【キーファ】

Last-modified: 2020-07-16 (木) 18:14:32

パーティメンバー:DQ7

【主人公】【マリベル】―【キーファ】―【ガボ】【メルビン】【アイラ】

概要

【ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち】の男の仲間キャラの1人。
フルネームはキーファ・グラン。DQシリーズの仲間キャラでは初めてフルネームが設定されたキャラである。
「グラン」は一族そろって名前の後ろに付けているのでたぶん家名であろう。
英語版でもPS版・3DS版ともにKiefer。
 
外伝の【ドラゴンクエストモンスターズ キャラバンハート】では10歳のキーファが主人公に抜擢された他、DQ9、3DS版DQ11、DQRなどにも出演している。
通称【種泥棒】「種返せ」(後述)。
 
『週刊ファミ通』 2012年8月9日号のDQ10発売直前意識調査の企画での「好きなDQキャラクター」ランキングでは第8位、また同誌2018年3月29日号のUser's Eyeで発表された「別れが寂しかったゲームキャラ」ランキングでは2位となった。

DQ7

【グランエスタード】国の【王子】で、肩書きは【城の王子】。年齢は18。
家族は父【バーンズ・グラン】と妹【リーサ】。母親は10年前に他界している。
グラフィックでは長剣を背負っているが、この剣が戦闘で使われることは一切ない。キーファがメンバーにいる内に入手できるまともな剣は【どうのつるぎ】しかないからである。
なのでプレイした人は【おおきづち】【鉄のやり】【鉄のオノ】を振り回す彼の姿の方が印象深いだろう。
 
性格は好奇心旺盛、いつも前向きな熱血漢で、何かに夢中になると周囲の状況が全く目に入らなくなることが多々ある。
城内の使用人からは「母親を早くに亡くしたのでわがままに育った」という意見もあるが、一方で「多忙な父に代わり病弱なリーサの面倒をいつも見ていた妹想い」という評価も聞ける。
【主人公(DQ7)】とは親友ともいえる間柄で、熱中の余り周囲の状況が見えなくなっている場合でも主人公相手にだけは心配したり気を使ったりできる。親友とまではいかないようだが【マリベル】とも仲は良い。
一人称は「オレ」だが、【マチルダ】のように初めて見る年上の人には一人称を「ボク」と言って敬語を話すなど、ある程度は礼儀もわきまえている。
主人公は無口でマリベルはやや高飛車、ガボは野生児という事もあって、パーティメンバーとしては常識人枠として振る舞う事も多い。
また混浴や子作りを連想させる話といった性的な話を聞いた時には健全な男子らしい反応を見せることもある。
好きな異性のタイプは清楚でおしとやかな大人の女性。その為か修道院でドキドキしたり、タイプ的にストライクな【ライラ】に一目惚れをする。
 
しかし王族としての意識や自覚は薄く、王子としての立場をわきまえずに行動することが多く、そればかりか「王になるつもりはない」とも公言して憚らないため父とはよく対立している。
城下の民や家臣からも大体は悪ガキ扱いされており「いつも主人公と遊んでばかり」「城を抜け出してばかり」「王族の自覚が無い」「この国には困ったことが2つある。1つはキーファでもう1つは【ホンダラ】」などと悪評判が目立つ。
それでもキーファの行動力や性格の明るさもあって、苦言を叩かれつつも周囲からはなんだかんだで親しまれている。
ちなみに食べ物の好き嫌いも結構多いらしいが、好物は親友の母【マーレ】が作った【小魚のつくだに】
そんな一国の王子としてはまだまだやんちゃが過ぎる人物だが、今作の物語は彼の好奇心がすべての原因であった。

冒険の始まりと終わり

すべての発端は、キーファが城から【王家の古文書】と母の形見である【太陽石の指輪】を持ち出したことから始まる。
元々キーファ達の住む世界は【エスタード島】しかなく、あるのは一つの城と一つの村と、あとはただひたすら海が広がっているだけと神父が語り継ぐほどだった。
だが、この世界に国も大陸も一つしかない事実を信じたくないキーファは、禁足地である【謎の遺跡】に幾度となく立ち入り、国の宝物庫を探し回り大事な母親の形見まで持ち出してまで探求を続けていた。
この時点では理解者と呼べるのは主人公と妹のリーサ姫くらいで、マリベルを含む周囲の人間は「また王子のよからぬ遊びが始まった」としか思っていなかった。 
その後も色々と試行錯誤を繰り返すが、【ガケっぷちのじいさん】の協力を経て、謎の遺跡の扉を開くことに成功する。
この時はまだ古文書にあった「大いなる意思が心清き熱き思いを受け入れた時、そなたの進むべき道が必ずや示されるであろう。」の本当の意味を知る由もないままに。
 
