モンスター/【オグル】

Last-modified: 2023-05-15 (月) 19:31:52

原語は「Ogre」。
英語読みではオーガだが、クラシック・ダンジョンズ&ドラゴンズではなぜかフランス語読みのオグルとなっている。訳語は「鬼」、あるいは「人喰い鬼」とされることが多い。

北ヨーロッパでは凶暴で残忍な性格であり、人の生肉を食べるとされる。一方で、引っ込み思案で臆病という面もある。知性や賢さといったものはほとんどなく、人間が彼らを倒すことは難しくない。また、自由に動物や物に姿を変えることができると言われている。住処は大きな宮殿や城、または地下である。
絵画などでは豊かな髪の毛とぼうぼうのあごひげをはやした大きな頭とふくらんだ腹と強靭な肉体をもつ者として描かれている。
児童文学にはオーガに誘拐されたお姫様を救出する勇敢な騎士の話がたくさんある。また、ファンタジーゲームや映画の中にもよく登場する。

出典「ウィキペディア」

「オーガー」の方は定番の巨人系モンスターだが、「オグル」で登場する作品はほぼ無い。例外はライトノベル「マジックユーザー TRPGで育てた魔法使いは異世界でも最強だった」。
「Ogre」の名称での立体化は多いが、ゴブリンオーク並みに作品やデザイナーによる個性が出ている。
シタデル社製メタルフィギュアは頭部や両腕が長めに造形されておりデフォルメが強い。ラルパーサ社製の物は厳つい風貌で原始人的な印象を受ける。

クラシック・ダンジョンズ&ドラゴンズ

クラシックD&D第4版の日本語版である新和ベーシック・ルール・セットでの表記は「オグル」。
身長は8~10フィートの人間型生物で、動物のなめし皮を身にまとい、武器を使うこともできる。
ヒットダイスは4+1。移動速度は人間並み。アライメントはカオティック。
これといった特殊能力はないが、ファイター4レベルと同程度の戦闘能力を有する。
ネアンデルタール人を極度に嫌っているという設定がある。また、ゴブリンなどに雇われていることがある。


ドラゴンマガジン2号の「はみ出し情報」ではメタルフィギュアを塗装する際の色指定がされている。それによると「(肌は)黒茶か暗黄色。目は紫で瞳は白。歯は黒か橙。」とのこと。

ルールサイクロペディア

ルールサイクロペディア版では「オーガー」と表記されている。
種別は人型生物知力6、サイズL。
性質が野蛮で貪欲であること、狩りも行うが旅人を待ち伏せて金や食料を強奪しようとすること、彼らには特別な戦術は無いことなどが追記されている。

マジックユーザー TRPGで育てた魔法使いは異世界でも最強だった

作中では主人公であるジオ・マルギルスが7レベル呪文「鬼族小隊創造(クリエイト・オグル・プラトゥーン)」により生み出される。赤茶色の皮膚を持つが、セディア世界にはオグル(もしくはオーガに相当するモンスター)が存在しない上、皮膚の色を除けば暗鬼の1種である「巨鬼」に似ている。強さも巨鬼と同程度のため、暗鬼を想定した戦闘訓練で呼び出されることがある。
D&Dのオグルよりも強く、6レベル相当のモンスターとなっている。そのため「鬼族小隊創造」の呪文により最大6体まで登場する。

関連項目

ガントレッツ・オヴ・オーガ・パワー】【オーガ