その他の魔法のアイテム/【エレメンタル・ボールズ】

Last-modified: 2023-08-11 (金) 19:01:09

原語は「Elemental Balls」。
elementalは基本的な、本質的な、要素の、元素のという形容詞が本来の意味だが、D&Dシリーズなどのファンタジー作品では精霊を意味する名詞として使われている。ballは球や鞠、球体などのこと。
直訳すると「元素の球」。
地水火風の4種があり、それぞれにエレメンタルの力が封じられている魔法の球。後述の通り、精霊に関係する効果がそれぞれ備わっている。

クラシック・ダンジョンズ&ドラゴンズ

クラシックD&D第4版ではAC4 マーベラスマジックに掲載されている。新和版の表記は「エレメンタルボール」。
外見はクリスタルボールと同じ。
使用者がこの球に命令すると、そのエレメントに応じた球に変化する。変化を解く事は可能。
地水火風の球はそれぞれのエレメントに応じた使い方がある。

  • Air(風)
    水中で使うと呼吸可能な空気の塊になる。呼吸可能時間は3時間程度。
  • Earth(地)
    重い石となり、武器として投げることができる。この投石は魔法の武器として扱う上に、巨人が投げた岩と同じ扱いになる。
    文中に「ストレングスさえあれば」(原文:If Strength permits, )と記述されているが、具体的にストレングスの数値がどれくらいあればよいかは分からないし、どの巨人が投げた岩として扱うかも記載されていない。
  • Fire(火)
    持ったり触れたりするだけで火や高熱によるダメージが入る。また触れた可燃物を着火もしくは点火してしまう。
    耐火の魔法がかかっている者にはダメージはない。
  • Water(水)
    この球1つで、人間1人が7日の間渇かずに済む水を供給してくれる。

さらにこのエレメンタル・ボールはエレメンタルを始めとするエレメンタルプレーンのクリーチャーに対して贈り物として使うことができる。
特に制御から脱して敵対してきたエレメンタルが受け取ると、そのエレメンタルは元のプレーンに帰ってくれる。


コンジュア・エレメンタル」使用の際に頭が痛い問題である、支配の離脱による敵対行動への有効な対策となるアイテム。
普通に考えれば、使う相手の元素に応じたボールを使うのが妥当と思われるが、エレメンタルとボールの元素の対応については記述がない。

関連項目

キュー・ボール】【クリスタル・ボール・オヴ・センディング】【ベース・ボール】【ボール・オヴ・パワー