その後は半ば強引に参加したマリベルを加えた3人による冒険が始まる。
一見すると意味が分からない【ふしぎな石版】【謎の神殿】による謎の世界への旅、突如として襲い掛かるモンスター、そして謎の世界から無事帰れたかと思ったらエスタード島近くに島が出現…。
そのすべてがキーファにとって未知の体験であり、「この世界にはエスタード島しかない」という通説を覆す根拠でもあった。
そしてキーファ自身が数年かけて修理した【船】に乗り、新大陸に上陸し、そしてまた再び新たなる謎の世界の冒険を繰り返すうちにキーファ達は「石版を集めると過去の世界に行くことができる」「過去の世界の問題を解決すれば世界がどんどん広がっていく」ことを理解していくこととなる。
途中で新たなる仲間であるガボも加え、いつしか目的に「世界を脅かす謎の存在を探す」ことも追加された。
この頃になれば主人公達の冒険も周囲に認知され、バーンズ王も口には出さないもののキーファの冒険の手助けになればと思い密かに石版を用意していた。
 
しかし過去の時代で出会ったユバールの踊り子【ライラ】に恋し、与えられた身分である王子としてではなく、自分が本当にやりたいことを選び生きていきたいと語り、そのまま「ユバールの守り手」として過去に留まることを決意。
こうして「謎の遺跡にはオレの運命を変えてしまうような何かがある」と、世界の謎を求め探し回ったキーファの旅路は、本人としては満足のいく形として結末を迎えることになる。
ユバールの守り手となった彼はその後ライラと結婚。子宝にも恵まれたようで、【アイラ】は二人の子孫にあたる。
タイムパラドックスを突っ込みたくなるが、そもそもDQ7ではよくあることなので、そこはまあ気にしたら負け。
 
ちなみにライラが2代目の踊り子、アイラが10代目の踊り子ということから、彼は現代から200~250年前に留まったと推察される。
主人公達と別れてからもユバール族と共に旅を続けており、再会することはなかったが、エンディングで……
現代に名は伝わっていないが存在は有名で、歴代最強の伝説の守り手として知られているようだ。アイラの初期装備である【ユバールの剣】はキーファが【ダーツ】から受け継いだもの。設定上はもちろん彼も装備可能。

パーティ離脱について

彼のパーティ離脱についてはPS版発売当時から様々な意見が幾度も持ち上がった。
離脱時、主人公達に返した装備品や道具の中に手紙(【キーファのてがみ】)も忍ばせているのだが、内容がかなり簡潔な上に内容は主人公と仲間に対する謝罪のみで、彼を信頼して旅に出ることを許可していた父親や彼を何より慕う妹など家族へのメッセージは一切書かれていない。主人公達よりも真っ先に、そして遥かに深く謝罪するべき相手だというのに…。
 
客観的に見た場合、彼の非難される点は以下のようになる。

  • 残された家族(や国民)へのフォローを主人公に押し付けた
  • 世継ぎである王子としての責務を完全なる私情で投げ出した
  • そもそも冒険そのものが彼の好奇心から始まったものであること
  • 旅先で会った女のためだけに過去に消え、一方的な今生の別れをしたにもかかわらずその内容は父に言わないよう主人公に口止めさせる
  • 当然家族や家臣共々強いショックを受けており、特に兄を慕っていたリーサの精神的ダメージは鬱を発症するほどに絶大
  • 彼自身の戦闘スペックは高く、この時点では壁役兼メインアタッカー、そのため戦力が大幅ダウン

主人公(および彼を頼ってきたプレイヤー)にとって離脱されると色々かなり困るのだが、上記の理由でいきなり永久離脱するため著しく酷評するプレイヤーも少なくない。
まして親に先立つにも等しい親不孝をやらかしているのに、自分が離脱する理由を口止めさせるという妙なところで逃げ腰な所も不評を煽る一因だろう。
 
