チョコボシリーズ/【ジャニター】

Last-modified: 2023-04-15 (土) 00:49:22

チョコボの不思議なダンジョン

チョコボの不思議なダンジョン』のキャラクター。
最初はムービーで出てきた紫色に光るクリスタルを掘り当てたチョコボの姿で、村の入口にある宿屋の主人として登場する。
プーレアトラを部屋へと案内するがそれはダンジョンに招き入れるための罠であり、プーレとアトラは落とし穴に落ちてダンジョンに放り込まれてしまう。
その後宿屋であったはずの建物の内装ごと姿を消すが、ダンジョンを潜っていくと今度は店の主人として現れる。
以降は途中で定期的に店を開いてくれて、プーレの助けとなってくれる。
だが店の品物は相場の数倍ほどの値段で売るというぼったくりであり、その上アイテムが未識別だと1ギルでしか買い取らないという守銭奴ぶりを見せる。

  • 1stダンジョン、2ndダンジョンではそれぞれのダンジョンのラスボスに出会ってしまうと店を開いてくれなくなる。
    店を利用するなら1stダンジョンの探索は29階、2ndダンジョンの探索は59階でやめておこう。

正体はこの作品の黒幕でありラスボスで、最初のムービーで掘り出されていた紫水晶そのもの。
誰かの魂を取り込んでその欲望を元にダンジョンを作り上げ、魂を吸えば吸うほど巨大化して分裂し世界へ広がっていくという恐ろしい性質を持つ。
破壊したり消滅させる手段はなかったようで取り込まれた者を倒して地中深くに封印するしかなかったのだが、ある日偶然畑を耕していたカミラパパによって掘り出され取り込んでしまった。
ジャニターとしての姿はこのカミラパパのもの。
後にこのことを綴った本を掘り出したのだが、既に手遅れでありダンジョンに潜り取り込まれたカミラパパを倒すしか方法はしかなかった。
最下層である30階に到達すると正体を現し、カミラパパの欲の浅さには幻滅したと言って今度はプーレの魂を取り込まんとデビルチョコボとなって襲い掛かって来る。


デビルチョコボを倒し中からカミラパパを救い出すと元の水晶の姿に戻るが、今度はそれを手に取ったアトラを取り込んで新たなダンジョンを生成する。
ダンジョン内の店でジャニターとして姿を現した時もアトラの姿となっている。
最下層である60階に到達するとアトラがなかなか欲が深いと評すが、やはりプーレの魂を取り込まんとクリシェールとなって襲い掛かってくる。
これを退けアトラを救い出すと今度はカミラパパの畑に立っていたカカシを取り込み、文字通り底なしの欲望を手にして終わることのないダンジョンを生成する。
店ではカカシの姿では流石にまずいのか、村の者の姿を借りて出てくる。
しかし実体がカカシであるためか、二度と喋ることができなくなってしまった。

  • よくよく考えるとこの出来事は結構怖い。
    心の無いただの案山子が紫水晶に取り込まれるような野心を持っていたということは、他にも住居や機械等の無機物、チョコボが普段使っているツメクラやカードなどの消耗品は勿論、そこらへんの小石でさえ紫水晶に取り込まれるような欲望を抱えていてもおかしくないのだ。それらが紫水晶に取り込まれないのは、それらが心の無い無機物だからであり、無機物であるのは案山子である彼?も例外ではない。それにも関わらず彼は紫水晶に取り込まれ、あの強欲なアトラをも遥かに上回る無限にも等しいダンジョンが生み出されたわけなのだが、彼は何故心を得るに至ったのか、そして案山子である彼が抱える欲望とは一体何なのだろうか。
  • ↑欲望のもとはカカシではなく村の住民全員で、カカシは器になったに過ぎない。「ダンジョンがある方が村が発展して仲間も増える、だから我々全員が望んだダンジョンなのかもしれない」とフォック村長が語っていて、住民たちがそれに気付いているとレーグラが語っている。ダンジョンの店で住民の姿で出てくるのもこのため。

ジャニターの店は売っているものの値段こそ高い(といっても比較対象が本作はカミラママの店ぐらいしか無い)が、在庫が無限。
さらにドーピングに使える不思議なしおりおいしい実等も販売しているため、ギルさえあればあっという間にプーレの強化が可能になる。
店の中でアイテムを使用することはできないため、買い込めるのは最大でも所持数の限界までだがステータスの種類によってはジャニターの店を使うとかなり楽に限界まで強化できてしまう。
ギル自体はサボテンダーを狙うと稼ぎやすい。


次の店を開くフロアを指定する際、長くするといい物を扱っている事が多い。


口調は基本的に丁寧口調だが、最初に宿屋に訪れたときに「案内しようかと思ったら、あんたが走っていったんでな」「思う存分、アイテム探しをさせてやろう。生き延びられればな」など、くだけた口調で話す場面が見られる。会話の中で見られる慇懃無礼な態度から、丁寧な口調も紳士っぽいキャラを気取っているだけだろう。