ハイブリッドサブシステムによるパラメータのインフレを眺めて悦に浸るか、本編クリア後データで銀河中心部の断裂ミッションに挑む前準備などとしてなら。
- 大障壁内からトリニウム帯前後まで引き返して難易度を下げる。
- 最重要。目標ミッションはトリニウム帯から出現しはじめる。
- 脱出手段「ワームホールジェネレータ」を持つミッション「群れの中へ」を厳選し、受注。
- 機動力にもよるところはあるが、ワームホールの生成距離が20kmと最も近く、「亜空間のひずみ保護」が皆無でも、全速力で飛び込めば沈没前に脱出できる。
その他の脱出手段はいずれも防護フィールド外での長時間の行動を強いられるため、おそらく脱出まで耐えきれない。
もし存在していれば「断裂リップコード」が最適なのだが、残念ながらミッション条件上そもそも生成されないと思われる。 - フォースタレットを使用し、防護フィールドを展開する「プラットフォームの護衛」や脱出手段関連のオブジェクトを曳航する別解もあり。
こちらはワームホールジェネレータを防護フィールド外に弾き出されて脱出不能に陥る事故を防げる利点もある。
しかし操作はかなり煩雑になるため、基本的には非推奨。
- 機動力にもよるところはあるが、ワームホールの生成距離が20kmと最も近く、「亜空間のひずみ保護」が皆無でも、全速力で飛び込めば沈没前に脱出できる。
- ミッションが始まったら、タレットを発砲してエキゾタンを敵対化させ、防護フィールド内から一歩も出ずに蹂躙する。
- あとは火力だけが物を言う。
ただし、NPCに戦闘を任せると確実に防護フィールドから出てしまうため、手動操艦は必須。
タレットは自動照準に設定しておけば、脱出以外の操作は不要。
艦載機を発進させて[戦利品を回収]を指示すれば防護フィールド外のドロップ品も回収可能だが、そのまま脱出すると艦載機が喪失するため、脱出前に必ず帰還させること。
- あとは火力だけが物を言う。