アルファベット表記:Anasters
読み:あなすてるすしこく
該当地方:俄州やや内海寄りの内陸部
発案者:tocoma110
【Tag: 地理社会 国家 俄州 都市国家 アナステルス市国 アナステルス商業連盟 発案:tocoma110 】
「何でも集まる国だよ、ここは。人も、物も、欲望もな」
~出入りする商人~
概要
俄州で最も大きな力を持つとされる国。
アナステルス商業連盟?の中核を担う都市国家であり、各種都市国家の中心的存在とも語られる大国。
かつては俄州交易陸路の要であったが、現在はアナステルス商業連盟本部所在地としての面が大きく、すべての交易商の支配者と恐れられる。
なお、識字率は俄州でも屈指で高い。
特徴
王家は存続するも、実質的に王家ではなく商人たちが牛耳る国。
現在は議会制となっており、そのいずれもが大成した商人=アナステルス商業連盟の上位議会に属する者たちによって運営されている。
そのため、一応は民主主義かつ合議制で成り立っているも、議員となるための道は極めて狭く、事実上の貴族社会に近しい実態となっている。
一次産業は絶望的な土地柄であるが、同時に俄州全域をつなぐ俄州十七街道?すべてとつながる唯一の交差路に位置するため、その地理条件を生かし、交易都市としての発展に古来より注力、いずれの周辺国家にも与せずだが排除もせずの危うい外交の橋を、幾度もわたってきた。
その中で商人たちを束ねる組合を作り、それを普及させていく。
細かな施策を積み重ね、その地盤を確立していった。
一次産業の通じない土地故、情報の取り扱いにも非常に力を入れている。
物流に伴い入るあらゆる情報を商業連盟を介して集約・整理、それを商品として取り扱い、外交に役立てている。個別に情報収集機関も設けていると言われ、各種諜報員が大陸各地で暗躍している、との噂もある。
- それほどまでにこの国は立ち回りが素早く的確なのである。
そのため、この国は物流もさることながら「実体の見えない」ものの扱いに長けている。
また、芸能や学問の収集・支援にも力を入れている。
俄州でありながら綴州の技術をいち早く取り入れたり、様々な文化芸術を展示する博物館・美術館を設立するなど、文化的な取り組みをいち早く行っていたりもする。
特に学術・芸能の保護と育成には力を入れており、大規模な学術機関も設けている。
- これらはすべて商業連盟によるスポンサードに依存している。
そのため、逆の言い方をすれば「商業連盟が望む流行を生み出す」という構造にもなっている。 - また、新たな価値を見出す柔軟性にも優れるため、そういった意味でも「先を見据えた人間」ほど足を運ぶ傾向にある。
国民の多くは商業に携わる商人であり、非常に理に聡い。
起こりこそ開拓の民が大半であったが、現在では様々な人種が入り乱れている。
現在の形に至るまでは人種間トラブルも多く、それらを乗り越えた末の人種平等の形を実現させた初の国家となる*1
- そうした歴史から法整備や教育の徹底により、人種にまつわるトラブルは大幅に減っている。
実際、アナステルスの住民は人種での差別を明確に悪と見なし、忌避する。婚姻などあらゆる法的な手続きに種族にも伴う一切の制約がないなど、極めて先進的。- 同時に、種族に一切関係なく実力主義に基づきすべてを数値で測るため、何かと比較し優劣をつける姿勢も見られる。
また、差別を感じたからといって消えるわけでもない。
- 同時に、種族に一切関係なく実力主義に基づきすべてを数値で測るため、何かと比較し優劣をつける姿勢も見られる。
なお、俄州戦争においてはその終結の立役者にして、元凶である。
ガルディア帝国とフレニシア王国?の対立を煽り、凄まじい戦争市場を生み出した。
しかし、同時に戦争終結に尽力したのも事実である。
俄州きっての大都市であるラカトーム商業都市・セルビエンド交易都市?・ティアラン商業市国?は事実上の飛び地・提携都市である。こうした大都市を傘下に置いていることも、この都市が強大な勢力を維持出来る理由である。
- ただし、ラカトーム市に関しては俄州戦争以降変化が生じている。
特に、変化を促したステラ女史を強く警戒している。
地理
俄州中央部に位置し、すべての俄州十七街道?とつながる唯一の交差点となっている。
それ故にあらゆる陸路・水路の支配を可能とした。
周囲を山・川に囲まれており、農作業を可能とするような土地は稀少。
気候は平均して俄州にしては低め。季節は乾暖季・雨季・乾冬季を繰り返す形。水資源はどちらかというと地下水に頼るところが大きく、それらも多くは別の土地から流れてきたものとなる。
しかし、土地柄そのものは農業にまるで向かず、また資源となるようなものも極めて少なかった。
それ故に街道を活かしての交易都市としての発展を目指す形となった。
- ただし、大陸歴1400年代からは徐々に改善されており、かつてからは想像もつかないほどに土壌も安定している。
現在では近場の山などを開拓・改造し、特産品を作れる程度の農園まで運営している。そのため、建国当初とは比較にならないほど、土地柄は変化している。
一方、その維持のために多量の精素結晶が必要となっている。
産業
基本的には交易と娯楽、そして文化の集約地としての活動となる。
ラカトームを筆頭に大陸各地の大規模都市から集まった商品が、この街を介して広まっていく。そのため、大きな商人程この街を利用する傾向にある。
そうした商人たちを楽しませる都合上、娯楽施設も充実している。
文化的にも先端を行くが、どちらかと言うと集約地としての色が濃い。
完全な新規創造という点ではフレニシア?・ぺウリア?に見劣りするも、大陸中の様々な人材が集まるという点では圧倒的にこちらの方が進んでいる。
属する名物・名所
【名所】
- アナステルス市営美術館
- アナステルス市営博物館
- アナステルス公共学院
- ジャグリウス遊技場
- 紅頬貝横町*2
【名物】
- スハナの葉巻
イメージ他
三大国家です。イメージ的にはニューヨーク的な存在感かな……?
関連するもの
提携・従属都市
- 【地理・社会】/ラカトーム商業都市
- 【地理・社会】/セルビエンド交易都市?
- 【地理・社会】/ティアラン商業市国?
友好国
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