D&Dシリーズで用いられるモンスターの種別や分類の1つ。
「魔法生物」という種別名の通り、現実世界では存在しないもの。
クラシック・ダンジョンズ&ドラゴンズ
魔法の力で作り出された、実際には生きてはいないモンスターのことです。したがって、このモンスターにはすべて魔法の力が働いています。下等な魔法生物に対しては、どんな武器でも効果があります。高等な魔法生物になると、魔法か魔法を帯びた武器でしか倒すことができません。
出典:日本語版ルールサイクロペディア3巻「モンスターズ」53ページより
原語は「Construct (Enchanted Monster)」。
「魔法で創造されたモンスター」や「コンストラクト」「コンストラクトモンスター」といった名称自体は新和版でも登場している。代表となるモンスターとしてはリビング・スタチューやガーゴイル、ゴーレムが挙げられる。
しかし定義が曖昧な部分があり、関連雑誌でも「コンストラクトモンスターとは何ですか?」という質問が少なからずされていた。
ルールサイクロペディア版では独立した種別となった。種別が独立したことに伴い、その定義が以下のように決められた。
- 魔法生物は、正当な魔法の手順を使ってのみ作り出すことができる。
- このモンスターは傷を負った時には普通に治すことはできない。ダメージを癒すには魔法が必要である。
- 毒はまったく効かないし(生きているわけではないので)、精神的な魔法(チャーム、スリープ、イリュージョンなど)も効果がない。
- 繁殖することはできない。
作り出すルールに関しては未発売に終わった「上級ルール」に掲載される予定だった。