アルファベット表記:Suyya Arts
読み:しょうかじゅつ
分類:精素技術
【Tag: 精術 精素 精素技術 武術 精武術 発案:tocoma110 】
概要
華丹に端を発する、精素を肉体に用いる生体強化術。
肉体強化型の精術は多数存在するが、その中でも群を抜いて強力なものとされる。実際、肉体への負荷や出力と負荷の比率、また制御において最も安定しており、大陸秘境開拓時代には全土に普及したのも、むべなるかなというところである。
秘境開拓者、退獣士、武芸者など、戦いの場に生きる者たちには必須の技術の一つとされる。
肉体に精素を浸透させる性質ゆえに精合術の一種とされることが多い。
しかし、狭義の意味では精合術とは言い難いこともあり、半ば独立したジャンルの技術として認知されている。
- そのためか、大陸秘境開拓時代以降はあらゆる肉体強化型精術を総称して、「精華術」と呼んでいる。
一般的な肉体強化型精術の内、特に恒常的効果を期待する場合は精紋回路を使用することがほとんど。生体精素の制御補助としてこれを我が身に刻むのである。
原義の精華術の特徴
精華術の特徴は、多数の要素を合わせることによる精素制御にある。
生体精素・呼吸法・日頃からの修練の三要素を持って、土台の準備固めることで安定性を確立しているのだ。
かいつまんで説明すれば、精華術とは「呼吸法による生体精素の制御」により、強化状態の緩急支配する技術なのである。
他の肉体強化型精術はあくまで波音術やドーピングによるもので、急激な精素浸透によるものだった。それ故、効果は大きくとも秘術者への負荷が大きく安定性には欠けてしまう。
その中で、本来の精華術は生体精素自体の流動を制御し、意図的な術式の制御を可能とする土台を作るのである。これにより、呼吸を用いることでのスイッチングで生体精素コントロールし、その出力や起動状態を意識的あるいは無意識的に操ることが出来るようになるのである。
意識しての活用が求められるという難点があるも、力の緩急を自らの手で付けられるというのは画期的な発明だった。
実際、これを活用しているが故に龍武隊は強大な戦士として成立している、という面もある。
- 練度さえあれば開拓の民が大岩を自力で持ち上げることすら実現しうる。また、使用するその一瞬だけに術を使えば精素汚染も少なく、生体精素干渉におけるリスクも絞りやすくなる。
- なお、一部の術では精紋回路も用いるが、本来的には
非常に強力な精華術だが、その一方で個々人の練度と才能の影響が無視出来ない。
独特の呼吸法は不慣れなものでは上手く活用出来ず、日常生活にも支障をきたす恐れがある。また、習得出来たとしても呼吸が乱れれば十全な機能を発揮出来ないどころか、自爆へとつながる可能性を持秘めている。そのため、決して万能な技術とは言えない。
有用ではあるが抱えるリスクも大きい故、一般的に軍隊での正式採用は行なわれておらず、習得は個々人の裁量に任されている。
- なお、当然ながら精素汚染に見舞われるリスクはゼロではない。
低頻度での軽度強化にとどめるならばともかく、強烈な大量精素活用や、高頻度での使用されれば当たり前に汚染は起こる。
そういった意味では、薬品ドーピングとも大差ないリスクを伴う。
可能ならば担当医を持ち、その上で使用後は必ず検診を受けるのがベストである。
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