【藤原カムイ】

Last-modified: 2022-12-05 (月) 03:13:12

概要

【ドラゴンクエスト列伝 ロトの紋章】の作画を担当した漫画家。11の【ボイスドラマ】「火竜の宿命~誕生編~」のキャラクターについては【カムイ】?を参照。
 
【月刊少年ガンガン】創刊と同時に連載開始されたロト紋が周知の通りの大ヒットとなり、一躍人気作家にのし上がる。
ロト紋の生々しくもシリアスなストーリー、吐き気を催すほどの徹底した戦闘のグロ描写の中にも、「BATMAN」やトトロ、ガチャピン、ムックなどをさりげなく描くという遊び心あるジョークを差し込んでくれるナイスガイ。
 
ロト紋連載終了後はしばらくエニックスから離れていたが、ガンガンに呼び戻され、2001年2月号から鳴り物入りでDQ7のコミカライズ作品【ドラゴンクエスト エデンの戦士たち】を連載開始。
ロト紋に絡めたのかあの【キーファ】【勇者ロト】の子孫という設定になっており、藤原テイストは健在。
一部のストーリーが短縮ないしカットされているだけでなく、露骨にキーファ×マリベルのカップリングがごり押されていたり、展開の都合で原作ではキーファの末裔であるアイラがまさかの無関係なオリキャラに差し替えられたり(キーファの転生先で妻となる人物なのでそういう意味では関係があるが)、さらには長々と描かれたオリジナル展開が本編と関係なかったりとクセも強く未だに賛否両論。それが原因で作者自身が2006年1月号で連載を打ち切り、9年後の2015年にようやく連載終了という扱いになった。
 
現在はヤングガンガンにてロト紋の続編【ドラゴンクエスト列伝 ロトの紋章 ~紋章を継ぐ者達へ~】を連載中。
休載が多いことからいわゆる「冨樫病」にかかっていると揶揄されることがあるが、同雑誌に連載している作家陣に比べるとまだ執筆している方なのだ……

ちなみに彼のDQ漫画は【ロトシリーズ】色が濃く、キーファがロトの子孫という設定については原作ゲームでキーファの故郷【王者のつるぎ】があったことからの掘り下げだという見方もある。
ましてロト伝説など影も形もないDQ7も無関係とは断言されていないため、気にしたら負けなのだろう。
ということでDQ7の漫画版ではキーファが己の宿命を悟り転生を繰り返す展開の際にDQ1~2の地名などが登場している。
 
ロトシリーズ好きなのか、DQ9の四コマ漫画でもロト装備のキャラを描いているほどであった。
 
ドラクエ漫画以外の代表作は「雷火」など短編多数。【エニックス】関連では『46億年物語』『天地創造』『グランディア エクストリーム』におけるキャラクターデザインなど。

四コマ漫画劇場においては【ブラウニー】がモグラ叩きが上手くいかずいきり立って金髪になるネタがある。