原語は「Navigation」。
navigationは航海や航法、航海術や航空学を意味する名詞。
自分のいる場所や向いている方角が分かる技能。特に野外での探索行では方角を見失わない事は非常に重要。
技能システムを採用しているTRPGでは時々見かけるが、こういった重要だが地味な技能はTRPG以外では見かけない傾向がある。
クラシック・ダンジョンズ&ドラゴンズ
第4版では日本語訳されていない。
GAZ9 The Minrothad Guilds
未訳。一般技能の1つとして登場する。
判定基準となる能力値はインテリジェンス。
解説文は2文だが、基本的に太陽や星、地図や海図といった情報から現在地や目的地の方角を知る技能。修正値などは記されていない。
GAZ11 The Republic of Darokin
日本語未訳。判定基準となる能力値はインテリジェンス。
野外でも海上でも自分が進むべき方向を決める際に役立つ技能。夜間では星座や様々な星々の配置、日中では太陽の位置から自分がいる場所について知ることができる。曇り空の間は、天文学的な情報を得られないため。そのためキャラクターは地図や海図を使った推測航法により位置を確認することになる。
技能判定などのルール的な情報は記載されていない。
ルールサイクロペディア
第5版であるルールサイクロペディア版での日本語表記は「方位術(ナビゲーション)」。
関連する能力値は知力。
太陽や月、星の位置や大気の状態などから方角や自分の位置を導き出す技能。
技能判定に成功することで、自分がどういった場所にいるのかがおおよそ分かると記されている。なじみ深い場所からどれだけ離れているか、周囲にどれだけ詳しいかが修正値となるが、具体的な修正値は載っていない。
アドバンスド・ダンジョンズ&ドラゴンズ
第2版では選択ルールである一般技能の1つとして登場する。
日本語表記は「航法術」。関連能力値はインテリジェンス。修正値はー2。分類はプリースト技能、ウォーリアー技能、ウィザード技能。
星を見て方角や進路を決めたり、海流に関する知識に関する技能。ただしこの版では陸上ではあまり役に立たないと記されており、海限定の技能となっている。
海にいる場合は技能判定に成功すると、迷う確率を20%減少させる効果がある。
The Complete Theif's Handbook
この本で紹介されるキットのうち、バッカニア?はボーナス技能として習得できる。またスマグラー?にとって習得が望ましい技能となっており、シーフなら本来は習得のために技能スロットが2ポイント必要だが、1ポイントで習得できる。