後にマリベルもパーティから抜けるが、こちらは「病気で倒れた父親の看病」というやむを得ない理由であり、キーファと違い家族を思っての離脱である。
【アミット】が倒れたのは前触れもなく突然であったこと、症状を見た神父がマリベルに「これ以上父に心配をかけるな」「しばらくは父の傍にいて安心させてやれ」と繰り返し忠告したこと、さらに同神父は主人公達に対しても「アミット殿の容態がよくなるまでマリベルを連れ出すことは許さん」と釘を刺したこと、そして復帰こそだいぶ遅くなれど最後には「パパが元気になったらまた一緒に行ってあげる」という約束を守り再加入可能になるなど、脱退に関してプレイヤーの理解が十分に得られるだけの理由がある。
離脱のタイミングがわかりづらく、しかもそれまで装備していた道具は再加入するまで返してくれないというマイナス面はあるものの、マリベルが脱退した場所は主人公と時を同じくする=復帰が確約されているに等しい「現代のフィッシュベルの実家」であり、「数百年前の遊牧民」に腰を落ち着けたキーファとは雲泥の差がある。
また、ダーマ地方クリア後には、アミットが「マリベルまでどこか遠くへ行ってしまうのではないか」とひどく心配しており(二度と戻らなかったキーファの件を考えれば当然である)、キーファの永遠の別れは間接的にアミットの心労とマリベル離脱の一因となってしまっているといえなくもない。

  • 同じ永久離脱の王族キャラとしてはDQ5の【ヘンリー】がいるが、こちらは疲弊した国家の再建、および国王である弟の【デール】の補佐をするための離脱であり、境遇をあらかじめ【主人公(DQ5)】及びプレイヤーは知っている。
    そんなわけで王族としての責務を優先させての事情であり、寧ろ最後まで主人公の旅に同行する理由の方が薄い。パーティーからはずれた後も主人公とは親友の仲であり、会いに行けばいつでも歓迎してくれるのでそこまで悪印象を抱く人はいない。
  • なおDQ5では主人公自身やその息子と娘、父【パパス】、そしてその後の【主人公(DQ6)】も国を留守にして旅に出ているが、いずれも愛する家族を取り戻すための行動である。
    また彼らの家族も王族であり、王家および国家の面子や威信を維持するためにも囚われた王族を救出し魔物に報復の意思を見せる必要性があったともいえる。そしてパパスには王位継承権を持つ弟(【オジロン】)も存在する。
    そして両主人公共、冒険が終わった後は恐らく各々の玉座に戻り本来の職務をまっとうしていると思われる。
    志半ばで非業の死を遂げ、帰国が叶わなかったパパスだが、すべてが解決した暁には妻子と共に国に戻るつもりだったのは間違いないだろう。
  • そしてDQ8でもキーファに似たことをした人物がいるのだが、パーティキャラではない。
    王子としては身勝手な行動だが種族の壁という残酷な運命に抗うためという事情があるため同情の余地もまだある。
    がいるので一応王家の代替わりは果たせる。

しかしキーファの場合、いかにも主人公の親友として行動を共にして、バトルでも主力の壁兼アタッカー。
しかも離脱がハッキリするのは「直前」なので、心の準備が整わないうちに別れてしまう。おまけに永久離脱に気づくヒントはスペックぐらいしかない(後述)。
この程度の情報で、永久離脱キャラだということに気づけたプレイヤーは少ないだろう。
ただし、シナリオ面では【ゼボット】【ペペ】など恋愛がらみで後悔している人物を事前に配置し、離脱前夜にも「主人公と同じく自分にしかできないことを俺もやっと見つけた」と語るイベントがある。多少の不自然さは感じられるものの、キーファの変心を段階的に見せる作劇がきちんとなされている。が、それが離脱にまつわる情報だと察知しずらいのもまた事実。

