モンスター/【ウォーター・ターマイト】

Last-modified: 2022-06-25 (土) 09:01:55

原語はTermite,Water。
termiteはシロアリの事。
体長数十cm以上の水棲巨大シロアリ。もちろん現実世界にはこんなトンデモ生物はいない。
シロアリ自体は、木造家屋に被害をもたらす1cm弱の大きのイエシロアリが日本では有名。長らくシロアリ目とされてきたが、2000年代以降はゴキブリの近縁との指摘がある。木材などの枯死した植物を主食としている。蟻と同様、社会性を持つ。
巨大生物はファンタジーらしい要素ではあるが、ジャンルを問わずお目にかかる事がない。またこれといった立体化もされていない模様。

クラシック・ダンジョンズ&ドラゴンズ

クラシックD&D第4版ではエキスパート・ルール・セットで解説されるモンスターで「ウォーターターマイト」と表記。生息域により3つの種に分かれている。
3種共通する点は、アライメントがニュートラルであることと、攻撃が噛み付きとインク状のスプレーを口から噴霧すること、どの種も船体に取りついて齧ることで船体にダメージを与えることである。
体長は1フィートか5フィート。外見は普通のシロアリと同じだが、腹部に水袋がありこれを利用して移動や捕食を行う。水袋が満たされた時の外見は、虫の頭を持った気球のようになる。
インク状のスプレーは空気中では麻痺効果があり、水中では視界を遮る煙幕効果がある。
種類は以下の3種。

  • Swamp,Termite
    スワンプターマイト。沼水シロアリ。ヒットダイスホブゴブリンと同程度で、移動速度はそれなり。
  • Flesh Water,Termite
    フレッシュウォーターターマイト。淡水シロアリ。ヒットダイスノールなどと同程度。移動速度は沼地タイプより速い。
  • Salt Water,Termite
    ソルトウォーターターマイト。海水シロアリ。3種の中では一番強くヒットダイスオグル並み。移動速度は最も速い。

船舶で旅をする冒険者にとって、下手に見過ごすと船が食われて浸水~沈没する事になるため、非常に面倒くさい相手。

ルールサイクロペディア

ルールサイクロペディア版での表記は「ウォーター・ターマイト」。「水シロアリ」と訳語が付いている。
モンスタータイプは下等生物。サイズは沼水シロアリと淡水シロアリがS、海水シロアリがLとなっている。知力は全て0。