クラスのひとつ。「戦士」と訳されることが多い。
前衛クラスの代表格というべき存在。
どの版でも共通するのは、ほぼ全ての武器と防具を扱うことができる事、全クラスの中でもほぼ最上位のヒットポイントを得る機会がある事、武器を使った戦闘に関する技能や特技に長けている事である。
オリジナル・ダンジョンズ&ドラゴンズ
名称が「ファイティング・マン」だった。
クラシック・ダンジョンズ&ドラゴンズ
以下はクラシックD&D第4版での仕様。
ベーシック・ルール・セット
ヒットダイスはd8。最大9d8で、10レベル以降はHP+2。
エキスパート・ルール・セット
しばらくは3の倍数レベルを越える毎にTHAC0とセービング・スローが良くなる。
ランスによる突撃とスピアによるセットが説明されている。
またネームレベルに達すると、城を建てたり男爵になる資格を得る。
コンパニオン・ルール・セット
土地所有者になる道と、放浪の道という指標が示される。前者はファイターのままでよいが、後者はパラディン、ナイト、アベンジャーになる。
このルールで解説されるファイターコンバットオプションは、特定の支配者に忠誠を誓った土地所有者のファイターと、パラディン、ナイト、アベンジャーにのみ解禁される。
マスター・ルール・セット
ウエポンマスタリーのルールが解説されるのは、このマスター・ルール・セット。
導入することでファイターの戦闘能力は目に見えて上昇するが、一部のルールに曖昧な点があったり、ノーマルスォードなどの剣類の優遇が激しかったりするため、採用するかどうかはDM次第となる。
アドバンスド・ダンジョンズ&ドラゴンズ
第1版
なぎ払い?が使用できる。
第2版
ウォーリアーグループに属するクラスで、ヒットダイスはd10。最大で9d10。10レベル以降はHP+2。一般技能は3ポイントと低めだが、武器技能は4ポイントと最も高い。
最大の特徴は、命中判定・ダメージ・攻撃回数のランク上昇の効果がある「武器専門化」。ただし、専業のファイターのみの特典であり、マルチクラスのファイターは習得不可という制限がある。
ダンジョンズ&ドラゴンズ第3版
ヒットダイスはd10だが、バーバリアンのヒットダイスがd12のため、ヒットポイントが最も高いと言えなくなってしまった。技能面では恵まれず、基本値は2でクラス技能の種類も少ない。
長所は、全ての単純武器と軍用武器、鎧、盾に《習熟》していること、1レベルと偶数レベルでボーナス特技?を得ることと、4レベル以上で《武器開眼?》の習得が可能になることの2点に集約される。セーヴィング・スローは頑健のみ良好で、反応と意志は低い。
以上の理由から、クラスの基本の一角とされるにも関わらずファイターだけでレベルを上げていくのは勧められないとされ、HFOなる迷言を生み出すこととなった。
ダンジョンズ&ドラゴンズ第3.5版
基本的に変更がない。ちなみに、「HFO決起集会」が実際にプレイされたのは3.5版のルール。