…そんなこんなで、彼の成長に期待して力の種などをつぎ込んできていたプレイヤー達からは恨みを込めて「種泥棒」などという蔑称を当初はかなり付けられた。
「恩を仇で返す王子」と言われることもあるが、呼びやすいからか「種泥棒」の方がメジャー。
同じ「不名誉な愛称付き」のキャラでも、【引換券】こと【テリー】がネタキャラとして生暖かく愛されている一方で、キーファの場合はこの点では純粋に嫌われがち。
ドライに見てもテリーは枠が溢れている時期の加入であり、最悪ドランゴ加入と装備(不要でも軍資金にはなる)の提供ととりあえずプラスになるが、キーファは逆に枠がギリギリの時期に重要戦力の離脱とマイナスにしかならない。
まあ種泥棒と言っても、こいつに入手した種を使うことを決めたのはあくまでプレイヤー自身の意思でキーファではないので「泥棒」呼ばわりは言いがかりに等しい。が、プレイヤーが彼に種を使う気になったのは強化に値すると判断した(=更なる成長と活躍に期待した)からであり、それをいきなりの永久離脱でふいにさせられるのはかなり痛いわけで、泥棒呼ばわりしたくなるのも致し方なしであろう。
 
いっそNPC扱いで最初から種が使えない&離脱しても仕方ないとしておけば余計な風評は受けなかっただろうが、メインメンバーが一人だけNPCのままではどう考えても不自然だし、仲間の中で彼だけが種を使えないというのもおかしい上に離脱展開のネタバレにもなりかねない。
 
ただ、彼の離脱による周囲、特にユバール族、更にはその離脱者への影響は極めて大きく、更にそれによる波及効果は現代にまで続いている
痣の禁を犯してでもライラと結婚しようとしていたジャンが一族を抜けたこと、封印の楔も無いのに現代に存在しない休息地周辺が(穿った見方だが)キーファが残ったことで現代に復活したことなど、俯瞰的に見れば彼の離脱が最終的に世界が救われるために絶対に必要な替えの効かないピースであり、更にはそうすることが運命に定められていたという考察もある。こちらの記事も参照のこと。
 
堀井雄二によると離脱は物語に切なさをだしたかったからとのこと。
また、本来はもっと後に離脱する予定だったがプレイヤーのショックや負担を考えて前倒したそうである。
確かに手塩にかけて育ててきた挙句の離脱であればそれもそれで相応に批判対象懸案になるので早期離脱自体はおかしいことではないだろう。
問題なのは離脱することを事前に察知できる情報があるにはあるが分かりにくいことと、離脱したことで生じる戦力的な大きな穴とキャラクターの描写面に対するフォロー不足なので、もう少し丁寧な配慮を心がけてさえいればまた違った評価になっていただろう。

リメイク版

ゲーム内のキャラクターモデルが剣を背負っておらず丸腰になっている。
モデルから剣が無くなったのに反して【初期装備】【ひのきのぼう】が追加された。
 
主人公と比べると二回りほど大柄で、体格差がはっきり分かる描写になった。
もっとも、18歳男子と言えば既に成人と同様の体格をしていておかしくない年齢だが、キーファは城の兵士等の成人男性よりデカかったりはしない。
つまりキーファが平均以上にデカいのではなく、主人公の方が小さいのだと思われる。
 
エンディング後に入手できる、追加ストーリーを楽しめるストーリー石版【なつかしき友の記憶】で満を持しての再登場。
キーファと別れた直後の世界に再び現れた主人公たち。
しかし、なぜかこの世界では、誰も主人公たちの存在(声や気配など)を感知できなかった。仕方なくキーファの「ユバール族として認めるための試練」を見守っていた主人公たちだが、キーファの前に超強敵【ヘルクラウダー】が立ちふさがり……。
 
発売当初は再加入とか離脱しないなどの噂もあったが、悲しいことにというか、もちろんというかそんなことはなかった。
また、よく見ると武器はユバールの剣を使っている。
公式サイトでは「王子として生きる自分の人生について考えるようになる」と書かれ、後々の展開を示唆した記述といえる。
 
キーファと直接会話ができないのは、前述のエンディングの都合もあるのだろう。
このイベントが追加されたことでキーファの株はますます下がったが、アイラがキーファの子孫だったことが明確になり、僅かながらもバーンズ王とリーサ姫が救われるようになった。

