FF7における最大の目玉とも言うべきシステム。
ほぼ全ての武器&防具に「マテリア穴」という穴が開いており、
そこに「マテリア」と呼ばれるアイテムをセットすることで、さまざまな特性を付加できる。
マテリアと装備の組み合わせのバリエーションは膨大で、付け直しも容易であるため、
TPOに応じたカスタマイズが可能。
プレイスタイルの多様化、やりこみ要素の強化に成功した優れたゲームシステム。
このシステムを模倣したゲームも多数出現した。
- この手のシステムの欠点は、アイテム欄が大きくなってしまうこと。
アイテムの装着状況や、装着するアイテムの性能を個別に管理する必要があるためである。
(前者はFF10の装備アイテム、後者はFF7のマテリアがわかりやすい例)
アイテム欄が大きくなることで、プレイヤーも管理しづらくなる。
この手のシステムを採用する際は、検索機能や整頓機能の充実が求められる。 - こういうのを自作すると結構手間がかかるようで、多くの製作ユーザーが挫折している。
- キャラクターとは別にアイテム(マテリア)を育て、育てたマテリアは別のキャラクターが装備しても「育てた状態で」利用可能。
キャラクターの成長とマテリアの成長が分離しているため、複雑化している。
FF7
武器や防具に設定された特性。
マテリアはこの穴にはめることで効果を発揮するようになる。
穴の数は武器や防具ごとに決められており、新たに穴を開けることはできない。
穴の中には「連結穴」と呼ばれるものも存在し、「○=○」のような形状をしたものがそれ。
武器や防具の性能自体は高くても、
穴が少ないとか連結穴が無いなどといった理由で敬遠されることもある。
マテリアのうち、支援マテリアはこの連結穴を使わないといっさい効果がない。
ACを見ると、マテリアは結構大きい。
いくつも付けたら、実際にはかなり邪魔になりそうだ。
- 装備して身体能力が下がるのは邪魔になるからなのだろうか?
キャラ画の武器の穴を見るとどう見てもビー玉サイズぐらいにしか見えないけど。
剣や槍ならともかく、手袋や羽のどこにマテリア穴が最大8つもあるのか、謎である。
- リメイクでは野球ボール程度の大きさになっている。ティファはどうやってこれを8つ装備してるんだ。
攻略中は基本的に状況に応じてセットするマテリアを色々変えながら進む事になるだろう。
特にメンバーチェンジするとマテリアを全てセットし直す手間もあり、オリジナル版ではこの点が特に面倒になりがちだった。
インター版からは「クイック」というコマンドが追加されており、これを選択するとバトルメンバー、リザーブメンバー全員の装備に応じたマテリア穴が表示される。
ここでは新しいマテリアをセット、別のキャラとマテリアの交換が出来る他、装備品にセットしたマテリア全てを他キャラの装備へ丸々移したり交換する事も可能なため、マテリアの付け替えの手間が大幅に緩和された。
- 大空洞内部にて、分岐点に到着した時点でリザーブメンバーの装備マテリアが全部外されて、おまけにクイックでの整理も制限(バトルメンバーのみ)されてしまう。マテリア所持数が総じて限界数を超えてる場合は要注意。
システム上、武器と防具(腕輪)にしかマテリア穴は無く、他の部分に取り付けることはできない。
しかし、剣や銃はまだしもメガホンや髪飾り、果てはリボンの中に仕込んだものでも問題なく機能するようなので、別に身体のどこに付けてもいいんじゃないかという思いは拭えない。
FF7R
リメイク版でも基本的な仕様は同一である。
変更点としては次のいくつかが挙げられる。
- 支援マテリアが正しく効果を発揮している場合は連結部分が発光して判りやすくなった。
- 召喚マテリアをセットするための専用マテリア穴が武器にひとつだけ設けられた。
- 武器は武器改造システムによってマテリア穴を増やせるようになった。
- 武器の初期状態で存在するマテリア穴にセットしたマテリアが外見にも反映されるようになった。
BCFF7
武器に1つ、防具(腕輪系)に2つ、とマテリア穴数が固定。
CCFF7
序盤は4つ、1st昇格後は6つ、とマテリア穴数が固定。
水着着用パラソル使用の時にもマテリアを装備しているので、どこにマテリア穴があるのかは謎。
FF14
盾以外の全ての装備品に0~2個のマテリア穴が設定されている。
装着できないものもあるいっぽう、一部の装備は穴の個数を超過して最大5個まで装着することも可能。
ただし穴を超過する分は装着に失敗する可能性があり、個数とマテリアのランクによって最低5%迄低下する。