設定/【森のフクロウ】

Last-modified: 2023-05-24 (水) 22:12:58

FF8

ティンバーに活動拠点を構えるレジスタンス組織のひとつ。
18年前にゾーンワッツの父親が、侵攻してきたガルバディアに反抗する目的で結成した。
数多く存在するレジスタンス組織の中で、唯一活動している(他は休眠状態)。
 
現在のメンバーは6名で、1両編成の列車をアジトにしている。 
リーダーはゾーン、実質的な指導はリノア、情報収集はワッツが担当している。
他の無名のメンバー3名は列車の整備・運転やダミー人形制作など裏方の役割に就いている。
列車すりかえ作戦大統領と会う前に彼らに話しかけると、森のフクロウのことやティンバーの状況について語ってくれる。
 
『やるときゃやる』がモットーで、心の底には命懸けの覚悟をしているのだが、メンバーが10代後半の素人であるために、本格的な抵抗活動は出来ず、普段は陽気に過ごしている。
ちなみにリノア曰く、逃げるのは得意らしい。
 
列車すりかえ作戦に失敗した後は、ガルバディア軍に居場所を突き止められ、アジトの列車を失う。
リノアはスコールらとティンバーを脱出、残留したゾーンとワッツは後で白いSeeDに救出されて
無事だったが、無名のメンバーの安否はどうなったかわからない。


このどこまで本気なのか分からない集団と、スコール一行はシドの一存で無期限契約をさせられてしまう。
最初は金にならない依頼なので事務方かどこかが弾いていたが、リノアがサイファーの口利きでシドに直接依頼を通す、という反則技を用いた結果、特別に契約が成立した。
契約書は2枚あり、1枚目は「甲(ガーデン)の決定により乙(依頼主)に通達の上で丙(SeeD)を…」といかにも契約書らしい文面で書かれていたが、2枚目には平易な文章で「森のフクロウさんとの契約期間はティンバー独立までです。例外契約なのでメンバーの補充は利きません、悪しからず」なんてあった。

  • とんでもない適当な契約だが、これ以上人を動かすとノーグが黙っていないだろうから何とも言えない。
    とはいえ、いくらシドがお人よしでも新米SeeD3人でティンバー独立が叶うなんて思っちゃいないだろう。
    孤児達(特に虎の子であるスコール)をノーグの道具にさせないために遠征させたのだろうか。
    でもそれだとしたら口実にされたフクロウも報われないしエコヒイキである。
  • この「契約期間:ティンバー独立まで」はフクロウが散り散りになったこと、また魔女の出現ですっかり有耶無耶となってしまったが、エンディング後も生きてるんだろうか。
  • 文書が表示される画面でうろちょろするシドが、笑えるやら腹立たしいやら。
  • まあ、この2枚目は説明書きみたいなもんで、甲が乙で丙なほうの契約書に例外規定が山盛り書いてあった可能性もある。
    シドには2枚目だけ見せて、1枚目に「乙の目的が不可能であると甲が判断した場合は契約終了とする」とかこっそりねじ込んでおく。ノーグがやりそう。
    • 2枚目は1枚目の口語訳としてシドが書いたものだからそれはないかと。
      ただ単なる口語訳ではなく内容が端折られてるみたいだし、スコールによる1枚目の読み上げが「ただし甲の判断により乙に通達の上で丙を…」というところで切れてるので、実際はガーデン側の判断でSeeDを引き上げられるようになってたのかも。
  • ちなみにシドが2枚目を書いた理由は、リノアに「全然わからないんですけど」と言われたため。
    無理のない面もあるが、本当に行き当たりばったりである。

アジトの列車にはリノアの個室があるのだが、明らかにサイズがおかしい。
列車の車体幅より幅があり、普通の家の一人部屋以上に広い。


大統領拉致失敗時にメンバーが床に座り込んで作戦会議をしたり、それで決定した作戦もすぐやっぱやめしたりと、FF8アンチからはティンバーでのスコールのツッコミのように『ママゴトみたいだ』と叩かれることになっている。
しかし冷静に考えるとワッツやゾーンなどの主要メンバーは幼少期に両親を亡くしており、リノアも父親が当然協力できないから彼らを教育する立場の人間がいない。
外からやってきた戦闘のスペシャリストのSeeDやそれに感情移入していたユーザーからみれば、組織の小ささとメンバーの気楽さは子供たちの道楽にしか見えないのかもしれない。
 
スコールに事実を指摘された時のリノアのセリフ「痛いくらい……本気なんだよ」は、自分たちの無力さに薄々感づいていたがフクロウのティンバー独立の意志だけは本物なのだという志の精一杯の表現だと思う。

作戦と計画は異なる。本気と覚悟も異なる。森のフクロウの活動は「本気かつ命懸けの子供の遊び」であり、「少年」サイファーと通ずるものがある序盤の子供イベントのひとつである。


消滅した公式HPでは「組織の仲間は頼りないヤツばかり」と書かれていた。


地下組織らしくも合言葉があるが、「ティンバーの森も変わった」に対して「まだフクロウはいる」である。
ちょっと単純すぎるような気がする。

  • なお合言葉の選択肢に「チョコボ」や「モーグリ」があるが、少なくともゲーム中のティンバーでこれらを見る機会はない
    (西の大陸全体を見てもウィンヒルにチョコボがいるくらい)。
  • 合言葉を間違えても普通に話は進行する。
    ガルバディアのスパイっスね! なめるなっス!」とはならない。
    …なっても一瞬で返り討ちの気がしなくもない。
    • ちなみに応対したワッツは合言葉を間違えた場合に「地元民を騙しちゃ駄目ッス」と受け流すが、本当の合言葉をバラしそうになる

契約書の内容は以下の通り。

  • 正式なもの(スコールが途中まで読んだもの)

    『バラム・ガーデン(以下、甲)』は『森のフクロウ(以下、乙)』との間に『SeeD(以下、丙)』の派遣に関する契約を締結する……。
    ……甲は乙に本件契約締結後、丙の派遣を即時行うものとする。
    丙は乙の戦闘行為を含むと予想される命令に従う。
    ただし、甲の判断により乙に通達の上で丙を……

  • シドの翻訳

    「森のフクロウさんへ
    皆さんとSeeDの派遣契約の期間はティンバーの独立までです。
    SeeDを有効に使って、ぜひ、目的を果たしてください。
    なお、本件は例外的な契約でありますからSeeDに欠員が生じても補充はできません。
    他言も無用に願います。
     署名:バラム・ガーデン学園長シド・クレイマー