アイテム/【バリスタ】

Last-modified: 2023-04-01 (土) 04:44:53

原語は「ballista」。
大型弩弓、弩砲と訳される。

てこを用いて弦を引き絞り、石や金属の弾、極太の矢(あるいは矢羽のついた槍)、複数の小型の矢、火炎瓶などを打ち出した。矢弾を弾き出す動力は弓が主だったが、複数の弓を並べたり、捻った動物性繊維の太縄や金属製のばねを用いるなどの改良を加えられた物もあった。
白兵戦の支援、攻城戦における攻城兵器、それらからの防衛に使われ、軍船に搭載することもあった。
なお、英語で弾道を意味するバリスティック (ballistic) はバリスタが語源である。バリスタがラテン語でarcuballistaと呼ばれていたこともあり、その中世フランス語訳のアーバレスト(arbalest, 現在のフランス語ではarbaleste)は主にクロスボウの一種を指し、また、クロスボウの同義として使われる場合もあるが、バリスタを指す場合もある。

出典「ウィキペディア」
 

基本構造はクロスボウと同じだが、より大型化している。古代から中世にかけて使われた。
ファンタジー作品ではカタパルトなどと同様、攻城戦や野戦の場面で登場することがあるが、世界観によっては大規模な攻撃魔法が使われたり、火薬や魔法を用いた大砲が存在する場合があるため、活躍場面はあまり見られない。

クラシック・ダンジョンズ&ドラゴンズ

クラシックD&D第4版ではマスター・ルール・セットで登場する。6つの攻城戦兵器の中で唯一の「直接射撃兵器」。
命中判定は従事する操作員の数と同レベルのファイターとして行う。操作員は多少の訓練を受けておく必要があるが、専門家は必要ないという利点がある。
特別な弾に関しては言及されていない。
本体価格75gp。シージマシンでの運用・維持費は毎週2,000gp。
エンカンブランスは6,000cn。射程距離は最短0で、100/200/300。射撃速度は1/2ラウンド。
操作員の定数は4人。他と違って操作員の人数が命中判定に直接影響するため、定数は最大限にしたいところ。

ルールサイクロペディア

ルールサイクロペディアの原語版ではChapter.4、日本語版では第4章で解説されている。
基本的なデータは第4版を引き継いでいるが、一般技能の砲術を有しているキャラクターがいればその者が命中判定の基準となる。
また訓練を受けていない人員のみで操作させることができるようになったが、その場合は命中判定は一般人の表を使うことになった。

関連用語

クラシック・ダンジョンズアンドドラゴンズの攻城戦兵器一覧