その他の魔法のアイテム/【クリスタル・ボール】

Last-modified: 2023-08-11 (金) 19:57:07

原語は「Crystal Ball」。
水晶占いなどで使われる水晶玉を指す。
他のファンタジー作品ではあまり見られないが、D&Dシリーズでは定番の透視、あるいは監視用のマジックアイテムであり付加機能が施された派生品がいくつもある。

クラシック・ダンジョンズ&ドラゴンズ

クラシックD&D第4版ではベーシック・ルール・セットから登場する。新和版の表記は「クリスタルボール」。
マジックユーザーエルフのみ使用可能。
一日3回までしか使えないが、使用者が心に浮かべた人物や場所を見ることができる。対象となる人物や場所について詳しいほど画像が鮮明になる。ただし、映像のみで音声はない。


ダンジョン探索では、閉ざされた扉の向こうの様子を覗き見るために使われる事が多い。悪い言い方をすれば画像のみの盗撮道具。
逆に、ダンジョンを防衛する側からすると、回数制限付きとはいえ監視カメラのような役割を持つマジックアイテムとなる。

ルールサイクロペディア

ルールサイクロペディア版の日本語表記は「クリスタル・ボール」。訳語は「水晶玉」。
効果の変更はない。

アドバンスド・ダンジョンズ&ドラゴンズ

第2版の日本語表記は「クリスタル・ボール」。
解説文ではまず「このアイテムは、最も一般的な探知用マジック・アイテムであり、直径6インチの水晶の球である。」と記述されている。
ウィザードが使用可能で、見ようとする対象についての知識や知見が深いほど成功率が高くなる。基本的に対象までの距離は成功率に影響しないが、次元世界を越えるとさすがに大きく低下する。
また探知の成功率は、対象への観察可能時間や観察の頻度を決定する。時間や頻度を越えて使用しようとすると観察者側の知性と精神に負荷がかかったり発狂する可能性がある。
クリスタル・ボールを使用して観察している対象をより詳しく調べるために、探知系の様々な呪文をかけることができる。ただし、成功率は術者レベルに比例する。
クリスタル・ボールの中にはいくつかの付加能力を持つものがある。それらは関連用語の2つが代表的。

関連用語

クリスタルボール・ウィズ・ESP】【クリスタルボール・ウィズ・クレアオウディエンス】【クリスタル・ボール・オヴ・センディング