戦闘力

Lv素早さ身の守り賢さかっこよさ

最大HP

最大MP経験値
11246483000
99
(参考)
4001802203001109000

 
戦闘ではレベルアップもパーティで一番早く、主人公たちの特技や呪文の貧弱な序盤のうちは【戦士】系のステータスを持つ彼はまさに主力として活躍してくれる。
MPは成長しないものの、HPと力は後にパーティ最強となる主人公すら上回る数値。
さらに攻撃ダメージを強化する「火炎斬り」をかなり早い時期に覚えるため、パーティ最強の前衛として大いに頼れるナイスガイ。前作における【ハッサン】のような立ち位置だというと分かりやすいだろうか。
…だからこそ、途中離脱して戻ってこないことが余計に多くのプレイヤーから悔やまれたのだろう。
転職前に離脱するので転職後の熟練度稼ぎのためにあまり序盤でレベルは上げたくないが金は稼ぎたいという場合は他のキャラは死なせておいて彼一人に戦わせると良い。まあ、そんなことしなくてもダーマまでがんばって最低限の装備で進められればラッキーパネルでいくらでも稼げるのだが…
 
前衛としてこの上ない能力を持つため、前述のように更なる強さを求めて種・木の実を与えて強化してしまった人も多く、そのため抜けた際に別れを悲しむよりも「種返せ!」という思いが強かった人も。一時期は「種泥棒」ととんでもない呼ばれ方もされたが、近年ではむしろ「DQ7始めました! アドバイスお願いします!」みたいな投稿に「キーファ強いから種どんどん使うといいよ!」と返すのが、5ch(旧2ch)などでは1つの様式美となりつつある。
だがそうした慣習が存在する場所であっても、中には本当に悩んでアドバイスを求めているプレイヤーもいるので、むやみに上記の返しをするのは考えもの。
たとえ「キーファ強いから種どんどん使うといいよ!」のアドバイスをされても、絶対に彼に種を投与しないこと
末裔であるアイラに引き継がれているというサイトや掲示板もあるが、完全にデマだと結論付けられているからだ。
 
なお、彼が抜けた直後の武器屋(【ふきだまりの町】など)ではほぼ彼専用の【くさりがま】(ガボも装備可能だが攻撃力低下)と【おおかなづち】が。
なぜ抜けたキャラしか装備できない武器が売られているかは謎だが、これ以外にも彼が抜けた後のみ手に入る武器や防具も一応きちんと装備できるように設定されている。
抜けるタイミングはもう少し後になる予定だったのが変更された、またはそもそも抜けないor戻ってくる構想もあったのかもしれない。
 
実のところ、公式ガイドブックはネタバレは避ける形で構成されている。故に適度にキーファ離脱後に手に入る武具を装備可能と設定しておくことで、ヘンリー同様、先に攻略本を読んだプレイヤーに違和感を与えるのを防ぐ目的があった可能性も考えられる。
【Vジャンプブックス】の攻略本では【大灯台】に本来いるはずのないキーファがいるというまるで心霊写真のような場面が掲載されている他、発売前の開発中の画面では【メラミ】【こごえるふぶき】【ひばしら】を使っていた。
 
パラメータは純粋な戦士系で、パーティの中では一番のHPと力を誇るがMPは0のまま全く成長しない。
彼はMPが増えない最後のパーティキャラである。
DQ7には転職システムがあることが告知されており、すなわちパーティ全員が呪文を覚えられるにもかかわらずMPが0と言うことで、勘のいい人は「これは途中離脱がありえる」と気づいたかもしれない。
 
ちなみにPS版の戦闘中の会話は男気溢れていて割と楽しいのだが、彼がモンスターにトドメを刺すと

キーファ「よし! しとめたぞ!
  これで ちょっと楽になったかな。
 

キーファ「ホ ホントに やったのかな?
  ○○○○を……。
  まさか やられたフリじゃないよな?

と、2連続で似たような内容を喋り、安全に他の人が喋るチャンスを奪ってしまうことが……。
また、

キーファ「よーしっ バシルーラ成功!
  これで1匹分 戦わずにすんだぞ!
 

といった、キーファが離脱する前までには登場しない呪文等が絡んだ会話もデータ上には存在する。

リメイク版

PS版ではLv99の時の身の守りは220と、やや高めな程度でいたって常識的な値だったが、リメイク版では、Lv50になったときにいきなり狂ったかのように身の守りが579も成長し、Lv99まで上げると682となる。
繰り返し言うが、579になるのではなく、それまでの累計に+579が上乗せされる。
他のパーティメンバーは普通に育てた場合Lv99でも200前後なので、その凄さがわかるだろう。
バグではないかとも思えるが、公式ガイドブックにも堂々と載っており、スマホ版でもそのままなので公式の仕様と思われる。
おそらくはキーファのいる状態での配信石版の攻略を想定した調整なのだろう。
他にもHP900、力400と普通にパーティに再加入してほしいような能力を誇る。
特にレベル稼ぎをしなければ彼はLv15前後で離脱することになるだろうが、【すれちがい石版】を活用すればLv99まで上げるのも荒唐無稽な話ではない。もっとも、離脱してしまうので自己満足の域でしかないのだが。
 
