【組織・職業】/蒼竜騎士

Last-modified: 2023-08-18 (金) 05:41:10

アルファベット表記:Sky Dragoon
読み:そうりゅうきし/すかいどらぐーん
分類:尊称、流派、立場・生活様式
発案者:tocoma110
Tag: 組織職業 蒼竜騎士 秘境開拓者 退獣士 冒険者 武芸者 発案:tocoma110


「頭上から失礼いたす!」
~“蒼天”のアベル~

概要

菫竜騎士団に端を発する、「単身での対飛竜戦」を想定した武芸者や戦闘技能者を指す言葉。
国家の誉れであるあちら異なり、あくまでも亜種的に生まれた一つのスタイルである。高高度跳躍と落下の技術を独自に再現しつつ、そこに対竜戦法を織り交ぜた戦闘技能者の総称。


なお、「騎士」とついているが、国家軍人としての正規騎士ではない
蒼竜騎士に分類される技能者の軍人・部隊は存在するが、それだけで構成された固有の大規模部隊はコスト面と効率の問題から、まず存在しない。

 

沿革

菫竜騎士団設立後に生まれたものであるため、この文化が生まれたのはおよそ大陸歴700年代中盤以降とされる。
初めはその評判を聞きつけ模倣し始めた武芸者を中心に広まり、燦州爬州北部で起きた飛竜氾濫?を契機に徐々に拡大していった。対飛竜戦においては囮・迎撃手の双方を行なえることが、注目の的となった。
そして第二次魔北大戦にて活躍の場に恵まれたことがあり、浸透していく。

  • 始祖とされるのは、飛竜氾濫で活躍した英雄『“竜墜”アベル』とされる。
    実際、彼の強さに憧れた多くの勇士が師事し、蒼竜脚代表流派4つの源流とされる。
  • 大陸秘境開拓時代では、始祖と同名の“蒼天”のアベル?の活躍が特に有名。
    伝説の伍連隊と共に戦い六凱将の一・“猜忌”のラグナール相手に勝利を収めた功績もあり、多くの武芸者がその姿に憧れ徐々に拡大していった。

オーソドックスな対飛竜戦は「空中から引きずりおろして袋叩きにする」か「超火力での射撃」である。
そのため臨機応変な対応は難しく、そうした中で臨機応変な戦闘を実現しうる可能性を持つこのスタイルは注目を浴びた。

 

特徴

精術による身体強化での跳躍力強化と、それと組み合わせた精武術による必殺の一撃、それこそが蒼竜騎士の技である。
それらの技術は『飛竜脚』と呼ばれ、彼らの特徴となっている。
菫竜騎士団のように連続で大規模跳躍するわけではないが、三次元的な跳躍と高速移動に重きを置いた戦術をとる。精華術を多用するため、この道を目指す場合は精素に対する適性精査と、それに基づいた修業が必須となる。

  • その性質上、遊撃戦力や奇襲、また対飛行種相手の戦闘を得手とされる。
  • 主だった精武術は強化系倍撃系が中心。小細工を弄する間があれば一撃を叩きこみ、少しでも相手の肉体的強度を削ぐことが求められる。

またその戦術上、視覚・空中制御に非常に重きを置いている。
単に空中での動作に優れるのみならず、冷静さを見失わない精神力、即座の判断力が不可欠。単身で空を舞う飛竜に近づき迎撃するという行為は、玄人でさえ命懸けの戦法である。
それをあえて行なうのであるから、求められる練度は並大抵ではない。


使用する武器は本家同様に長物を正統とする。
とりわけ『槍』を特別視しているが、それ以外にも斧槍や両刃大剣などを使う例もある。当然、空中からの奇襲攻撃のみならず陸上での戦闘力も必須。シームレスな動作・構え・体捌きの変化を行なえなくてはならない。


身に纏うものも菫竜騎士団のそれを模倣し、「竜の装飾」を施す。
特にスマートな身型鎧を好み、その上で各種竜の部位を模した形状に整えることを好む傾向にある。頭部は竜形頭を模り、グローブ・グリーブにはひれ状の装飾を備えたものが多く、流行後に蒼竜騎士を名乗るものの大半はこうした装いを好む。

  • これらの源流は前述の“蒼天”のアベルに由来する。

基本的には対飛竜戦を目的とするが、一部では「飛竜とともに活動するための技術」として活用するケースもある。
また、蒼竜騎士は「討伐する竜を侮辱することなかれ」という決まりがある。

 

評価

概ね、同業である開拓者・冒険者からは気取った変人本物の実力者の二択の扱いとなる。
多くの蒼竜騎士志望者は見た目の派手さなどから食いつくミーハーであり、実力が伴わない素人が多い。
中でも若手の蒼竜騎士ともなれば見た目ばかり気にし、実が伴うことは非常に稀有。真摯に取り組んでいたとしてもその特有の戦術は習得が難しく、中核としての活躍が見込めるものはあまりに稀少。
加えて、飛竜と正面切って戦うということは退獣士であっても死を意味する。
故に、若手の蒼竜騎士は舐められがち。


一方で実績を積むとその信頼は極めて厚くなる。
何しろ我が身一つで己の領域にいる飛竜相手に奮戦する事になるわけで、それが囮であれ迎撃手であれ、並大抵の経験と幸運で成し遂げられるものではない。
それ故に、長らく蒼竜騎士を営んできたということは、それだけで経験と実力が保証されるのである。


退獣士の間では厳選の末、専門として任ぜられる。
志望者は多く、その過酷さも共通である。一方、対飛竜戦で空中からの攻撃を仕掛ける技能者は、退獣士にとっては非常に有益な存在である。故に、志望者は過酷な選抜試験を受けた上で、さらに過酷な訓練の末に任命される。
 
 

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  • 設定変更:始祖を『“竜墜”アベル』に -- 2023-08-18 (金) 05:41:10