モンスター/【グレムリン】

Last-modified: 2023-06-24 (土) 10:42:26

原語は「Gremlin」。
グレムリン。
機械に悪戯をする妖精とされ、ノームやゴブリンの遠い親戚にあたるとされる。かつては、人間に発明の手がかりを与えたり、職人達の手引きをしたりしていたが、人間が彼らに敬意や感謝を示さず蔑ろにした為、次第に人間を嫌って悪さをするようになったという。
機械類が身近になった20世紀初頭にイギリスの空軍パイロットの間でその存在が噂されたのが始まりと言われ、機械類が原因不明で異常な動作をする事をグレムリン効果と言ったりする。
フィクション作品では1984年ジョー・ダンテ監督の特撮映画『グレムリン』が有名。歴史が浅いためファンタジー作品ではあまり登場しないが、コンピュータRPG『ドラゴンクエストII~悪霊の神々~』では通常遭遇の他、イベントで出てくる事が多いモンスターとして知られる。
TRPG用のメタルフィギュアはあまり造られておらず、D&D公式の物もない模様。

クラシック・ダンジョンズ&ドラゴンズ

クラシックD&D第4版ではコンパニオン・ルール・セットに登場する。
外見は「青白い緑灰色の肌を持ち、皿のような大きな目と尖った耳のある身の丈3フィートの人間型生物である。」と記述されている。
邪悪なユーモアセンスと気まぐれな性質を持つ。
ヒットダイスゴブリン並みで移動速度も人並み。アライメントはカオティック。
直接的な攻撃手段はないが、グレムリンの放つ邪気は「物事が上手くいかない」という効果を持ち、攻撃や呪文が上手くいかなくなる可能性がある。この邪気は機械的な仕組みや装置などに対しては特によく効くが、効果そのものは致命的というより悪戯的なものになりがち*1
能力的には弱いが、上記の邪気がなかなか厄介。

ルールサイクロペディア

ルールサイクロペディア版でも表記の変更はない。
種別はモンスター知力は9。サイズS。

関連用語

インプ


*1 もちろん効果を決めるのはDMなのでその裁定次第ではあるが。