また、すれちがい石版を利用することでPS版では彼のいる時期には手に入らない装備を入手し、彼に装備させることも可能となった。
配信石板のクリア報酬やドロップアイテムで入手可能な彼の最強装備は【王者のつるぎ】【王者のマント】【メタルキングのたて】【たいようのかんむり】と、彼が王族である事を意識してか全て王に関係のあるものとなっている。
盾に関しては次点の【ひかりのたて】も同じく王族の【主人公(DQ5)】ゆかりの品なので、こちらを装備して統一感を出すのもアリ。
ただし、ルーメン復活までは石板を探しに行けない関係上、好きな装備を手に入れるには3DSとソフトを2つずつ用意してセルフすれちがい通信でもしないと無理である。

習得特技

城で剣の訓練をしていたおかげか、戦士系の特技も習得する。
パーティの先頭を任せて、ガンガン攻めさせるといいだろう。かえん斬り習得以降、戦闘をAIに任せるとほぼかえん斬りマシーンと化す。
ゾンビ斬りは離脱直前に習得するかしないかというギリギリのライン。仮に覚えても、時期を考えると出現する特効モンスターは【くさったしたい】【ダークドワーフ】くらいだろう。そんなわけで真空斬りまで習得することはまずないだろう。
ちなみにかえん「斬り」を主力とする割に、彼が加わっている間はどうのつるぎ以外まともな剣が入手できない。そんなわけで彼はおおきづちやら鉄のヤリやらでかえん斬りを繰り出し続ける。
 
リメイク版では受けながしが消えたので、習得レベルを前倒しにしても良かったと思うが。

漫画版

漫画版ではアルスと共にもう一人の主人公のような役回り。
アルスが単独で動くときは大体キーファがメインで動いており、一人奮闘することも多い。
気のいい兄貴分でありアルスと仲がいい一方で、マリベルと恋仲になっている。
また、美人に弱く、本気かどうかは不明だが美人を相手に鼻の下を伸ばすことも多い。
 
鎧などを変えるがドレスアップも少なく、基本は剣技を用いて戦っている。
王家仕込みの剣技をメインにアルスと違い最初から戦うことができ、その後も一人で力を付けていく。
漫画版では彼の離脱前まで描かれているが、通常では覚えることが少ないしんくう斬りまで使いこなしている。
最初はマリベルから魔法を教わろうとしたが、集中力が足りないため魔法を放つことができないようである。
 
修行編では一番枠を割いており、転生の間で何度も転生を繰り返すことになる。
ゲーム版のグランエスタード城に【おうじゃのけん】ならぬ【王者のつるぎ】が眠っていることからか、まさかのロトの一族という設定が与えられる。
何度も死を経験しながら最後は父バーンズの目から母親の死を見てしまいギブアップしている。
転生の間の修行からロトの末裔であることをおぼろげながら自覚、自身の背負うべき運命を知る。ユバール編で、世界を解放しても神を復活させなければ意味がないこと。
そのため、神を復活させることができるユバールの民を守ること、そして自身のロトの血を絶やさぬためにユバールの民の元に残ることを決意する。
なお原作と異なりキーファはライラではなくマリベルを愛し続けた事がはっきり描かれており、その証として婚約指輪である【太陽石の指輪】をマリベルに渡して別れている。
また、謎の遺跡に最初からおいてあった石版も、キーファが旅をしている最中に置いたものになっていた。
 
そしてライラが身篭ったのはジャンの子供だという明確な描写があるため、アイラとキーファが血縁関係という公式設定も無かったことにされた。
 
離脱の理由については自分が辿るべき運命を自覚した上での選択だったという形なので、自分勝手すぎる理由で離脱したゲーム版と比べればまだ納得でき得る余地はあるものの、こうした強引すぎる設定や展開から未だに賛否が分かれており、見せ場である修行編そのものが蛇足だという意見も少なくないようだ。

