OCのデメリット

Last-modified: 2012-09-10 (月) 20:36:12
 

OCのデメリット

 

OCはハイリスク、ハイリターンな手法です。

設定次第では、定格動作とは比較にならないほどのスペックに昇華させることも可能ですが
一歩間違えれば、致命的な損害に繋がります。

 

サポートが受けられなくなる

 

OCした時点で、どんな理由であれ、故障した場合にメーカーの無償修理は受けられなくなります。

無理なOCをしてCPUを破壊した上に、それを初期不良と偽って補償を受けていた輩が居ましたが
例のごとく2chで祭り上げられ、人生終わり掛けてます。

その輩の名に由来し、このような行為はオーバークボックと呼ばれ、蔑まれています。
OCして壊した場合は素直にもう一つCPUを購入しましょう。

 

CPU寿命が短くなる

 

普段軽く流して走っているものを、強制的にペースアップさせるようなものです。
定格クロック動作に比べて、OCした場合は確実にCPUの寿命は短くなります。

OCのバランスを改善することで、ある程度は寿命の引き延ばしが出来ますが
定格クロックと同等となることはありません。

 

M/Bの寿命が短くなる

 

OCする際にはCPUだけでなく、M/BもOC耐性の高い物にする必要があります。

故障の際には、まずコンデンサが真っ先にやられます。
コンデンサが破裂すると、中身の液体が飛び散り、周囲全ての機器が高確率で故障します。

固体電解コンデンサを使用しているM/Bであれば
仮にM/Bでコンデンサがやられたとしても、液体のように周囲に致命的なダメージを与えることはありません。

出来れば固体電解コンデンサを使用しているM/Bを使いましょう。

 

消費電力、熱量が爆発的に増える

 

理論的にはOC比率をコア数分、乗算した倍率だけ消費電力が上昇します。

例えば、TDP65Wで設計された2コア搭載CPUがあったとします。
このCPUの周波数を1.2倍にしたとすると、1.2×1.2=1.44 となります。

TDP65Wが、この場合 65W×1.44=94W となり
これだけ消費電力、熱量共に増えてしまいます。



電気代には気をつけましょう。
あと、貧弱な冷却機構だと、熱暴走で全てのデバイスに悪影響が出ます。

なお、電源からの電力供給が不足するとPC丸ごと落ちます。
電源もそれなりに良い物を使う必要があります。

 

専門知識が必要になる

 

言わずもがな、CPUをOCすると、他のデバイスにも影響が出ます。
メモリクロック、PCIクロック、PCIEx.クロックなどがそうです。

何も考えずにCPUだけOCすると、他の機器が破損してしまいます。
OCする際にはCPUだけでなく、PCにおけるデバイス全ての知識が必要になります。

 
 
 

オーバクロックへの道 - 目次

 
  1. オーバクロックとは
  2. OCのメリット
  3. OCのデメリット
  4. OCにおける心構え
  5. 基本的なOC公式
  6. OCの安定性を図る
 
 
 

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