原語は「Theive's tool」。
作品やゲームによって名称が異なり、「シーフ・ツール」、「盗賊の七つ道具*1」などと呼ばれる場合もある。
内容物としては、針金、合鍵の束、金てこ、潤滑油などが挙げられる。これらはシーフの特殊能力のうちのオープンロック(第3版の〈(解錠?〉)やリムーブトラップ(第3版の〈装置無力化?〉)を試みる際に必要となる。こういった道具類を持ち運びやすく、そして使いやすくまとめたものがこの「シーフ用道具」である。
盗賊が活躍する作品でもない限り、まず焦点が当たることがない。ただしファンタジーTRPGの場合、鍵開けなどに必要な道具として盗賊や斥候が出てくる作品では必ずといっていいほど出てくる。変わった例としてはTCG『遊戯王オフィシャルカードゲーム』では罠カードに対するカウンターカードとして「盗賊の七つ道具」という名称で出てくる他、『ファイナルファンタジーXI』ではシーフが宝箱の鍵を開ける時の消耗品として「シーフツール」が存在する。
クラシック・ダンジョンズ&ドラゴンズ
価格は25gp。シーフにとっては必須装備となる。
クラシックD&Dではシーフの特殊能力であるオープンロックやリムーブトラップを補助、強化するマジックアイテムが無いため*2、高レベルになってもこれを使うことになる。
エキスパート・ルール・セット
日本語版エキスパート・ルール・セットでは「シーフ用工具」と表記されている。
ルールサイクロペディア
日本語版ルールサイクロペディアでは「盗賊道具」と表記されている。
この版でも鍵開けには必須の道具だが、盗賊しか使えないことが明記された。
アドバンスド・ダンジョンズ&ドラゴンズ
価格は30gp。69ページの装備の解説では「泥棒用具」と訳されている。
シーブズスキルで解錠や罠の解除には必須の道具。