ブルク編のキーファ

【ムーンブルク】の前身であるブルク王国の同盟国である聖都ラペタの生き残りの一人。
幼い頃に両親を亡くした後にブルク王国の近衛兵【グスタフ】に拾われブルク兵となった。
しかし、近衛兵であるグスタフが前線にかり出され、キーファも見張り役門番として城を護っていた時に、ムーラン王国に襲われてしまう。
味方が次々死んでいき、キーファ自身も片目を失う程の怪我を負いながらも【ブルク王】を守りきっている。
その後、ムーラン王国との橋渡しとなり平和協定を結びつけ、その功績が認められて兵長となった。
ブルク王の死後、キーファはこの国の王女アイラと結ばれて【ムーンブルク王】となっている。
そして、キーファとアイラの子供として【ムーンブルクの王女】が生まれている。
 
月日は流れて平和なひと時を送っていたキーファだったが、ムーンブルクが魔物に襲撃されてしまう。
その際、魔物のリーダ格である【メディルの使い】によく似たまじゅつしによって王女が犬にされてしまう。
最後まで必死に抵抗するキーファだったが、最後は魔物たちに殺されムーンブルクは落とされてしまった。

ゴドム編のキーファ

ロトの末裔であり、【ゴドム】の貧しい農家の息子として産まれた。
だが母親は病死、父親は【ゴドム王】の悪政に腹を立てて仲間と共に謀反を起こすが失敗して帰らぬ人となる。
父親が死に10年後、キーファは【ミランダ】を妻に迎え貧しいながらも幸せな生活を送っていたが、ゴドム王に税金を払えなかった補填としてミランダを手籠めにされてしまう。
ミランダの命は助かったもののそのことでキーファは怒り謀反を決意。だが父親のようにゴドム城に直接乗り込まずに仲間たちと共に【ラダトーム】へ向かった。
そして、武器等を支給されれば報酬無しで戦うため傭兵として雇ってほしいとラダトーム王に交渉して、交渉成立後にラダトームの兵士と共にゴドムの制圧にかかる。
黒幕である【大死霊】の目的はロトの末裔を始末することであり、【メガンテ】によって道連れとされて死亡した。
なお、ミランダは手籠めにされる前にキーファの子供を身籠っており、その子供が後に【主人公(DQ1)】となる。

アリアハン編のキーファ

黒髪で他の転生時のキーファと違い面影も少なく、おっちょこちょいという印象を受ける。
【アリアハン】ではそこそこの名家で、お城のトーナメントに出るのに寝坊してしまい階段から落ちて大怪我してしまう。
その際に幼馴染の【メアリー】に馬に蹴られていっぺん死ねと言われてしまうが、その後は死ぬこともなくメアリーと結婚して子供までできている。
だが、子供が産まれる日に馬に蹴られて大怪我を負ってしまい、産まれたばかりの子供の横で包帯に巻かれて寝かされていた。
この時蹴られた馬の名前が【オルテガ】であり、力強くていい名前だと自分の息子の名前にも付けてしまう。
だが、子供にオルテガという名前を付けたと同時に、この転生時のキーファは(原作では生きてるのに)ここで死んでしまった。
馬に蹴られて死ぬという結末だったことで、さすがに元の時代のキーファも落ち込み、ユバール編では馬に乗ることをためらう場面もあった。

小説版

小説版では、離脱後も「死後の世界」と思われる場所で2度にわたってアルスと再会している。
 
生前は神の祭壇に攻め込んだ魔王と戦い、その時受けた傷が原因で戦死してしまった。自分の生涯には満足しており後悔している様子は見られない。
息子と娘も大きくなったというので、30~40代くらいまでは生きたと思われる。
ちなみに息子と娘の名前は「キーラ」と「ライファ」。どう見てもライラとの名前の合成である。
 
本編での離脱後の影の薄さに反して、小説版ではアルスを戦線に復帰させるべく、【メガザル】を使用し、結果的に状況を逆転へと導く超重要ポジションに。
MP0だったら普通は呪文を使えないが、小説版は独自設定が多いので恐らくこれもその範疇だと思われる。

