【住民】/“等しく齎す”アンソ・カキーア

Last-modified: 2022-12-01 (木) 18:08:11

アルファベット表記:Anso Kakia
読み:ひとしくたぶらかすアンソ・カキーア
人種:月舞いの民
性別:男
年齢:自称・56歳 正式年齢、不明(初登場時)
職業:ヴィラン
発案者:ふにげあ
Tag: 住民 黒竜商会 月舞いの民 加筆許可 犯罪者 発案:ふにげあ

「はい――ワタシが、アンソ・カキーア。等しく齎すと二つ名を持つ、黒竜の使徒でゴザイマス」
「ワタシには加虐趣味はありませんが、お客様がワタクシ達の商品で殺しを行う時、自分が殺す時の様に楽しいのです、はい」
「荒事には不慣れなんです、はい。いつもすぐに相手が死んでしまうので、慣れるほど長続きは……ええ、経験は豊富ですが、なにか? 頭痛が痛いですか?」
「ビジネスマンとは、典雅であり、紳士であるべきだとは思いませんか? 上っ面だけでもね」
「――全ては、我らが奉ずる欲望がために」


概要

  • 黒竜商会のハイ・エージェント。複数のセル間を行き来して情報伝達を行い、現場への命令権まで有する上級幹部の一人。
    • 指揮系統の中では最高位に近い存在らしく、商会の『会長』が仕切る『重役会議』への出席権すら持つ。
  • 上級幹部の中では現場肌らしく、数多くの案件に直接的な関与を行った痕跡が残っている。
    • 当然、その名と顔は知れ渡っており華丹帝国は生死を問わずに華丹金貨千枚の賞金を掛けている。

詳細

  • 大陸秘境開拓時代の黒竜商会の構成員の中で、最も名が知られている怪猫であり、国際的犯罪者。
    • 自由気ままな個人主義者で身勝手と、月舞いの民の典型的な性格をしているが、典型的な月舞いの民からちっぽけな倫理観を無くした代わりに、はちきれんばかりの悪逆無道を詰め込めばアンソ・カキーアとなる。
  • 役職は概要にある通りで、世界中を飛び回っては情報伝達を行い、各セルに上位命令を下している。
    • 本来は『直接』動いていい立場の人間ではないのだが、当人が月舞いの民らしいスリルジャンキーな気質を持っている事もあって、世界各地を飛び回っている。
  • また、指示を飛ばすのみならず気紛れに現場仕事を行う事も多々あるようで、“黒き嵐”と商会で最初に接触したのも彼であると言われている。
    • その場合、自称年齢より大幅に年を食っている事になるが果たして……
  • 現場への出現はかなり頻繁に見られ、三ヶ月に一度は『セールスマン』をしている姿が確認されている。彼が現れた際、賞金に目がくらんで裏切る客も少なくないが……少なくとも、『セールスマン』をしている時のアンソが捕縛された事はない。
    • 戦闘者として秀でている訳ではないが凡百の相手であれば蹴散らせる程度の力はある上に、逃げる事に関する才覚は超一流なのだ。

外見

  • 月色の眼を持つ黒猫がごとき月舞いの民。艶めいた体毛の茂る身体はスレンダーで、ますます動物としての黒猫を思わせる外見をしている。
    • 容姿は常にシルクハットに燕尾服と、最新の紳士スタイル。どうやら特殊な防護服らしく如何なる環境でもシルクハットに燕尾服、革靴である。
  • そして、商品の入った鞄を片手に下げ、もう片方の手には凶器をを仕込んだステッキが常に握られている。
    • 仕込まれている凶器はその日によって変わる。

来歴

  • 詳細な来歴は不明。アンソ・カキーアの名が歴史上に登場したのは黒竜商会としてのエージェントとしての姿が初めてであり、その姿のままに在り続けた。
    • ただし、ハイ・エージェントに至るまでの下積みが存在しないわけでは無いらしく、白嶺にてセールスマンをする姿が目撃されている。

関与事件一例

黒猫のしくじり事件

  • アンソ・カキーアが逮捕された数少ない事件の一つ。
    • ラカトーム商業都市に存在する黒竜商会の闇工房を視察中に大規模な手入れが発生。どうにか単独で逃亡には成功したが、その先で待ち構えていたジェントル・アンノウンの奇襲を受けて拘束、世紀の怪猫は警邏に引き渡された。
  • 汚染系精武術による精素汚染を引き起こされたが故の敗北であると、警邏の調書にアンソは語っている。
    • ただし、一対一の戦いであったとは一度も語っていないので、ひょっとしたら助っ人がいたのかもしれない。それも、話さないほうが面白くなりそうな助っ人が。あるいは、ジェントルに敗北したというのも虚偽かも知れない。
  • 報告を受けた華丹帝国は喜び勇んで身元を引き受けようと龍武隊を向かわせたが、着く頃にはなんと釈放されており、到着した龍武隊を激怒させた事が記録に残されている。
    • 釈放理由は複数存在。
      • 一つはラカトームの警邏機構の一部がジェントル・アンノウンに大手柄を与えるよりは、功績をなかった事にしたほうがメンツ的にマシと考えたこと
      • もう一つは、黒竜商会が莫大な保釈金を積み上げ、その時点では関係の薄かった華丹帝国との関係悪化よりも現生をラカトームが選んだ事(ただし、ギルドの総意ではない)
      • 最大の一つは、黒竜商会の工房は裏だってではあるがラカトームに税金を支払っており、商業に参加している同胞と言う意識が一部に存在した為である。
  • 因みに、釈放が正式に成立するまでの間、アンソの拘束場所は「通常の牢獄では脱獄の可能性がある」とされ、なんと市内の高級ホテルの一室を貸し切って行われ、監視付きではあるが外出も認められていたという。
    • これらの報告を受けた華丹帝国の反応は、激怒と言う言葉ですら生温く……暫く後、ラカトームから黒竜を完全追放する為の浄化活動にかなりの資金協力を行ったと言われる。

装備・保有する特殊な技術

  • 黒龍商会の販売する商品の大半を使いこなす、武芸十八芸を地で行く生粋の武器使い。
    • 主には商品の実演の為に必要とされる技術であるため、達人の頂きに到達した物は数少ない。単なる器用貧乏であるとも言える。
  • 戦闘者としては贔屓目に見て一流半もいいところであるが、過酷な状況から逃げ延びる事に関しては天性の才覚を持つ。
    • 顔と名前が知れ渡り、幾度となく命を狙われ逮捕経験すらあるというのに、決して命を失わない。
    • ある意味において、秘境探索者の才能を持つ悪党である。

関連する人物

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関連するもの


相談コメント欄

  • 読みと最上部の並びを一部修正しました。 -- 管理人? 2022-08-06 (土) 04:49:19