DQ9

Wi-Fi【スペシャルゲスト】として2010年3月19日より配信されていた。
職業はなんと魔法戦士。確かにキーファの十八番たるかえん斬りは魔法戦士の得意技だが、その「魔法」を一切覚えずMPも0のままの彼にはミスマッチな職業。「これって経歴詐称なんじゃ?」と思わずにはいられない。
コスプレ装備を集めると「さすらいの王子」の称号がもらえた。
彼がさすらいになったのは王子を辞めてからなのでやっぱり詐称感がある。
【さすらいのテーマ】をバックに歩くレイドック王子の方が「さすらいの王子」っぽい気もする。

DQ11(3DS版)・DQ11S

【冒険の書の世界】でのクエスト【キーファよ ライラを救え】は、DQ7でパーティから離脱してからのエピソードになっている。
族長からは「ムコ殿」と呼ばれ、ユバールの民達とはすっかり親密な仲になっており、守り手というよりは愛妻家としての評価のほうが多い。
妻となったライラの病を治すため、カラーストーン採掘場に行き【緑色の宝玉】を入手するまでは良かったが、新色が追加されたカラーストーンに囲まれ出られなくなっていた。
主人公たちに助けられた後、採掘場で妨害活動をしていた【オジャマロ】が現れるが、武器を持ってこなかったため主人公(DQ11)たちとの共闘は無かった。
……いや、何で武器もってないんだよお前、と誰もがツッコミたくなったに違いない。カラーストーン採掘場には魔物もいるのに。
ついでに2Dドット絵になったDQ11Sではグラフィックで剣を背負っているのだが、それは飾りなのか。
正直、PS版での評判の悪さに拍車をかけてしまった感も否めない。
 
その後のクエスト【よみがえれ大地のトゥーラ】は上記から暫く経った後の話で、クエストクリア後には妻のライラが妊娠していることがわかる。
事情があって故郷に帰れないため、生まれてくる子供を父や妹、親友に会わせてやれないことを残念がっている。
そしてこのクエストをクリアした直後、エデンの祭壇にその「親友」の像が出てくる演出となっている(【カラーストーン危機一髪】のクリア報告を依頼主にしていない場合、像は出て来ない)。
 
異世界をさまよう【サマルトリアの王子】と会ったことが伝えられるが、【サマルトリア】という地名には反応しないためキャラバンハートの要素はスルーされた模様。

DQMCH

10歳のこの頃から冒険への憧れはあったようで、いつも城を抜け出そうとしていた。
ある日、バーンズ王を怒らせてしまい、自室のタンスの中に隠れていると、冒険へといざなう不思議な声が聞こえる。
外に出てみると旅の扉が現れており、そこに入ると全く見知らぬ世界(DQ2のその後の世界)へと降り立ってしまう。
そこで出会った【ルイン】率いるキャラバン隊を助け、以降はどんな願いも叶えるというオーブを求め、彼らと共に冒険を繰り広げる。
また、この世界でDQ7本編で出会うことのなかった【フォズ】とも出会っている。

DQR

第3弾パック『不死鳥と大地の鳴動』で商人専用レジェンドとして登場。CVは宮野真守。

2/3/2 冒険者
死亡時:自分がこのユニットに使った特技カード全てを自分の手札に加える

なぜ戦士などではなく、イメージと噛み合わない商人のカードなのか。それは商人の能力にある。
商人のテンションスキルはバフをかけることが出来る特技カード、種が手に入る。それを味方に使って育てて優位を取るのが商人の基本戦術になる。
このカードはその使ったバフカードが戻ってくるというもの。
つまり端的に説明すると、「キーファが倒されるとキーファに使用した種が返ってくる」能力。
種泥棒と呼ばれていることをネタにした、あるいはその呼び名の返上を意図したことは間違いない。
 
ネタの面が強いカードだがバランスのいいスタッツに便利な能力が付いているため、使い勝手は良好。
戻ってくるのは種だけではなく【分裂の杖】を繰り返して無限増殖させたりも出来る。
弱点は封印で、バフも返却も全部パーになるので「種返せ!」となってしまう。

いたストポータブル

マリベルと共に登場。
相変わらずテンションが高く、セリフもなかなか暑苦しい。
親の悩みの種である王子という共通点からか、【ヤンガス】に「そこはかとなく【チャゴス】王子に似てる」と言われてしまう。
 
強さはCランクと、あまり手強い相手ではない。
プレイスタイルは自分のエリアの株を買ってその店を大きくするというタイプで、相乗りはあまりしてこない。
Cランクの仕様上、株購入枚数や増資額が中途半端。